シニアで台湾移住。必要ビザや生活費などのお役立ち情報

シニアでする台湾移住。必要ビザや生活費などのお役立ち情報

ここ数年、「海外移住」がジワジワと日本でも話題になり、シニア世代にも流行り始めています。

シニア世代にも、マレーシア、タイなど、東南アジアも人気です。

夫婦二人で台湾へ移住して5年目の筆者ですが、今回は特にシニア世代の方にとっての、お役立ち情報をいくらかまとめてみました。

なぜ「台湾」へ移住?マレーシア生活との比較

海外移住を考えたときに、こんな心配をお持ちではありませんか?

  • 「海外移住」についてよく聞くけど、何をどうしたらいいのか分からない・・・
  • 東南アジアは物価が安いけど、治安が悪そうだし、言葉もわからないし・・・

そんな方におすすめなのが「台湾」です。

シニア世代が「海外移住」を足踏みする理由

もちろん、個々様々な理由があると思います。例えば・・・

「自分の年齢になって今さら外国語はちょっと・・・。」
「油が多い料理は最近つらいから、食が合わないと困る・・・」

とお考えの方もいるかもしれません。

最近の移住先ランキングで人気の「東南アジア」において、例えば、「マレーシア」が「住みたい国ランキング」で1位を取っています。

マレーシアの公用語はマレー語と英語ですが、中華系民族(華僑)も多く住んでいますので、チャイナタウンもあり、中国語も話されています。

さらには、南インド系の民族もいて、タミル語が話されています。

お店の看板やメニューなども、これらのいずれかの言語が用いられています。

筆者も、かつてマレーシアに住んでいた経験がありますが、日本語と中国語だけ話せた筆者は、英語が話せず、なかなかコミュニケーションや文章などの解読に苦労しました。

食事面でも、外食は確かに油を使った料理が多く、筆者も初めはおいしいと思っていましたが、徐々に飽きてきました。(個人的な感想です。もちろん選べばヘルシーフードもあります。)

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シニア世代が「台湾」を選ぶ理由

①言語。日本語がわかる台湾人も増えている

では、「台湾」はどうでしょうか?

ご存知の通り、公用語は中国語です!

「・・・え?英語よりも、もっと難しいんじゃない?」

確かに、中国語が公用語なんですが、在住日本人の立場から、結論を先に言うと、初めは日本語だけでも行けなくはないと思います。

現に日本人のシニア世代の友人が何人か移住しています。

あまり知られていませんが、中国語は、現在の中華民国政府の統治が始まってから教育で義務付けられました。

1895年(明治28年)から1945年(昭和20年)は、日本政府が統治しており、公用語として、日本語が使わ
れていたんですね。

その前は数百年間、今の中國大陸南部からの移住者である人たちの話していた閩南語(びんなん語)、台湾原住民の各言語が主でした。

それで、戦前の時代に学校教育を受けていた、今の80歳以上の高齢者の中には、とても流暢な日本語を操れる方が少なくありません。

台湾の街並み

現代は、世界有数の親日国で、また昨今の日本文化ブームや日本人の好きな観光地ランキングの常連ということもあり、台湾人の間では日本語学習が流行っています。

それで、特に台湾の大都市圏(台北、台中、台南、高雄)では、若い人から中年の方まで、日本語を話せる台湾人が増えてきました。日本語対応のお店も増えています。

また、中国大陸や東南アジアの中華圏などで使われている漢字(簡体字)ではなく、日本人も比較的よく見慣れた漢字(繁体字)が使われていますので、見れば何となく意味をつかめる、というのも利点です。

②食文化

台湾人は外食をする人が多い、と思っている日本人は多くいますが、台湾は健康ブームが来ており、自炊する方が増えてきました。

また、実際に生活していると、スーパーマーケットや生鮮市場も多く、清潔で商品も充実しています。

食材から道具から、自炊するのに必要なものは十分そろえることができます。

商品の値段は、日本より割高の物もあれば、逆に安い物・同じくらいのものもありますが、総合すると、基本自炊生活の筆者夫婦は、日本よりは少し安く済んでいます。

外食するとしても、選べば油ものだけではありません。特に鍋料理はおすすめです。野菜をたくさん摂れますし、何より安価です。

台湾の外食

筆者がよく行く近所の鍋屋さんは、一番安くて100元(約370円)です。品質などにこだわるなら、もっといい鍋屋さんもありますが、よく見かけるのは400元(約1480円)で、サラダバーやアイスや飲み物を食べ放題のお店です。

日本鍋料理と違い、どこも比較的薄味なので、飽きが来ないおいしさです。

また、日本ブームに乗って、日本料理店も多いのがいい点です。日本のチェーン店もたくさん進出してきました。

ただし、日本料理を真似てみただけで、味が全然違うものもありますので、ご注意ください。(もちろん興味があれば行ってみたら面白い経験ができるかもしれません。)

おいしい日本料理屋さんは、シェフが日本で修業した台湾人というだけでなく、日本人がオーナーであったり、シェフであったりするお店が多いのです。

筆者行きつけの日本料理店のオーナーは名古屋出身の方で、台湾に来られて20年以上とのことです。

奥様は台湾地元の方です。ここでは、日本の洋食を楽しむことができます。

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台湾のシニア移住にはどんなビザがある?

では、移住したいと思ったら、ビザはどんなものがあるか、気になります。

台湾のビザについては、下記のページで詳しく説明されています。

参考:台北駐日経済文化代表処

①ノービザで90日滞在可能

台湾は日本人旅客に対して、90日以内の滞在であればビザを免除しています。

ただ、注意すべきは以下の点です。
※上記の台北駐日経済文化代表処のHPから引用しています。

(1)旅券の残存期限が6ケ月以上。(日本旅券、アメリカ旅券は予定滞在日数以上)
(2)台湾から帰国するための予約済み航空(乗船)券、或いは次の目的地への航空(乗船)券及びその有効査証を提示すること。

(1)に関しては、日本のパスポートであれば、残存日数が、台湾滞在の予定日数以上であれば大丈夫です。

(2)に関しては、日本出国時に、航空会社のカウンターで台湾を出国するチケットの提示を求められる場合があります。この時に持っていないと、その場で購入して証明する羽目になります。

これを繰り返せば、何度でも入国できることになります。これを「ビザラン」と言います。

これを実行しているシニア世代の友人夫婦が数組います。

イミグレーションで怪しまれないの?

国によっては、ノービザで滞在できても、ビザランをやっていると、イミグレーションで不法就労を怪しまれて、入国できなかったり、滞在日数を減らされたりします。

筆者は台湾と日本を行き来して、この5年間でイミグレーションで止められたり、別の部屋へ連れて行かれて、長々と質問を受けたりしたことは一度もありません。シニア世代の友人知人も、ほとんどがビザランしています。

これが一番節約できます。

②語学研修査証(学生ビザ)

90日以上滞在したいならビザが必要になります。

日本で取得されるのであれば、台湾は大使館がありませんので、代わりに業務を行える「台北駐日経済文化代表処」での申請で取得できます。

ホームページからオンラインで申請した後、書類を窓口まで行って直接提出します。

東京、横浜、大阪、福岡、那覇、札幌に窓口があります。
https://www.roc-taiwan.org/jp_ja/post/446.html

これは、いわゆる「学生ビザ」です。年齢上限の制限はありません。

さらに、シングルかマルチを選択できます。90日の滞在ビザ、最大で180日まで在留更新可能です。ただし、就労不可ですので、ご注意下さい。

もちろん、ビザの費用や学費がかかりますが、集中して中国語を勉強できて、なおかつ長期で台湾生活を経験できて、ビザ取得を選択するのも一つの手です。

③退職者対象のロングステイビザ

これはまさにシニア世代のためのビザです。

日本人退職者180日滞在のマルチプルビザで、対象は、55歳以上の定年退職者で、5万ドル以上の金融資産を保有する年金受給者です。年金受給証明書と無犯罪歴証明書が必要です。

180日滞在のマルチプルビザですので、出入国が自由です。

ただし、更新はできないため、期限を超えて滞在したい場合は、新たに日本でビザを申請する必要がありますので、ご注意下さい。

④起業家ビザ

その名の通り、台湾で起業したい人のためのビザです。

このビザができてから、筆者の住んでいる都市にも日本人オーナーのお店が増えました。

まず、資本金として50万新台湾ドル(約182万円)が必要で、それで外国人は1年のビザが取得できます。

そこからが難しくて、さらに更新していくためには条件があります。

  1. 一年間の売り上げ、あるいは、三年間の売り上げの平均が、300万新台湾ドル(約1,091万円)以上ある
  2. 一年間の営業費用、あるいは、三年間の営業費用の平均が、100万元(約364万円)以上ある
  3. 台湾人の正規雇用社員が三人以上いる
  4. 審査を経て台湾国内の経済発展に貢献していることが認められた場合

これだけ見ても、なかなかハードルが高そうです。

もちろん、経営手腕に自信と実績がある方、既に日本で起業されており、台湾でも店舗を立ち上げられる方などはいいかもしれません。

⑤投資家ビザ

これもなかなかハードルが高いですが、条件は、「20万米ドル(約2200万円)を台湾の該当企業へ投資する」ことです。これで、2名まで滞在できます。

⑥永住権

条件は、台湾国内に合法的に5年以上滞在していることですので、まずは上記のビザを取得して、生活基盤を台湾に置くことから始まります。

関連記事:台湾永住権の取得しよう!メリットやデメリット、取得の流れを解説

台湾の住宅事情

台湾では借りるより、買うという考え方が主流です。

借りるのは大学生や独身の社会人が多いので、ワンルームで、外食で済ませる人も多いのでキッチンなしが多いです。

もちろん夫婦や家族で借りることのできるところもあります。

キッチン付き、2~3部屋ある、などなどです。

古くてもよければ、団地のようなアパートでエレベーターなしで7,000元~15,000元(約25,000円~55,000
円)、エレベーターと管理人付きだと15,000元~30,000元(約55,000円~約110,000円)くらいです。

最寄りの駅やバス停から近い、商業施設がある中心地、築年数、エレベーターの有無など、当然のことながら、条件次第で家賃の違いが出てきます。

ただし、年々物価が上昇しておりますので、家賃も比例して上がっており、特に大都市の台北市や新北市は、日本の家賃とほとんど変わらないくらいだと言われています。

台湾大手の住宅検索サイトがありますので、参考にしてみてください。
https://www.591.com.tw/

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台湾での生活費は夫婦で約8万円ほど

これは各ご家庭のよって違うので、あくまで参考までに、夫婦二人で基本的にかかる部分だけ挙げます。

  • 家賃10,000元
  • 食費10,000元(ほぼ自炊)
  • 水道200元
  • 電気1,000元(夏場エアコンフル回転)
  • ガス400元(プロパン)
  • 公共交通機関500元

合計:22,100元(約8万円)

台湾は蒸し暑い国ですので、夏場に限らず、梅雨時期も湿度を取るために、エアコンを使用します。

台北などの北部と、花蓮などの東部の湿度はとても高いですが、南部はさほど湿度は高くありません。

最近は、ガスではなく、電気でお湯を沸かす機械が付いている物件が増えてきましたので、オール電化の物件にお住まい場合は、ガス代はかかりません。

さらに、都市部の新しいマンションなどには都市ガスが引かれていますが、台湾全体的に見て、まだプロパンガスの方が一般的です。

総合的に見ても、台湾は日本人にとって、またシニア世代の方々にとって、住みやすいと言えます。

ぜひ台湾のシニア夫婦生活を選択肢に加えてみてください。

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