海外へ行く際、持参するクレジットカード等の種類に悩む方は少なくないと思います。
海外では
- クレジットカード
- プリペイドカード
の2つを用意しておくと、非常に便利です。
今回はそんな方にオススメのプリペイドカードを紹介します。
海外で使えるプリペイドカード!マネパカードってどんなカード?
マネパカードはいわゆる海外プリペイドカードです。
URL:マネパカード
クレジットカードではありませんので15歳以上の方であれば原則として誰でも申し込み可能ですし、与信審査も存在しません。
外貨ならば
- 1回約80万円
- 1日約100万円
円貨ならば
- 1ヶ月50万円
まで利用することができます。
とは言っても、ネット上で『海外』『クレジットカード』と検索すると『クレジットカード/デビットカード/プリペイドカード』と色々なカードの名前がヒットするので、これらの違いがわからず混乱する方も多いのではないでしょうか?
まずはこの違いについて簡単に抑えておきましょう。
「デビットカード」「プリペイドカード」「クレジットカード」の違い
まず、その違いを纏めておくと以下の表になります。
カード種類 | 支払方法 | 支払い期間 | 支払い通貨 |
---|---|---|---|
プリペイトカード | 事前チャージ | 即時 | 予め現地通貨へ両替 |
デビットカード | 口座引落(一括のみ) | 即時 | 気にせずOK |
クレジットカード | 口座引落(一括・分割等) | 1〜2ヶ月 | 気にせずOK |
違いその1:支払い期間
実際の引き落としまで約一ヶ月の期間が存在するクレジットカードと違い、デビットカードとプリペイドカードは基本的にすぐ引き落とされます。
違いその2:換算通貨
そしてデビットカードとプリペイドカードの違いはと言えば、
- デビットカードがあらゆる通貨で支払った後に日本円へと換算されて引き落とされるのに対し
- プリペイドカードは予め両替してある現地通貨でしか支払えない
という点です。
フランス→イギリス→アメリカと旅をする場合:
つまり、あなたが仮にフランス→イギリス→アメリカと旅をする場合、クレジットカードとデビットカードであれば何も支障はありません。自身の限度額やカードが使える店なのかといった通常の確認だけ怠らなければ良いだけです。
各国の通貨で支払った後、然るべきレートに換算された上で日本円として後日(デビットカードの場合は基本的に即日)引き落とされます。
しかし、これがプリペイドカードの場合、3ヶ国は使用通貨が全て異なるため、全ての国でカードを使用したいのであれば前もってプリペイドカードと繋がる口座にユーロ/英ポンド/米ドルの三種類をそれぞれ両替しておかねばなりません。
これは海外プリペイドカードならではの注意点と言えるでしょう。
実は、プリペイドカードはメリットが多い
このように書くと「海外プリペイドカードって面倒じゃない?」と思われるかもしれませんが、実際にはネット上で簡単に両替ができる上、手数料等がとてもお得なのでデメリットよりもメリットの方が多くあります。
それでは、この便利なカードについてさらに詳しい紹介をしていきます。
海外プリペイドの代表・マネパカードで使用できる通貨は6種類!
マネパカードでは
- 米ドル
- ユーロ
- 英ポンド
- 豪ドル
- 香港ドル
- 日本円
の6種類が使用できます。
カード申し込み時に合わせて開設する専用口座より日本円を入金し、ネット上で自分の好きなタイミングで各通貨に両替することができます。
両替の際に選ぶレードは分単位で変わりますので、リアルタイムで変動する為替のグラフを自分でチェックしながらよりお得な瞬間を選んでも良いかもしれませんね。
両替の方法はとても簡単でネット環境さえあればどこでも操作可能なので、旅先でも特に困ることはありません。
なお、通常こういったカードには為替手数料や海外事務手数料といったものが掛かりますが、マネパカードは手数料などのコストが他社と比べても圧倒的な安さです。
これはマネパカードの公式サイトによる自社調べの情報ですが、実際に使ってみた感想としても納得できる安さでした。
人気留学先などで使える主要な通貨をカバーしているので、ただ海外旅行に行くという人にもオススメですが、何より留学やワーキングホリデーで渡航するという方にオススメですよ。
マネパカードは入会金や年会費が無料なのにサービスは充実!
マネパカードは入会金・年会費が一切かかりません。
にもかかわらず、安心できるサービスやメリットも多いのが本当に魅力的です。
ネット上で利用履歴などが全て確認できるのはもちろん、紛失・盗難の際にはカード会員専用サイトから自分で簡単にセキュリティロックをかけることが出来ます。
電話もしくはメールでの対応にはなりますが24時間365日対応のサポートデスクも用意されており、紛失・盗難に気が付いた際に連絡すればその時点での残高を保証してもらえますし、カードショッピング保険で購入した商品の破損や盗難も総額50万円まで補償してもらえるとのことです。
またマネパカードはICカードなので、そもそも不正利用され難い構造となっています。
両替したりカードを使用したりした場合はメールで通知がくるように設定することが出来ますので、もし不正に利用された場合もすぐ気付き易いでしょう。
海外滞在中によくある恐ろしいトラブルの一つがカードの盗難・紛失ですが、何かが起こった際にカード会社の緊急連絡先を調べて電話やメールのやり取りをするのは大変ですからね。
その点、マネパカードならばサポートデスクに問い合わせる前でもカード会員専用サイトで最低限の対策が出来ますので安心です。
なお、これは国内のみのサービスにはなりますが、マネパカードを使って国内で買い物をした場合はどこでも現金0.5%分が口座に還元されます。
入会金・年会費が無料なのにこれだけ充実したサービスがついているってありがだいですよね。
マネパカードの発行手続き
申し込みはネットから
お申し込みはマネパカード公式サイトからできます。
マネパカードの申し込みはインターネットのみの受付となっており、公式サイトにある『カード開設申込フォーム』から必要事項を入力して申し込むのが第一歩です。
申し込み時には本人確認書類とマイナンバー(個人番号)のアップロードが必要となるので、手続き開始前にあらかじめ携帯電話やカメラを使って必要書類の写真を撮影して携帯電話もしくはパソコンに保存しておきましょう。
本人確認書類として有効なのは全部で7種類あります。
以下がその7つの項目です。
- 住民票の写し(発行後6ヶ月以内のもの)
- 運転免許証のコピー(有効期限内のもの/住所変更している場合は裏面もコピー必須)
- 健康保険証のコピー(有効期限内のもの)
- パスポートのコピー(有効期限内のもの)
- 印鑑登録証明書のコピー(発行後6ヶ月以内のもの)
- 個人番号カード(表面/有効期限内のもの)
- 外国籍の方は『在留カード』『特別永住者証明書』『外国人登録証明書』『住民票の写し』(それぞれ在留期限内及び有効期限内のもの/『住民票の写し』以外は表裏の両面が必要/ 『住民票の写し』は発行日から6か月以内かつ在留期限内のもの)
これら7種類の内のどれか一つの画像もしくは書面が必要になります。
またマイナンバー(個人番号)につきましては『個人番号カードの裏面』『通知カード』『住民票(マイナンバー付きで発行後6ヶ月以内のもの)』のいずれかを用意して下さい。
これらの書類提出と必要項目の入力を終えることで申し込み完了となります。
最短約1~2週間程でカードが同封された簡易書留が届きますので、それまではただ知らせを待つのみです。
カードが手元に届いたら・・・
審査を終えてカードが無事発行されれば、簡易書留で『マネパカード』と『カード口座開設通知書』が届きます。
この『カード口座開設通知書』に口座番号・パスワードが記載されていますので、絶対に紛失しないように気を付けて下さいね。
マネパカードのカード会員専用サイトにログインする為には、この口座番号とパスワードが必要なのです。
なお、この通知書を実際に読んでいただくと太字で注意書きがあるのですが、マネパカードの口座に入金する際には「振込名義人はお取引口座名義と同一のものに限ります」とのことです。
留学やワーキングホリデーに行く予定の方は特に、この注意点を忘れないようにしましょう。
渡航してから家族に振り込みを頼む際、入金したお金が無駄に消失しては大変ですので。
初期パスワードは変更可能ですが、変更後のパスワードを忘れてしまった場合にはこの初期パスワードが再び必要になります。
よくある新しい仮パスワードを発行してくれるシステムとは違いますので、カード関連のものにしては結構ペラっとした紙が届くとは思いますが大切に保管して下さいね。
ファイルなどに入れてしっかり保管しましょう!あとこれはとても基本的なことになりますが、カードが届いたら必ず裏面にご自身でサインを記入して下さい。
たまに紛失・盗難時のことを考えてあえて署名をしないという方がいますが、署名のないカードは利用できないというのはカード会社共通の決まりです。
紛失・盗難時の対策を考えるのであれば、無記名ではなく署名の仕方を工夫する方が断然オススメですよ。
海外でのマネパカードの使い方
効率的な入金と両替の方法
マネパカードを実際に利用するまでには最低でも3ステップ存在します。
- まずは銀行からマネパカード専用口座への『入金』
- そして、その口座からカード自体に『チャージ』する
- 外貨を使用する場合は、『チャージ』したお金を『両替』する
という3ステップです。
ここで気を付けていただきたいのは『入金』しただけで満足してしまうと、実際のお買い物でカードが使えないという点です。
通常のクレジットカードやデビットカードだとカード自体が銀行口座と直接繋がって自動引き落としされますが、プリペイドカードであるマネパカードは口座と直結しているわけではありません。
筆者がオススメする最も効率的なマネパカードの利用法は『クイック入金』(24時間リアルタイムで入金が可能なシステム)の対象である銀行にあらかじめ必要な金額を預金しておき、そこから必要な分だけを必要な時に『入金』して『チャージ』するという方法です。
この記事を書いた時点(2018/6月)、マネパカードに手数料無料で『クイック入金』できる銀行は
- 三井住友銀行
- 楽天銀行
- ジャパンネット銀行
- ゆうちょ銀行
- みずほ銀行
- 三菱東京UFJ銀行
- 往信SBIネット銀行
- ソニー銀行
の8つです。
インターネットバンキングの登録は必須となりますが、これらの銀行であればほぼリアルタイムで24時間いつでも『入金』することができます。
- 出国前に前述の8つの銀行のどこかに必要な金額を預金しておき、必要に合わせてマネパカードの口座に『入金』
↓ - そして、レートの良い瞬間を狙って『チャージ』『両替』
これが実際に筆者がたどり着いたマネパカードの最も効率的な活用法です。
マネパカードを使う上での注意点
最後に注意点だけまとめておきます。
注意点① 3ステップあること
まずは、実際に海外で使うまでに3ステップあるという点を忘れないこと。
ネット環境があれば即座に対処できる問題ですが、なければ詰みです。
お出掛けの際には念の為に必要な通貨がしっかりカードにチャージされているか事前に確認しておくのがベストです。
注意点② チャージできない時間帯がある
次にマネパカードには『チャージ』できない時間帯が存在するということ。
たった15分程のことですが、マネパカードの対応時間には毎日少しだけ空白の時間が存在します。
毎日日付が変わる前後15分ずつに加え、日曜は朝の2時~2時15分までの間がサービス外となっています。
『クイック入金』のシステムも含め、ほぼ24時間リアルタイムで非常に便利ではありますが、必ず余裕をもって『入金』『チャージ』『両替』を行っておいて下さいね。
注意点③ 出金は540円かかる
そして最後は出金に関してのこと。マネパカードはもともと「海外で使用する」ことを前提に作られているものなので、出金にはどんな場合でも税込み540円が掛かります。
必要以上のお金をマネパカードの口座に入金してしまうと後々少し損をしてしまうかもしれません。
『入金』する時点で計画的に利用しましょう。
海外で賢くお金を使うために
とても便利な海外プリペイドカード。
クレジットカードの利用とあわせて、一つ持っていて絶対に損はしませんよ。
どこの国にいっても、スリや強盗のリスクはありますので、現金を持ち歩かずに、賢くカードを使って、大切なお金を守りましょう。
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