ブラジルは世界最大の日系移民の地として、有名な国です。
ブラジルへの永住者、長期滞在者の人口は5万人を超えています。
近年では、在留邦人の数は減少傾向にありますが、在留邦人数のランキングではアメリカ、中国、オーストラリア、タイ、英国、カナダに次、第7位です。
当然南米では最も人気の渡航先です。
今回は、ブラジルに移住し滞在する魅力を現地在住者からご紹介したいと思います。
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1. なんといってもブラジルの国民性
ポルトガル語が分からなくても、皆一生懸命話してくれるので、外国人にも優しいです。
ゆっくり話してくれたり、身振り手振りで説明してくれたり、外国人でポルトガル語が分からないといって、日本のようにその場から去ろう(逃げよう)とする人は少ないです。
またブラジルには日系社会があり、ポルトガル語が話せなくても、日本語で通じる地区もあります。
日本語が通じるのに、日本にいる日本人とは良い意味で少し異なる日本人移住者たちの存在を知りました。
古き良き日本ではないですが、昔の日本にいるような感覚になります。
優しさに溢れるブラジル人
お年寄りや子供、怪我をした人に本当に優しいです。
どこのレジにも必ず優先レーンがあり、スーパーに車椅子は常備してあります。
例えば、怪我を松葉杖を付いていても、どこに行っても必ず「車椅子はいるか」と聞かれたりします。レジでは必ず先に通してもらえます。
地下鉄に乗ると、お年寄りに席を譲る若者の姿をよく見かけます。
日本では、あまりそういう光景を見ないでしょう。
困っている人がいたら、誰でも親切に教えてくれます。
もちろん、スリが近寄る場合もあるので、貴重品には注意を払わないといけませんが、多くの移住者を受け入れた国だからこそ、おおらかで、親切な人が多いのかもしれません。
2. 自然災害が少ない
日本にいると地震や台風など、自然災害がよくニュースで報道されていますよね。
でも、ブラジルは自然災害が少ないです。
ブラジル国内には地震が発生するようなプレートがないので、地震はほとんど起こりません。
台風やトルネード、ハリケーンの心配もなく、雪もほとんど降らないので、雪崩などの雪害もありません。
北部の気候の暑い地域では干ばつ、たまに洪水やスコールもありますが、日本に比べると自然災害は少ない印象があります。
3. 日本人が住むために困らない社会
日系人も多く住んでいるため、ブラジル人の日系人に対する評判はとても良く、仕事を探す際になどに信頼を得やすいと感じます。
日本食材も豊富で、大きなスーパーへ行けば日本米や醤油、みそや海苔なども購入可能です。
日本食材専門のお店もあるので、そちらでは日本の調味料やお菓子、お酒まで色々探すことが出来ます。
4. 住むコストが低い
日本円はブラジル国内では約3倍の価値があります。
ですので、日本では少ない収入でもこちらで充分暮らすことが可能です。
食材は基本的に日本円に換算するととても安いですが、ブラジル人のお給料の感覚では正直安いとはいえません。
理想は、日本で所得を得ながらブラジルで暮らすと、平均以上の暮らしができると言えます。
また、ブラジルは全体的に治安の悪いイメージが定着していますが、地域によっては比較的安全で、経済も発展しており、人々の暮らしぶりも水準が高いように思えます。
ブラジルの物価に関する記事「ブラジルの物価事情を項目別に徹底解説します」もご覧ください。
5. 圧倒的な国土の広さが魅力
とにかく国土が広いので、空も広いです。海も広いし、レジャーが充実しています。
海に行けば綺麗なビーチが広がり、たくさんのホテルがあります。
内陸の方に行けば山や森を開拓した土地のホテルには馬がいて乗馬ができたり、野菜畑の野菜を使った料理をいただくことができます。
また、子供達は夏と冬に5日間の自転車持参のキャンプに参加したり、ラフティングにカヌーに巨大アスレチック、夜はヘッドライトをつけて森の中を散策。
キャンプファイヤーでマシュマロを焼いたり、ピザを焼いたり。レジャー盛りだくさんで楽しむことができます。
とにかく楽しむことを知っている民族がブラジル人です。
6. 肉が美味しい!
肉が安くて、美味しいです!
巨大塊の肉を使ったシュハスコ(BBQ)では、もう食べきれないくらいの肉を焼きます。そしてビールももちろん。
その後はパイナップルにパパイヤと消化を促すフルーツをいただきます。
ブラジル人の友達が日本語を勉強していて、日本に短期留学に行った時「日本人が痩せているのが分かりました。お肉がこんなに小さくて薄い」とびっくりします。
BBQも自宅に常備している方が普通なので、BBQの道具も簡単にどこでも手に入り、煙やら音楽の音を気にせずにBBQをどこでも楽しむことができるでしょう。
シュハスコとは
ブラジルでの習慣の一つが、シュハスコという肉料理を食べるために集まることです。
日本で言えば、バーベキューです。
シュハスコは、牛肉の塊を焼きます。
これは、主に男性の仕事です。女性を家事労働から解放するため、休日にすることが多いです。
実際は、準備等で家事はしますが、基本的には男性が料理を振舞います。
このシュハスコを食べるために、家族や友人たちが集まります。
昼食にする場合は、12時から19時くらいで、夕食は19時から明け方まで、飲んで食べてを繰り返します。
日本では、お店に行くことが多いと思うのですが、ブラジルでは招待してた家に持ち寄りで参加します。ブラジルでは毎週のようにありますので、ポルトガル語の勉強やブラジルのことをよく知れるので、とても楽しい時間になります。
7. 果物も美味しい!
ブラジルでは、日本で食べる同じ種類の果物とは思えないほどサイズも異なり、糖度も高く、甘いので、驚く方も多いでしょう
ブラジルの北東部では、アマゾンフルーツを栽培している場所もあるので、初めて見る果物ばかり、その上食べたことのない味なので、表現することもできないくらいです。
特に、アイスクリームやジュースは、絶品です。
日本でも手に入るアサイは、ブラジルの北東部が多いです。
日本では、アサイは飲み物で飲むことが多いですが、現地では、魚のフライと一緒に食べることが多いです。
アサイは、とてもカロリーが高いので、ご飯の代わりになります。
初めて知った時は、アサイがご飯代わりとは信じられないという方も多いですが、実際に食べてみると、砂糖を入れないので、ほんのり苦く、日本で飲むアサイと同じとは思えないほどです。
ブラジルで、アマゾンフルーツを堪能するのも良いですよ。
8. ブラジルの祭り
ブラジル人は人間関係や社会にストレスを抱え、そのストレスを解消するために、とにかく踊ります。
ブラジルは、とにかく騒ぐことが大好きで、毎月のようにお祭りがあります。
移住国であるブラジルは、人々が移住してきたように、お祭りも受け入れたようです。
特に有名なカーニバルは、一週間にもおよび、最も長く開催している地方では、一ヶ月以上にもおよびます。
カーニバル期間中は、休日扱いになります。
ブラジルのカーニバルといえば、すごく過激な衣装で踊るイメージがありますが、町の中で行われるカーニバルは、すごくカジュアルで、ジーパンにTシャツで踊る人もいます。
この時期には、爆発的な音量の音楽を流す車が現れ、車の後方には人が踊り出します。
もちろん車道ですので、危ないかと思うのですが、人が多すぎて、車が通れないほどになります。踊っている人たちは、みんな楽しそうです。
参加してみると、意外にもストレス解消になり、病みつきになると思いますよ。
仮装のカーニバルもあり、非現実の世界になるような感覚になります。ブラジルでは、カーニバルが終わらないと新年が明けないため、最後の最後まで休暇を楽しんでいるようです。
・参考記事
ブラジル移住の魅力まとめ
ブラジルに興味ある方は、ぜひ来てください。
良い意味で、ブラジルは多くの刺激を与えてくれる国になるでしょう。
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