台湾永住権の取得しよう!メリットやデメリット、取得の流れを解説

台湾永住権の取得方法

日本から近く、親日である台湾に住む日本人は2万人超。

年々、日本からの移住者は増えています。

そんな台湾へ移住し、永住権を取得する方もすくなくありません。

ここでは、日本人がどのようにして台湾で永住権を取得するのか?台湾永住者から永住権(永久居留証)の特徴やメリット・デメリット、取得の流れを詳しく解説したいと思います。

私が台湾永住権を取得した理由。就職からフリーランスへの道

台湾に住んで3年経った頃、それまでは観光ビザやワーキングホリデービザで台湾に滞在していましたが、定期的に出入国を繰り返すよりも就労ビザを取得するほうが安定して台湾に滞在できると考え、企業に就職しました。

しかし、安心したのもつかの間、台湾の企業の給料は日本に比べると安く、手当や労働条件なども頻繁に変わります。

ふたを開けてみて初めて、
「その手当もうなくなったよ」
「それは払えないね」
と言われることもあります。

払われないなら、やらなかったのにと泣き寝入りしたことが何度もありました。

そんなことでガッカリさせられるよりも、自分で必要な額を稼ぐフリーランスのほうが、コスパが良いではないかと気付きました。

ちょうどその頃、知り合った台湾永住権を取得した日本の友人からも
「せっかく台湾にいるんだから、何か形が残るほうがいいよね」
と言われ、妙に納得しました。

故国を捨てるという意識は全くないまま、とりあえず永住権を取得することに決め、最初の一歩として台湾政府が提示する条件を確認しました。

条件や要求がころころ変わるのは、台湾の企業だけでなく 台湾という国も同じです。

台湾の永住権申請の注意事項が大きく変更した頃でした。

今までは「合法なビザ(「就労ビザ」や「配偶者ビザ」)で、まる7年台湾に滞在すること」という条件が 5年に変更された時期で、ジャスト5年後に永住権を申請してフリーになろうと決めました。

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私が考える台湾永住権の特徴・魅力とは

台湾の永住権を持つと、10年は滞在が可能です

毎年ビザを更新する必要はなく、出入国も自由です。

ただ、永久居留証を取得してから年間で180日以上台湾を留守にすると、失効してしまいます

半年を超える世界一周旅行にでも出ない限り、心配ありませんね。

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台湾永住権を取得するメリットとデメリットを考えてみた

メリット

永住権を取得する最大のメリットは、永住権を取ってしまえば、

  • 企業に属さなくてもフリーで仕事ができる
  • 自分が必要なお金を自分の好きな形で稼げる

ということです。

特に 高いスキルや能力があり、短い時間で多く稼げる人に向いています。

就労ビザ更新の際に、病院で健康診断を受け、身分証明書写真を提出し、書類にサインするといったわずらわしさからも解放されます。

デメリット

一方、デメリットは台湾の企業に属していれば、健康保険や労働保険は給料天引きされるので、自動的に保険証がもらえますが、企業をやめてフリーになると すべて自分で手続きをし、加入しなくてはいけません。

日本国内の事業主と同じで、自分で自分をきちんと雇用する必要があります。

同時に、企業の福利厚生や 台湾では多くの企業が 旧正月・端午節・中秋節に出すボーナスやプレゼント、社員旅行、月に1回の食事会、年に1度の忘年会など 会社が社員に提供している福利もなくなります。

もちろん、永住権を取得してからも企業に属することは可能なので、良いとこどりもありえますよ。

就労ビザだと会社がビザ発行のために課す労働時間に縛られますが、永住権取得者は、その縛りから解放されます。

パート、アルバイトなどの勤務も可能です。

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台湾の永住権を取得するのは簡単なのか?

実際に台湾の永住権を持っている知人に話を聞くと
「簡単だったよ」と言う人
「しんどかったよ」と言う人
の2種類います。

それぞれの話を分析していくと 要求事項の書類をすべてそろえるのが大変だと感じたか、感じなかったかという、それだけの違いだということが分かります。

つまり、提出する書類をそろえるのを簡単だと感じれば良いのです。

であれば、簡単だと感じようではありませんか。(笑)

台湾の移民局

永住権申請の心構え。台湾あるある

台湾の基本ですが、ある機関は必要と言うけれども、ある機関は不要と言います。

同じ機関でもある担当者は良いですと言うが、ある担当者はダメですと言います。

午前中に来た時は、これではダメですと言われたけれども、午後に来たら問題ないですと言われます。

日本だったら正しい答えは1つしかないであろうに、台湾では答えがいくつもあります。

ようするに、それだけ手続き関係の決定事項が脆弱(例えるなら、こんにゃく)で、良いほうに解釈すれば、手続きを受け入れてくれる入り口が広い(例えるなら、ゴールのネットが広いから点数入りやすい)ということです。

これを面倒くさいと感じるか、ラッキーと感じるかで 提出書類をそろえるのを面倒と感じるか、簡単と感じるかが変わってきます。

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申請の流れ

それでは、実際に申請前にすることを順にあげていきます。

①移民局で申請資料を入手

まず移民局に行き、最新の「外国人永久居留証申請の流れ」という紙をもらってきます。(中国語は「外僑永久居留証申請流程」です。写真参照)

窓口の人が親切に必要ないモノに×をつけてくれました。

台湾の外国人永久居留証申請の流れ

これは、英語と中国語しかありません。日本語はありません。

実際に、そろえて提出する書類は中国語なので、中国語がベターです。分かりやすいほうを1枚もらってきましょう。

それに基づいて 自分がどれに当てはまるのか確認します。

すべての人に共通して提出が求められる書類は6項目あります。

それに加えて 自分が今持っているビザによって 提出が必要な書類が違います。

たとえば、

  • 台湾人の配偶者がいるか
  • 配偶者も外国人か、
  • 宣教で滞在しているのか
  • 投資で滞在しているのか

大きく5種類に分かれています。

私が当てはまったのは 「労働ビザで滞在している人」でした。

②提出書類の確認

次に 自分が提出すべき書類を確認します。

「中華民国内政部移民署」のWEBサイトにのっています。常に最新の情報を見るよう心がけてください。

【共通提出書類】

まず、申請者全員に共通して求められる書類は以下です。

・外僑永久居留申請書

永久居留証申請書のことです。

永住権の申請書

申請書

台湾の外僑永久居留申請書

移民局のホームページからダウンロードして印刷しました。

 

台湾の外僑永久居留申請書2

移民局に行ってもらうことも可能です。

・彩色照片一張

カラー写真1枚 サイズは日本のパスポート用と同じサイズ(45 × 35 ミリ)です。

・新、舊護照正本、影本一份

パスポート原本とコピー1枚
申請前の過去5年に新しいパスポートに切り替えた場合は新・旧両方必要です。
コピーは、自分の顔写真が載っているページのコピーです。私は、古いパスポートの時に 結婚して姓が変わったのでその変更を記載したページもコピーしました。

・外僑居留證正本、影本一份

申請時点で 自分が持っている台湾の居留ビザ(ARCといわれる)原本とコピー1枚

・健康檢查合格證明一份

健康診断証明書1枚

過去5年間に台湾を出国していた期間が一度につき3か月以内なら不要です。

・最近五年之本國及我國警察紀錄證明書一份

無犯罪証明書1枚(犯罪歴証明書のことで犯罪歴がなければ無犯罪者として証明される)過去5年間の無犯罪証明です。台湾の警察局で発行してもらいます。
半日ほどで発行されます。発行には100元かかります。

【共通書類以外に提出が必要な書類】

「労働ビザで滞在している人」に求められる 共通書類以外の書類は以下の3点です。

  1. 労働許可証(原本とコピー1枚)
  2. 所属している会社の在籍証明書(1か月以内に発行したもの)
  3. 国内の収入納税、財産、特殊技術証明いずれか1つ

となっています。

1・2は会社にお願いし、2、3日ほどで無料で発行してもらえます。楽勝です。

問題は3で、台湾国内の収入納税証明です。

収入納税証明書を持っているだけではダメなんです。

申請する前年に 台湾人の給与の2倍を稼いでいなければいけません

その額は 毎年更新され、2018年は前年2017年の1年間で50万4218元、または毎月4万2018元を超えること、となっています。

台湾では毎年5月末までに確定申告が義務つけられていますので、去年の確定申告の際に 渡された納税証明書(ブルーの用紙)を提出します。

ただし、もう一度言いますが、その納税証明書に記入されている収入額が2018年は50万4218元を超えてなければなりません。

超えていなかった場合、残された方法は 可能性が低い2つのみ、

  • 台湾国内の財産証明
  • または特殊技術証明

の提出です。

特殊技術証明というのは国家で必要とされる専門技術なので、該当者は多くないでしょう。

そもそも、どんな技術が該当するのかも分かりません。

実際に私の周りで聞いたことはありません。

財産証明は、台湾に所有する動産、不動産のいずれかが台湾ドル500万元以上でなければなりません。

500万元というと日本円で約2000万円になります。2000万円!

私の周りには、必死で貯めた友人が1人、親に泣きついて生前財産分与してもらった友人が1人いました。

日本円を台湾ドルに換えると、手続き料がかかり、為替の率が悪いと、500万円近く捨てることになります。

500万円払って永住権を買うと思えばいいのでしょうが…

ですので、永住権を申請すると決めたら、まずは申請する前年だけで良いので、1年間の給料が その年の台湾人の2倍の額になるよう必死に働きましょう。

③リストのものを揃える

確認した書類のリストを作って そろえます。

我が家は日本語でリストを作って そろえたらチェックして分かりやすくしました。
達成感もありますね。

④移民局へ申請へ行く

そろった書類を持って移民局(写真参照)に申請に行きます。

移民局は月曜日から金曜日、8時半から17時です。その間に申請に行きましょう。

窓口の人が提出した書類すべての確認をします。

申請費用1万元払います。

確認が終わると、「申請に間違いない」といった誓約書みたいなものにサインが求められます。

「10000元領収済・自取(自分で移民局に取りにくる)」と記載された「申請終了書」が渡されます。

窓口の人から「約2か月で、審査結果が郵送されます。

それが、届いてから2週間後に移民局に永久居留証を取りにきてくださいね。バイバイ~」と言われて終了です。

あっけなく終わり、呑気なものです。緊張して損しました。

⑤郵送物を待つ

後日郵送されてくる茶封筒に入った書類(写真参照)と ④の最後にもらった「申請終了書」を持って移民局に行きましょう。

今までのビザと交換で台湾永久居留証が渡されます。

これで、無事に台湾永住者デビューです。

これから永住権を取得する方へのメッセージ

これから台湾の永久居留証を申請する方に 知っていてほしい基本的なことは2つです。

何事も念の上には念をいれ、かつ念をいれろということです。

台湾政府のビザ要求事項は、不定期で何の前触れもなく変更します。

その変更に ついていっている役所の人間は非常に少ないです。

窓口に10人の人間がいれば10人の知識と解釈が異なります。

自分の業務をすべて理解し、最新の変更に通じている役所の人間は恐らく上層部にいる実際に判決を下すチームリーダーだけです。

つまり、その他の役所の人間の答えは絶対ではありません。

念には念をいれ、さらに念を重ね、「その答えは今日、自分が質問している時点で有効なのか」を確認してください。

何も知らない窓口の職員に当たった時は、すべてを知っている人間を出してくれと泣きついてでも頼みましょう。

そして、もう一つは 自分が初のレアケースになる可能性が十分あるということです。

「それは、ダメですね」
「聞いたことありません」
「無理でしょう」
と何人にも言われたのに、実際には申請が通った人がいます。

法律や制度がころころ変わるということは裏を返せば、許容範囲も広い(ゴールが入りやすい)ということです。

もう一度言います、ゴールのネットが結構広いです。

「自分が初のレアケースになってやる」という気持ちをもって挑んでください。

参照サイト

このページ下部の「外国人民」をクリックすると、次のページが下記で、
https://www.immigration.gov.tw/lp.asp?ctNode=32598&CtUnit=16735&BaseDSD=111&mp=1

永住権は「0903」に当てはまります。

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