旅先で便利なクレジットカード。しかしカンボジアではどの程度使えるのでしょうか?
まだまだ発展途上といえるカンボジアでのクレジットカード事情…
知らずに日本を出発してしまうと、現地で困ってしまうかもしれません。
そこで今回は、クレジットカードを使えるお店や使えないお店の特徴、現地で申し込めるクレジットカードについて詳しく解説します。ぜひチェックしてくださいね。
関連記事:絶対知るべき!クレジットカードの海外旅行保険。オススメ3つ+アルファを紹介
カンボジアのクレジットカード事情!普及率はどれくらい?
カンボジアはまだまだクレジットカードが普及しているとは言えません。経済的に余裕のあるカンボジア人でも、基本的には現金主義。
そもそもクレジットカードとはなにかを知らない人も多く見受けられます。
ある程度の値段の買い物ができる店でも、カンボジア人がクレジットカードを使用しているところを見たことはほとんどありません。
そもそも使用できるところも少なく、使用している人はごくわずか。カンボジアにクレジットカードが普及するのはまだ先と言えそうです。
クレジットカードが使えるのはどんな店?
それではどんな店であれば、クレジットカードが使えるのでしょうか、そしてどんな店では使えないのでしょうか?
1.クレジットカードが使える店
一般的に、外国人が利用する大きな施設ではクレジットカードが利用できます。
例えば空港や二つ星以上のホテル、大きめのスーパーマーケットがそれに当たります。
外国人観光客向けの大きい飲食店や土産物店でもクレジットカードが使える場合があります。
しかし100%の確率で利用できるわけではなく、使用できない場合のほうが多いので注意が必要です。
2.クレジットカードが使えない店
地元の人が使う食堂や小さな飲食店などではクレジットカードは使用できません。
ゲストハウスも安価なところですと利用できませんので注意しましょう。
外国人観光客が出入りする場所であっても、市場や観光施設では基本的にクレジットカードは使用できません。
大きなお釣りを用意していないところも多いため、小銭を持って出かけるようにしましょう。
また基本的な移動手段となるトゥクトゥクやバイクタクシーでもクレジットカードは使用できません。
基本的にクレジットカードは使用できない、大きな外国人向けの店でのみ使用できると考えて、現金を余分に持ってきたほうが困らないでしょう。
日本からカードを持っていこう!カンボジアで使えるカード
カンボジア国内ではほとんど使用できないとはいえ、いざという時のために持っておきたいのがクレジットカードですよね。
しかしホテルや大型スーパーでクレジットカードが使えるとはいえ、カードに付帯しているブランドによっては、カードがほとんど用をなさない場合もあります。
では、カンボジアで持つべきカード、持ってこないほうがよいカードはどれでしょうか?
1.VISA・MASTERカード
カンボジアでクレジットカードが使える店は、VISAやMASTERブランドの取り扱いをしているところがほとんどです。
ATMのキャッシングでももちろん利用できますから、現在使用しているカードにVISAやMASTERのマークがついていれば、カンボジアでも有効に利用できます。
カードの一例として、全日本航空は三井住友VISAカードと提携してANAカードを発行しています。
ANAのグループ便に搭乗した際は通常のマイルだけでなく割増でマイルが溜まりますし、買い物で貯まったポイントをマイルに交換することもできます。
ANAは唯一日本とカンボジアの直行便を運航している航空会社ですから、カンボジアに渡航する際にANAを利用するのであれば、お得に使えるカードかもしれませんね。
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カンボジア滞在のオススメのカードは?
- VISAブランドのエポスカード
- JCBブランドのあるUSCカード
です。
エポスカードは、海外旅行保険が自動付帯でしかもコストが掛からず(無料)、これだけ手厚い補償を受けることのできるので長期海外滞在者に人気の高いクレジットカードです。
また、USCカードはゴールドカード(年会費3,240円。初年度年会費無料!)になりますが、充実した補償がつき、その補償が家族全員に補償(生計を共にする配偶者・親・子供(高校生を除く18歳以上))がつくところが嬉しいところ。
ちなみに、USCの通常カードは海外旅行保険が付いていませんが、「UCS旅とくプラス」(年会費:1,080円)に登録すると家族補償がつきます。
1点注意点があるのは、USCカードは、キャッシュレス診療に対応していないことなので、エポスカードと2枚数持ちしておくなど、キャッシュレス診療に対応したカードとあわせて利用する形がよいでしょう。
また、下記ページで、海外旅行保険が付属するオススメのクレジットカードを紹介しています。
関連記事:絶対知るべき!クレジットカードの海外旅行保険。オススメ3つ+アルファを紹介
参考にしてください。
2.JCB・AMEXカード
カンボジアでJCBのマークはほとんど見かけません。
それでJCBカードを持ってきても、ほとんど利用できない可能性があります。
日本で発行したカードはJCBブランドである場合がありますので、日本を出発する前にぜひ確認しましょう。
AMEXも高級店や高級ホテルではマークを見かけることがありますが、一般的な店では対応していないところが多い印象です。
普段AMEXのカードを使っているのであれば、それとは別にもう一枚VISAカードやMASTERカードを持ってきたほうがよいでしょう。
一般的な店舗では利用できませんが、JCB・AMEXカードともにATMでのキャッシングサービスは利用できる場合が多いです。
手数料は高めですが、いざという時の手段として持っていてもよいかもしれませんね。
カンボジアでクレジットカードは発行できる?どんな会社がある?
それでは、カンボジア国内でクレジットカードを発行することはできるのでしょうか?
代表的な二つのカード発行会社について考えてみましょう。
1.銀行
カンボジアのいくつかの銀行は、クレジットカードを発行しています。
例えばカンボジアの最大手銀行、ACLEDA(エーシーリーダー)では、VISAブランドのカードを発行しています。
ワンタイムパスワードのシステムも取り入れるなど安心して利用することができそうですが、発行のために必要な書類にカンボジアの永住権証明が含まれており、日本人が発行するのはやや難しいでしょう。
2.イオン
2014年にプノンペンにイオンの1号店ができました。
そして現在は、カンボジアのイオンにてクレジット機能を付帯したイオンカードを発行することができるようになっています。
こちらは銀行で発行できるクレジットカードよりも必要書類が揃えやすく、例えば居住証明書や労働許可証、収入を証明する書類などがそこに含まれます。
外国人でも比較的申込みしやすくなっているのが嬉しいですね。
カンボジアのATMのキャッシング手数料はいくらくらい?
旅行中に現金が足りなくなってしまった、でもクレジットカードも使えるお店が少なくてお金が足りない…そんな時に役立つのがキャッシングサービスですね。
カンボジアのATMでキャッシングした場合、手数料はいくらくらいなのでしょうか?
実は手数料は、利用するATMによって異なります。
そもそもカンボジアには、日本のように消費者金融や郵便局などのATMはありません。
ATMはすべてカンボジア国内の銀行のもののみ。
例えば上記でもあげた、カンボジア最大手銀行ACLEDA(エーシーリーダー)や、日本のキャッシュカードとの相性がよいCANADIABANK(カナディア銀行)などのATMが挙げられます。
ATMは銀行の店舗だけでなく、大型スーパーなどにも設置されています。
手数料は大体0ドル~5ドル程。
ATMによっては、キャッシングした際のATM手数料は取られない場合もあります。
しかしこれもまたカンボジアの銀行のこと、つい先日まで手数料無料だったのにいつの間にか手数料が引き落とされるようになっているということは珍しくありません。
基本的に5ドル以下、それより低かったら得をしたと思っておけば確実です。
国際キャッシュカードの手数料はいくら?
キャッシュカードによっては、海外でキャッシュカードとして利用できるサービスが付帯しているものもあります。
例えば新生銀行が発行しているキャッシュカードは、国際キャッシュカードとしての機能があり、PLUSマークの付いたATMであれば日本の銀行口座に入金しているお金を引き出せます。
本来現地通貨で引き出せるものですが、カンボジアのATMでは国内に流通しているアメリカドルで引き出すことができます。
こちらもATM手数料は5ドルほど。ATM手数料とは別に両替の手数料が為替レートに上乗せされていますので、場合によってはキャッシングのほうが安くなるかもしれません。
こちらもATM手数料が徐々に値上がりしていますので、ご注意ください。
カンボジアのクレジットカードまとめ
いかがでしたか?まだカンボジアに普及しているとは言いにくいクレジットカードですが、これからカードの使い勝手も徐々に良くなるかもしれません。
その場合でもVISAとMASTERが一番広く使えるカードであることには変わりないかと思われますので、出発前にぜひご自分のカードのブランドをチェックしてみてくださいね。
カンボジアで実際に使えるカードを手にして、現地で困らないように準備したいですね!
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