ポーランドの本当の治安事情を現地在住者が明かす。注意すべき地域や安全対策は?

近年ポーランド食器が若い女性に人気を集めていたり、2015年7月には日ポのワーキングホリデー制度が協定されました。

2016年1月からはLOT航空による成田・ワルシャワ間の定期直行便が運行され、TVでも紹介されたりして、未知の国だったポーランドが近年少しずつ日本でも知名度が上がっています。

ポーランドを訪れてみたいと思った時に気になるのは治安です。

「ポーランドは安全な国なのか?」

今回はポーランドの治安情報と、安全対策について、現地在住者からご紹介します。

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ポーランドは治安がいい?

中欧ヨーロッパに位置するポーランドは、西欧の国と比べると、まだまだ治安が良い方だと言えます。

夜女性一人で歩いても、殆どの場所ではそれ程危険を感じません。犯罪も金銭目的の軽犯罪が大部分を占めるようで、多くのポーランド人は自国を安全と認識しています。

日本と比較するために、実際のデータを少しご紹介します。

日本
警察庁刑事局捜査支援分析管理官 による2017年1月の認知件数データ(1か月分)
ポーランド
国家警察本部による2016年第4四半期(10月~12月の3か月間分)
殺人 78件 146件
窃盗 約5万22件 3万2,696件

※日本のデータは1か月分、ポーランドのデータは3か月分です。このデータだけで単純に比較する事はできませんが、これを見る限り日本よりもポーランドが危険だという感じはしませんね。海外にいるという緊張感を持って滞在を楽しむ分には、それ程危ないことはないと思います。

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テロの可能性は?

ポーランドの治安当局もテロの脅威度は低いとしています。

テロの可能性が少ないその理由として、西欧と比べポーランドには移民が少ないことが挙げられます

個人的な見解となりますが、筆者はポーランドに移住前にはベルギーの首都ブリュッセルに住んでいました。

両国を比較すると明らかなのは、ブリュッセルでは、どこにベルギー人がいるのかという程外国人ばかりが目立っており、会う人毎に言語も服装も宗教も違うというのが日常風景でした。

ベルギーでは皆がそれぞれ違うため自分が「外国人」であるという事を大して感じませんでしたが、ポーランドに住んでからは、自分が外国人であるという事を毎日ひしひしと感じます。周囲からの注目度合も全然違います。

つまり、ポーランドにはほぼポーランド人しかおらず、外国人がいれば当然目立ち、その言動は注目されるという事です

そのような状況下ではテロリストが秘密裡に集まったり、テロを計画しにくいのではないでしょうか。この事が、ポーランドのテロの脅威度が低い一因なのではないかと考えています。

しかし、脅威度が低いとは言え、テロの可能性がないとは言い切れません。

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また、テロだけでなく軽犯罪にも巻き込まれる事がないように各自が常に危機意識を持ち、日本ではない外国にいるのだという事を忘れずにできる限りの安全対策をする事が大切です。

「MOFA外務省 海外安全ホームページ」にて国・地域別の安全情報が確認できます。

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ポーランドで注意すべき地域と安全対策

やはり、ワルシャワ、グダンスク、クラクフなどの大都市は注意が必要です

具体的には、中央駅や公共交通機関周辺やその車内、また観光スポットや大型スーパー、ショッピングセンター等 多くの人が集まる場所は特に注意が必要です。

自分のいる場所は日本ではないという事を十分意識することが大切です。

自分でできる安全対策は?

1. 現地の友人から口コミ情報をもらう

移住されるのなら、是非信じられる友達を作りましょう。

そこに住む人からの口コミ情報というのは、とても役に立ちます。危険な場所は教えてもらい、近づかないようにしてください。

そして、基本的には夕方から夜にかけて、暗い場所、路地、公園、広場等を歩かないようにしてください。

2. あえて古い服を着て、観光客に見えないようにする。

「いかにも日本人観光客」という外見では被害に遭う確率は上がります。鞄も服も、観光客に見えないように必要以上にお洒落しないことをお勧めします。

3. 電車、バスの車内ではスリや置き引きに気を付ける。

バックは、チャックやファスナのあるものを使い、ポシェットを型から斜めに掛けるなど体の前面に持つことをお勧めします。

4 現金や貴重品は分散して持つ。

移住者であれば、ポーランドの銀行カードがあるので、現金はできるだけ少なく持つ事をお勧めします。

多くの場所で銀行のデビットカードを使って買い物ができますので多額の現金は不要です。

観光の方は、現金や貴重品は数ケ所に分けて持つ方が安全です。

【厳選!安全対策グッズと知識をお伝えします】

  • 財布の数は2つ以上
  • 革財布で高級感を。さらにチェーンも複数つける。
  • 「スキミング防止」機能付きのパスポートケースやバッグを選ぶ
  • 体に密着したかばんを
  • 窃盗防止アイテムをいくつか所持する
  • 犯罪の100倍遭遇!?交通事故を防ぐ反射リストバンド
  • スーツケース施錠は必須。必須の南京錠
    など、防犯グッズと安全対策を押さえておきましょう。

詳しくは:【盲点あり】オススメの海外防犯グッズ15選(スリ・盗難〜自宅の安全対策まで)

関連記事:【海外生活に必須】オススメ防犯グッズ15選(スリ・盗難〜自宅の安全対策まで)

5 パスポート、免許証のコピーを携帯する。必要な連絡先の電話番号のメモも持っておく。

万が一被害に遭ってしまった時に備え、パスポートや免許証のコピーを携帯することをお勧めします。

また、助けを求めるために、ホテルや家族、友人、日本大使館等の電話番号、そして、盗まれたら速やかに止められるようにクレジットカードや銀行カードの番号をメモしておく事も大事です

筆者は、携帯ケースと財布の両方に、緊急時に必要な上記の情報を書いた小さい紙を入れて持ち歩いています

携帯電話でデータを持ち運べる便利な時代になりましたが、壊れたり紛失したら使えません。いざという時はアナログな紙に書いた情報が重宝するものです。

6 タクシーを利用する際は、ライセンスが掲示してある車を利用する。(「TAXI」の文字が表示してあります)

もしものときの対処策〜警察官の制服と警察証明の見本〜

ポーランドの警察官、パトカーの外見、警察手帳をご紹介します。日本の警察とは外見が違うので、もしも時の為に、記憶に入れておいてください。

警察官は制服を着用しています。

警察車両はシルバーと青色の車両及びダークブルーの車両の2種類があります。

また、それらの車両には、POLICJA(警察)のマークが表示されています。

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イメージ参照元:在ポーランド日本国大使館ホームページより

もしも被害にあったら

何事もなく、楽しく滞在できるのが一番ですが、もしもの時の緊急連絡先はこちらです。

在ポーランド日本国大使館

住所: ul. Szwolezerow 8, 00-464 Warszawa
電話番号: 22-696-5005( 閉館時の緊急連絡先は22-696-5000)
FAX 番号: 22-696-5006
E-mail: cons@wr.mofa.go.jp

以下の緊急連絡先には個人の電話(固定、携帯)及び公衆電話のいずれからの場合も、また、どこから掛けても無料です。(英語・ポーランド語対応)

  • 警察 997
  • 消防 998
  • 救急車 999 ※携帯電話からかける場合は、最初に112を付ける。

いざという時に役立つポーランド語のフレーズ

いざという時に役に立つ、必要なポーランド語をご紹介します。

  • 助けて! RATUNKU ラトゥンク!
  • 盗難 KRADZIEŻ クラジェシ
  • 殺人事件 ZABÓJSTWO ザブイストゥヴォ
  • 強姦・暴行 ZGWAŁCENIE ズグヴァウツェニェ
  • 交通事故・衝突 WYPADEK DROGOWY ヴィパデク ドロゴヴィ
  • 車の盗難 KRADZIEŻ POJAZDU クラジィェシュ ポヤズドゥ
  • 詐欺行為 OSZUSTWO オシュストヴォ

紙にメモして携帯しておくと良いでしょう。

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ポーランドの治安事情と対策まとめ

ポーランドは治安の比較的良い、平和な国です。

美しい自然や歴史を感じられる街並みや建物があり、食べ物も美味しく、観光にも移住にもオススメできる美しい国です。

自分の身は自分で守るという意識でしっかりとした犯罪対策をして、外国にいるのだという事を忘れなければ、過剰に不安にならなくてもポーランドを楽しむことができると思います。

是非ポーランドを訪れてみてください。

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