メキシコLCC徹底検証!安い時期やお得な乗り方を紹介します

メキシコLCC。安い時期やお得な乗り方を解説

国の大きさというのは、特に日本から遠く離れた国だったり、近くに広大な国があったりすると実感しづらいものですが、アメリカのお隣で小さく見えるメキシコの国土の大きさは、実は日本の5倍もあります。

日本でも人気のLCC(格安航空会社)はメキシコでもポピュラーな移動手段です。

メキシコに行く人、メキシコからその他の国へ飛ぶ人、賢く使ってお得に旅をしましょう!

メキシコの代表的なLCC

メキシコの代表的なLCCは、以下の3つです。

  • VIVA AEROBUS(ビバアエロブス)
  • VOLARIS(ボラリス)
  • INTERJET(インテルジェット)

何を重視するかで選ぶべき LCCが変わってきますので、それぞれの特徴を見ていきたいと思います。

1.とにかく安さ重視ならVIVA AEROBUS

上記3社の中で、価格がずば抜けて安いのは「VIVA AEROBUS」です。

メキシコ VIVA AEROBUS

VIVA AEROBUS

元々の価格設定も安いのですが、公式HP上で頻繁にセールをしているので、旅行好きならこまめに公式HPをチェックしておいて損は無いです。

他の多くの LCC 同様、飲み物やお菓子のサービスは有料です。

同じく有料のサービスですが、モンテレイ国際空港など、空港-市内間の公共の交通機関のない空港では、VIVA AEROBUS 利用客用のバスを走らせているのは利便性が高いです。

難点は、さすが安いだけあって、遅延がかなり多いです。

遅延だけでなく荷物の破損等に対しても親切丁寧な対応は期待できませんので、時間に余裕があり、かつスペイン語がある程度話せる人向けのLCCと言えるでしょう。

メキシコ VIVA AEROBUSの飛行機

余談ですが、こちらのVIVA AEROBUS、「BUS」というだけあって、数年前まで座席指定が無く、乗った順に好きな席に座れる!なんてフライトもありました。

最近はいつ乗っても座席が指定されていますが、当時はさすが大らかなメキシコだな~と、変に感心させられたものです。

2.快適性と安さを両立させたければVOLARIS

お安めの VIVA AEROBUS とお高めの INTERJET の中間の価格帯をいくのが「VOLARIS」です。

前述のVIVA AEROBUSほどは遅延しませんし、使った実感としては、サービスの丁寧さもこちらの方が上です。

飲み物や食べ物は、やはり有料になります。

VIVA AEROBUSほどの割引率は期待できませんが、こちらもHP上のセールで安く航空券が買える場合があるので、急ぎの旅で無ければ自分の行きたい旅行先のチケットが安くなるのを狙って押さえるのも楽しいものです。

メキシコ VOLARISのグッズ1

機内誌やオリジナルグッズの販売もありますので、節約旅行でも旅の気分を盛り上げられますね。

メキシコ VOLARISのグッズ2

3.オススメNo.1、快適な旅ならINTERJET

上記2社に比べるとお値段は高いですが、座席が広いです。

飲み物とお菓子の無料サービスもありますし、長時間の旅なら断然「INTERJET」をお勧めします。

メキシコ INTERJETの飛行機

INTERJET

実際、メキシコシティ-バンクーバー(5時間45分)、メキシコシティ-モントリオール(5時間20分)など、LCCにしては長時間のフライトも飛ばしています。

乗り心地がよく遅延もあまりしないので、サービスにこだわる日本人にも評判は上々。

メキシコ 機内サービス

例えばメキシコの地方都市に住んでいる方が日本への帰省の際に、まずメキシコシティやヒューストンへINTERJETで飛んで、そこから日本への直行便に乗る…といった使い方もよくされています。

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LLCチケットの買い方

空港や街中の各航空会社のカウンターでももちろんチケットは買えますが、気軽なのは公式HPからの購入です。

預け入れ荷物の個数や保険の有無等、自分でカスタマイズして購入する必要がありますが、各社とも表示言語をスペイン語から英語に切り替えることができますので、それほど難しくはありません。

チェックインや搭乗券の印刷、またはQRコードの取得も、HP上でできます。

ただし、LCCに限らず大手の航空会社にも言えることなのですが…メキシコの場合、空港や街中の店舗の航空会社スタッフは、必ずしも英語が分かるわけではありません。

チケット購入後に何かしらの変更が必要になったときなど、英語でどうにかしようと試みるより、スペイン語が分かる人の助けを借りた方が話はずっとスムーズに進みます。

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航空券争奪戦、混むのはいつ?

日本同様、メキシコでもLCCは人気で、特にハイシーズンは早めに買わないと航空券代高騰、売り切れもよくあります。

年末年始と夏のバケーションシーズンに航空券争奪戦が盛り上がるのはご想像の通りですが、メキシコ特有のバケーションがセマナサンタ

移動休日なので毎年日付は変わりますが、3月か4月に4日~1週間ほどのバケーションがありますので、その期間の航空券は非常に取りづらくなります。

メキシコ LCC

ただし、これらのバケーションシーズンには期間限定で臨時路線を飛ばすLCCもありますので、チケットは取りづらい、そして高いですが、普段行きづらい街に簡単に行ける絶好の機会でもあります。

また、日本の感覚で言うと「学生さんは8月まるまるいっぱい夏休み」ですが、メキシコでは8月初旬から順次学校が始まりますので、8月も後半になると航空券争奪戦も落ち着いてきます。

【メキシコシティ限定】LCCをより安く利用する方法

メキシコ旅行で多くの方が旅のスタート、ゴール地点にするのが、首都・メキシコシティ

VIVA AEROBUSはメキシコ北部、アメリカとの国境近くの街モンテレイを拠点としていますが、VOLARISとINTERJETの拠点は、メキシコシティから西へ50kmほど行ったトルーカという街です。

メキシコシティ国際空港は国内最大の空港ですから、もちろんVOLARISもINTERJETも沢山の便をここから飛ばしています。

ただし、この2つのLCCに関しては、メキシコシティ-トルーカ間は陸路で移動して、トルーカから飛ぶ(またはトルーカに着く)ようにすると、バス代を含めてもメキシコシティ発着便よりお値段が抑えられる場合があるのです。

メキシコシティ限定 LCC

少しでも節約を…ということでしたら、是非これらのLCCのメキシコシティ発着便とトルーカ発着便の値段を比べてみてください。

カンクン、プエルト・バジャルタ、ラスベガスなど、日本人にも人気の観光地行きの便がトルーカからも出ています。

日本からメキシコへ行く場合、安いのはいつ?

一般的には、日本―メキシコ間の航空券が安いのは、2月と言われています。

成田―メキシコシティ間の直行便ができるまでは、アメリカ、またはカナダのどの都市を経由すると一番安く行き来できるのか?というのは在住日本人の大きな関心ごとでしたが、今は経由便の方が直行便に比べて大幅に安い、ということは少ないようです。

日本―メキシコ間の航空券代を安くあげる裏ワザとしては、日本から行く場合、

  1. まずアメリカ側の国境の街・サンディエゴまで飛び、陸路でメキシコに入り、メキシコ側の国境の街・ティファナからLCCで目的地まで飛ぶ。
  2. メキシコ各地行きのLCCが多く乗り入れているヒューストンまで飛び、そこからLCCに乗り換える。

等ありますが、多くの場合LCCは預け入れ荷物代や座席指定は別料金になりますから、それらも含めて本当に安いのか検討する必要があります。

目安として、旅行会社がセールで売り出す成田―メキシコシティ間の往復航空券(直行便)の底値が、ここ数年は800USドル前後です。

私は航空会社(アエロメヒコ)のホームページから直接、成田―メキシコシティの往復直行便(6月末のフライト)をこの値段で買ったこともあります。

感覚としては、成田―メキシコシティ往復直行便で800USドルは相当安く、見つけたら即買いで、後で多少無理をしてスケジュール調整する羽目になっても構わないお値段です。

旅行時期にある程度幅を持たせられるならば、800USドルを一つの目安にして航空券を探してみてください。

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