カンボジアでの生活費や物価ってどのくらい?実生活のコスト大公開

老若男女から注目を集めているカンボジア。昨今は旅行だけにとどまらず長期滞在地、移住地としても人気を集めています。

今現在約3,000人の日本人が住んでいるとされていますが、今後さらに増えることが予想されます。この記事をご覧のあなたも海外生活に興味を持たれている方の一人かもしれません。

では、カンボジアでの生活にかかる費用や現地の物価はどうなのでしょうか。

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一般的なカンボジア人の所得

まずカンボジア全体の物価を知る上で、国民一人あたりの平均所得を知っておきましょう。それによって物の値段が高いか安いか判断できるでしょう。

カンボジアでは、農業に携わっている人が多く、それについで工場、小売業、サービス業と続いていきます。

もちろん職種や規模によって給与も異なるので平均的な数字だけでは正確に国民一人あたりの所得を表すことは難しいです。

以下に簡単に一般的な給与を載せておきます。

  • 日雇い労働…… 70ドル〜100ドル
  • 小売業…… 200ドル〜300ドル
  • 店舗販売員…… 200ドル〜400ドル
  • マネージャー…… 800ドル〜1000ドル
  • 公務員…… 1000ドル〜1500ドル
    (25日労働 / 月)

依然としてカンボジアでは地域による雇用格差があります。

都市部には比較的多くの雇用があるものの農村部ではできる職種が限られています。

結果として不定期の日雇い労働をせざるをえなかったり、自分で農作物を育てたり牛を飼育したりする人が多いようです。

都市部では、会社勤めや接客業、サービス業などに携わっている人も多くいます。しかし国全体としても所得は少ない方で隣国のタイへ出稼ぎに行く人も大勢いるとのことです。

さて、大まかなカンボジア人の所得を考察しましたが、我々日本人がカンボジアに住むとなるとどのくらいの出費になるのでしょうか?

また物価はどうなのでしょうか?一緒に見てみましょう。

これから取り上げる内容は、渡航費や法的滞在の手続き費用は含まれておらず、住居や家具などの生活用品の調達を終えて、実際に生活を始めていると仮定してお話したいと思います。

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カンボジアの家賃事情

一番最初に固定費として計算しやすいのが家賃です。

カンボジアでは、格安の古びたアパートから超豪邸まで様々な建物があるので予算に応じて選ぶことができます。

プノンペンなど都市部での中間的な家賃のアパートで考えると値段は200ドルから300ドルぐらいを考えておけば良いかと思います。

建物の規模としては、2,3階建ての建物で1階部分は大家さんが住んでおり、2,3階部分を貸し出しているという形態になります。

フロアーごとに独立しており、それぞれの広さは2Kぐらいです。外階段から出入りできます。

ただし同じ間取りや広さでも都市ごとに地価が異なるので値段も高くなったり安くなったりします。これは日本でも同じですね。

どちらにしても同じ規模の家を日本で借りるとすると、2倍から3倍の値段はするかと思うのでそれを考えると非常に安いことがわかります。最近は、外国人向けのお洒落なコンドミニアムも登場していますが家賃は800ドルから1,000ドルぐらいするようです。

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食費

そして気になるのが食費です。

カンボジアで普通に暮らした場合、一ヶ月にどのくらいかかるのでしょうか?その人の食生活にもよりますが、月150ドルから200ドルぐらいを見積もっておけば間違いはないと思います。でも、日本円に換算すると結構いい金額しますよね。

なぜなのでしょうか?

理由としては、輸入食品の値段をあげることが1つの要因です。

プノンペンをはじめ外国人が滞在する場所にはレストランや輸入食品スーパーが立ち並んでおり非常に使い勝手が良いエリアとなっています。品揃えだけみれば母国と変わらない食生活を送ることも可能でしょう。

しかし、輸入販売なので値段はどうしても日本より割高になってしまいます。

例えば、同じ銘柄の醤油でも日本では198円のところ、600円近くする場合もあります。日本食材が日本より値段が高いって意外ですね……。

しかし物によっては隣国のベトナムやタイから安く仕入れているものもあるので賢く使えば節約して買うことができます。

地元のカンボジア市場で買うと非常に安く買えます

例えばトマトは1キロ0.875ドルとかで売っていますし、卵も一個10円ぐらいです。

お肉は、豚肉1キロ4ドル、牛肉1キロ9ドル、鶏肉1キロ4ドルぐらいでごっそり売られています。ただし衛生面を考えると抵抗がある方もいるようです。

その場合は無理せずスーパーを利用しましょう。

外食費

先ほども触れたとおり、都市部には外国人向けのレストラン、バー、スーパーが数多くあります。

では、仮に外食をした場合、平均的な値段はいくらぐらいなのでしょうか。

お店のグレードや食べる料理によりますが、なんだかんだ食べて飲んだりすると一人7ドルから10ドルぐらいはかかってしまうそうです。

やはり外国人向けのお店や料理になると日本と同じ値段になってしまいますね。

もちろん中には安いお店もあるのですが、量が少なかったり、メニューの写真と違ったり……と、値段相応といったところでしょう。

一方、地元のカンボジア人が利用するのローカル食堂はというと、ご飯と料理一品で1ドルから1.25ドルで食べれます。

ただ、ほとんどの人はおかずを2品、3品頼んでご飯大盛りで頼むので結局2ドルぐらいしてしまいます。でも、外国人向けのお店と比べると激安ですよね。

光熱費

カンボジアでは、電気は隣国タイやベトナムから引いてきているので国全体の物価から比べると割高な印象です。

例えば1キロワット0.25ドルから0.3ドルぐらいで冷蔵庫、エアコン、電気給湯器などの電気用品を普段使いで使用したとして、だいたい月で40ドルから50ドルぐらいにはなるかと思います。(日本円に換算すると約5,000円から6,000円)

単身者でもそのぐらいにかかるそうなので、やはり電気代は高いと言わざるを得ないでしょう

下水道費・ゴミ処理費用

建物によっては水道を引いているところもあり、その場合は水道費が発生します。

しかし値段は大家さんの裁量にかかっているので建物によって若干の差はあるようです。だいたい1立方メートルで0.25ドルぐらいになります。

井戸から引いている場合は、基本無料なのですが大家によっては「組み上げポンプ使用料」と称してで毎月2ドルから3ドルぐらい徴収されることもあります。

下水は別途計算されていないので今のところ計算に入れなくて良いでしょう。

ゴミの処理についてですが、建物規模で業者に委託してゴミ置場のゴミを持って行ってもらう場合、委託料が発生します。建物の住居者数によって一人あたりの値段は変わるそうなのではっきりとしたことは言えませんが1ドルから2ドルぐらいしかかかりません。

交通費

カンボジアではバイクでの移動がほとんどになります

もちろん車を利用することもできますが、小回りが効くバイクがオススメです。

では、カンボジアでの交通費や燃料費、維持費はどのくらいかかるのでしょうか?

まずは燃料費。カンボジアでは執筆現在ガソリンが1リットル0.8ドル、ハイオク0.875ドル、軽油 0.75ドルぐらいで販売されています。

バイクの一回の給油で満タンにすると約2ドルから2.5ドル。週に2回給油するとして月20ドルぐらいです。ガソリンの値段も日本とさほど変わらないのが驚きですね。

また、定期的なオイル交換や修理費を含めると月30ドルぐらいはかかっているようです。

さらに少額ではありますがバイク税の納税も年間1ドルかかります。車の場合は道路税と車検費用でそれぞれ25ドルから費用が発生します。

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娯楽費

カンボジアにもカフェや娯楽施設や、マッサージ店などが数多くあります。

首都プノンペンには大型ショッピングモールなどもあり、ゲームセンター、カラオケ、アミューズメントエリアなどなど盛りだくさん。遊ぼうと思えばいくらでも遊べてしまいます。

お値段ですが、おしゃれカフェはコーヒー1杯3ドルぐらいするところが増えてきています。

カラオケは1部屋1時間8ドルぐらいで利用できるそうです。日本の1人計算ではなく1部屋計算なので人数で割れば安く遊べそうですね。

マッサージはというと、種類によりますが一般的な値段は1時間4ドルぐらいでうけれます。

マッサージとセットで「スパ」(日本のスーパー銭湯みたいなイメージ)に入ると7ドルぐらいになります。こちらも日本の施設とさほど変わらない印象をうけます。

通信費

最近カンボジアでもインターネット環境は急速に整いつつあり、多くの人がスマートフォンやパソコンを使用しています。

カンボジアでの通信費はどのくらいになるのでしょうか?

現在カンボジアで主流な料金携帯はプリペイドチャージ方式です。

売店などでチケットを買いチャージをする方式になります。

そのため使用頻度や通信速度によって料金も違ってくることになります。仮に、スマートフォンを高速回線で使用し、SNSを普通に使ったとして月5ドルあれば十分かと思います。

動画や音楽サイトに頻繁につなぐ場合はもう少しかかってしまうでしょう。

自宅に回線を引き、wifiを飛ばす場合は初期費用として50ドルほど、そして毎月の料金は15ドルぐらいを見積もっておきましょう。今の所は定額無制限プランが主流です。

カンボジアでの生活費用の総額は?

いかがでしたか?カンボジアの物価をそれぞれの分野ごとに見てみました。

では仮に無理のない範囲で通常の生活を続けたとして、月にいくらの費用がかかるのでしょうか?簡単に計算してみますと……

  1. 家賃…… 約300ドル
  2. 食費…… 約200ドル
  3. 光熱費……約50ドル
  4. 水道代……約2ドル
  5. 交通費……約30ドル
  6. 外食費……約40ドル
  7. 娯楽費……約30ドル
  8. 通信費……約20ドル
  9. 消耗品…… 約30ドル
    合計……約702ドル / 月

となります。

これには法的滞在費は含まれていないので平均すると毎月750ドルぐらいかかる計算になります

現在の日本円レートですと大体8万円から9万円ぐらいで生活できるようですね。日本の生活と比べるとだいぶ安く生活できます。ただ油断して使い過ぎてしまうと後で大変なことになりそうですね。

またこの記事の冒頭で少し見たとおりカンボジア人の平均所得は最低月70ドルからでした。

これをベースに考えてみると、たとえ我々日本人にとっては安く感じてもカンボジア人にとってはかなり贅沢な生活水準だということがわかりますね。

そのような異なる観点から「カンボジアで生活する」ということは、どういうことなのか考えてみました。

カンボジアでの生活を少しイメージできたのではないでしょうか?

ぜひカンボジアでの生活を計画する上で活用してみてください。

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