日本人にとってはあまり馴染みがない国、アイルランド。
日本で当たり前の事が違う国では当たり前じゃないように、アイルランドにもびっくりするような事があります。
備えあれば憂いなし!驚きの文化の違いを知って、滞在に備えましょう。
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1.落ち込むほど天気が悪い
アイルランドに行く前に、本やネットを調べていると必ず書いてあるお天気事情。
1年を通して過ごしやすいが、雨が多いと書いてあります。
なので、ある程度天気が悪いだろうと思ってアイルランドに来ると思いますが、本当に想像以上によくないです。
雨の多さ、半端ありません。
太陽を見ない日が何日も続いたりします。そして1日にコロコロ変わる空模様。
天気が悪すぎて、寒過ぎて、風が強過ぎて、かなりげんなりするかもしれません。
アイルランド人は雨でも傘いらず
しかもそんな天気にも関わらず、アイルランド人は傘をさしません。
ウォータープルーフジャケットや帽子でしのぎます。
ではなぜ傘をささないのか。それは風が強過ぎて傘が壊れてしまうからです。
折りたたみ傘なんて、あっという間に壊れてしまいます。
しかし、アイルランドで売っているのは圧倒的に折りたたみ傘。普通の傘はあまり売っていません。
日本人にとって、傘なしで濡れるのはあまり気持ちがいいものじゃないと思うので、日本から丈夫な傘を持ってくる事をおすすめします。
天気について、少しネガティブな事を書きましたが、大丈夫です。
必ず慣れます!最初は天気の悪さに憂鬱になるかもしれませんが、そのうち曇りでも、雨さえ降らなければ「今日はいい天気だ!」と思うようになりますよ。
2.洗濯物を乾かすには2〜3日は必要
アイルランドは雨が多いため、洗濯物を乾かすにも一苦労です。
天気がコロコロ変わるので、朝晴れていて外に洗濯物を干しても、2時間後には大雨なんて事もしょっちゅうです。
最初の頃は雨が降ったら洗濯物を取り入れていました。が、せっかく取り入れても30分後にはまた晴れ、というパターンが多いので、もう濡れっぱなしで干しています。
どうやら、アイルランド人もそうしているようです。
夏はそれでもある程度乾きます。しかし、この状態ではまだ半がわき。
乾燥機で完全に乾かすか、さらに家干しです。
家干しの場合は、さらに1日くらい干しておかないと乾きません。
冬は外で干すのは無理です。ほとんど乾きません。
倉庫のような場所で洗濯物を干せるようにしてある家庭もありますが、完全に乾かすには3日くらいかかります。
なので、やっぱり途中から家干し。
冬の強い見方、ラジエーター
しかし、冬はラジエーターの上に洗濯物を置いて乾かせるのです。
ラジエーターとは、各部屋に設置されている暖房の事。
ほとんどのアイルランドの家で使用されている暖房機器です。
あまり乾いていない状態で洗濯物を置くと、蒸気が出てカビの原因になるのでおすすめできませんが、半がわき程度なら大丈夫。カラッカラに乾きます。
こんか感じで、日本より一手間かかる洗濯。洗濯機も、日本の物より時間がかかる設定になっています。
温度が選べたり時間短縮を選べたりと機能としては同じだと思うので、洗濯して乾かすまでに時間がかかる事を知っておくと、イライラが減るかもしれません。
3. お湯の使用にはリミットがある
日本人とは切っても切り離せない「お風呂」。
しかし、アイルランドではお風呂はちょっぴり贅沢なもの。シャワーのみでお風呂がない家もいっぱいあります。
お風呂好きな人にとっては、ちょっと衝撃かもしれません。
お風呂のある家でも、入りたいなと思ったらまずエマーシャンと言うスイッチを押して、1時間は待たなくてはいけません。それからやっとお風呂にお湯がためられるのです。
エマーシャンとは、ボイラーでお湯をあたためるシステムで、大抵の家は屋根裏に大きなタンクがあり、そこに水が貯まる様になっています。
スイッチをオンにすると、ボイラーでタンクの水があたたります。
お風呂に入れる位熱くするには結構な時間がかかります。
しかもタンクのお湯が減ってくると、また冷たい水がタンクに貯まり出すので、お風呂に入り更にシャワーで体や髪を流したいと思うと、途中からどんどんお湯が冷たくなっていきます。
日本のように、お湯は溢れるほど、使いたいだけ使えるという感覚に慣れていると、ちょっとびっくりすると思います。
お風呂に入る時は、湯船にお湯を少なめにためて、シャワーで体を洗い流せる程度のお湯を確保しておく等、ちょっと考えなくてはいけません。
基本的に、アイルランド人は毎日シャワーやお風呂に入りません。
さらにお風呂は、ボイラーを使うために結構な電気代がかかるので、たまにしか入らない人がほとんどです。
のんびりスパ気分を味わいたい時に入る程度なので、日本のお風呂の感覚とちょっと違うようです。
4. 道路に穴!?びっくりな道路事情
留学などで、街中に住んでいる場合は徒歩やバスでの移動が可能ですが、アイルランドの交通機関は日本ほど発達していないため、郊外に住む事になると車が必需品になってきます。
運転してみてまず驚く事は、メインの大通り以外は道がガタガタな事です。
ガタガタなだけならましな方。大きな穴があいていたりします。気づかずに穴の上を通ってしまうと、すごい衝撃を感じます。
それどころか、車のバンパーが壊れてしまう事も。
日本では、穴があいている道路なんてあるでしょうか?
私達日本人には穴に気をつけながら運転するという考えは全くありません。
私も最初の頃はよく失敗して、思いっきり穴の上を通ってしまいました。幸い、車が壊れるまでには至りませんでしたが。
アイルランドで車を運転する事になったら、くれぐれも穴には気をつけて下さいね。
5.意外に沢山食べられないじゃがいも
知っている人も多いかもしれませんが、アイルランドの主食はじゃがいもです。
米のように何種類もありますが、基本的にスーパーで売られているのは5種類くらいです。
マッシュポテト、フライドポテトと食べ方は色々ありますが、家庭ではただ茹でるだけの場合も多いです。
自分で皮をむいて、塩やこしょう、バターやマヨネーズ等で、それぞれに味をつけて食べます。
これが意外と食べられない!
じゃがいも好きな人は別ですが、けっこう苦労する人が多いのです。
白米なら食べられても、じゃがいもとなると、いくらおかずがあり、グレービー(デミグラスソースのようなもの)やソースがあっても、やっぱり量は食べれません。
ホームステイの場合など、週4でじゃがいもが主食のディナーだったりすると思うので、慣れるまではちょっときついかもです。
ちなみに、じゃがいも自体はとってもおいしいです。
ただ食べ慣れていないのでお腹がすぐにいっぱいになってしまうのです。
アイルランドの米事情
自炊できる状況であれば、お米も買えます。
でも、アイルランドでは、基本はロンググレインライスです。
最近は普通のスーパーでも少し日本食が買えますが、日本の様なお米は売っている所が少ないです。
日本のようなお米は、sushi riceと言う名前で売っています。健康食品店かアジアンマーケットで手に入ります。
しかし、日本米ではなく、大抵はイタリア産です。残念ながら味は少し劣ります。
大きな街にはアジアンマーケットがあり、日本食も多少は買えますが、イギリスやアメリカほど、アイルランドではまだ日本食は有名ではありません。
どうしても欲しいものは日本から持ってくるか、送ってもらう方がいいでしょう。
アイルランドで驚くことまとめ
日本人にとっては「え!?」と思うような事も、アイルランド人の陽気さとフレンドリーさでカバーされるほど、アイルランド人はいい人達ばかりです。(ちょっとフォローです。)
日本との違いに最初は戸惑う事もあるかもしれませんが、アイルランドの滞在前に知っておく事で、少しでも心の準備になれば幸いです。
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