マレー系・中華系・インド系など多民族が住み、様々な文化や風習が存在する魅力的な国マレーシア。
住みやすい国10年連続NO.1の国は果たして働きやすい国なのか?
今回はそんなマレーシアで働くことのメリット、また気になるその実態について紹介します。
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マレーシアの共通言語は英語
世界中のどこでも、老若男女を問わず多くの人が話す英語。
これから世界のグローバル化はますます進み、日本に住む日本人のあなたでも、英語なんて必要ない!と言えなくなる日は近いかもしれません。
これだけ英語が重要・必要だと取り沙汰される昨今、若いうちから英語環境に慣れておけば将来絶対に役に立つはず。
日本でも英語を社内公用語とする企業が少しずつ増えてきましたが、実際のところ、日本の職場で英語環境に浸ることはまだまだ難しいのが現状。
そんな中、多民族が住むマレーシアの共通言語は英語。
よって多くの職場の共通言語は英語です。
英語環境で働きたいけど英語に自信がない・・・という方もご安心を。
ここはマレーシア!完璧な英語の文法・発音は必要ありません。
マレーシアで話される英語にはかなりの訛りがありますが、その分、自分が英語を話すときも間違いをさほど気にすることなく、気楽に話すことができます。
地理上、密接するアジア諸国が多く、様々な国から人材が集まるマレーシア。
基本的な英語が話せるなら怖気づくことはありません、人前で英語を話す経験を積むのに最適な国です。
インターナショナルな職場環境
日本の総人口に対する在留外国人の割合は約1.7%(2014年時点)。
日本に住んでいるのはほぼ日本人だけと言えるでしょう。
もちろん、外国人旅行者の数は年々増えてはいますが、あまりにも外国人比率の少ない国、それが日本です。
マレーシアで働くことの魅力は、インターナショナルな環境で働けること。
そこには、中国、韓国、フィリピン、ネパール、インドネシア、タイ、ミャンマー、ベトナム、カンボジア、インドなどから来た多種多様な人種が存在します。
日本ではなかなかない職場環境に簡単に遭遇するのがマレーシア。
育った環境や国が違えば、物事の考え方も生活の知恵も発想も異なるのが当たり前。違う国の人と話をすると、常に驚きや新しい発見があります。
知らなかったこと、思いもよらなかったことを知るということが頻発し、彼らと意見を交わしながら共に働くことがとても楽しく、毎日新鮮な気分で仕事に向かえます。
知的好奇心がくすぶられる環境がすぐそこにあります。
フラットな職場の上下関係
マレーシア人は比較的、ゆったりとした大らかな心を持っている人が多いです。
そのため、社内では細かいルールや日本企業の様なお堅い雰囲気はありません。
人間関係も日本に比べかなりフラットなので上司と部下というよりは、仲間・チームという感覚でお互いが接し、共に働いています。
面倒見がよく優しい人が多いため、わからないことは質問すると喜んで答えてくれます。
また、日本が好きと言う人が多いので、日本人というだけで可愛がってもらえる事もしばしば。
ただそうした反面、時間に対しても大らかな人が多く仕事が途中で止まっていることも多々!?あります。
油断して人任せにしていると痛い目にあうことも。納期を守るという意識は日本ほど浸透していません
。締め切り間際の大事な仕事は自分自身で追いかけることが必須です。
食事の文化
また、食事を大切にすることもマレーシアの一つの文化かもしれません。
ごはんはもう食べた?という言葉はもはや挨拶代わりです。
これからミーティングが始まるというのに、ごはん食べた?まだなら今から30分朝食休憩!という状況もにもよく出くわします。もちろんランチタイムが短くなることはありません。
一週間の終わりの金曜日には、ランチタイムが通常よりも長くなったり、夕方になると早く帰り、ゆっくりと家族時間やプライベート時間を過ごしています。
日本の様に、上司や先輩が仕事をしているから帰りづらいという状況はあまりありません。
自分の仕事が終わったら家に帰る。
当たり前のことですが、日本では上下関係に気を使うことが多いのでこういった環境はすごくありがたいです。
毎日が異文化との出会い
日本はいわゆる無宗教国。
マレーシアの国教はイスラム教でマレー系を中心に広く信仰されています。
マレーシアにいると日本ではあまり感じることのない宗教が、人々の暮らしと密接に関わっているということにすぐに気づきます。
一目でわかるのはまずは服装。
男性は特に特徴はありませんが、女性は肌を隠し、髪を隠します。またムスリムの方は豚肉を食べませんしアルコールも禁止されています。
猫はOKだけど犬は触れないというのには驚き!
ただ、中東諸国やお隣のブルネイ等、敬虔なイスラム教徒が多い国に比べ、宗教の縛りがゆるいマレーシア。
そのため、宗教に馴染みのない日本人でも、生活しにくいということをあまり感じません。
マレーシアでは、ムスリムであってもアルコールを飲む人は割りといます。
ただし、豚肉に関してはきちんと守る人が大多数。ラ
マダンのルールは絶対だと思いきや、実はこっそりつまみ食いをしている人も少なくない!?。
こういったことは実際に移住し生活してみて初めてわかります。
国際社会で生きていくためには、互いの文化や風習を知り、理解し合うことが不可欠です。
マレーシアでは日々異文化に遭遇し、驚き感動し、互いの宗教や文化を尊重することを学ぶことができます。
高水準の暮らしと生活
マレーシアで働くにあたり、誰もが気になるお給料のお話。
現地の人たちは一体、どれくらいの収入があるのでしょうか。
新卒でもらえる一月のお給料はおよそRM2,000(52,800円)ほどが平均だそう。
もちろんそれ以下のお給料で働いている人も少なくありません。
※参考:マレーシアリンギット1,000=日本円25,140(為替レート:1=25.140)
30代のオフィスワーカーでRM3,500程度。
大きい会社のリーダーや、管理職になると日本と同等ほどのお給料がもらえる様ですが、平社員だともらえるお給料はまだまだ発展途上国レベルです。
それに比べ日本人はどうでしょうか。日本人がマレーシアで働く条件は、月給RM5,000が最低ラインと定められています。
月給RM5,000というのは、マレーシアの内務省が、ビザを発給するときの条件として定めています。
厳密に言えばRM5,000以下で雇うこともできるようですが、その為には会社が内務省より最低月額給与RM5,000の要件免除の認可を取得しなければならないため、基本的に、月給はRM5,000以上となります。
もちろん、年齢やポジション、また職業によってかなり差が出てきますが現地の方に比べ最低でも2.5倍以上のお給料が保証されているのです。
物価が安いため余裕のある生活
マレーシアの物価は日本の3分の1と言われています。
もちろん、物価は上昇していますし、質の高いものや輸入品などは日本の物価と変わりません。
一概に3分の1だとは言えませんが、それでも日本と比べると物価が安いのは事実です。
マレーシアで働くと日本で暮らすよりも余裕のある生活が送れることは間違いありません。
マレーシアで働くうえで大切なこと
マレーシアで働くに当たって、非常に大切なことは自分自身に「自信」を持つことです。
マレーシアはその「自信」を養うのに最適な場所です。
インターナショナルな職場環境で国際感覚を身に付けながら、英語を話し、いろいろな文化に触れながら仕事をする。
生まれ育った居心地の良い日本で日本人だけの中で働くよりも、マレーシアで働くことで成長し得られることは間違いなく大きいです。
日本ではコンプライアンスの遵守・プライバシーの保護という考えが今では当たり前のようにそれぞれの企業に根付いており、情報漏えいなどの犯罪には非常に厳しい罰則がかせられます。
それに比べマレーシアではまだそういう考えが広く認知されていません。
日本とは勝手が違うため、苦労することもあるでしょう。
ですが、2020年には先進国の仲間入りを果たそうとしているマレーシア。
これからの発展が期待できる国で、その発展を間近で体感することは魅力的なことだと思いませんか?
グローバルな舞台で活躍したい方、今後の人生の選択肢を増やすためにも、ぜひマレーシアで働くことを視野に入れてみてはどうでしょうか。
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