ワーキングホリデーの最大のメリットは、「1年間現地で働く事ができること」です。
海外で現地企業で働く事が許されたビザを取るのは、本当に大変なことです。
今回は、その特権を最大限に活用するためにドイツで仕事を得るためのポイントについて紹介していきます。
【ドイツの関連記事はこちら】
- ドイツで就職!仕事を得るための6つのステップ
- ドイツのワーキングホリデービザ3つの特徴や取得・申請方法を徹底解説
- 加入必須!ドイツのワーキングホリデー保険はどうしたらいい?
- ドイツにワーキングホリデーに行こう!仕事探しを成功させる7のポイント
↑ドイツ滞在に役立つこちらの情報もご覧ください。過去の記事一覧はこちら
1. 語学力を磨く
ドイツで仕事をするためにまず必要なことが語学能力。
ドイツで仕事を得るには「ドイツ語」もしくは「英語」を最低限話せる必要があります。
ドイツ語は話せれば話せるだけ、仕事を得るチャンスは広がります。
ワーキングホリデーを始めてすぐにでも働きたい場合は、日本にいる間からドイツ語の勉強をし、ドイツ語力を高めておくと良いでしょう。
ドイツ語が全くできない場合は、最低でも英語を日常会話程度まで話せるようにしておくことが必要です。
ドイツ語能力があるに越したことはないですが、ドイツの中でもベルリンやフランクフルトといった国際的な都市の中には英語でも応募可能な求人はたくさんあります。
そのため、ある程度英語が話せれば、ドイツ語が話せなくても、英語を使った仕事に就くことも可能です。
また、中国語や韓国語といったアジア系の言語を話せることは日本人にとっては大きなアドバンテージになります。
なぜなら、ドイツ語や英語での能力ではヨーロッパの人や英語圏の人に及ぶのはなかなか難しいものです。
その際に、日本語以外にもアジア系言語を話せると、アジアの担当として仕事を得るチャンスは広げられるからです。
語学能力は、ドイツで仕事を得るためには必要なものなので、できるだけ早めから準備しておくと良いでしょう。
2. 日本で職務経験を得る
ヨーロッパでは、日本のように、新人に「一から教える」という文化はありません。どの職場でも、雇用されたら即戦力として働く事が期待されます。
そのため、ドイツですぐに働き始めたいのであれば、日本で職務経験を積んでからドイツへ渡航するのがオススメです。
日本での職務経験は、アルバイトでも、会社員でも構いません。
自分の中で「働く」という経験を作っておけば、ドイツに来て仕事探しをするときに、その経験を使って企業にアピールすることができるようになります。
もし、職務経験なしで仕事を探す場合は、ドイツでインターンシップから始めるという手もあります。
ドイツ人達は、学生の間にインターンシップをして職務経験を積みます。
そして、その職務経験を使って卒業後は会社で即戦力として働き始めるのです。
そのため、就きたい仕事における職務経験がない場合は、まずはインターンシップから始めることを検討すると良いかもしれません。
3.日本でコネクションを作っておく
ドイツである特定の分野で働きたい場合は、日本でその分野のコネクションを作っておくのが一番です。
ドイツで仕事をする場合、多くの会社が日本人を雇うことに求めることは何だと思いますか?
それは、日本語能力であったり、日本やアジア市場での知識や経験である場合がほとんどなのです。
ドイツで仕事をする場合は、ドイツ人やヨーロッパの人が提供できないことを売り込む必要があります。
例えば、ファッション関係の会社で働きたい場合。日本のファッション関係の会社にコネクションを持っていれば、雇ってもらえる可能性は確実に引き上げることができるはずです。
メディア関係で働きたいのであれば、日本のメディア関係の関係者とのコネクション、飲料業界で働きたいのであれば、日本の飲料業界のコネクション、スポーツ用品関係の職につきたいのであれば、スポーツ用品関係の日本でのコネクションが多いに役立ちます。
ドイツでの仕事探しは日本にいる段階から始められるのです。ドイツと日本との架け橋になるという心持ちで、できるだけ多くの企業や人とコネクションを構築しておくと、ドイツでの仕事探しがスムーズになるはずです。
4.求人サイトを定期的に確認しておく
日本にいる段階から、ドイツの求人サイトを定期的に確認しておきましょう。
ドイツの日本人向けの求人や自分が応募できる求人は、日本の求人よりも格段と少なくなります。
そのため、仕事探しはタイミングが命。自分が応募できる求人にいかに出会えるかが重要です。
日本にいる間でもドイツの求人情報は確認できるので、ドイツでのワーキングホリデーに行くことを決めたのであれば、定期的に求人情報にも目を通しておくと良いでしょう。
ドイツ在住者向けの掲示板Mixb掲示板には、日本食レストランや日系企業の求人情報が多いです。
求人サイトindeedも多くの求人が掲載されているので、検索機能を使って自分に適した求人がないかチェックしておきましょう。
また、見逃せないのがFacebookやCouchsurfingといったソーシャルメディア。
これらのソーシャルメディア内には、「ドイツでの仕事探し情報交換グループ」といったものが存在します。
こういったグループでは日々新しい仕事が投稿されるので、グループに登録しておくと最新の情報を受け取ることができますよ。
様々なツールを使って、求人情報を得ることが、ドイツでの仕事探しのポイントのひとつです。
5.ドイツでコネクションを作る
日本でのコネクションが大事と前述しましたが、ドイツでのコネクション作りも大事です。
求人は、求人サイトに出ている広告のものだけではないのです。実は、求人サイトの求人広告に出ていない求人もたくさんあるのです。
こういった求人にどうやってたどり着けるかが、仕事探しの鍵となります。
これらの情報をいち早く手に入れるには、交流会(Meet up)に参加するのが手っ取り早いです。
ベルリンやフランクフルトといった大都市では、目的別の交流会(Meet up)があります。
例えば、エンジニア向けの交流会や、スタートアップ企業で働く人向けの交流会といったものが挙げられます。
Meetupはインターネットで探すことができます。
例えば、
http://www.meetup.com/ja-JP/
こちらのウェブサイトでは世界中多数のMeetupが見ることができます。
これらの交流会で出会った人に「仕事を探していること」と、「自分ができること」をアピールておきます。
例え、その場ではすぐに仕事情報を得られなかったとしても、自分が話した相手の会社で新しいポジションが出た場合に、自分にも声をかけてもらえるチャンスが生まれるのです。
また、コネクションを作って仕事情報を得るのには大きなアドバンテージがあります。
知人や友人から仕事を紹介してもらった場合は、実際に採用してもらえる確立は求人サイトから直接応募した場合よりも高くなるそうです。この採用方法は、「リファラル採用」と呼ばれます。
リファラル採用で採用した場合、仕事の定着率が高く、コストも低くなることから、多くの企業が導入し始めています。
コネクションを広げておけば、リファラル採用の制度を使って仕事が得やすくなるかもしれません。
6.より良い履歴書を作る
仕事に応募するためには、履歴書が必要になります。
ドイツ語ができるのであればドイツ語で、ドイツ語ができない場合は最低でも英語で履歴書を準備しておきましょう。
でき上がった履歴書は、ドイツ語や英語が母国語の人に添削してもらっておくと良いです。
履歴書は、求人者の顔となります。
履歴書に不備があれば、面接にも読んでもらえません。
履歴書は最高の状態に仕上げておきましょう。
7.面接の準備をする
書類面接が通れば、次の段階は面接になります。
ただでさえ緊張する面接ですが、ドイツでの面接はドイツ語か英語で行われます。
「緊張して伝えたいことが伝えられなかった」ということにならないように、事前に面接準備をしておきましょう。
面接準備で必要になるのは、
- 面接で聞かれそうな質問の答えを用意しておく
- 応募企業に関する質問を用意しておく(面接の最後に質問を聞かれる場合が多いです。)
- ドイツ語や英語が母国語の人に面接官になってもらい、面接のシミュレーションを行う
ことです。
実際の面接さながらに面接の練習をしておけば、本番の面接もスムーズに受ける事ができるようになるはずです。
最後に
ドイツでのワーキングホリデーで仕事を得るための7つのポイントをご紹介しました。
ドイツで働くという経験は、人生において貴重なものになるはずです。
ワーキングホリデーのメリットを最大限に活かし、ドイツで働いてみてはいかかでしょうか。
【ドイツの関連記事はこちら】
- ドイツ留学費用を抑えるための5つのコツ
- 海外移住先としてのドイツの魅力。5つの観点から検証!
- ドイツ移住に備えよう!生活スタートまでに準備すべき6つこと
- 知っておきたいドイツの生活物価とお金事情9つのポイント
- ドイツ生活をする人は注意したい5つのルールやシステム
↑ドイツ滞在に役立つこちらの情報もご覧ください。過去の記事一覧はこちら