台湾人と結婚すると…地域によっての言語や文化の違い

最近では珍しくない国際結婚。

台湾人と結婚すると実際どうなのか、これから結婚を考えている方なら気になるところですよね。

筆者の場合は、台中生まれ台中育ちの男性と結婚しました。

移住して聞くところによると、地域によってもいろいろな文化や習慣の違いがあるようです。

台湾では結婚しても「姓」は変わりません。

大まかに言うと、台北・台中・高雄と南に行くにつれて台湾色が濃くなり、日本の習慣からは離れていくようです。

ここでは筆者が経験した、知っておきたい結婚観と、生活や文化の違いをまとめました。

1.台湾人の結婚観

そもそも台湾人の結婚観とは、どういったものなのでしょうか。

ある程度の年齢になると、愛する人と結婚して、子どもをもうけて、幸せな家庭を築く。

大まかなところはそんなに日本と大きな違いがあるわけでもないようです。

近年、日本でも男女平等の意識が浸透しつつあります。

台湾の場合は、男女平等の意識がすでに固く定着していて、その意識はとても強いです。

そのためか、専業主婦(主夫)よりも圧倒的に共働きを希望する夫婦が多いように見受けられます。

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2.結婚後の生活

結婚して台湾で過ごす場合の生活についてまとめます。

◆食事のこと

食事は外食、テイクアウトがメインです。

朝食のお店も充実していますし、どんなお店でも何でもテイクアウトができます。

聞くところによると、料理を作ることを必要としないために、料理を全くしない方が多いのだそうです。

「自分で作ってもいいし、作らなくてもいい」という考え方は、筆者にとっても、時間と心に余裕ができました。

◆家のこと

1つの家に3世代、4世代と一緒に住む習慣があります。

台湾で家を持つにはとてもお金がかかることです。

ですから成人し、結婚したからといって、別々に暮らす選択をしないとのこと。

そして、一般的に退職した後、孫のお世話をするのが共通した夢でもあるようです。

そのような環境から、子ども達はいろいろな年代の人達と関わりながら育ちます。

◆子どものこと

出産し、月子中心(産後ケアセンター)で1か月間体を休めた後、大半の人はすぐに働きに出ます。

そのためすぐに托嬰中心(保育園)か、保姆(バオムと呼ばれる家政婦)、または自身の親に子どもを預けることになるのです。

そういった人は国からの援助もしっかり受けられます。

そして、国は自宅で子どものお世話をする方々に向けて、保姆の資格を取るように推奨しているところです。

実体験として、義母が筆者のいないときに生後5か月の赤ちゃんに海鮮粥をあげたとわかったことがありました。

台湾では、離乳食の初めごろから牛肉麺を食べさせたりもするのです。

日本とは離乳食の進め方が違います。

アレルギーのことなど無知であったり、昔と今の育児方法では違ったりといったことも多いです。

現在推奨されている方法を勉強していると預かる側も預ける側も安心できます。

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3.地域ごとの違い

◆言語

日本からの観光客も多いので、ところどころで日本語が見受けられます。

そして、基本的には中国語(国語)を話しますが、南に行くにつれて台湾語(台語)を使う人が増えるのです。

年配の方々は、相手もわかるものだと思いこんで台湾語で話しかけてきます。

中国語を話せたとしても、台湾語がわからないようだと少しコミュニケーションが困難に感じることもあるかもしれません。

もし南の方に住まれるのなら、台湾語も勉強してみてはいかがでしょうか。

◆交通手段

台北には地下鉄が張り巡らされています。

台中や高雄の場合はバスや電車もあるのですが、大通りがメインです。

そのため、大通りから少し離れた所に住む筆者の場合は、自分でオートバイか車を運転する方が便利に過ごせます。

日本の運転免許証を持っていれば、簡単に台湾での免許証を持つことが可能です。

私は毎日前後に子ども達を乗せて、もっぱらオートバイで移動しています。

◆気候

一般的に次のように言われています。

  • 台北は雨が多く湿度が高い
  • 高雄はとにかく暑い
  • 台中は年中天候も良く比較的過ごしやすい

今年は台湾の人達も経験したことのない水不足で、断水も続きました。

台風の多い国でもこういったことがあるようです。

◆料理の味

こちらは有名な話ですが、南に行くにつれて料理の味が甘くなります。

高雄に至っては何から何まで甘いです。

台北や台中に住む台湾人でも甘過ぎて食べられないという方もいるほどなので、甘党の方にはいいかもしれません。

4.大変なこと

3.でお話したように、それぞれの特徴から台湾への移住は向き不向きもあるかもしれません。

日本では「美食王国、台湾」とよく耳にします。

あくまでこれは筆者の向き不向きの話なのですが、私自身は、あまりそうは思っていません。

確かに、香菜が苦手でも毎日食べれば慣れますし、「小吃」(シャオチー)と呼ばれるものも種類豊富です。

しかし毎日のことなので、たまにはやっぱり出汁の利いた日本料理や日本人向けの洋食の味が恋しくなります。

それから、台湾の人達はとても好奇心旺盛な方が多いのです。

その直接的な性質から少し話した人は必ずと言っていいほど、私に「どこの国から来たの?」と尋ねてきます。

私の発音がやはりネイティブではないと引っかかるのでしょう。

この地に住み始めてから毎日のように尋ねられます。

正直少し大変です。

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5.後悔したこと

筆者は縁あって台湾人男性と結婚し、子どもも授かりましたが、後悔したことは今のところ何1つありません。

参考にならないので、同じ台湾在住の日本人妻仲間のお話をご紹介します。

「息子はできないから」と育児も家事も何もさせず、自分で済ませてしまう姑、そして、聞き分けの良い息子。

日本でもいらっしゃるようですが、台湾でも「媽寶(マーバオ:マザコン)」には要注意です。

また、別々に住んでいながらも、なぜか鍵を持っていて断りもなく入ってくる姑。

夫婦関係というよりも嫁姑の考え方の違いが大きく、そういった家族間のつき合いが慣れなくて日本に帰りたい、といった声がたまに聞こえてきます。

台湾ならではの「家族」のあり方は、日本人には少し過干渉に感じることもあるようです。

6.逆に良かったこと

台湾の人達の国民性として、次のようなものがあります。

  • 柔軟性
  • 簡潔
  • 自分軸
  • 家族を大切にする

凝り固まらずに柔軟な思考を持ち、何ごとも誰もがわかりやすく配慮され、自身や自身の愛する人達を大切にする、といったところでしょうか。

このような国民性の中で生活していると、私自身も自然と自分を大切にすることに重点を置くことが増えました。

そして正直に言いますと、私の夫は、私や私の両親の思もよらない行動ばかりします。

しかし、それはユーモアたっぷりで、いつでも家族を思っての行動なのです。

◆ファッション

ここではオートバイに乗る人が多いためか、年中ダウンを着ている人もいれば、半袖の人もいます。

日本でアパレル販売員をしていたことから、かつては、この時期にはこの素材はおかしいなどと自分の中でいろいろと制限があったのです。

今はその制限よりも、その日の体調や気温などから、自分にとって心地良いものを選ぶようになりました。

◆笑顔

台湾の人達は愛想笑いをしません。

日本では長年「人と話すときはほほえむように」と教わってきたので、初めは愛想がないように感じていました。

ですが、「笑いたければ笑う、そうでなければ笑わなくてもよい」の考え方はそもそも自然なものなのかもしれません。

◆台湾人男性

なんといっても台湾人男性は「優しい」です。

家族みんなが笑顔でいることを1番に考えます。

私は産後、月子中心(産後ケアセンター)で1か月間過ごした後、自宅に戻ってきました。

それから子どもが10か月になる今まで、夜1度も一緒に寝たことがありません。

乳児期の夜の授乳も、夜泣き対応も全て夫。

長女が私にべったりだったこともあり、2人でそのように役割分担をしました。

そのかいあって、産後うつにもならず体調も崩すことなく、毎日家族みんな笑顔で過ごしています。

7.事前に知っておくと良いこと

最近よく耳にする笑い話があります。

一般的に台湾男性は女性に対して優しく接することが美学です。

そのため、女性は「公主病」(プリンセス病)の人が多いと言われています。

子どものころは「父」が、成長してからは「彼」が、その後は「夫」が、あたかもプリンセスかのように扱ってくれるという意味だそうです。

こういった話や国民性は、あくまで一般論です。

相手のこと、相手の家族のこと、そして結婚後どのような環境に身を置くことになるのかなど。

結婚する前に知っておくべき点においては、日本人同士の結婚とさほど違いはないように思います。

ただ、やはり不安な方もいらっしゃるでしょう。

そういう場合は、各地に「日本人の会」があり、友人がいなくてもわからないことがあれば教えていただけますので、頼ってみるというのも1つの手段です。

会ごとに異なりますが、台中の日本人会では食事会もあります。

まとめ

台湾人と結婚した筆者のこれまでの経験や感想、そして、地域ごとの文化と習慣の違いをお伝えしました。

しかし、そうはいっても日本人も台湾人も同じ「人」。

それぞれ特徴の違った者同士、真剣に相手を思いやる気持ちは世界共通です。

結婚であっても、なくても、ぜひご自身で台湾の「地域ごとの違い」を見つけてみてください。

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