在住者が明かす本当のスウェーデンの治安情報と危険対策

治安の良い国ランキング常連のスウェーデン。在住者が教える本当の治安現状。

治安の良い国、国民の幸福度ランキングなど常連のスウェーデン。

比較的治安の良いスウェーデンですが、ヨーロッパの治安悪化につれ、スウェーデンを取り巻く環境は変化してきています。

現在ストックホルム在住の筆者は、日常生活の中で特に危険な出来事に遭遇したことはありませんが、現地で肌に感じた治安の不安点をご紹介します。

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どんな危険が待っている?スウェーデンで気をつけるべきこと

スウェーデンはEUまたは、シェンゲン協定に加盟していることから、ヨーロッパからの移動が容易にできるため、ヨーロッパ情勢の影響を受け易くなっています

2015年に大きく報道された中東やアフリカからの難民問題を現在も抱えています。

スウェーデンでは難民認定が却下された人物の失踪が相次いでおり、身元不明者が潜伏していることになります。

観光地では、スリ、窃盗などの軽犯罪が発生している

現在、スウェーデンでは外務省の危険情報は出ていません。過去に日本人をターゲットとする凶悪事件なども起きていませんが、観光客を狙う窃盗、詐欺など軽犯罪は報告されています。

多民族国家のスウェーデンですが、アジア人の割合は低く、特に観光客は目立つ可能性があります。

できるだけ現地の人と同じような服装を選び、現地に溶け込みましょう

またスウェーデン式のブッフェレストランで、食事を取りに言っている間にバッグの置き引きなども起こっているので注意してください。

正規のタクシー会社ではない、白タクに乗車すると法外な料金を要求されたり、目的地ではない場所に連れていかれるという事件も発生しています。

空港などで声を掛けてくる白タクドライバーは無視し、正規のタクシー会社を使いましょう

現金を持ち歩かない

キャッシュレスが普及しているスウェーデンでは、小さな個人商店や露店でさえもクレジットカードが使えます

クレジットカードのみ取り扱いのレストランがあるくらいです。

その為、現地の人たちは現金はあまり持ち歩く習慣がなく、クレジットや電子決済をします

またATMは日本と異なり、機械の周りに囲いが無く壁に埋め込まれたタイプが多く、現金を下ろした人や、店で現金決済した客をつけ狙う強盗も発生しています。

外国人や観光客は現金を持っていると思われがちなので、人前で現金を出さないようにしましょう。

クレジットカードが苦手な人は、銀行の自分の預貯金内から、クレジット使用分をその場で引き落としてくれる「デビットカード」も普及しているので、用意しておくと安心です。

危険エリアが分かりにくい

都心には、低所得者や失業者の多いエリアがあり犯罪率が高くなっています。

しかしそのようなエリアでも、街並みは少しさびれているものの、ごく普通の団地の集まる場所に見える場合もあります。

スウェーデン人は、「差別者」と間違われるような発言を極力避けます。特定のエリアや特定の人種が起こした事件なども、通常の事件と同じように報道されるのが現状です。

つまり、特定の地域や人種などを名指しすることを避けるので、危険なエリアは自分で察知するのが必要となります。

目安としては、壁に落書きが多い、ガラスが割れている、放置車両が多い、昼間からたむろしている失業者が多い等です。

社会福祉が充実している為、犯罪は少ないと考えられていたスウェーデンですが、現在は緊急時と認識し、ほかの海外と同じように注意が必要です。

ストックホルム郊外の地下鉄ブルーラインの終点のテンスタヒュスビーエリアは過去に若者の暴動が起きており、治安の悪化から現地の商店が一部撤退してさびれた印象があるので、不必要に近づかないようにしましょう。

物乞いの増加

近年、スウェーデンでは、EU圏から流れてくる物乞いの増加が問題となっています。

2017年現在のストックホルムでは、駅前やスーパーの前などで当たり前のように物乞いをする人を見かけます。静かに座っているだけなので特に危険はありませんが、電車の中で見かける物乞いに注意が必要です

電車に座っていると、空いているシートにチラシや冊子を置いて回ります。

目を合わせたりチラシを手に取ってしまうと、金銭を要求されますが、特に危険はありません。

また、電車内でストリートミュージシャンのように楽器を演奏をしながら、物乞いをしているホームレスもいるのですが、写真を撮ったり立ち止まると金銭を要求されるので注意をしてください。

夜の地下鉄を避ける

深夜の地下鉄や電車では、過去に暴力事件が発生しています。また駅周辺でたむろしている若者なども見かけるようになりました。

ストクホルムセントラル駅は、デモや襲撃発生のの場所となり易く、過去に難民を狙ったヘイトクライムや暴力事件が起こり、警察が出動しています。

深夜に人が集まりやすい場所などを、避けて行動しましょう。

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季節によって注意することが違う

スウェーデンは冬場の日照時間が少なく、15時頃には日が暮れてしまいます。

その為日が暮れたり寒さが厳しい日は、夕方でも人通りが少なくなります。

また、小さな商店は閉店時間が早い事、 郊外エリアになると車移動をする人が多く徒歩の場合は、周辺の商店の営業時間なども考えながら、歩くルートを考えましょう。

2015年大晦日に野外音楽イベントで、女性を狙ったトラブルが報告されています。

スウェーデンだけに限りませんが、野外音楽イベントやクラブなどのお酒の場で、強姦など女性を狙った事件が起こっているので、注意が必要です。

日本とは違うという事を忘れないようにしましょう。

また男性が被害者となるケースも発生しているので、注意してください。

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テロ情報

ヨーロッパでのテロ発生を受けてスウェーデン国内では、2016年3月までテロ脅威度を5段階中の「4」に引き上げていました。現在は「3」に戻されています。

2013年にはストックホルムで、爆弾テロ未遂が起こっています。

現地ではテロには屈しないという姿勢が強く、今まで通りの生活スタイルを貫く人が多いですが、

祝日やクリスマスなどの混雑時などは、マーケットやショッピングモールなどの人が集まる場所を避けるよう、日本大使館からの安全情報が出ています。

トラブルに巻き込まれてしまった時の対処法

万が一の時の為に、トラブルに巻き込まれてしまった時の対処法をご紹介したいと思います。

スウェーデンは、ほとんどの国民が英語を理解出来ます。大きな声で助けを求めましょう。

犯罪に巻き込まれてしまった場合

スリや窃盗など、事件に巻き込まれてしまった場合は、最寄りの警察署に駆け込みましょう。

スウェーデン語で警察はPolis(ポリース)と言います。近くの人に助けを求めるときはHjälp(イエルプ)という言葉が使えます。

クレジットカードが盗難にあった場合は、すぐに使用できないようにクレジット会社に連絡してください。すぐに海外からクレジットカード会社へ連絡できるように準備、メモしておくと緊急時に安心です。

パスポートが盗難にあってしまった場合は、警察に届けた後に日本大使館で必要な手続きを取ります。

警察で「盗難証明書」を発行しておくと、海外保険に加入している場合は、スムーズに手続きが進みます。

スウェーデンの日本大使館連絡先(Embassy of Japan in Sweden)

Gärdesgatan 10 SE-115 27 Stockholm
+46-8-5793-5300(スウェーデン国内から電話をかける場合は08-5793-5300となります。)
http://www.se.emb-japan.go.jp/itprtop_ja/index.html

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滞在先の国でトラブルが起こった時に、日本語で情報を得る事が出来たり、安否確認にも役立ちます。

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スウェーデン治安まとめ

スウェーデンは治安が良いとされている国ですが、現在注意すべき点をまとめました。

常識の範囲内で行動していると、特に危険を感じることはありません。

しかし、安全と言われている国だからこそ、気を抜いた時に犯罪に巻き込まれる隙が出来るのです。今回はそんな意味合いも込めて、細かい注意点まで厳しく書かせて頂きました。

日本人は犯罪者にとって、「お金を持っている」「カモにしやすい」と思われがちです。

現地のスウェーデン人女性に尋ねると、「ここは安全、女性でも大丈夫」と意見される事もありますが、日本人女性は、欧米人よりも小柄で若く見える傾向があります、現地で生まれ育った体格の良いスウェーデン女性たちより、さらに危機感を持って行動が必要だと思います。

スウェーデンで大切なことは、マスコミや人から聞いた意見ではなく、自分で周囲に気を付けて行動することが一番大切だと思います。

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