いざ移住!となって、気になるのが「生活費にいくらかかる?」という疑問。
今回は、実際に台湾に在住している日本人夫婦が生活費を徹底解説します!
まず、台湾での夫婦2人の生活費は月約7万円でできそうです。
台湾へのシニア移住にも参考になります。
各ご家庭のよって違ってくるので、あくまで参考値となりますが、以下に夫婦二人で基本的にかかる部分だけ挙げています。
項目 | 費用 |
---|---|
家賃 | 5,500元(街中のワンルームマンション) |
食費 | 10,000元(ほぼ自炊) |
水道 | 400元 |
電気 | 1,000元(夏場エアコンフル回転した場合) |
ガス | 0元(オール電化のためかかりません) |
交通 | 500元(バス、地下鉄) |
通信 | 1200元(インターネット使い放題) |
油費 | 400元(125ccバイク。週1〜2回給油) |
合計 | 19,000元(約68,000円) |
以下で解説していきます。
①家賃
台北が最も家賃が高く、日本で言うところのワンルームでも、月5万円前後はかかります。
部屋が複数あるところなら、古い建物で月5万円前後です。
築年数が新しくなればなるほど、また駅に近ければ近いほど、家賃が上がる傾向にあります。
また、日本で言うマンションだと、8万円前後です。
高雄、台中のような都市部では、台北市よりは多少安くなります。
私達は、台湾人の友人の紹介で、高雄市の築30年ほどのワンルームマンションに居住しています。
最寄り駅までは少し遠いですが、バス停が徒歩すぐで、比較的便利な立地です。
古くても問題なければ、日本で言うところの市営団地のようなアパートで、エレベーターなし月5,000元~15,000元(約20,000円~55,000円)が相場でしょう。
エレベーターと管理人付きのマンションだと15,000元~30,000元(約55,000円~約110,000円)くらいを見ればいいと思います。
条件が、最寄りの駅やバス停から近い・商業施設がある中心地・築年数が新しい・エレベーターの有無など、当然のことながらそれらの条件次第で、家賃の違いが出てきます。
また、日本では普通に付いているキッチンがない賃貸住宅も多いですので、調査が必要です。
大家さんが許可してくだされば、IHクッキングヒーターを持ち込んで調理もできます。
注意点として台湾は、昨今の不況の影響で、年々物価が上昇していて、それに比例するかのように家賃も上がっています。
特に、大都市圏の台北市や新北市は、日本の都市部の家賃と、ほとんど変わらないくらいだと言われています。
台湾大手の住宅検索サイトがありますので、住宅選びの参考にしてみてください。
②食費
「台湾が外食のほうが安いんでしょう?」と聞かれることがよくあります。
もちろんそれは何を選ぶか、何を買うかによります。
例えば、
- 乾麺(日本で言うまぜそば)は一杯35元〜60元くらい(約125円〜220円)
- 包子(日本で言う肉まん)は10元〜40元くらい(約36円〜140円)
です。
とは言え、それだけで済ませていては、当然栄養が偏ってしまいます。
生活習慣病などの病気のリスクが上がるのは、目に見えています。
医療費がかかってしまいます。
健康であってこそのことですので、ご自身の健康維持を意識して、副菜やスープを追加注文すれば、100元(約360円)くらいになります。
日本で言う定食のようなものであれば、150元〜300元(約540円〜1100円)です。
台湾でも人気の食べ放題のお店は、約500元(約1800円)くらいからあります。
では、自炊だとどうでしょうか?
野菜市場で買えば、3,4日分の野菜が200元(約720円)くらいで買えます。
スーパーで、肉や野菜を買っても、300元(約1100円)程度で2日分は買えています。
自炊と外食でさほど差は無いように感じます。
私達は、例えば夕食は、ごはん・味噌汁・サラダは自宅で作り、近所の市場でお惣菜が売られているので、そこで1〜3品買って来ることがあります。
3品買っても100元(約360円)くらいで、野菜をふんだんに使ったおいしい台湾家庭料理を自宅で食べられるので、おすすめです。
栄養バランスを考えれば、やはり自炊をおすすめします。
③光熱費
台湾は、沖縄より南に位置していますので、気温は高いですが、常夏というわけではありません。
九州くらいの大きさの島ですが、場所によってまるで気候が違います。
総合的に見て蒸し暑い国ですので、夏場に限らず、梅雨時期も湿度を取るために、エアコンを使用することがあります。
特に、台北などの北部と、花蓮などの東部の湿度はとても高いので、エアコンや除湿機を作動させることをおすすめします。
南部はさほど湿度は高くありません。
電気代の中でエアコンが最も大きいですが、毎日フル稼働しても一部屋冷やすのであれば、およそ1000元(約3600円)くらいです。
たまに、節電を意識して暑くても湿度が高くてもエアコンをかけない人がいますが、湿度に慣れていない多くの日本人は体調を崩しやすいので、必要経費として考えて、エアコンをかけることをおすすめします。
水道は、普段使いであれば、月で数百円レベルです。
ただし日本と違って、水道水は飲めませんので、飲料水の自動販売機で汲んでくるか、スーパーで買う必要があります。
ガスは、オール電化住宅も多いので、かからない場合もあります。
電気でお湯を沸かす機械が付いている物件が増えてきたので、オール電化の物件の場合は、ガス代はかかりません。
キッチンはIHクッキングヒーターでも、シャワーのお湯はガスで加熱している場合もあります。
キッチンもガスの場合は、多くがプロパンガスです。
大きさも様々ですので、事前の確認をおすすめ致します。
都市部の新しい高級マンションなどには、日本の多くの地域のように都市ガスが引かれていますが、台湾全体的に見て、まだまだプロパンガスの方が一般的です。
④交通費
路線バスが最も安く、ほとんどの人はICカードを使用して、12元(約42円)です。
市内中に路線が張り巡らされているので、慣れるまで大変ですが、慣れてしまえば便利で安くて、とてもいいです。
高雄市は、一日の中で3回目の乗車から無料になります。
台中市は、初めから無料です。
台北・高雄・桃園はMRT(地下鉄)も整備されており、こちらも20元〜40元(約70円〜140円)程度です。
台湾は公共の交通費が安いので、とても助かります。
⑤通信費
筆者は、移住したときから台湾大手通信会社のインターネット使い放題プランのSIMを使っています。
料金は月800元(2800円)程度です。
通信が遅いと感じたことはなく、快適に動画を見ることもできます。
自宅に回線を引くなら、30Mの回線で、850元(約3,000円)くらいからあります。
公衆wifiが、日本よりもはるかに整っており、大変便利です。
⑥ガソリン代
もし、バイクや自動車に乗るなら、ガソリン代がかかってきます。
ガソリン代は、日本より少し安い程度です。
また、自動車は、都市部ではあまり便利な道具とは言えません。
なぜなら、駐車スペースを探したり、交通量が多い中を運転したりするのは結構なストレスだからです。
それで、公共交通機関やタクシーやUberを利用することをおすすめします。
逆に、田舎に住むなら自動車のほうが便利です。
台湾の生活費についてまとめ
ざっくりと解説させていただきました。
ご自分が何が必要か、どこに住むか、どんな生活にしたいか、条件によって費用は変わってきますが、日本よりはまだ安いです。
ぜひ台湾移住の参考にしていただければ幸いです。
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