パラオの病院事情と安心できるオススメ病院。パラオの医療制度の実際は?

パラオの病院、医療事情

パラオでの生活を考えると、不安なのは健康面ですよね。

  • 日本のように医療制度はしっかりしているのか
  • 緊急時にも的確な対応をしてくれるのか

確かめておく必要があります。

ここでは、そんな気になるパラオの医療事情を解説致します。

パラオの2大病院

パラオで病気や怪我になった時、訪れたいのは

  • ベラウ国立病院
  • ベラウメディカルクリニック

です。

詳しく見てみましょう。

Belau National Hospital(ベラウ国立病院)

所在地: Meyuns, Koror
電話:488-2552, 488-2553,488-2558 (救急部受付)
FAX:488-1211
診療時間:月~金曜日 7時30分~11時30分, 12時30分~16時30分

ベラウ国立病院は、国内唯一の総合病院です。救急部は24時間オープンし、救急車の派遣も可能です。

ベラウ国立病院で診察が可能なのは、内科、外科、小児科、産婦人科、歯科。

それ以外の専門医がいないため、疾患によっては十分な検査および治療が受けられないのが実情です。

Belau Medical Clinic(矢野クリニックとも呼ばれます)

所在地:Koror中心部,Yano’s market隣
電話:488-2687, 488-2688
FAX:488-1087
診療時間:月~金曜日 8時~11時, 17時~20時

矢野クリニックは、風邪や熱など比較的軽い病気の診察、また健康診断や検診で訪れる人が多いです。

小さなクリニックなので、医療機器もあまり揃っておらず、詳しい診察が必要な場合にはベラウ国立病院に搬送されます。

その他

産婦人科のようなファミリーヘルスケアのクリニックがあります。

妊娠した際は、こちらのクリニックに通うことになります。

妊娠の初期説明や診察、検診までを一括して行ってくれます。

また、個人で開業したような小さな病院もいくつかありますが、パラオ在住の日本人が使うケースはないです。

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パラオの医療レベルの実際は・・

一般に、パラオの医療水準は低いです。

ベラウ国立病院であれば24時間体制の救急救命科もあり、基本的な症状の医療手当を受けるには十分です。

ただし、複雑な症状の場合はパラオでの治療が困難なので、医療専用機によりグアムまたはハワイ、シンガポール、バンコクへ搬送されることになります。

実際に、パラオで働いていた日本人が突然倒れ、緊急でベラウ国立病院に運ばれたことがありました。

その後、脳卒中の疑いがあると診断され緊急の手術が必要となったのですが、パラオにはそれに対応できる医療設備がなく、そのまま一番近いフィリピン・マニラの病院に緊急医療ヘリコプターで搬送されました。

こうした例もあるので、パラオに移住する際は、海外旅行傷害保険への加入がお勧めです。

もしもの時、大きな怪我や病気で専門的な治療が必要となった場合は,パラオ国外(日本など)へ緊急搬送をお願いすることになります。そうなると診療費や緊急移送費など多額の費用が必要となるからです。

パラオの病院事情2

また、パラオに移住の際にはビザを取得しないといけませんが、ビザの取得の条件にも「持病がないこと」が挙がっています。

たとえば、糖尿病の疑いのある人はパラオでは治療ができないので、上記の様に何かあった際は緊急搬送されることになるからです。

また、歯列矯正をしていたり、歯にトラブルある場合も要注意です。

パラオへの渡航前に、必ず歯科検診と定期的な歯科治療をしっかり受けておきましょう。

ダイバーとしてパラオを訪れ、減圧症に罹患してしまった場合、パラオ病院には高圧室がないので搬送されることになります。

ドクター不足が深刻のパラオ

パラオの医療事情の一つで問題になっているのが、看護師はじめ病院スタッフの人数が少ないということです。

パラオ国内に医師は30名弱しかいないというから、深刻です。

パラオの病院では、パラオ人のナース、フィリピン人のドクターが多いです。日本人のドクターは、2018年現在、歯医者さんとして一名在住しています。

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パラオで医療費はどのくらい必要か。働いていれば負担は基本ゼロ

パラオに在住していると、お給料から社会保障費と医療積立金が毎月天引きされます。

パラオ在住者は、ビザとともにSSカード(ソーシャルセキュリティーカード)をIDとして携帯しなければいけません。

病院で治療を行うと、このSSカードから今まで積立していた医療費を使って清算されるシステムになります。

また、社会保障費で保険も含まれているので、医療費は全額負担になることはありません。

積立金で支払えば、実質その場での支払額は0になります。

薬事情

薬に関して、パラオでは医薬品が不足している場合があります。

病院で購入したり処方された医薬品でも、注意深く調べ、期限が切れていないことを確認しましょう。

パラオの病院事情1

また、パラオの医薬品は国内生産ではなく、100%輸入です。輸入先も、日本や、フィリピン、台湾、グアム、など多岐にわたるので、同種・動向の薬でも商標名が違うことがあります。

パラオで薬を購入する際は、商標名ではなく、必ず成分名や化学名を見る必要があります。

パラオの薬事情がこんな感じなので、日本人のパラオ在住者の多くは、日本からあらかじめ風邪薬や塗り薬などを持参して来る人が多いです。

たとえば、アレルギー薬のように使い続けているものがあれば、パラオでは手に入らない可能性もあるので、特に注意が必要です。

パラオでかかりやすい病気と怪我

パラオに移住すると、環境や生活の違いに体が慣れるまでは、とくに病気や怪我に注意が必要です。

パラオといえば、常夏で平均気温は年間を通してほぼ一定の約28℃。スコールが多いため、湿度が高く、細菌やカビなどが繁殖しやすい環境にあります。

日本人を始め、海外からのパラオ移住者がかかりやすい病例を3つ挙げてみます。

1)食中毒

主に細菌やウイルスに汚染された飲食物を経口摂取することにより発症します。主な症状は腹痛,嘔吐,下痢です。

2)デング熱

パラオのデング熱

デングウイルスを有する蚊に刺されることで感染します。主な症状は、突然の高熱,頭痛,関節痛,発疹です。
重症型のデング出血熱を発症すると、生命に危険が及ぶこともあるので蚊に刺されないように予防策を取りましょう。

3)潜水病

スキューバダイビング中の急浮上等により、血液中に溶けていた窒素が血管内で気泡化し、血栓の原因になったり、直接血管を塞ぐ病です。主な症状は、関節痛やしびれ、時には意識障害をきたします。スキューバダイビングをされる場合は、インストラクターの指示をしっかり守りましょう。

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パラオへ移住したら健康のために心がける事

パラオで健康のために心がけること

1)水道水は飲まないでください。また、食中毒予防のため、食事は清潔なレストランでよく加熱調理されたものを食べるようにしましょう。

2)日差しが非常に強いので、熱中症にならないように気をつけましょう。外出時には、日焼け止めを使用し、サングラス・帽子を着用して、こまめな水分補給を忘れずに行ってください。

3)蚊にさされないように気をつけましょう。肌の露出を少なくし、虫除けスプレーを使用してください。

4)野良犬や放し飼いにされている犬が多いので、咬まれないように注意してください。狂犬病の危険はほとんどありませんが、傷からの感染も考えられます。極力犬やその他動物に近づかないようにしましょう。

【緊急時の対応】怪我や病気になった時に使える英語表現を覚えておきましょう!

I have a sore throat and a severe headache.
「のどが痛く、ひどい頭痛があります」

I have a runny nose and a bad cough.
「鼻水とひどい咳がでます」

I have an upset stomach and nausea.
「胃がむかついて、吐き気があります」

I have diarrhea several times a day.
「一日に何度も下痢をします」

My eyes are very tired, and sometimes I have headaches.
「目の疲れが激しく、時々頭痛もします」

My left hand has been numb for a week.
「左手が一週間しびれています」

Recently, it seems to be getting worse.
「最近、悪化しているようです」

I haven’t been sleeping well these days.
「この頃よく眠れません」

I’ve been feeling nauseated recently and haven’t been able to eat much.
「最近、吐き気がしてあまり食べられません」

緊急救急時はどうなる??

パラオで緊急の診察や治療が必要になった時は、公共の救急搬送サービスを利用できます。

しかし、日本のように救急車の数も多くなく、場合によっては救急車が利用できないこともあり、止むを得ず病院まで自家用車を利用するケースもあるようです。

緊急電話番号はこちら。

  • 救急車 911
  • 消防 911
  • 警察 911

パラオの医療事情まとめ

パラオの医療は日本と比べると規模も小さく、医療水準も低いです。

パラオ移住の際は、健康第一で暮らしていけるように心がけましょう。

また、万が一を考えて、海外旅行保険には必ず入ることをオススメします。

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