ハンガリー移住が魅力的な15の理由

ハンガリー移住の魅力

人口1000万人弱の中欧の小国ハンガリー。

旧共産圏であること、また昨年来の移民拒否の成否の姿勢からネガティブなイメージが持たれがちなハンガリーですが、その国民性、文化には日本人になじみやすいものも多く、日本人にも住みやすい環境になってきています。

そんなハンガリーの魅力と、やはり避けては通れない問題点など、ハンガリー在住者にお聞きしたので、紹介いたします。

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1.給与以外の労働環境は日本より良い

ハンガリー人は基本的に残業はあまりしませんので、ハンガリーの現地企業に務めた際には日本よりもゆったりした生活が送れると思います。

日本企業からの駐在員は夜11時、12時まで普通に働いているようですが。基本家庭の事情優先で、何かあれば、有給を取る、家で仕事をすると言っても同僚からは暖かく受け入れられます。

しかし、あくまでも自分の仕事をきちんとやっていることが大前提ですが。

有給も全部消化しないと厳しく指導されるほどです。

現地企業の給与は現地通貨フォリントで支払われると思います。フォリントは日本円に比べると国際的に弱い通貨ですので、日本円に換算したら日本でもらう給料よりもかなり下がるでしょう。

でも、物価も安いので生活する分には問題ないと思います。

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2.仕事上での男女差はほぼない

職場によって異なるのでしょうが、基本的に男女差はありません

さすがにVice President以上になると男性の比率が高いですが、Seniea Managerクラスだと女性も結構います。

デスクワークは女性の方が多いように感じますし、女性が産休後に同じ職場に復帰するのは普通で、当然のように考えら、共働きが普通で、妻と夫が同程度の給料をもらっているカップルも多いです。

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3.親日家が多い。気質が日本人と似ている

ハンガリーには柔道、空手の道場が多く、剣道を教えている日本人の方もいらっしゃるためか、親日家が多いように感じます。

日本人だと言うと「I know Japanese (日本語知っている)、イッチ、二、サン、シッ、ゴ、ロック、シッチ」と披露してくれた人に今まで4、5人会いました。

また、「決められたことは守る。」、「待つことに文句を言わない」など日本人に似た気質を持っていると思います。

信号を守る歩行者がほとんどです。

4.医療費、教育費は無料

ハンガリー国籍を持つ人や永住権を持つ人は健康保険(日本の国保のようなもの)に無料で加入でき、公立病院での診断料は無料です。

医者から処方される薬は一部負担、大衆薬には健康保険が使えませんので、診察料は全額負担になります。

私立病院の場合は保険が効きませんので、全額負担になります。

公立病院はハンガリー語しか通じないところもあり、また、かなり待たされるので、予約して使用できて英語も通じる私立病院を使用する外国人が多いです。

5.子育てしやすい環境

上述したように、子育てのために仕事を休むことへの職場の理解は日本と比較にならないほど得られます。

また、産休も3年まで認められ、その間、産休前の給料を参考にその一部(1年目は70%)が会社と国から支給されます、3年後、希望すれば元の職場への復帰が保障されています。

また少なくともブダペストでは、産休期間中は子供と同伴のみ有効ですが、国営の公共交通機関の定期券が半額以下で購入することができます。

ベビーカーを押して電車、バスに乗ろうとすれば先に行かせてくれますし、子供を抱いていれば誰かが必ず席を譲ってくれます。

泣いている子をあやしてくれる人もいます。

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6.日・ハンガリー社会保障協定

日本とハンガリーの間には社会保障協定というものが結ばれていて、日本人がハンガリーに居住した際に日本と同等の社会保障を受けられるというもの。

よく調べてみると、この恩恵をほぼ全部受けられるのは、駐在員自営業らしいですので、現地採用で働いている人達にはあまり有益でないかもしれません。

ただ、年金の支払い年数の合算ができますので、将来どちらで年金をもらうにしてもその資格を得るために有効な協定です。

7.アレルゲンフリー食品が手に入りやすい

小麦粉、牛乳、卵フリーのパンは普通にパン屋さんで購入できますし、グルテンフリーのパスタ、ラクトースフリーの牛乳、牛乳の代替として豆乳、ライスミルクも普通にスーパーで売っています。

日本よりもアレルギーフリー食品は簡単に、それほど高くなく購入することができます。

8.物価が安い

上述したように、ハンガリーの通過フォリントは国際的にあまり強くありません。

欧州連合加盟国でありながらユーロを導入していませんので、他のヨーロッパ諸国に比べ物価は安いです。

しかし、あくまでも日本や他のヨーロッパ諸国で給料をもらっている方がそう感じるということであり、ハンガリーの現地企業から現地同等の基準で給料をもらう場合はやはり日本と同等か、むしろ物価が高く感じるかもしれません。

ハンガリーの物価に関する記事「 ハンガリーの物価情報。1ヶ月の生活費と諸コストを全公開(3人家族の例)」も参考にご覧ください。

9.ヨーロッパ諸国へのアクセスが良い

日本へのアクセスとなると直行便がないので、少し不便ですが、ヨーロッパ国内には格安航空会社を利用して安く行くことができます。

また、ハンガリーで永住権を取っていれば、他のシェンゲン協定諸国にもビザなしで長期滞在することができます。

ちなみにブダペストからオーストリアのウィーンまでは、電車でもバスでも3時間弱で行くことができます。

10.スポーツ、音楽を楽しむのに良い環境

他のヨーロッパ諸国同様、ハンガリー人もサッカー(フットボール)が大好きです。

テレビでは毎日のようにフットボールの試合が放送されていますし、前述のように、よりフットボールが強い西ヨーロッパ諸国やイギリスに観戦に出かけることも日本より格段に簡単です。

同様にモータースポーツ、特にF1についても、ハンガリー語ですが、国営放送が全戦ノーカットで放送していますし、ヨーロッパ国内のレースをより簡単に楽しむことができます。

クラシックコンサート、オペラ、バレエ、ミュージカル、なども盛んで、チケットもそれほど高価ではなく、気楽に楽しむことができます。

またウィーンに音楽鑑賞遠征も容易です。

11.温泉がある

ハンガリー人は温泉に入る習慣があり、ブダペストにも大小合わせて10箇所以上の温泉があります。

これがどの程度重要かは定かではありませんし、個人差があるでしょうが、私にとっては重要でした。

日本人たるもの時には大きな湯船で熱いお湯に浸かってゆったりしたいものです。

あいにく、ハンガリーの温泉は水着着用で入るプールのようなものですが、それでも熱いものでは45℃のものもあり、充分体を休め、ほぐすことができます。

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12.肌に良い環境?

これも個人差があると思います。

私は幼少の頃からアトピー性皮膚炎に悩まされており、成人してからも回復していませんでしたがハンガリーに移住して以来、肌状態の改善が著しいです。

おそらく、暑く、乾燥した夏の気候のせいではないかと思うのですが、科学的根拠はありません。

移住前に5日間ほど滞在した時でさえ著しい改善が認められましたので、お試しいただく価値はあると思います。

13.暑いけれどカラッとした夏

ハンガリーの夏は日本と同じかそれ以上に暑いです、しかし、湿度が格段に低いので、その暑さをほとんど感じさせません。

夏の日差しは肌に刺さるようですが、日陰に入るとひんやりと涼しく感じ、大量にかいた汗があっという間に引いてゆくのには快感さえ覚えます。

日も長く、街のレストランやカフェ、バーはオープンスペースを用意し、客のほとんどは外の席で夏の太陽を楽しみながら飲み食い、しゃべり、テレビでのスポーツ観戦を楽しんでいます。

一度この雰囲気を味わってしまうと夏に日本に帰るのが憂鬱になります。

14.寒いけれど楽しみの多い冬

ハンガリーの冬は寒いです。

時には昼間でもマイナス10℃を記録します。日は短く、朝の7時でも暗く、夕方4時には日が落ちます。

そんなハンガリーの長い、暗い、寒い冬を乗り越えるにはクリスマスマーケットとニューイヤーカウントダウンは欠かせないものです。

12月に入ると街のそこここでクリスマスマーケットが立ち、ホットワインの香りが人々の足を止めます。

12月31日には人々は寒い中、外に繰り出し、新年のカウントダウンを花火と共にお祝いします。クラシックコンサート、オペラが多く上映されるのも冬です。

15.美男美女が多い

最後に本当にくだらない話題ですが、ハンガリー人には美男美女が多いです。

日本に連れて行ったら芸能界に入れるんじゃないかという人を街で何人もみます。

事実、ハンガリーにはハンガリー人と外国人(日本人も含む)のカップルが多くいますが、大部分は留学中に知り合ったハンガリー女性を追ってきて一緒になったケースだそうです。

ハンガリー移住の魅力のさいごに

ハンガリー移住の魅力15選をご紹介いたしました。

ハンガリーは最近また公共工事が増えてきて、海外企業の誘致も積極的に行っており、これからの国だと思います。

不便なこともあり、感じ方は人それぞれだと思いますが、私は子供が小さい時にハンガリー移住し、住んでいることは本当に良かったと思っています。

読んでくださった皆さまのご参考になりましたら幸いです。

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