こんなに日本と違う!ポーランドの文化や風習14選

ポーランドの文化や風習

少しずつ認知度が出てきたものの、まだ日本にはあまり知られていない国ポーランド。

その文化は一体どのようなものなのか。

知ってビックリの魅力的な風習、そして日本とポーランドの文化の違いをご紹介します。

ポーランドの食文化

1日4食

ポーランドでは、朝ごはん、第2の朝ごはん、お昼ご飯、夕ご飯の4回の食事をとります。

第2の朝ごはんは、10時~12時頃に職場や学校に持参した小さいお弁当(サンドイッチ、フルーツ等が多い)を短時間に食べます。

お昼ご飯は、午後3時過ぎに家族が皆帰宅するので、その時間に皆で食べます。

一日の食事の中でお昼が一番大きい食事です。

日本の夕食にあたる感じで温かい食事をとります。その分、夕食は軽くサンドイッチ等で済ませます。

結婚式の料理は何度も温め直してテーブルへ

ポーランドの結婚式のパーティーは長時間です。

教会や市役所での結婚式の後、レストランでパーティーをすることが多いのですが、皆で踊ったり、歌ったり。沢山食べて沢山飲んで真夜中前に終わることはまずありません。

翌朝までパーティ。地方によっては2日間パーティが続くところもあるようです。

レストランの料理は、コースで1周全部出たあとは、テーブルに残ったものは一旦厨房に戻されます。

料理はそこで温め直され、綺麗に盛り付けしなおされて、再度お客さんのテーブルに登場します。

パーティが長丁場なので、とても理にかなったシステムだと感心しました。

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ポーランドの仕事環境とキャリア

仕事は3時に終わる

ポーランドでは、朝7時から仕事を始め、午後3時が定時という会社が多く、特別な用がない限り残業はせず、定時に終わり自宅に帰ります。

役所関係も3時に閉まります。

ポーランド 帰宅ラッシュの渋滞

ですので、午後3時過ぎには、帰宅ラッシュの渋滞が見られます。

休みは2か月間

小学校から大学生まで、ポーランドでは6月の最終週あたりから8月いっぱいが夏休みです。

2か月もの長い長い休み中に、宿題はありません

夏休みだけでなく、春や冬の長期休暇の際も、宿題は出されません。休暇は休むということなのでしょうか。

大人もバカンス休暇をしっかり取る

ポーランドでは、夏に2週間程のバカンス休暇を取る人が多いです。

皆が一斉に同じ時期に取るのではなく、職場の仲間と調整して、順番に休みを取るようです。

忙しいからと言って休みを取るのに遠慮することはなく、自分の権利として皆しっかり休暇を取っているようです。

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人間関係・風習

お盆が11月

11月1日はポーランドの死者の日です。

これは日本のお盆に当たり、皆が集まってお墓参りをします。

この時期は、お墓専用の長時間燃えるキャンドルがスーパーで沢山売られていて、お墓は沢山のキャンドルと花で綺麗に飾り付けられます。

この時期のポーランドは、もう日が短いので、夕方の墓地は沢山のキャンドルの灯りで、怖いというよりはとても美しいです。

結婚指輪は右手の薬指

ポーランドでは、結婚指輪は右手の薬指にはめます。

左手の薬指にはめると未亡人という意味なんだとか。聞いてビックリの習慣です。

クリスマスは家族と過ごす。

ポーランドでは、クリスマスは家族で過ごす重要な日です。

24日の夜から25日、26日までは家族や親せきを訪ねて、一緒にクリスマスのご馳走を食べてゆっくり、静かに過ごすことが多いです。

大晦日~新年は友人と過ごす

大晦日とお正月は、友達と過ごすパーティの日です。

多くの人が、友人と集まってワイワイとパーティをします。

ご馳走を食べたり、踊ったり、テレビの音楽番組を見たりします。

そして真夜中の12時、年が開ける瞬間には、あちらこちらで花火が上がります。

そして、皆でシャンペンを開けて新年を祝います。

1人1人に、「新年おめでとう!いい年になりますように」等とお祝いの言葉をかけて、頬にキスをしたり、抱擁したりします。

イベント会場だけでなく、普通の住宅地でも、広場を見つけて個人で花火をあげる光景もよく見られます。

パーティはその後も続き、パーティを終えた元旦の朝は、皆朝寝坊してゆっくりと起きます。

日本の、早起きをして初日の出を見に行くという習慣とは全然違いますね。

クリスマスプレゼントを貰える日が2回ある。

ポーランドでは、12月6日は「ミコワイキ」と呼ばれ、子供たちはミコワイ(ポーランド語でサンタクロース)からプレゼントを貰えます。

このプレゼントは小さめのもので、主にチョコレートやお菓子、フルーツ、小さなおもちゃなどです。

12月24日はクリスマスイブで、家族で集まってクリスマスディナーを食べた後、子供たちが一番星が出たのを確認しに行っている間にクリスマスツリーの下に「グウィヤズドル」と呼ばれる別のサンタクロースからのプレゼントが届いています。

24日は大人も子供もプレゼントがもらえます

それを、皆でワイワイ開けて過ごします。

夫婦で手を繋ぐ、挨拶にキスや握手、抱擁をする。

ポーランドでは、若い恋人同士だけでなく、夫婦もよく手を繋いで出かけます。

また、ポーランドでは友達と会うと、男性同士の場合は握手をします。

女性同士の場合は、頬にキスをします。

人によりますが、多くの場合が左右に1回ずつ頬と頬を合わせて「チュッ」とキスの音を立てる感じのあいさつの抱擁をします。抱擁だけの場合もあります。

初対面の場合は、女性同士でも握手をします。

男性と女性の場合は、握手だったり、頬にキスをしたり様々ですが、特別な場合や年上の男性の場合は、手の功にキスをしてくる男性もいますので、相手に合わせた対応が必要になります。

最初は日本人にはなかなか慣れない習慣ですが、だんだん、この距離感が心地よくなってきています。

ポーランドでは、子供の時からこのような挨拶をしているので、子供もこういうスキンシップに慣れています。

その他

車やトラムは時間通りに来ない

ポーランドの電車はしょっちゅう遅れます。時間通りに来たらラッキー!というくらいの感じです。

時間が遅れて電車が来るのは普通。

待っても待っても電車が来ず、いつの間にかその電車の表示が電光掲示板から消え、なかったことになることもあります。

電車がホームに来て運よく動き出しても、途中の駅で暫く停車。。なんてことも起こりえます。

しかし、皆慣れているのか、その事で駅員さんに文句を言ったりしません。

駅員さんも遅れに対し謝罪したりしません。

電車に乗る際は、本や携帯、水やお菓子等、時間潰しができるものと軽い食料を鞄に入れていくことが重要です。

ポーランド人と話しをすると、皆必ず1つや2つは電車で困ったエピソードを持っていて、この話題で盛り上がれます。

話のネタとしてはアクシデントも良いですが、、テストや会議、飛行機の時間等どうしても遅刻できない用事がある場合は、かなり早めの電車に乗るか、車で行くことをお勧めします。

駅のホームでは並んで待たない

ポーランド 駅のホーム

ポーランドでは日本のように電車を待つときに並びません。

電車が来たら、電車の入り口付近に集まって、電車から降りる人がいなくなると、早い者順に電車に乗り込みます

ですので、折角早めにホームに来ていても、早く電車に乗り込めなければ、残念ながら電車の座席に座れないという事もあります。

プレゼントのラッピングは自宅で自分でする

ポーランドのお店で買い物をすると、余程の高級店でない限り、プレゼント用のラッピングはしてもらえません。

ですので、大型スーパーや雑貨店の一角には、筒状になったラッピング用紙やリボンが売られています。

クリスマスやイベントの前は、買い集めたプレゼントを皆自宅でラッピングしています。

そして、貰ったプレゼントは、綺麗にラッピングしてあっても、ビリビリと豪快に破って開けます。ビリビリのラッピング用紙はゴミ箱行き。

ポーランドに来て、最初はちょっとビックリした習慣ですが、今では、毎年クリスマス前には家族や親戚等一緒にクリスマスを過ごす人数分のプレゼントとラッピング用紙を沢山買い込み、自宅でせっせとラッピングしています。

最後に

いかがでしたか。日本とポーランドの文化の違いに興味を持って頂けたのではないでしょうか。

外国に目を向けると、今まで慣れ親しんできたこととは違った文化、新しい価値観に出会います。

戸惑いつつも、その違いを楽しめるようになると、ぐっと世界が広がると思います。

是非、ポーランドの新しい世界を楽しんでください。

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