【チェコライフが楽しくなる】14の独自習慣・文化を紹介します

【チェコライフが楽しくなる】14の独自習慣・文化を紹介します

日本から遠く離れたヨーロッパの真ん中に位置するチェコ。

どんな人が住んでいるのか、そこでの生活や習慣、文化は一体どんなものなのでしょう。

チェコはヨーロッパの中では宗教色は色濃くなく、でもクリスマスは一大イベント、犬が多く子供に優しい国です。

習慣や文化の違いから、これをやってしまったら一大事!ということはほとんどありませんが、やはりその国の習慣や文化を知っておくことは生活のしやすさにもつながります。

現地在住者よりお届けします。

チェコライフを楽しむためにも是非一度、読んでみてくださいね。

チェコ7つの生活習慣

1.挨拶は必ず

店に入る時やスーパーのレジでは皆必ず、挨拶をします。

「Dobrý den ドブリーデン」 こんにちは
「Dobrý večer ドブリーヴェチェル」 こんばんは

また、店を出る時や別れる時にも挨拶をします。

「Na shledanou ナスフレダノウ」 さようなら

これらの挨拶はチェコ生活では必須と言えるでしょう。

また、

「Mějte se hezký ミニェイテセへスキー」良い時間を!
「Hezký den へスキーデン」良い1日を!
「Hezký víkend へスキーヴィケンドゥ」良い週末を!

などを使うことも多くあります。

親しい人ではなくとも、挨拶をしたり、定型文ではありますが「良い1日を!」なんて言われると嬉しいものです。

一見表情が変わらなく冷たい印象を持ってしまうことも多いチェコ人ですが、交わす挨拶一つでもしかしたらその印象も変わるかもしれません。

関連記事:チェコ語の挨拶や日常会話フレーズ集50選(発音や会話のヒント付き)

2. 鼻はすすらないが、かむ!

バスや電車、街ゆく人、公共の場で、鼻をすすっている人を見たことがありません。

ですが、かっぷくのいいおじさん、可愛いおばあちゃん、若い美女誰もが鼻を豪快に噛む所を見たことは数知れずあります。

冬の寒さが厳しいチェコ、外から乗り物に乗った後、鼻水が出るのは皆同じ。

とは言え、人前で鼻をすするのはマナー違反のようです。

では鼻水が出た時はどうするのか…

ポケットからハンカチやティッシュを取り出し、「ブブーッ」と、それはそれは豪快に噛むのです。

そしてここで買うティッシュ、とても厚くて丈夫。1回の使用で捨てるのがなんとなく惜しくなるほど。

多くのチェコ人は1回では捨てず、使用後また折りたたんではポケットにそっと戻しているのです。

同じようにこれをするようになったあなたも、チェコに随分と馴染んでいますね…。

3. 犬もバスや電車に乗る

犬を連れている人を見かけることが多いチェコ。

犬種は小型犬から大型犬まで様々、柴犬や秋田犬も人気があります。

口輪をしていれば公共交通機関に連れて乗れるということもあり、バスや電車で犬を見かけることも日本に比べると格段に多いです。

レストランや居酒屋で食事を楽しむご主人の足元には犬…ということもしばしば。

レストランや公園には犬用のお皿や蛇口が常備してある所があるほど。

借家やアパートなどは日本のように「犬猫NG」というのを聞いたことがありません。

オーナーの意向にもちろんよりますし、例外はあるのでしょうが、基本的には犬猫が一緒に住むことについては大丈夫なのだそうです。

チェコでは犬もバスや電車に乗る

ご主人の買い物を待つ犬。

4. 子供に優しい

公共交通機関であるバスやトラム、電車の多くにはベビーカー専用のスペースが設けられています。

また旧式の、階段があるバスやトラムにベビーカーと共に乗車したい場合には周りの人が快く手を貸してくれることがほとんどです。

赤ちゃんや子供がぐずったり泣いたりする場合にも、嫌な顔をする人は日本と比べると少ないように感じます。

それどころか、一緒にあやしてくれたり優しい声をかけてくれる人もいるほどです。

そして多くのレストランやカフェには子供用の椅子が用意されています。

5. ハタが大好き

チェコ人の多くは自然が大好き。街中に住んでいる人でも実は自然の中で生活したいという人も少なくありません。

そのため、近郊に別荘を持ったり、休暇を貸別荘で過ごす人はとても多いのです。

チェコでは別荘のことをChataハタもしくはChalupaハルーパなどと呼びます。

別荘と一言で言っても、休憩するためだけのような小さく簡素な小屋から、サウナ付きの豪華な別荘まで、様々です。

そして多くのハタが自然が豊かな場所にあるので、周りの景観が素晴らしいのは言うまでもありません。

週末ごとに通っては庭の手入れをしたり、長期休暇でゆったりと過ごすのがチェコ人の楽しみの一つでもあります。

自分のハタは持っていなくても、貸別荘もたくさんあるので、一度試してみるのも良いかもしれません。

6. 物は捨てない、まずは直す、自分で作る

つい30年ほど前まで共産主義だったチェコには、物を手に入れることが難しかった時代を過ごした人が多くいます。

そういった背景もあり、簡単に物を捨てるということはしません。

何十年も前の子供のおもちゃや洋服、家財などを大切に保管してあるのが一般的です。

そして何か壊れた際にはまずは自分で直すことを試みます。

家のリフォームや家具の取り付け、家そのものを手作りする人までいるのです。

中には何年もかけて自分で一から家を建てる人もいます。

7. 花がいつも身近にある

日本に比べるとチェコは、花がとても身近にあります。

花屋さんで買い求めるのはもちろん、自然の中に咲いている野草を摘んだりすることもあります。(所有者がいる土地の場合はいけませんが…)

摘んできた小さな草花をコップに入れて飾っているお宅も多いです。

プレゼントとしてはもちろん、日頃の感謝の気持ちを伝えたり、空港で恋人を迎える時に花を…というチェコ人男性もいます。

送る花は、花束に限らず一輪または数本の花、小さな鉢植えなど特に決まりはありません。

ただ、花の数は奇数にするのが一般的です。(1本または3本、5本…というように)

花が身近にあるチェコならではなのか、5月1日に桜の木の下で恋人同士がキスをするとその女性は1年間美しくあり続けられる…というエピソードもあります。

そのため、5月1日の桜の木の下はカップルで混雑…なんていうことも。

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2つの食文化

1. ビール大国、チェコ

チェコは、実は言わずと知れたビール大国です。

国民一人当たりのビール消費量が世界一の国はチェコなのです。

ヨーロッパの中では比較的物価が安いチェコですが、レストランでは水よりもビールが安いということもしばしば。

そのためか、チェコの料理はビールが進むような濃い味付けのものが多くあります。

2. 昼食がメインで夕食は軽く

会社や学校の食堂、幼稚園や学校の給食全て基本的にはスープとメイン料理が出ます。

つまり、昼食は1日の食事の中で最も凝ったものをしっかりと食べる習慣があります。

代わりに、夕食は軽く済ませる人が多く、パンにハムとチーズ、少々の生野菜という場合も少なくありません。

また、朝食も同じように軽く、パンとコーヒーのみと言う人がほとんどです。

関連記事:肉・じゃがいも・ビール!チェコの食文化と普段の食事や伝統料理とは

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チェコのイベント時に知るべきこと

1. 「名前の日」は誕生日と同じようにお祝いする

チェコではSvátekスヴァーテクと呼ばれるお祝いの日があります。

これは「名前の日」というもので、毎日365日それぞれの名前が決められていて、自分の名前の日になるとお祝いをしてもらえるのです。

このSvátek、誕生日と同じようにお祝いをします。

花屋さんの店先に「今日のSvátekは〇〇」と書かれていることも多く、目にすることがあるかもしれません。

参考:Name days in the Czech Republic

2. プレゼントの定番…ワイン、花束、チョコレート

先ほど紹介した名前の日や誕生日、自宅へ招待された時など、様々なシチュエーションでのプレゼントや手土産での定番です。

どれも相手に気を使わせない程度の、気軽なプレゼントとして定番です。

大きなスーパーであれば、ワインはもちろん花束や箱詰めのチョコレートなどが売られているので、急な招待を受けた時などにも慌てずに済みます。

3. プレゼントは紙袋に直入れ

誕生日や名前の日など、記念日を大切にするチェコでは、プレゼントを送る機会も多くあります。

とは言ってもチョコレートやワインなど、値が張らないものも多いので、それほど重く考える必要はありません。

そこで目にするプレゼントですが、紙袋にそのまま品物が入っています。

日本の加重包装に慣れてしまっていると、少し驚くかも知れません。

包装紙やプラスチックの梱包などが一切ありませんが、環境のことを考えるとずっと現代的と言えるでしょう。

すっきりしていて、とても良い文化だと思っています。

一度使った紙袋でさえ、品物を入れて渡すだけなので、次回に使い回すということも少なくありません。

4. 誕生日のお祝いは主役が準備

もちろん各家庭や年代によって異なりますが、基本的には誕生者がお祝いの準備をすることが多いです。

子供の誕生会は自宅へ友人を招待したり、キッズカフェなど外の場所を貸し切ってやる場合もあります。

幼稚園や小学校へ通う子供たちは、自分の誕生日にはクラスメートや先生の人数分の小さなお菓子やケーキを持って行き、配ります。

手作りの誕生日ケーキ

手作りの誕生日ケーキ

また日本同様、チェコでも60歳は大きな節目と考えられているため、盛大に誕生会をすることが多いです。

5. クリスマスは一大行事

ヨーロッパの中では宗教色が色濃くなく、聞けば無宗教と言う人が多い印象のチェコ。

とは言え、クリスマスは1年で最も活気付く時期です。

街はキラキラと華やぎ、人々はみな忙しそうにでも嬉しそうに行き交います。

各地でクリスマスマーケットが開かれ、スーパーには甘いお菓子や珍しい果物が並びます。

クリスマスマーケットの様子。

クリスマスマーケットの様子

子供はプレゼントをもらうのにワクワク…なのですが、このプレゼント、大人同士も送り合うのです。

両親や兄弟、姪っ子甥っ子…クリスマスに会う予定のある家族の分、贈るのです。

ちなみにチェコではサンタクロースではなく、Ježíšek(幼いキリスト)がプレゼントを持ってきてくれると言われています。

そしてクリスマスには鯉料理(多いのは鯉のスープとフライ)を食べるのがチェコの伝統です。

クリスマス前にはプレゼントや鯉を買い求める人で街中は人で溢れかえります。

クリスマスツリーの下にプレゼントが並びます。

クリスマスツリーの下にプレゼントが並びます。

チェコの文化・習慣まとめ

チェコならではの習慣や文化はありますが、間違えてはいけないほどの大きな決まりはありません。

また、宗教的な決まりごともないため、観光や居住に際して抵抗なく滞在することができるでしょう。

必ず挨拶をしたり、子供や犬が好きと言う点では過ごしやすい国でもあります。

パッと見では気づきにくい習慣や文化かもしれませんが、知っておくとチェコ滞在がもっと楽しくなるかもしれません。

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