南アフリカ・1ヶ月の生活費は?その内訳と物価事情を詳しく紹介

南アフリカの生活費は?物価事情を解説

海外で暮らす場合、「1ヶ月にどれくらい生活費がかかるのか」というのは気になるポイントではないでしょうか?

海外と日本では家賃や食品など物価の値段が異なるので、移住する前に不安を抱える人もいるはずです。

移住生活を始めてから「お金がなくて困った!」ということにならないためにも、あらかじめ予算を把握しておくことで無駄使いを防ぎ安定した生活が送れます。

ここでは、現地在住者から南アフリカで生活する場合の生活費の内訳を物価事情を踏まえながら詳しく説明していきます。

南アフリカの物価は高い?それとも安い?

南アフリカは物価が安いというイメージですが、実際に生活すると日本と変わらないか、またはものによっては高い印象を受けます。

南アフリカの物価

高いか安いかの考え方の違いには、働いている企業が外資系かローカルの会社か、個人の収入によって違ってきます。

外資系や日系会社に雇われて働く場合、ローカルの会社で働くよりお給料が良いので、それほど高いと感じることは少ないですが、地元の会社で働く人はそれほど高いお給料でないので「ちょっと高いな」と思うことがあります。

このようにもらっているお給料によって物価に対する考え方も違ってきます。

次に以下の項目を紹介しながら

  • 家賃
  • 光熱費
  • 食費、外食費
  • 必要品の物価
  • 携帯電話、通信費
  • 交通費
  • 医療保険
  • 学費
  • メイドサービス

南アフリカで実際にかかる生活費をイメージしていきましょう。

※1R(ランド)は約8.0円(2019年9月時点)で換算。

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ケープタウンの家賃

ここではケープタウンを例に紹介します。

ケープタウンの住居の種類は日本と同じように

  • アパート
  • 一軒家
  • セキュリティー付きの住宅(タウンハウス)

などがあります。

住むエリアによって家賃が異なりますが、白人が多く住むエリアはやや高めに設定されています。

南アフリカ共和国、ケープタウンの住居

南アフリカはアパルトヘイトが実施されたことで知られていますが、人種差別がなくなった現在も、当時のなごりで黒人が多く住むエリア、白人エリアなどに多少分かれています。

白人が多く住むエリアは比較的安全なため多少高額な家賃になりますが、長期滞在や永住を考えている方は、少し高くても安全なエリアを探した方が良いでしょう。

では、それぞれの家の特徴や家賃を説明します。

・アパートの家賃

部屋の広さなどによって家賃は異なり、2ベットルーム+1バスルームで約5万円〜10万円程度ですが、部屋からの眺めが良く外観お洒落な部屋は15万円以上する物件もあります。

アパートによっては門がセキュリティーシステムになっている物件もあり、ゲートで暗証番号やリモートコントロールボタンを押さないとアパートの敷地に入れない仕組みになっています。

人数 部屋のタイプ 家賃(現地) 日本円
単身者 ワンルーム R50000 4万円くらい〜
2人暮らし 2ベットルーム+1バスルーム R10,000〜 8万円くらい~
家族4人 3ベットルーム+2バスルーム R12,000〜 9万円くらい〜

・セキュリティfvー付きの住宅(タウンハウス)

敷地内に立てられた住宅には専用のゲートが設置され、入り口には24時間セキュリティガードが立っている物件を指します。

自分専用の手持ちのリモートコントロールボタンを押すことで、ゲートの開閉が可能になり敷地内に入れるシステムです。

タウンハウスに住む住民以外の人が敷地内に入るには、ゲートにいるセキュリティガードに許可をもらわないと入れない仕組みになっているので、不審者の侵入を防ぐことができ安全です。

また敷地内には広場や池などがあり、子どもが安全にのびのび遊べるようになっているので家族連れには人気の物件です。

部屋の間地りと家賃は

  • 3ベットルーム+2バスルームで約12万円~(R15,000)
  • 4ベットルーム+3バスルームで約13万円~(R16,000)

が平均的な家賃です。

どの住宅に庭やバーベキューエリアがつき、なかにはスイミングプール付きの物件もあります。

 

部屋のタイプ 家賃(現地) 日本円
3ベットルーム+2バスルーム R15,000 12万円~
4ベットルーム+3バスルーム R16,000 13万円~

・一軒家

ここでいう一軒家とはセキュリティーガードがいない一般的な物件を指します。

ファミリータイプの部屋がほとんどで、家賃は上記のセキュリティハウスと同様に3ベットルーム+2バスルーム、4ベットルーム+3バスルーム、庭付きが一般的で平均家賃は約10万円程度になっています。

借りる家によってはスイミングプール付きの部屋もあります。

一戸建て庭付きの平均家賃は約10万円前後ですが、エリアによっては2ベットルーム+1バスルーム・庭付き,スイミングプールなしの場合、約10万円前後で借りられる家もあります。

また、一軒家に住む場合は、個人でセキュリティー会社と契約するのが一般的です。

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光熱費

・電気

南アフリカ共和国は日本のようにガス管が通っていないので、全て電気を使って生活するため電気代が高くつくことがあります。

ほとんどのアパートでは、調理は全て電気ストーブ(調理用の電気コンロ)ですが、一戸建ての家ではガスタンクを利用している家庭も見かけます。

全て電気を使った生活の場合、1ヶ月当たりの電気代は約1万円前後です。

電気はプリペイドで購入したり、地域の役所などを通して支払うシステムがあります。

プリペイドで電気代を払う場合は、スーパーマーケットやガソリンスタンドなどで電気の購入が可能です。

いくら分の電気を購入するか、住んでいる家の電気コードナンバーを伝えると料金と引き換えにレシートに番号が記載されるので、その番号を自分の家にある電気ボックスに入力します。

・水道

水道の1ヶ月平均は電気代と同じように5,000円〜1万円前後と考えて良いでしょう。

但し、スイミングプール付きの家に住むと、プールを正常に保つため定期的に水を補充しなければならない時があります。

どれくらい水を補充するかで違ってきますが、夏場は水道代が高くつきます。

南アフリカの食費と外食費

食費

食費は節約するかしないかで金額が大きく異なります。

  • 家族4人の1ヶ月の食費は約5万円〜
  • 単身者なら節約次第では3万円

で納めるのも可能です。

食糧のなかでも肉類や野菜類、果物類は日本と比較して安いといえるでしょう。

南国である南アフリカはフルーツの種類が豊富で、旬の時期にはマンゴーやパパイヤが約250円くらいで買えます。

また、現地の人はお肉を毎日食べる習慣がありますが、お肉を数kg単位でまとめ買いで安くなったり、野菜を二つ買うとまとひとつおまけになるといったサービスもあります。

食品 現地の物価 日本円
牛乳2リットル R25 約200円
卵18個入り R27 約220円
食パン750g R13 約104円
ハム200g R20 約160円
ステーキ肉 R120 約960円
牛挽肉1kg R120 約960円
トマト1袋800g R20 約160円

外食費

外食はやや高めの傾向にあるため現地の人は外食は控えめにして、自宅で食べることが多いといえます。

ファミリーレストランの場合、メインの食事で大人一人約650円〜700円、飲み物をオーダーすると100円くらいになり、子どもはこの金額の半分くらいで食事ができます。

おおよそ一人1,000円くらいで食事ができ、家族で食事をすると約3,000円〜4,000円が平均といえるでしょう。

南アフリカの外食費

お洒落なレストランはファミリーレストランより多少高くなりますが、日本円に換算すると一人1,500〜2,000円くらい出せばデザートまで頂くことができます。

この金額は日本人にとっては安く感じますが、現地の人にはかなり負担になるので、ファミリーレストランなら1ヶ月に1回、お洒落なレストランは特別な記念日に利用する程度に留めています。

更にレストランで食事をすると、消費税15%とウェイトレスへのチップ代として10%を支払います。

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日用品

南アフリカの日用品は品物によって高いものや安い物がありますが、全体的に高い傾向といえるでしょう。

シャンプーやボディシャンプーなどは食料品と同じように2つ購入すると一つ分の値段になったり、3つ購入したうち一番安いものが無料になるサービスがあるので、定期的に使う物は安い時に買っておくと良いでしょう。

お徳用の品物をまとめて購入すれば数ヶ月はもつので節約に繋がります。

それでは、日用品の目安を下の表にまとめましたので参考にしてください。

品目 現地の物価 日本円
シャンプー R30~R50 240〜400円
ボディシャンプー R30 約240円
食パン750g R13 約104円
トイレットペーパー(18ロール) R80 約640円
歯ブラシ R20〜50 160〜400円
固形石鹸 R15 120円
洗濯用洗剤 R50〜70 400〜560円
食器洗い洗剤 R25 200円
ボディローション R35 280円
ハンドクリーム R20 160円
歯磨き粉 R20 160円

 

携帯電話・通信費

携帯電話は契約して毎月一定料金を払うものや、プリペイド式でその都度購入するものがあります。

契約できるのは毎月一定の収入がある人で、収入がないと契約プランに加入できませんので、収入のない人はプリペイドで購入することになります。

プリペイドの場合、希望の金額を購入でき「R100(800円)ください」と伝えると、番号をもらえるのでもらった番号を機体に入力すると通話ができます。

通話料に加えてスマートフォンのインターネット通信料金も購入できますが、有効期限が1ヶ月しかないものは使い切れず無駄になってしまうこともあります。

インターネット

プランによって料金が異なりますが、1ヶ月使い放題のプランの場合、R800 (6400円)です。

ローカルのテレビ番組は4局くらいしかないので、ケーブルテレビ(DSTV)を利用してスポーツ観戦や映画、海外ドラマなど楽しむことができます。

DSTVに加入するとナショナルジオグラフィックやアニマルプラネットなど、たくさんテレビ番組が観れます。

契約する内容によって料金が変わりますが、フルコースの場合1ヶ月に約R900(約7,200円)です。

交通費

日本と異なり電車やバスなど交通網が発達していないのが現状なので、南アフリカに長期滞在・移住する場合は車で移動する方が便利です。

ケープタウンの市街地には「シティバス」が通い、市内を循環しているので車がない方でも移動が可能です。

南アフリカ、ケープタウンの交通機関

電車やバス、個人タクシー、乗り合いタクシーなど交通手段はいくつかありますが、公共交通機関は自家用車を持っていない黒人の方が多く利用するため日本人や白人系の利用者はほとんどいません。

また、電車や乗り合いタクシーは安全面から日本人の方の利用はおすすめできません。

自家用車の利用が一番安心ですが、公共交通機関を利用したい方は、ケープタウンならマイシティバスやUber(ウバタクシー)などの個人タクシーを利用すると良いでしょう。

移動手段 値段
自家用車 ガソリン1リットル120円程度
Uber(ウバタクシー) 走行距離によって異なりますが、1㎞で約R26(208円)程度
マイシティバス 料金プランがありますが、1ヶ月の定期券は約R800(6400円)
電車 R15(120円)初乗り料金、距離によって金額が変わります。
バス R10
乗り合いタクシー R12(片道)96円

※バスや電車の料金は初乗り運賃で距離によって異なります。

医療保険

病気や怪我をした時に保険に加入していないと高額な医療費を支払うことになったり、満足な治療が受けられず病気が悪化するなど大変な思いをするので、長期滞在する方や永住する方は、必ず加入しておきましょう。

南アフリカは基本的にプライベートの保険会社に加入するのが一般的になっており、日本のように国民保険・社会保険のような制度はありません。

保険もさまざまなコースに分かれていますが、フルコースの保険に家族4人が加入した時は1ヶ月にR5000(約40,000)とやや高めといえるでしょう。

フルコースの場合、医師・歯科医師を受診した時の治療や検査、薬局で薬を購入するなど保険会社が全て負担してくれるため、窓口で料金を支払う必要がありません。

また癌と診断された時は、加入している保険から自動的に「がん保険」に移行するシステムなので手術代、入院費用、抗がん剤や放射線治療など受けてもほとんど負担せずに済むので安心です。

永住権を持っていると現地の保険に加入することが可能です。

  • 風邪で受診した時(保険に加入してない場合):R300(約2,400円)+薬代
  • 救急外来:受信時にR1,000(約8,000円を支払う)

救急車も無料ではなく、最初に保険に加入しているか、支払う能力があるか聞かれます。

学費

家族で移住する場合、気になるのは学費ではないでしょうか。

学費は住む地域や公立か私立かで違いますが、私立の学校は公立の2倍と考えておくと良いでしょう。

また地方の方が学費は低額の傾向にありますので、ここでは目安にして頂ければと思います。

公立の場合

  • 幼稚園:R900〜R2000(7,200円〜16,000円)
  • 小学校:R800〜R1800(6,400円~14,400円)

メイドサービス(お手伝いさん)

南アフリカでは、生活に余裕があればメイドさんを雇うのが一般的です。

仕事がない黒人女性にメイドとして仕事を与え、その家族を支えるという考え方はあるためです。

決まったメイドさんが定期的に家に出向いて掃除や洗濯、家事など家事全般をしてくれますので、働く家族にとってはありがたい存在といえるでしょう。

月曜日から金曜日まで雇う家庭もあれば、1週間に1回~2回などその家庭の経済事情によって違います。

  • 1ヶ月:1日につきR150〜R250(1200円〜2000円)

南アフリカの生活費まとめ

今回は南アフリカの1ヶ月の生活費についてお伝えしました。

全体的に安いイメージですが、現地で暮らす人にとってのは生活は決して安いとは言えないのが現状です。

日本円に換算すると「安い」と思いついつい無駄使いしがちですが、異国の地で永住する時は、1ヶ月の予算を決めて節約を心がけることが大切です。

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