こんにちは。
このせかいじゅうブログでは、
「世界で暮らす魅力を発信する」
を一つのテーマとして掲げています。
日本に住む一人でも多くの方が、世界へ飛び出すきっかけを提供することを目的に、
今後、さまざまな企画を通して、皆様へ情報を提供していければと思います。
第一弾企画の紹介
そして、早速の第一弾企画の紹介です。
「せかいじゅう海外在住者プランナーインタビュー企画」
これは、せかいじゅうに登録されたプランナーへ私達が実際にインタビューを行い、
海外へいったきっかけや困難、それをどう乗り越えて、海外生活を実現しているのか、
をインタビュー形式でたっぷりとお伝えしていきたいと思います。
このインタビューをご覧いただき、
世界への扉をもっとイメージし、未然に防げることは防ぎ、もっと楽しめることは楽しめる。
そんな情報ソースになれれば嬉しく思います。
それでは、今回は第一弾のインタビューをお届けしたいと思います。
ニュージーランド・オークランド移住ストーリー Kenさん
――オークランドへ移住してから、どれくらいの期間ですか?
Kenさん(以下、Ken):
私のご案内させて頂きますと、2000年から2004年の間に、ニュージーランドのオークランドで生活していました。
その4年の間は、金融機関で働き、2004年に、永住権を申請・取得して、一旦、日本の方に戻りました。
日本の方に戻ってからは外資系の保険会社、日系の銀行、そして、外資系の銀行を経て、2013年に、子供も小さかったので、こちらの方が生活環境が良いんじゃないか、ということで家族で、2013年の10月にオークランドへ戻ってきました。
――ニュージーランドの永住権を事前に取得されていたんですね。
Ken:そうです。2000年から2004年の4年間の間に、こちらの企業に働き、永住権を申請しました。ニュージーランドの永住権は、取得後、何年海外に居ても、基本的に永住権は(今のところ)はく奪されないという形になっていますので、その辺は他の外国よりも有利になってます。
――永住権の維持にお金はかかったり、取得などは厳しいですか?
Ken:特にお金はかかりません。パスポートの更新代だけです。私が取得した10年以上前は、「一般カテゴリ」というのがありまして、そこで申請したのですが、学歴、職歴、年齢ですとか、あとは英語の部分のスキルですね、そういったものを相対的にポイント制で測り、それを満たした者が申請ができ、その後、移民局側の方で審査をして、何度かの面談を経て、最終的、永住権が取れるという形でした。
当時は、すべてが簡単にいったわけではないですが、わりとスムーズに取得できました。今現在の永住権と比較すると、当時は条件が比較的緩和されてたので易しかった、というところです。
――なぜ、日本に帰国した後に改めてオークランドへ行く決意をしたのでしょうか?
Ken:ご存じのように2011年に、東日本の大震災があり、当時、私には生まれたばかりの子と3歳になる子いました。
私は外資系の銀行にいましたので、仕事は順調には進んでいたんですが、今後の日本の将来ですとか、子供の将来を考えた場合に、オークランドで育てたほうが環境的にも良いですし、子供自身の選択肢も増えるのではないか、という思いで戻ってきました。
日本のマンションが売れずにそのまま、骨折したまま飛行機でニュージーランドへ
――移住する前の不安は?
Ken:働いていた会社を辞めて、こちらに来るという事だったので、職に就けるかどうか、という部分がやはり不安でした。事前にも探してはいたんですけども、最終的には、面談という事になりますんで、それで、しょっちゅう、行ったり帰ったり出来る距離でもないので、それが原因で頓挫してしまう案件とかありました。ですので、もう行ってしまって、家もしっかり住所も決めて、それからまた探そうという事で、こちらに来てから探した、という形です。まあ、賭けと言いますか。(笑)
――移住する前につまづいたことはありましたか?
Ken:これは、通常の流れの中では起こらない事だと思うんですけど、私の場合、2013年の中ごろに会社を辞めたんですけども。東京で持っていたマンションを売却しようという事になりまして、売却の依頼をしていたんですが、なかなか売れなくて、3カ月、4カ月たっても売れない状況が続きました。子供も幼稚園を辞めていたので、こんな状況で居るんなら、という事で、一旦マンションはそのままにしておいて、不動産屋にお願いして、広告だけは出して頂きながら、家族でこっちに来てしまったんですね。
そしたら、2013年の2月に売れました、という連絡があり、私だけ戻って、不動産の売却の手続きというのをしました。やっぱり、マンションの売却というのは、ちょっと時間がかかったという事です。
あとは、私自身が、引越しの片づけで、椅子から落ちて、足を骨折してしまったんです。引っ越し全部終わったら、その3日後ぐらいにニュージーランドに戻る飛行機のチケットを取っていたんです。。最終的には、痛み止めだけ飲んで、飛行機は車椅子の状態で、ニュージーランドに着いたら、速攻入院ですね。空港着いた時には、嫁さんに「何やってんの」と白い目で見られて。(笑)
一つ良かったのは永住権を取っていたので、基本的にこういうアクシデントは、永住権取得者には、アクシデントによる医療費が基本的にタダなんですね。
――移住がスムーズにいくポイントは何ですか?
Ken:私は永住権を取得しているので、身さえ行ってしまえば、生活するだけだったと思うんですけど、後は家族ですね。私の方の両親だったり、嫁さんの方の家族を説得しなくちゃいけないと言う部分では、何回か家族で話し合ったりという事をしました。
やはり、そう言った部分の賛成が無いと家族だけでは、出来ない部分があるので、周りの方の賛成というのは、やっぱり非常に大きいと思います。自分自身も、そう言った後押しや協力がないと、気持ち的にもなかなか前に向かないと思います。
――ご家族のビザはどういったものですか?
Ken:私と私の嫁さんは、既に2002年に永住権を取得していました。子供は日本で生まれたので、当初はビジタービザでした。ただ、私の子供という事で、決められた所定の書類さえ出せば、永住権は彼らも取れました。子供が永住権を取得したのは、生活を始めて、時間的には、3カ月も掛からなかったと思いますね。
自然に触れることができるオークランド。子供の成長を実感。
――オークランドはどんな環境?
Ken:私は川崎生まれなんですが、仕事をしていた時は東京にいて、自然の環境に触れる事がなかなかできませんでした。そういう部分で、子供には自然の多い所で、豊かな環境で、育てたいという気持ちがありました。あとは、考え過ぎたとは思うんですが、原子力発電の問題ですとか、日本の教育における部分の疑問点等が、私自身にちょっとありました。
――家族にとってニュージーランドへの移住が良かったことは?
Ken:子供が現地のパブリック(公立)の小学校に入りましたが、こちらの学校に馴染むかどうかが一番心配でした。上の子が、6歳の時にこっちに来て、丁度、こちらの小学校のイヤー2という所からスタートするんですが、周りはほとんど皆さんネイティブですから、馴染めるかなと。
最初は子供もちょっと嫌がったのですが、こちらの子供は、田舎の子と言うか、非常に純粋な子が多いんです。言葉が喋れなくても、一緒に遊んでくれたので、結構すんなりとこちらの小学校にも馴染めました。そう言った部分では、スムーズで良かったなと思っています。今は、通い始めて2年経ちますが、こちらの小学校で元気にやってますし、私の英語の発音も「それ、お父さん違うよ」と指摘されます(笑)子供はホントに成長が早いなと思います。
楽観的な価値観。働くこととプライベートが分かれている。
――お仕事のほうはいかがですか??
Ken:こちらに来た当初は職が見つからないんじゃないかと不安がありましたが、思った以上にオークランドは、オークランド以外で生まれた方がいて、市民の37%もいるんです。カナダのバンクーバーと似たような形です。日本人という事で、観光業等、優遇される職種なんかもあります。
私は金融だったので、ちょっと時間が掛かったんですが、こちらの銀行に就職できたことは良かったなと思っています。
――日本とニュージーランドの働き方や考え方の違いについては感じることは?
Ken:比較的、こちらの人は親日家の方が多いのですが、ただやはり考え方という点で、結構違うものがあります。ニュージーランド人は基本的に田舎の国ですので、結構、イージーゴーイングと言いますか、日本のように細かく考えない。「まあ失敗は失敗で良いよ、じゃあ次、頑張ろう」というような結構アバウトな方が多いという所は少しギャップが感じました。ただ、そう言った部分は私自身は、嫌いじゃないのやり易いと思っています。
――日本と比べてオークランドでの働きがいや楽しさの違いは?
Ken:私が居る存在というんですかね、今の会社も日本人が二人しかいないのですが、日本とのつながりを持って事業をしていますので、そういった点では、海外から日本を俯瞰しながら、金融サービスを行えるというところは非常に楽しくやっています。
働き方としては、基本的に残業はしないので、日本のように夜9時、10時なんていうのは、あり得ない世界です。忙しいは、忙しいのですが、プライベートと仕事というのは、はっきりと分けられています。
そういう点で、昔日本にいた時よりは、家族と過ごす時間がかなり増えました。夏はサマータイムがありますので、夜の8時から9時ぐらいまで明るいので、食後、子供と外で遊んだりしています。
――海外にいく上で一番重要だと思うことはどんなことですか?
Ken:日本では、じゃあ決めようと相談できる方がいないと思うんですよ。同じような気持ちで、移住しようとする人は少ないので。決められたら、こちらに移住された先輩の方に聞いてみるとか、今回のこのせかいじゅうのその部分を利用したり、色んな物を聞いて、まずはチャレンジしてみるという事が大切なんじゃないかなと思います。
やはり、人生一度きりなんでですね。
不安があれば、それを解決するためには一つずつ情報を集めたりとか、実際に、経験された方の話しを聞くとか、そのような方法で解決して、例えば、現地には、日本人のコミュニティがあったりするんです。そこに飛び込んでみると、ああ、あれは、こうだった、こうだった、というのを教えてくれます。
――せかいじゅうを通じて、提供したいことは?
Ken:例えば、シニアの方ですとか、あとはヤングファミリーの方、小さなお子さんをお持ちの方というのが特に多いんじゃないかなとは思うんですが、色んな方にサポートできれば、と思ってます。
住まいについては、やはり情報が少ない中で、決めると思うので、その中でも、色んな物件を見てみると、ある程度見えてくるというのがあると思うんです。
例えば、日本だと南向きが、ニュージーランドの場合、南半球なんで、北向きが良いんですよ。そういう様に、一つずつ色んな物件を見ていると、わかってくるので多くを見てみたほうがいいのかな、と思います。
私自身、オークランドで住まいを探すときは、モーテルに2週間程度泊まっている間に色々当たりました。子供も小さかったので、治安の良い地域というのを探して、見つけたりしました。
私の分かる範囲であれば、お伝え出来ればと思っています。
オークランド在住Kenさんのプラン:https://sekai-ju.com/plan/nzl/auckland001/
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