Transferwiseで海外送金する(してもらう)最も経済的で安い方法

海外で生活する上で必ず必要になるのが現地通貨です。

日本を離れて他の国で暮らすとき、また子供が海外留学に行くときなどは円を現地通貨に変えることが必要になります

たとえば海外旅行の場合、

  • キャッシュカード
  • クレジットカード

があれば特に気にする必要がありませんが、長期滞在する場合には滞在する国にもっとも経済的で合理的な知識がなければ
絶対損をします

海外送金の場合は、為替など様々な要素が含まれまて複雑ですが海外送金で抑えておくポイントは2つだけです。

  1. 手数料
  2. 為替レート

です。

この2つを抑えておけば、損しないお得な送金方法にたどり着けます。

結論を最初に明かしておくと

2択になってくるでしょう。

この記事では、筆者が在住するインドネシアの場合を例に出しながら、海外送金でお得な方法を徹底検証してみたいと思います。

まずは基本知識

大事なポイント(振込)「手数料」と「為替レート」

日本国内での送金と海外送金の大きな違いはこの2つだけです。

なぜ海外送金が複雑なのかはこの手数料と為替レートが送金を行うサービスによって料金が違うから、また送金金額による手数料の増加があるからです。

例)主な送金方法

  1. 日本国内の銀行、郵便局から送金
  2. 国内の海外銀行支店からの送金
  3. ウエスタンユニオンなど国外、国際送金サービスから送金
  4. 現地のATMからクレジットのキャッシングをつかう
  5. 現地のATMから国際キャッシュカードをつかう
  6. TransferwiseなどのP2P送金サービスをつかう

考えつく限り、こういった方法になります。

抑えておきたいポイント:AMTの引き出し限度額

海外のATMで出金する場合、一度の出金できる限度額が多く場合定められています。

1回に多額の現金はお引き出しできません。例えば、アメリカでは多くの場合、1回200~500ドル(日本円で2~6万円程度)のご利用限度額となっています。フィリピンでは多くの場合、1回3,000~10,000ペソ(日本円で7千円~2万円程度)、また、国や地域によっては更にご利用限度額が低い場合もあります。

参考:http://www.smbc.co.jp/kojin/sougou/other/international-cashcard/details/

ちなみに、インドネシアのATMの引き出し限度額(1回)

インドネシアは日本と違いまだ経済発展途上国なので1回で引き出せる限度額が少ないです。
基本的にはRp1,500,000ルピア〜Rp2,500,000ルピアの間のATMが多いです。

但し複数回は使えます。

インドネシアのATM

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現金のよる現地両替

安全性の面などから、長期滞在者にはリスクがあります。

現金のよる現地両替するメリット

  • 為替レートの効率がいい
    (但し為替レートがいい両替所は大都市に多く、空港などは基本的に為替レートが悪い)
  • その場で(両替所)現地通貨を手にできる

現金による現地両替のデメリット

  • 為替レートがいい両替所までの交通費、時間
  • 現金を持ち歩くリスク(スリ、強盗等)
  • 通関での持ち込み制限
    (インドネシアの場合、外貨及び現地通貨は1億ルピア/約80万円、2018年7月現在相当額以上は申告が必要)
  • 長期滞在するとなると継続的にできることではない

そう、海外に駐在員、留学生として長期滞在する場合、海外送金はタスク作業になります。

継続的にできる方法でなければ意味がないのです。

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海外送金を行える各サービスを比較してみよう

日本の主要銀行からの送金

日本国内の銀行、郵便局からの送金はとてもスタンダードのやり方で安心感がありますね。

でも銀行から海外への送金手数料は一般的に4000円から5000円ぐらいなので、手数料がすこし高額であまりオススメできる方法ではありません。

代表的な銀行の送金手数料をみてみましょう。

銀行 手数料(窓口) 手数料(ネットバンキング) 参照URL
三菱UFJ 4,000円〜5,500円 2,500円〜3,000円 手数料一覧
三井住友銀行 2,500円〜4,000円 3,500円 手数料一覧
ゆうちょ銀行 4,000円〜5,000円 2,000円 手数料一覧

 

窓口からの送金は、日数的には4.5日、長くても1週間ぐらいです。

ちなみに、インドネシアの口座に振り込まれるまでに2週間はかかります。

三井住友銀行の海外送金の料金の目安を詳しくみてみよう

円普通預金から出金、または円現金を店頭にお持ち込みされ、円貨建てで送金される場合は、以下の3つの手数料が必要となります。

  1. 海外送金手数料 4,000円(当行の海外店・連携銀行あては3,500円)
  2. 関係銀行手数料 2,500円
  3. 円為替取扱手数料 送金金額の1/20%(0.05%、最低2,500円)

●受取人取引銀行または送金の経由銀行で発生する手数料を依頼人負担とした場合にかかります。
●受取人取引銀行または送金の経由銀行から後日4,000円を超える請求があった場合は差額を請求させていただきます。

参照:http://www.smbc.co.jp/kojin/otetsuduki/sonota/kaigai/

国際キャッシュカード(インターナショナルカード)

国際キャッシュカードは一番ポピュラーな方法として有名です。

VISAやMASTERCARD のATMネットワークPLUSや、Cirrusを使って、日本口座から引き出し可能なATMはインドネシアにはたくさんありますし、殆どがこの両方、またはどちらか一方がつかえて、さがし回る必要もありません。

但し2018年7月時点、多くの大手銀行はこのサービスを終了してしまいました

最近ですと三井住友銀行も国際キャッシュカードのサービスを終了しました。

参照:国際キャッシュカードサービス 終了に関する重要なお知らせ

現地通貨を日本の口座から引き出せる安心感や、換算レートも割安でしたので残念です。

現在でも新生銀行などでこのサービスは提供されていますが、円換算レートがあまりよくないことで敬遠されがちです。

でもATM手数料がかからないといったメリットもあります。

新生銀行の為替レート

Visaワールドワイドが定める為替レートに4%を加算したレートで、引き出した金額(現地通貨)を円換算します。
(Visaワールドワイドが定める為替レートは公表されておりません)

現地のATMで出金した場合(2018年7月時点インドネシア):

ルピア/円の為替レート:1ルピア=0.0078円

為替レート+4%=0.0078+(0.0078×0.04)=0.008112

キャッシングで引き出す場合、1ルピア=0.008112円になり、ATMから限度額のRp2,500,000ルピアを引き出す時にかかる金額は

0.008112×2,500,000ルピア=20,280円

20,280円為替レート(4%)にかかった費用=780円

ATM手数料=0円

要するに1回の引き出しに780円の費用がかかります。

メリット:

  • 即時決算(日本口座から)
  • 現地インドネシアのATMから簡単に引き出し可能
  • 現金をたくさん持ち歩かなくてもいい

デメリット:

  • 為替レートが現金に比べてわるい
  • ATM手数料がかかる国際キャッシュカードもある

クレジットカードでのキャッシング(イオンカードの場合)

クレジットカードのキャッシング機能で一番為替レートがいいといわれているのがイオンカードです。
(為替レート+1.60%+ATM手数料216円)

但しインドネシアのATMの引き出し限度額はRp2,500,000ルピア!日本円で2万円ほどです。

ジャカルタに住む日本人の友人、知り合いの駐在員の方はよくキャッシングで、インドネシアルピアを引き出しています。

それではどれほど手数料がかかるのか?

例えばこの場合2018年7月時点

ルピア/円の為替レート:1ルピア=0.0078円

為替レート+1.60%=0.0078+(0.0078×0.016)=0.0079248

キャッシングで引き出す場合1ルピア=0.0079248円になり

ATMから限度額のRp2,500,000ルピアを引き出す時にかかる金額は19、812円

為替レート(1.60%)にかかった費用=312円

ATM手数料=216円

キャッシングの利息/年率18%=日数によるが平均30日として=356.616円
(クレジットカードのキャッシングの場合は利息まで考えなくてはならないので即時決算と違ってすこし面倒くさいが、今の所デビット機能での即時決算はできない)

クレジット明細書

※ATM限度額のRp2,500,000をクレジットで引き出したときの明細書 ATMの手数料216円と為替レートが1ルピア=0.0080円で両替されてるのがわかる(H30年6月)

インドネシアのクレジットキャッシング明細書2

クレジットの場合は利子も考えて引き出すこと、1ヵ月分で意外とかかるのがわかる

要するに一回キャッシングで884円ほど手数料がかかった計算になります。

これは国際キャッシュカード、クレジットのキャッシング両方に言えることなのですが、ATMの1回の限度額以上のルピアが必要な場合はもう一度同じ費用がかかるということです。

インドネシアの物価がいくら日本より安いとはいえどジャカルタで月にRp2,500,000では暮らせません。

Rp10,000,000ルピア必要なら月に884×4=3,536円のクレジットのキャッシングの費用に必要になるということです。

手数料も新時代へ!TransferWiseから送金する。P2P送金サービス

TransferWiseのサービスは2011年から始まりましたが日本国内でのサービスは2016年からはじまりました

銀行などと比較しても、海外送金もこのP2P送金サービスを使うことでグンと安くなります

まさに、LCCの格安航空で海外へいけるような時代が、海外送金でも突入したことになります。

>> トランスファーワイズ(transferwise) <<

最大のメリットは、手続きの手数料を抑えて、為替手数料をゼロにできること

下図は、2018年7月に私が2万円を送金したときのものです。

Transferwiseで海外送金1

※transferwiseが入金確認後3時間ほどでインドネシアの銀行口座に振り込まれていました。

手数料が328円+為替手数料は0円

海外へp2p送金2

※手数料は328円

例えば10万円をUSドルヘ送金すると

円からドルへ送金

手数料が646円+為替手数料は0円!

やっぱり他の送金方法とくらべてダンゼンお得です。さらに、送金までには1日もかかりません。

まずは、どれだけ手数料が安くお得なのか、試しに送金金額を記入してみてください。すぐに手数料が表示されます。

3秒で分かる。トランスファーワイズで送金手数料を確認してみよう

トランスファーワイズの送金手数料は?

日本円(JPY)へ送金する場合:

  • 手数料:こちらのページから確認ください。
  • 受取時間:2-5営業日
  • 1回の最大額:現地元通過による

日本円(JPY)から送金する場合:

  • 手数料:+0.55~2.35%
  • 入金時間:1〜2営業日
  • 1回の最大額:1,000,000円

新しいサービスですが、関東財務局に登録されているため、資金は100%法務局に保全されています。また、世界中の人々が使用する、グローバルな送金サービスです。

日本からの送金利用には、

  • 本人確認書類
  • マイナンバー関連書類

が必要となります。

もっともお得な海外送金方法まとめ

海外送金は、仕事や留学などで長期滞在される方には必ず発生する作業です。

毎回の手数料が安くなり、すこしでも節約できれば嬉しいですよね。

海外送金はとくに届くかどうか不安になるものですし、現地でなれないATMを使うことは不安がいっぱいあります。

でもいろいろな送金方法を知っておくことは、これから先きっと役に立つと思います。

自分の生活スタイルにあった送金方法を選んで、節約した海外ライフを送りましょう。

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