パラオに移住してみたい!と意気込んでいらっしゃる方、でも、海外生活って大変そう…とふと頭をよぎったことはありませんか?
実際に海外生活を考えている人に聞いてみた、海外生活における三大不安要素は…?
- 文化の違い
- 言葉の違い
- 食文化の近い
だそうです。
特に、パラオに関しては、なかなか想像がつかないのではないでしょうか?
- パラオって公用語は何?
- パラオ人ってどんな人?
- パラオの人は何を食べているの?
是非、イメージしてみてください。
そして、実際にそのイメージをひるがえすのが、なんともパラオにたくさん存在する「日本」の面影なんです!
実は、パラオには想像以上に日本と近い文化があるため、日本人にとってパラオはとても住みやすい環境です。
ということで、パラオ在住者から、日本人がパラオに住みやすい理由をお教えいたします。
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パラオの街中にある日本語(文字編)
こちらは、観光客の方も口を揃えておっしゃるように、
「日本語が必ずあって、言葉に全然困らない!」
ということ。
具体的には、レストラン、ショッピングセンター、ホテル、には必ず日本語表記がしてあります。
これは、ビジネスが主要ビジネスのパラオにおいて、中でも多い日本のお客様に不便なく満足してもらうためのサービスでもあります。
パラオは、英語とパラオ語が公用語ですが、その他の言語として、日本語、韓国語、中国語に翻訳されているケースが多いです。
パラオで主流の銀行、BANK OF HAWAI のATMですら、日本語案内が選べちゃうんです!
また、パラオの街中を歩いていると…「パラオ公園」と日本語で書かれた石碑があります。
なぜ、パラオに日本語の石碑が?!
その理由は、日本が戦前にパラオを委任統治をしていたからです。
その時に日本人が残した文化が今でも街中にたくさん残っているんですね。
石碑だけではありません。現在、パラオの街中に残っている学校や法廷の建物は、その当時日本が建てたものをそのまま使用しています。
建物の外観すらペンキで塗り替えられたりしていますが、建築構造自体はその当時のまま。
ほかにも、
- 街にある野球場の名前は「アサヒ・フィールド」
- レストランの名前も「クマガイ・ベーカリー」や「ヨコハマ亭」
と日本を思わせる名前があちらこちらにあります。
今では、もうないですが、日本がパラオを統治していた時代の古地図を見てみると、パラオの街は「コロール1丁目」、「コロール2丁目」と区切られていたり、学校のお庭には、定番の二宮金次郎像まであったようですよ。
そして、それだけではありません!
パラオ人に日本の名前が・・
スーパーで買い物をしていると、レジのパラオ人の名札に「アキコ」、「ケンジ」と書かれているではないですか!
そうなんです、パラオ人には今でも日本語の名前がついた人がたくさんいらっしゃいます。
メジャーな名前は、「サイトウさん」、「カズオさん」、「ナカムラさん」、など。
実はこれ、日本が統治していた時、パラオ人が「あの人、すごく素敵だ」と尊敬した日本人の名前を自分の子供につけていたそうなんです。
日本は、委任統治時代に、パラオに教育やワクチン、インフラの整備を導入しパラオを開拓していたようで、その時に活躍した日本人は、パラオ人から大変感謝、尊敬されていたと言われています。
そのパラオと日本の関係は実は今でもずっと続いており、それゆえに、パラオはずっと親日国なんですよ。
と言うことで、パラオの街中には
- 日本語表記がある
- 日本の建物が残っている
- 日本人と同じ名前のパラオ人がいる
そう、「日本」がたくさんあるんです!だから日本人には、
親しみやすい街の環境があるんですね。
パラオ人には日本語が通じる?(言葉編)
続きまして、生活における言葉を見てみましょう。
買い物やレストランでは、基本的に英語が主流になりますが、難しい英語は問われません。
というのも、逆に現地の人が日本語に慣れているんです。
- ダイジョウブですか?
- (いくら)です。
- オキャクさん、オツリ
- ゴチュウモン?
- オイシイ?
- モンダイない?
- ありがとう
などは、普通に通じますし、現地の人が日本語で言ってくれます。
レストランにおいては、高い確率で日本人スタッフがいます。
フレンドリーに片言でも日本語で話しかけてくれるので、親しみやすいですよ。
そして実は、パラオの言語は日本語から派生している?
ご存知でしたのでしょうか、パラオの言語は日本語から派生しているんです。
これも、日本が統治していた時代から日本人が多くパラオに住んで言葉を交わしているうちに、その日本語がそのままパラオ語になっちゃったという現象が起こっているんです。
例えば、
- ダイジョウブ
- ビョウイン
- モンダイない
- ギンコウ
- ベントウ
- チチバンド
- サルマタ(下着のパンツ)
など。
中でも面白いのは、ビールのことをパラオ人が「ツカレナオス」ということ。
日本人が、「おつかれ〜!」とビールを飲む姿、言葉がそのままパラオ語に転換したようです。
こんなふうに、パラオ人と何気なく話していると、日本語がちょくちょく出てくるからびっくりしますよね。
日本人に合う食事
次はパラオの食文化をみてみましょう。
パラオの人は一体何を食べていると思いますか?
パラオの主食は、主に、コメとタロイモです。
日本とそっくりでしょう?日本も主食は昔から米とイモですよね。
また、日本もパラオも海に囲まれた島国なので、魚を重宝します。
日本が委任統治時代から食文化をパラオに残していった部分もあり、パラオ人が作る家庭料理には、お魚を醤油と砂糖で煮たようなものや、空心菜(日本のほうれん草のようなお野菜)の炒め物、なんかを好み、やっぱりなんとなく日本の家庭料理と似ています。
とは言いながら、日本は今では、ハンバーガーを食べたり、イタリアンレストランもあり、中華もあり、バラエティーに富んだ食を楽しむのが日本ですよね。
パラオも観光業がメインなので、日本食、中華、イタリアン、アメリカン、タイ料理、フィリピン料理、ハンバーガーまで、あります。
日本食のレストランに限っては、ほぼほぼ日本人が切り盛りしているので、安心して日本の味が食べられます。
なので、パラオに住んでいて、食に困ることはまずありません。
ただし、パラオにないものといえば…
フランチャイズ経営のお店、たとえば、マクドナルドやスターバックスですね。
パラオは人口が少ないため、フランチャイズは厳しいそうです。
その代わり、地元の人がやっているハンバーガーショップ(美味しいと評判です)や韓国人がやっているカフェ(みんな「パラオのスタバ」と呼んでいます)は人気ですよ。
そのほかに…
ビールはアサヒ・スーパードライが一番人気の主流です。
スーパーには、日本からの輸入食品が、お菓子から調味料から、何でもかんでも山積みになっています。
パラオ人が外食し、こぞって食べたがるものは刺身です。
日本人とパラオ人の食文化は、実はとても似ていて安心なんです。
とにかくパラオ在住の日本人が多い
実際にパラオに移住するとわかりますが、パラオの街にはどこを見ても日本人がいます。
観光客も日本からが一番多いのですが、移住している人もアジア人では日本人がダントツ多い。
パラオの人口は総勢2万人ほどと言われる中で、その内5千人がフィリピン人が出稼ぎで移住していると言われます。
その次に多い外国人が、なんと日本人で500人ほど住んでいるそうです。
パラオは、なんとも小さな島なので、もうどこに行っても知り合いばかりです。特に、日本人が行くようなレストランやショッピングセンターなんかには、必ず知り合いがいます。
街中を車で走っていても、向かいから知り合いの車がやってくる度に手を振って挨拶をしたり、仕事をしていても、各会社同士が密接につながっているので、まるでみんな身内みたいな感覚に陥ってしまったり。
ということで、パラオ移住生活は、まるで日本の田舎に住んでいるような気になるんです。
しかも、小さい子を連れた日本人家族も多い!
元気一杯の日本人の子供達がパラオ人のお友達と走り回って遊んでいます。
移住生活を始めた日本人同士の結婚や、日本人と現地のパラオ人の結婚もとても多いです。
みんながつながっていると、みんなが友達、知り合いで、助け合いの社会になり、治安もいいはずです。
こんな日本に近い環境がある海外都市って、他にはなかなかないと思いますよ。
パラオは日本人移住者には手厚いサポートがあるんです!
これだけ日本人移住者が多いパラオになると、日本人が住みやすい環境を整えるために、政府もとても親身になってサポートをしてくれます。
中でも、日本大使館は欠かせません。
生活の中で困ったことがあったら、なんでも助けてくれます。
断水や洪水があった時、それから犯罪情報なども、気になるニュースや情報をメールで随時流してくれます。
パスポートの紛失などのサポートもしてくれますし、パラオで婚姻届を出す場合も、日本大使館にお世話になります。
海外に住んでいると、政府関係の手続きは難しくてわからないことだらけですが、とても親切に教えてくれますよ。
そして、パラオ在住の日本人は、ほとんどみんなが日本人会に参加しています。
日本人会に参加すると、こんなメリットがあります。
- 日本人同士で集まるクリスマスパーティーや新年会に参加できる
- 海のツアーに日本人会から格安で招待がある
- 日本人の観光客情報やその他ビジネスに関する情報が共有される
- 日本人の友達がたくさんできる
- 子連れの日本人は、学校行事なんかの情報共有がしやすい、
など。
小さい島であるからこそ、政府関係者までもが密接に寄り添ってくれ、日本人移住者を歓迎してくれます。
おまけ:パラオに移住して安心したこと *私の体験です
第1位:日本米と納豆が売っていること
海外生活をしていると、日本食が恋しくなるものですが、パラオでは、日本と同じ味のお米と納豆が食べれるので、これは嬉しかったですね。
ただし、高いので、貴重に美味しくいただきます。
第2位:ウォシュレットのトイレがある
これは感動しました。もちろん全ての場所ではないですが、綺麗なトイレが完備されているレストランがあると、ついつい安心して長居しちゃいますよね。
第3位:日本人の歯医者さんがいる
病院に、日本人の先生がいるのは安心しますよね。
この方、歯医者さんではありますが、病院関係者から情報を聞いて、いろいろ病気や怪我に関してサポートしてくれます。心強いです。
最後に
パラオにたくさん存在する日本を紹介しましたが、いかがでしたでしょうか?
日本とパラオは文化的にも似ているところがあり住みやすいのと同時に、こうして昔から築き上げてきた両国の素晴らしい文化を、パラオに移住する日本人と現地のパラオ人との交流で、これからもずっとずっと紡いでいきたいですね。
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