日本での生活に区切りをつけ、憧れのリゾート地バリ島で長期滞在したいと思っている方へ。
頭ではぼんやり考えていても、実際に何からどう動き出していいかわからないという方も多いと思います。
- 「いつかバリ島で住めたらいいな」
- 「移住にはすごくお金がかかりそう」
など考えてしまい、なんとなくの夢で終わってしまうような人がほとんど。
そこで今回は必見!夢を現実にするための、バリ島移住に当たってのノウハウと費用をわかりやすく説明します。
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バリ島で「生活」をするということ
旅行で初めて訪れて以来、バリ島を好きになった人や、仕事の関係で必然的にバリ島に暮らすようになった人など、バリ島に限らず、日本国内・国外通じて、他の街に長期滞在しようと思うきっかけは、人それぞれですよね。
ですがそこから一歩進んで、その街で実際に「生活」ができるかをまずは考えてみて下さい。
特に次に挙げる点に関しては特に、実際にバリ島に長期滞在をする前に考えておきたい代表的な事例になります。
食べ物に関して
バリ島で長期滞在をするということは、必然的にローカルフードを口にする機会が多くなるということです。
あなたはこの、サンバルや香辛料が強く効いた食べ物をストレスなく食べることができますでしょうか?
滞在中、常に日本食品専門のスーパーで買い物をし、外食は全て日本食レストランでというのはあまりに味気ないですよね。
毎日行う人間の日常の一つが食事ですので、できればバリ島のローカルフードの屋台でも特に問題なく食事できるようにしておくことが賢明です。
言葉に関して
世界的にも有名な観光地バリ島。
旅行者が訪れるような観光スポットでは英語で事足りますが、長期滞在となるとインドネシア語の習得もしておいて損はありません。
実は現地長期滞在者が口を揃えて言うのが、インドネシア語というのは「世界一簡単な言語」ということ。
確かに文法も英語と似通ったところもありますし、何よりハングルやアラビア語などと比べて、ローマ字表記のため勉強するにも取っ掛かりやすいとは思います。
もし日本出発前に少しでも時間があるのでしたら、ぜひインドネシア語教室に通い簡単な挨拶程度の語学力を習得しておくことをお勧めします。
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お金に関して
そして皆様が一番気になっていると思うのが、バリ島の長期滞在にあたってのお金のこと。
現地で働いて収入を得るにせよ、日本からの年金や家賃収入等で生活費を補うにせよ、バリ島で長期滞在するに当たっては一定の収入というのが当然ながら必要になってきます。
こちらの記事
でバリ島の仕事、生活に当たっての仕事や物価、生活費などはご紹介しましたが、現地での収入と同様に考えておかなければならないのが「日本出発前・バリ島到着後の支出」に関してです。
次からは具体的に、長期滞在をするに当たっての代表的な手続きと費用を見ていきたいと思います。
バリ移住前に日本で行う手続きとその費用
おおまかに言ってですが、バリ島に移住するための具体的な手続きなどに関しては、遅くても出発の半年前からは少しずつ動き出しておくことが必要でしょう。
特に費用がかさむのを中心に、時系列でご紹介します。
出発6ヶ月前~
・歯や持病の検診の費用・・・約3万円
案外見落とされがちなのが、歯の検診や持病の治療に関してです。
バリ島では特に歯の病院に関しては、残念ながらお勧めできる良質な施設がありません。
虫歯予防のためにもクリーニングをしておいた方が無難です。
・インドネシア語習得のレッスン費用・・・約6万円
最低限の挨拶程度のインドネシア語習得のためには、少なくとも半年前にはレッスンに通った方がいいでしょう。
月々1万円前後の費用が見込まれます。
出発2ヶ月前~1ヶ月前
・パスポートの取得費用・・・約1万6,000円
残存が少ない場合は、日本で10年用のパスポートを新規で取得しておくことをお勧めします。
・インドネシアのビザ取得費用・・・約4万円
様々な種類のビザがありますが、一番滞在日数が長く、かつ現地で就労などもできる「就労ビザ」は最長2年間有効です。
また現地で働かずリタイヤ組として長期滞在する方は「リタイヤメントビザ」もあります。
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出発1ヶ月前~2週間前
・バリ島下見費用・・・約20万円
いよいよ出発1ヶ月前。本格的な長期滞在の前に一度、現在のバリ島を肌で体感して食事や暮らしの様子を見ておくことも良いと思います。
・出発時の航空券運賃・・・約10万円
片道航空券での購入になると思いますが、移住に際して荷物などが多くなることを想定し、航空券代は多めに見積もっておくにこしたことはありません。
出発2週間前~出発まで
・各種税金やその他解約の手続き・・・約20万円
国民年金加入は任意ですので、もし引き続き加入しておくならば費用がかかります。
また住民税は引越しの時期によって、先の半年程度は後払いが必要になってきます。
そして各種光熱費や電話・インターネット代金などは、解約月の翌月まで請求が来るのが多いため、思った以上に大きな支出を伴うことになります。
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移住後のバリ島で行う手続きとその費用
・バリ島での仮住まいの確保・・・約15万円
バリ島に到着後に長期滞在をする家を探すのでしたら、長期滞在先を見つけるまでの宿泊代がかかってきます。
それなりの宿泊施設での滞在を考えるならば、1泊5,000円前後は必要になってきます。
・給与をもらえるまでの生活費・・・約15万円
すぐに働いて収入を得たりする人であれば別ですが、現地で初めての収入を得るまでの生活費も案外バカにできません。
・KITAS取得費用・・・約10万円
就労ビザとは別に、インドネシアで長期滞在するにはKITAS(キタス)という一時居住ビザを取得することができます。
このKITASを取得することで、簡単に言うと、運転免許証が取ることができたりなど、現地の人と同じような扱いを受けることができます。
就労ビザは「働くためのビザ」、KITASは「住むための許可証」という意味合いです。
現地でしか手続きができないため、最初はエージェントを通して行う人が多いため高額になります。
バリ移住に当たっての最終的な予算は?
このように移住に当たっては日本出発前から始まり、バリ島到着後しばらくまで、けっこうな手続きと費用がかかります。
手続きに関しては、ここでは主に費用がかかるものを中心にお話してきましたので、実際には家族構成などによってさらに煩雑な手続きが必要になってきます。
費用に関しては、出発前、出発後の合計で約105万円という計算になりました。
同様に単身での移住か、家族全員での移住かによって大きな差が出てきますが、バリ島での長期滞在の生活が落ち着くまでの間も考えて、300万円以上は準備しておくのが安心と言えるのではないでしょうか。
「日本で出来ることはやっておく」ことが重要
観光目的でインドネシアを訪れる場合、2017年12月時点では30日以内に限りビザが免除になっています。
ところがこの制度、つい最近までは有料でのアライバルビザ取得が義務付けられていたときもあれば、逆に60日間ビザ免除の時代もあったのです。
このように、本当に短期間で制度が変わるインドネシア。
実際の渡航に当たっては最新の情報を入手して下さいね。
ただ間違いなく言えるのは、「日本で出来ることはやっておく」ことで費用は抑えられるということ。
例えば日本出発前に予め、バリ島での家に検討をつけておけば、紹介した「仮住まいの確保」の費用や時間はかなり節約できます。
また、日本で既にバリ島での就労先を決めている方は、それだけ早くバリ島での安定した収入を得ることができますよね。
何事も早め早めの行動を心がけ、スムーズなバリ島での長期生活をスタートさせて下さいね。
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