イタリア在住を考えている人も、旅行予定の人もおさえておきたいカード事情についてです。
ここでは、イタリア在住5年の筆者から見た、現地で使えるクレジットカードについて、そして生活する上で便利なカードについてご紹介します。
1.持っておきたいクレジットカード2枚
2.クレジットカード以外に用意するなら①~国際キャッシュカード~
3.クレジットカード以外に用意するなら②~デビットカード・bancomatについて~
4.まとめ
イタリアで生活するには2枚は用意したいクレジットカード。
もしあなたがすぐ仕事をはじめ、そのお給料で生活できるのでしたら出番は少ないかもしれませんが、たいていの人は最初は日本の口座から引き落としながら生活するでしょう。
関連記事:絶対知るべき!クレジットカードの海外旅行保険。オススメ3つ+アルファを紹介
イタリアで持っておきたいクレジットカード2枚
その2枚、ずばりvisaとmastercardなら最強です。どこに行っても困ることはないでしょう。
JCBは最近は使えるところも増えてきていますが、アメリカン・エキスプレス、dinners clubなどは、あまりおすすめできません。
免税店、大手のデパートやレストランを覗いては取り扱っていないお店が多いです。
また、最近は中国系のunion payが使えるお店も増えてきています。やはり中国人旅行客が圧倒的に増えたからと言えるでしょう。
イタリアでは現在、建前上はほとんどのお店でクレジットカードの利用可が義務づけられています。と言っても、小さいカフェや雑貨屋など、まだまだ使えないところも。
また、最低金額10ユーロ、と指定される場合もあります。
まだ蚤の市などでは基本使えませんし、もしもあなたが値段交渉をして安く買い物したい場合は現金の方がスムーズにいくでしょう。
オススメのクレジッドカード会社はコレ!
イタリア滞在のオススメのカードは?
- VISAブランドのエポスカード
- JCBブランドのあるUSCカード
です。
エポスカードは、海外旅行保険が自動付帯でしかもコストが掛からず(無料)、これだけ手厚い補償を受けることのできるので長期海外滞在者に人気の高いクレジットカードです。
また、USCカードはゴールドカード(年会費3,240円。初年度年会費無料!)になりますが、充実した補償がつき、その補償が家族全員に補償(生計を共にする配偶者・親・子供(高校生を除く18歳以上))がつくところが嬉しいところ。
ちなみに、USCの通常カードは海外旅行保険が付いていませんが、「UCS旅とくプラス」(年会費:1,080円)に登録すると家族補償がつきます。
1点注意点があるのは、USCカードは、キャッシュレス診療に対応していないことなので、エポスカードと2枚数持ちしておくなど、キャッシュレス診療に対応したカードとあわせて利用する形がよいでしょう。
また、下記ページで、海外旅行保険が付属するオススメのクレジットカードを紹介しています。
関連記事:絶対知るべき!クレジットカードの海外旅行保険。オススメ3つ+アルファを紹介
参考にしてください。
なぜ、イタリアでは2枚クレジットカードが必要なのか?
残念ながら盗難にあったときのためです。
筆者も実際盗難にあったことがあるのですが、時差も含めて盗難にあったカードをすぐ止めるのは意外と大変でした。
もちろんカード会社のホームページを見れば24時間受付可能の専用の窓口があるのですが、そういったときに限ってなかなかうまく行かなかったり。
そして、問題なのはその後です。
一枚しかないとその後の生活はどうなるでしょう?送金など、方法はありますが手元にわずかしかない場合は…。
言うまでもなく、2枚あった方が安心です。
ポイントは1枚は持ち歩かないこと!
そして、年会費のかからないクレジットカードを作っておくことです。
クレジットカード以外に用意するなら ①
そして、もうひとつ紹介したいのが、イタリアのATMから直接日本の自分の口座から現金がおろせる国際キャッシュカード/インターナショナルカード。(もちろん、円→ユーロです)
イタリアでは街のあちこちにATMがあるので、まとまった現金が必要なときには便利です(家賃の支払いなど)
クレジットカードよりも手数料が高いと言われていますが、何よりの利点は現金がおろせること。
ご自身のニーズに合わせて使い分けるといいと思います。
三井住友銀行、新生銀行、ジャパンネット銀行などから発行されています。
旅行中どうしても現金が足りなくなった時やむを得ず使ってしまう両替所ですが、手数料がびっくりするほど高いのでできる限りおすすめできません。
特に換金する金額が低いほどその手数料の高さに驚かされるでしょう。
そんな時にも国際キャッシュカードがあると便利ですね。
クレジットカード以外に用意するなら ②
さて、イタリアではクレジットカードではなく、bancomat(バンコマット)の普及率が非常に高いです。
バンコマットとは、要はデビッドカードのことです。
ご存知の通り、大きな違いはクレジット決済(後払い)か銀行直結の即時払い。
クレジットのような審査もないので、私たち外国人でも比較的簡単に作ることができます。
そして、銀行直結なので、月の利用額のコントロールもしやすく、仮に残高不足のときには決済できないので使いすぎ防止にもなります。
イタリアに住み始めて、仕事も見つけ、お給料も定期的にもらえるようになったとします。
そうするとイタリアでの口座を作った方が便利でしょう。まわりからも進められます。(口座がないうちは小切手でで支払いされるのでその都度銀行に換金に行きます)
銀行はたくさんありますので、まわりの人の勧めや職場の人に聞くとともに、自分で実際に聞きに行って、どこの銀行が作りやすいか、自分のニーズにあっているかを比べてみましょう。
銀行によっては、パスポートと滞在許可証、仕事の契約書類などだけで簡単に口座を開ける場合もありますが、regidenza(住民票)が必要な場合も。
また、年間の手数料も銀行によって大きく違います。
筆者はCASA DI RISPARMIOというイタリア全国にある大手の銀行を選びました。
そこには、super flushといって、簡単な書類だけで作れて、年会費もかからない、私たち外国人にもとっても便利なカードがあったからです。
これを作ってから、本当に便利になりました。クレジットカードのようにオンライン決済もできるのも嬉しいところ。
さらに、キャッシュカードとしても使えるので現金の引き落としも可。(ちなみに、イタリア語でATMのこともバンコマットと言います)
使った瞬間にSMSでメッセージが届くので安心です。
日本のカードの出番は基本的になくなりました。
唯一できないことは、大きな買い物をした時の分割払い(○ユーロ×○ヶ月払い)、電話料金などの月々支払う必要がある場合の契約です。そこまでできたらクレジットカードと同じですから当然かもしれませんが。
バンコマットと同じ要領で、郵便局(=posta)発行のpostomatもありますので、口座を開きたいな、と思っている人はどこで作るのが一番自分に合っているかを見比べると良いでしょう。
最後にイタリアでATMを使う際の注意点
当たり前のようですが、夜間や人通りの少ない場所でのATM利用は避けましょう。
また、店先などにある簡易なATMはスキミングの可能性が高いという噂があるので、銀行に併設してあるATMを使うことをおすすめします。特に路上に面しているのではなく、ドア一枚はさんだ建物内にあるタイプですとより安全ですね。
イタリアのクレジットカード事情まとめ
旅行もしくは数週間の短期留学でしたらクレジットカードが2枚あれば特に問題なく過ごせるでしょう。
もしもイタリアへの長期の留学を考えているのでしたら、上記のような選択肢があることを頭の隅に入れておいてみて下さい。
関連記事:絶対知るべき!クレジットカードの海外旅行保険。オススメ3つ+アルファを紹介
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