総額50万円・・
一般的にワーキングホリデーで必要と言われている平均予算の半額であるこれが、筆者がアイルランドで1年間過ごすために準備した費用です。
今回は私がどのようにしてこの低予算でアイルランドのワーホリを実現させたか、そのポイントをお教えしちゃいます!
【アイルランドの関連記事はこちら】
↑アイルランド滞在に役立つこちらの情報もご覧ください。過去のアイルランドの記事一覧はこちら
大前提として手続きは全て自力で行う
アイルランドにワーキングホリデーに行く方法は大きく分けて2つあります。
- 何らかの業者や団体の助けを得て行く方法
- 独自で調べて申請も渡航も全て一人で行う方法
です。前者は親切な団体もあるようですが、大抵はプログラム参加費やサポート料金が掛かります。
私はそれが嫌で後者を選択しました。
幸いにもこの国には日本ワーキング・ホリデー協会なる一般社団法人があり、そのWEBサイトを見ればビザの申請方法などを日本語で確認することが可能です。
実際にビザを申請する際には各国大使館の公式サイトなどから手続きをする必要性はありますが、大抵はそちらも日本語訳が用意されています。
ビザを申請するにあたり英語で記入または入力しなくてはならない書類もありますが、高度な論文の提出を求められることはありません。
氏名や住所などの基本的な個人情報や学歴、あとは渡航を希望する理由などです。
どれも単純かつ基礎的なことで、何か迷うことがあっても辞書やネットで調べれば事足りるでしょう。
実際に渡航すれば見るもの・読むもの・聞くもの全てが現地の言葉です。
たとえばアイルランドであれば、渡航してから現地の警察署にて外国人登録の手続きをしなければなりません。
調べながらの申請は少し面倒かもしれませんが、出国前の練習だと思って前向きに取り組みましょう。
必要な費用とそうではない費用の見極める
まずは目的の確認、それから取捨選択
あなたがワーキングホリデーをする目的は何ですか?
就労ビザや学生ビザと違い、ワーキングホリデーのビザに就職や就学の義務はありません。
- 現地の人との交流が目的なのか
- 海外の学校に通うこと自体が目的なのか
- 現地通貨を稼ぐことが目的なのか
当然ながら目的次第でお金の使い道は変わります。
情報サイトや体験記などを見ると『○○する方が良い』と感じることもあるでしょうが、目的は人それぞれですし、ワーキングホリデーに決まった過ごし方はありません。
私の場合は目的が『現地の生活に溶け込むことで視野を広め、様々な経験を得ること』だったので語学学校には行きませんでしたし、インターシップ体験等にも申し込みませんでした。
ビザの申請料は削れませんし、飛行機代は格安のものを選んだとしてもやはり高くつきます。
他人に流されることなく自分自身の目的をしっかりと意識することで、削れるものと削れないものをしっかり見極め、削れるところをどんどん削っていきましょう。
アイルランドで語学学校は絶対に必要か否か
語学学校に通うかどうかでワーキングホリデーの費用は大きく異なります。
一般的なワーキングホリデーの方法としてよく知られているのは、確かに語学学校を経ての就労という流れでしょう。
しかし、ワーキングホリデー期間中に現地で語学学校に通うメリットは、果たして本当にあるのでしょうか?
語学学校に集う人は基本的に現地の方ではありません。
それどころか、せっかく英語圏まで来たのに生徒の大多数がアジア系、という可能性すらあります。
現地の大学に入学するのと語学学校に通うのとでは、そもそもの環境が全く異なるのです。
英語の勉強は出国前に独学でもできますし、現地に行けば出会う人みんなが『先生』みたいなものです。
図書館だけでなくカフェや公園ですら、あなたの行動次第で『学び場』になるでしょう。
ちなみに、アイルランドは図書館のサービスが充実しており、図書カードを作るとネット上で無料の英語の授業が受けられるようになります。
授業の種類は多岐にわたり、かなり本格的です。
あなたのアイルランド渡航の目的に、語学学校は絶対的に必要なものですか?
周りの意見に流されることなく目的を思い出し、語学学校への出費が本当に必要なのか自問してみて下さい。
アイルランドの海外旅行保険はカスタマイズ式を選ぶ
自分の選択次第で削れる語学学校とは違い、どうしても削れない痛い出費の一つが海外旅行保険代ではないでしょうか。
これは国にもよりますが、少なくともアイルランドは保険の加入がビザ申請の必須条件となっています。
様々な保険会社の資料を取り寄せて比較検討した結果、私は口コミの評判も良かった『t@biho』を選びました。
決めてはネットで申し込める便利さと、良心的な料金設定です。
ただそんな『t@biho』でさえ、1年間のおすすめプランは17万円ほどしました。
そこで私はカスタマイズ方式で必要がないものを削り、出費をなんとか13万円にまで抑えました。
一般的なプランから何を削ったかと言うと、自分の死後に支払われるタイプのものを全て外したのです。
あとは航空機遅延費用・手荷物遅延費用・生活用動産・緊急一時帰国費用も外しました。
逆に私が絶対に削らなかったのは『個人賠償責任』と『治療費』です。
これに関しては本当に高額請求されてからでは遅いので、何があっても入っておくことをオススメします。
滞在費は実質ゼロ円にもできる『Working exchange』 という方法
ここまでの節約方法を実践した結果、私のビザ申請から入国までに掛かった費用(ビザ申請料・片道航空券・保険料・申請に必要な各種証明書の印刷費)は約25万円でした。
つまり準備金の約半分が出国前に消えてしまったわけです。
となれば、やはり気になるのはアイルランド現地での滞在費ですよね。
語学学校にも行かず、業者にも頼らず、1年間も異国の地で過ごすのに全財産が25万円。
こうして文字にするとすごく無謀に見えますが、実はこのような無茶も『Working exchange』であれば何とかなってしまうのです。
実際に私はこの方法で生活費を実質ゼロ円にして、浮いた分を交際費や現地での旅資金にしました。
『Working exchange』とは「無料で働く代わりに滞在先を提供して下さい」という対価交換で成り立つ働き方のことです。
もちろん受け入れ先によって条件は異なりますが、好条件だと部屋の提供のみならず三食付きの場合もあります。
オススメのサイトは 『HelpX』!
日本ではまだまだ知られていないこの方法ですが、海外には『Working exchange』が可能な滞在先を探すためのWEBサイトが色々あります。
その中でも私が気に入っているのが、この『HelpX』というサイトです。
この手のサイトの中にはファームステイ限定のものなどが多いのですが、『HelpX』は本当にあらゆるジャンルのものが掲載されています。
無料でも使用可能ですが、有料会員になればホスト(滞在先を提供する側の人)の詳細情報と今までにそこで働いたヘルパー(滞在して働く側の人)が残したレビューが閲覧可能になるので、安全面的にも有料会員の方がオススメです。支払方法はドル・ポンド・ユーロを選べるので、私はその日のレートを確認してから一番得な通貨を選択して支払いました。
世界各国のホストが登録しており、その中でもアイルランドは特に多く1,000件の募集があります。
私は毎月違うホストの元で様々な経験を積むことができました。どのホストもとても優しくて、素敵な思い出がいっぱいです。
HelpXについての詳しい情報は、こちらの記事「 ワーホリの生活費用が実質ゼロに!?滞在先は『HelpX』で探そう(体験談付き) 」をご覧ください。
アイルランドのワーホリ費用を抑える方法まとめ
ワーホリを通して得られるものはたくさんあります。
まとめると、
- 基本的には自力で手続きすること
- 目的を明確にして、不必要なものは削ること
- 保険もカスタマイズしよう
- 滞在費を浮かせるHelpXという方法もあるよ
です。
アイルランドの留学を費用を理由に諦めるのは勿体ないです!
ちなみに、スマ留の費用は12週間~が427,000円~です。これに滞在費も含まれているので、昔の留学と違い、今は費用を抑えることができるプランもあります。
» スマ留は従来の留学費用の半額になることもある
興味があるならば、ぜひチャレンジしてみて下さいね!
【アイルランドの関連記事はこちら】
- アイルランド滞在のクレジットカードはこれで決まり!おすすめの2枚
- アイルランドの治安事情。7つの危険なエリアと注意すべきこと
- 滞在前に知っておこう!アイルランドの驚く5つのこと(環境や文化)
- アイルランドのビザ11種類の特徴と申請方法を徹底解説
- アイルランド移住が魅力的な12の理由
↑アイルランド滞在に役立つこちらの情報もご覧ください。過去のアイルランドの記事一覧はこちら