海外の大学では、英語を使って専門的なものを学ぶことで、英語力と専門的な力を両方身につけることができます。
しかしまだ海外大学への進学情報は少なく、多くの日本人は語学学校を経由して、海外大学進学します。
しかし語学学校経由は、デメリットも多いと語る経験者も多いです。
ここでは、高校卒業後すぐに海外大学に直接入学した筆者が、その方法を解説します。海外大学進学を考えている高校生はぜひ参考にしてください。
海外大学進学の3つの方法
高校を卒業後、海外の大学へ進学する方法は、大きく分けて3つあります。
- 高校卒業→語学学校→ファウンデーションコース→大学
- 高校卒業→ファウンデーションコース→大学
- 高校卒業→大学
この3つが海外大学へ進学する代表的な方法で、多くの日本人は方法1の語学学校を経由して進学をします。
そのあと多くの留学正は、ファウンデーションコースを受けます。
ファウンデーションコースとは、多くの大学が提供する、入学前準備のようなもので、大学1年目で学ぶ内容を易しくして授業を行います。
そのため、ファウンデーションコースを1年受けると、大学進学したときに2年目からスタートすることができます。
多くのオーストラリアやイギリスはこのシステムを導入していますが、アメリカの場合は少し異なり、カレッジと呼ばれるものがあります。カレッジで1年勉強して、大学の2年目に入学できるもので、基本的にはファウンデーションコースと変わりません。
語学学校を経由して海外大学へ入学は、デメリットも多い
多くの日本人は語学学校へ行ってから海外大学へ進学しますが、実はこの方法、デメリットが多いです。
卒業が遅れる
語学学校に何カ月通うかにもよりますが、高校卒業後、半年語学学校に通った場合、半年大学への入学が遅れ、その分卒業も遅れます。
海外で就職する場合、卒業にかかった年数が重視されることはあまりありませんが、日本での就職の場合、卒業の遅れが就職活動に響いてくる可能性があります。
費用がかかる
語学学校は、費用が高いところが多いです。大学に入学すれば英語の環境になるので、語学学校でわざわざ語学を学ぶために高い費用を出すのは本当に価値があるのか見極めましょう。
英語ができない人は語学学校を経由せざるを得ませんが、英語が得意な人は、直接大学入学を狙うのをおすすめします。
直接大学進学に必要なものは?
語学学校を経由するデメリットを紹介しましたが、では海外の大学に直接入学するには、何が必要なのでしょうか?
ハーバートなどの超難関大学を除いた海外大学は、基本的にTOEFLもしくはIELTSの英語力と、高校の成績が入学基準となります。
日本の大学のような入試テストもありません。
つまり高校で成績が良くて、英語ができれば海外の大学に入学することができるということです!
アメリカ、カナダ、イギリス、オーストラリア、どこの国も同じように高校の成績と英語力を重視するので、海外の大学入学は一発テストではなく、日ごろの行いから判断されますと言えるでしょう。
入学に必要な具体的な数字
一般的な海外大学の入学基準は、TOEFL80点以上、IELTS6~6.5を基準にしている大学が多いです。
高校の成績は、5段階中3.5~4を求められます。
ここで注意したいのが、中学3年生でテストを受けレベルを分けるため、レベルの高い高校に行けば行くほど、高校で良い内申を取ることは難しくなります。
つまり県でトップの高校に通っていたとしても、県で偏差値最下位の高校に行っていても、そこで取る内申の点数で判断されます。
レベルの高い高校で良い内申を取るのは大変ですが、逆に言えば、レベルの高い高校に入学できなかった人も、良い内申と英語力を取得すれば海外大学進学ができるということです。
TOEFLかIELTSどちらを取得するべきか
一般的に、
- イギリスとアメリカの大学はTOEFL
- オーストラリアはIETLS
を使うことが多いです。
どちらのテストを受けるかは、気になる大学のホームページで入学条件を確認して決めましょう。
ちなみに筆者が通ったオーストラリアの大学の入学基準は、高校の成績3.5以上、IELTS6.5でした。
海外大学入学の手続きをしよう!
海外大学へ進学するのに必要な英語力と成績を準備しながら、手続き方法もしっかり把握しましょう。
海外大学への入学申請方法は、大きく分けて2つあります。
・エージェントを使う
日本のエージェントでは、よく「海外大学進学は難しいから、まず語学学校へ行ってから大学へ行きましょう」という言葉を耳にします。
そんなことは決してないので、事前に海外直接進学したいという旨を伝えましょう。
おすすめのエージェントは、入学の手続きのみではなく、ビザの取得まできちんと手伝ってくれるエージェントです。
最近では無料エージェントも増えているので、費用を抑えることもできます。
わたしはヒューマン国際機構で入学手続きをしました。
有料にはなりますが、英語の事前レッスンもしてくれる点が気に入り、塾に通うような感覚でエージェントヒューマン国際機構に週1回行っていました。
語学学校を避けたい人は、わたしが高校在学中に英語力をつけたように、日本で事前にレッスンを受けることもできます。
エージェントを使うときに注意したいのは、エージェントは基本的に提携している大学しか勧めてくれません。そのため、入学してみたら日本人がすごく多い大学だった、なんてことも。
エージェントを使う場合も、自分で大学のホームページで下調べをすることをおすすめします。
・直接大学のホームページから入学申請を出す
2つ目の方法は、エージェントを使わずに自力で申請をする方法です。
ほとんどの海外大学は、大学のホームページで入学申請を受け付けています。
必要な書類を自分でそろえる必要があるので大変ですが、エージェントが提携していないような大学にも申請することができるので、日本人の少ない学校に行きたい人にはおすすめです。
デメリットとしては、やはりどの情報が本当なのか分からなかったり、英語のサイトできちんと申請できているかなど不安が残ることでしょう。
直接大学進学のために今できること
海外大学は、課題の量やプレゼンテーションがとても多いです。
ただでさえ英語で専門的なことを学んでいるのに、現地の生徒と同じレベルの力を求められるので、タフな大学生活ではあります。
しかし大学生活は楽しみたいもの。
大学生活を楽しむために、今すぐにできることを紹介します。
英語力と高校の成績をしっかり伸ばす
高校卒業後に直接大学進学を考えている人は、まず高校の成績をよく保つこと、そして英語力を伸ばすことが必須です。
上で説明したように、海外大学は入学テストではなく、英語のテストで判断されます。
日本の一発テストとは違い、何度も受けることができるので、早く始めることが合格につながります。
また入学後は、学部にもよりますが、海外大学はレポートを書く授業も多いので、読み書き共に練習しておきましょう。
必要な費用がいくらなのかしっかり調べる
海外大学に行くには、やはり費用がかかります。
日本の私立大学以上の学費がかかることがほとんどで、途中で学費が払えない、なんてことにならないようにしっかり準備しましょう。
日本学生支援機構など、海外大学に進学する人へ奨学金を出しているところもあるので、調べてみましょう。
また、優秀生徒に提供する、返済無しの奨学金などを準備している大学もあります。
行きたい国、大学を調べ始める
なにより憧れの大学を見つけることで、モチベ―ジョンも上がります!
大学によって、力を入れている学部が違うので、どの大学に行けば何をしっかり学べるのかチェックしましょう。
大学のカリキュラムはもちろん、大学のある地域の特性、天気、治安なども調べることをおすすめします。
海外大学の直接入学の方法まとめ
まだ日本から海外大学へ進学する人は限られているので、情報がなかなか手に入らないことが難点です。
ぼんやりとしたイメージになりがちですが、しっかりと事前に準備をすることで、高校卒業後すぐに海外大学に入学することは可能です。
ぜひ海外大学直接入学を目指してみてください。
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