ポーランドは日本ではまだあまり知られていないマイナーな国ですよね。
ショパンや、コペルニクスが生まれた国です。東欧と呼ばれる区分に入り、言語はポーランド語。共産主義国だったこと、国を何度か失った歴史から「あまり進んでいない、貧しい国」というイメージや、「イメージが全く湧かない」なんて人が多いようです。
さて、そんなイメージを抱かれがちなポーランドですが、実際にはインフラ整備がここ数年でぐっと進み、日本と変わらないような風景も。
今回はポーランドを訪れる際に知っておきたい、「最新」交通手段・交通事情をご紹介しましょう。
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ポーランドの到着口・ワルシャワ・セントラル(中央)駅
(参考http://blog.goo.ne.jp/sehensucht/e/8978ec2745aac3474ac3edcb96f2570d)
ワルシャワ・ショパン空港→ワルシャワ・セントラル駅が定番です。
というのも、ここが日本で言う「東京駅」。
ポーランド国内を問わず、ベルリン、チェコ行など、全ての地方への入り口と言える場所です。
ここでは①ワルシャワから他の地方へ向かう長距離用切符②ワルシャワ内で使う切符の2通りをご紹介させて頂きます。
1. ポーランドの他の都市へ行く(長距離)場合
PKPという会社が運営しています。
最近は最新型の車体が続々と投入され、運が良ければ日本の「成田エクスプレス」「新幹線」かと思うような電車に乗る事が出来るでしょう。
↓とってもスタイリッシュです。(撮影地はワルシャワではありません)
↓中はこんな感じ(これで普通席です)
↓運の悪かったあなたは、旧型のハリー・ポッターのホグワーツ急行を思い起こさせるようなこんな感じの電車となる事でしょう。
さて、肝心の切符の買い方~ホームの見つけ方をご紹介しますね。
至って簡単。
駅内にあるチケット販売機から購入するだけです。「BILETOMAT ticket machine」と書かれています。
その① 言語の選択→イギリスマークを押すと英語表示になります。
その② スタート駅は初めからワルシャワ・セントラル駅となっているのでそのままで。目的地、出発日、時間の指定をします。
その③ それぞれの項目の選択が終わると、このような画面が現れます。希望の時間帯の電車を選びましょう。→chooseボタンを押します。
その④ 確認画面をチェックして、大丈夫であれば右下のnextボタンを押します。
この画面上で人数の設定も出来ます。その際には、プラスマークのボタンを押しましょう。
その⑤ お支払い!カードのみとなります。
少し分かり難いですが、青く点滅しているここにカードを挿入します。
その⑥ 駅構内にある発着一覧の電子掲示板を見て、何番線から出発するのか確認しましょう。
Arrival(到着) ・Depature(出発)の2種が掲示されているので、お間違えのないように!
※券売機で買う意外には、こちらのチケットカウンターもあります。ただし、英語が通じないのでポーランド語に自信のある方向けでしょう。
2. ワルシャワ内で使用できる切符を買う
ワルシャワ市内の交通はMZKという会社のシステムで運営されている為、ワルシャワ内の
- バス
- 電車
- トラム
の3つの交通機関のチケットは同一です。
1枚のチケットで、バス・トラム・地下鉄を自由に使えます。
駅構内、バス・トラム乗り場などで購入出来ますよ。
詳しい購入の方法はこちら
その① こちらは既に英語マークに切り替えた画面です。
右側の選択は、チャージした交通カードを持っている人向けなので、左の「紙チケットを買う」を選択。
その② チケットの種類
「MINUT TICKET」は、20分間の乗車チケット。
真ん中は、75分までの片道乗車チケット。
一番右では1日券や、お得な週末券が選べます。
お勧めは1日券。券売機がなかなか見つからない場所もあり、急いでいる時にはやはり1日券があった方が乗り換え楽々です。(ちなみに1日券は15ズウォティ)
その③ 乗車券のタイプを選択
ゾーン1/ゾーン1・2の選択を迫られるケースもあります。
ゾーン1はワルシャワ中心部や、空港を指し。ゾーン2は郊外となります。ゾーンの区分はこちらのURLを参考にしてみて下さいね。
http://www.ztm.waw.pl/pokazmapy.php?i=1&l=2
ちなみに20分チケットを選択すると
ゾーン1・2を網羅するチケットの購入となります。
その④ 枚数を確認して、OKであれば✔マークをタッチ。
お支払い、という流れとなります。
50ズウォティの場合、おつりが出せないと受け付けてくれないので10、20又はコインのズウォティを用意しておきましょう。カードでもokです。
バス・トラムの場合
乗車すると黄色のこのようなマシーンがあるので、購入したチケットを挿入して、日時の刻印をしましょう。(画https://en.wikivoyage.org/wiki/Warsaw)
地下鉄利用の際には、メトロマークがある所から乗車します。
日本の様に改札口があるので、そこで切符を1度通して下さいね。出る際には、通す必要はありません。
※抜き打ちチェックなどもあるので、刻印した券を無くさないように注意しましょう。
また、刻印のされていない切符が見つかると罰金の対象となるので、必ず刻印して乗車スタート時間を明らかにする様にしたいですね。
ワルシャワ内の交通機関の使い方
切符の買い方をマスターしたら、次は目的地に運んでくれるバス・トラムを正しく見つける必要があります。
これが意外と難しいのです。。
筆者も何度か失敗しました。間違えない為にお勧めなのは、「グーグルマップ」。
出発地、目的地を入れると、お勧めの交通機関を表示してくれます。バスは135、120など100番台。
トラムは75、15、5など、1・2桁で表示されます。地下鉄はKM1、S1など、アルファベット+数字で表示されるので、どの交通機関を指しているのか分からないという時に思い出してみて下さいね。
地下鉄はホームが2つなんて事が多いので然程難しくないのですが、バスとトラムに要注意です。
↓こちらがトラム。
↓少し見えにくいですが、写真奥に見えるのがバスです。
さて、何故グーグルマップが必要なのかと言うと、「位置情報が分かるから」です。
例えば、同じ23番でも、セントラル側に向かう23番と、セントラルから出発する23番があります。
番号を確かめたうえで、目的の方向に向かうのか。を地図を使って確かめる必要があるのです。
番号が同じだからと安心しない様にしてみましょう。トラムの写真で分かるように2つ線路がありますよね。
どちらの線路を使うかによって運命が分かれます。バスも同様。同じ番号でも、目的地に応じてバス乗り場が異なります。
ワルシャワ以外の都市へ。電車、バスの乗り方
ワルシャワでの移動手段は以上の次項を心得れば大丈夫でしょう。
さて、ワルシャワから目的の都市についたら、長距離電車か、街バスが交通手段となる事でしょう。
それぞれの購入方法や注意点をご紹介しますね。
電車の場合
残念ながら田舎の町となると券売機がないので、窓口での購入となります。
Poprosie Jeden bilet do ~。
「ポ プロシェ(お願いします) イェドナ(1つ) ビレット(切符) ド~(~への)」と伝えればok。
最後にホームナンバーを聞きましょう。
Ktory peron?「クトゥリ(何番の) ペロン(ホーム)?」と言った具合です。
バスの場合
こちらも券売機はなく、乗車の際にバスドライバーから直接購入します。
DO ~(~まで)と伝えれば、金額を教えてくれます。どこでも抜き打ち検査があるので、小さなレシートですが、必ず降りるまで無くさない様にして下さいね。
また、100ズウォティなど大きなお金になると、受け取り拒否される事もあるので10、20ズウォティのお札または、コインを常備しておくと安心です。
最後に
ポーランドの電車やバス、トラムは日本と同じく、時間きっちりの場合がほとんどです。
ただし、人身事故やアクシデントがあると遅れる事も。初心者の方の場合、乗車前に待っている他の乗客たちに聞いてみると良いかも知れません。
ポーランド人はとっても大らかで親切な人が多いです。笑顔で「ジン・ドブルイ」と挨拶すれば、きっと喜んで手助けしてくれる事でしょう。
ポーランド国内移動の助けとなれば幸いです。是非、参考にしてみて下さいね。
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