憧れのフランスに住んでみたい、だけどテロが怖い…そんな考えを持つ人は多いかもしれません。しかしフランスには日本で暮らすよりも何倍も自由で自分らしくいられる生活があります。
「敷かれたレールから飛び出して自分の人生を送りたい!」
「自分の時間を大切に生きたい!」
「仕事とプライベートのバランスを取りたい!」
そんな人生を送りたい人、必見です。現地在住者にその魅力をお聞きしました。
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友達や恋人、家族との時間を大切にできるライフスタイルがある
毎日遅くまで働き、週末はぐったり…自分の趣味の時間や家族との時間は後回し。そんな日常が当たり前だと思っていませんか?
フランスには全く違った、もっと自由なライフスタイルがあります!
その理由を9つのポイントから紹介します。
1.週35時間労働制と5週間の有給休暇
フランスでは法律で労働時間は週35時間までと決められています。
そしてフランス人もそれを権利として考えているので、週35時間労働制は当たり前のこととして社会から受け入れられています。つまり週5日働く場合、一日に7時間の労働ということになります。
また、多くのフランスの企業には5週間の有給制度があり、ほとんどの人が5週間の有給休暇をとります。
休暇は労働者の権利として考えられているため「同僚に配慮して有給休暇が取りづらい」なんてことはありません。
休暇を取ってバカンスに行くことは当たり前。長く休暇を取ってもいやな顔をされたりはしません。
フランスには休暇を重視する文化があります。フランス人と仕事の話をするとよく
「Je travaille pour vivre, je ne vis pas pour travailler」
という言葉が出てきます。
彼らにとって仕事とは生きるための手段であり、人生そのものではないのです。
休暇は休暇、仕事は仕事、とはっきり区別をつけるのがフランス人の働き方。
有給休暇で家族と長期ヨーロッパ旅行に行く!そんな夏休みも不可能ではありません。
2. サービス残業なんて存在しない
フランスにはサービス残業は存在しません。
フランス人にサービス残業の話をすると「日本人はなんで給料をもらえないのにそんなに遅くまで働くんだ」と不思議がります。
フランス人にとって、自分のプライベートの時間は大切なもの。
よほど仕事が好きな場合以外、残業は絶対しません。就業時間が終わればそこからはプライベートの時間。だらだら仕事場に残るなんてことはせず、ぱっぱと帰ってしまいます。もちろん上司からのプレッシャーなんてありません。
そのため、6時に帰宅して夕食を恋人と食べ、食後はワインとチーズを楽しみながら二人で映画を観る…なんて生活も夢ではないのです!
3. 自分の時間や家族との時間が増える
フランスでは労働者が守られているため、ゆとりのある生活を送ることができます。
帰宅後に自分の趣味に没頭したり、子供と遊んだり、週末には家族でキャンプやバーベキュー、そんな生活が当たり前のように送れるのです。
またフランスには「お父さんの家族サービス」という概念は存在しません。
お父さんも当たり前のように長く家族と過ごせるため、「お父さんとのショッピングや水族館」はサービスでもなんでもないのです。
気づかない間に子供が大きくなっていた、子供と時間を取りたいけれども遅くまで仕事で子供の寝顔しか見れない、そんな生活から抜け出したい人、フランスに移住してみませんか?
4.個人を尊敬、男女平等の文化
フランスには様々なライフスタイルで生きている人が多くいます。移民も多く、いろいろな価値観が存在するため、個人の価値観や生き方を尊敬する文化があります。
スタンダードな人生や生き方の価値を測る基準などなく、個人個人が自分の生き方を自由に選べる環境があります。
また、フランスでは男女平等の文化があるため、専業主婦が少なく、ジェンダーによる分業観念があまりありません。
料理や家事洗濯も男性が当たり前のように行います。
フランス人の男性は料理が得意な人も多く、「彼女は料理をしないよ、毎日僕が作っている」という話も多く聞きます。そのため、子育てや家事などで男性の協力を得られる環境がフランスにはあるのです。
5.政府からの手厚いサポート
フランスは政府から手厚い福祉があることで有名です。
教育費は基本的に大学まで無料、大学院も1年間で学費が6万円など格安で教育を受けることができます。
返済不要の奨学金も豊富で、ほとんど無料で生活している学生も多くいます。インターン中の補助金も存在し、知らないと損!というサポートがたくさんあります。
また医療費も社会保障でカバーされているため、とても安い費用で医療を受けることができます。眼鏡やコンタクトレンズ、歯科矯正、出産など様々なところまで医療保険がカバーしているため、日本で高いお金を払っていたことが実はフランスでは無料、なんてこともよくあります。
・大学進学を考えている方は、こちらの記事で準備しよう!
6. 働きやすく、子育てのしやすい環境
フランスには年功序列という考え方はありません。
年齢による職場での上下関係はなく、年が離れていても上司とフランクな関係で仕事をすることができます。
またフランスはヨーロッパの中でも子育てに関する政府からの補助が手厚く、出産率が1番高いことでも知られています。
フランスでの女性の労働曲線は逆U字型で、出産・子育ての時でも仕事を辞める女性は少なく、仕事と子育てを両立できる環境が整っています。託児所や家政婦やベビーシッターも充実しており、またそれらを利用する際の補助金も存在します。
子供を2人以上持つと税金などでも優遇され、子育て給付という補助金ももらえます。
以下の記事ではフランスの教育環境を解説していますのご覧ください。
会社も育児休業に対してポジティブな考えを持っているため、子育てのためにキャリアを犠牲にしなければならない、という悩みを持つ必要はありません。
子供と、自分のキャリア、どちらも大切にしたい女性の方、フランスでの子育てをおすすめします。
7. ビジネスチャンスも多い
フランスで働いてみたいけど、日本人だから仕事を見つけるのは難しいのでは…と思っている方。
実はフランスには日本企業がたくさん進出しており、日本との貿易や金融、旅行に関するビジネスも多く、日本人であっても仕事を見つけるチャンスはたくさんあります。
むしろ、日本語がネイティブであるということは大きな強みであり、実際に日本語を話せる人に向けた求人もたくさんあります。日本語・英語・フランス語の3か国語の組み合わせがあれば、仕事を見つけることはけして難しくはありません。
8.車や電車で気軽にヨーロッパ旅行ができる
フランスはシェンゲン協定の加盟国であり、フランスに滞在するビザがあればシェンゲン協定に加盟しているヨーロッパの国を気軽に旅行することができます。
飛行機も安く、1万円以下でヨーロッパ中の国を旅することができます。
車があれば
「今日はイタリアまでドライブ」
「スイス日帰り旅行」
「週末ドイツ観光」
なんてことも可能ですし、電車を使ってちょっとしたヨーロッパ横断プチ旅行をすることもできます。
日本からだと12時間以上のフライトで費用も高いヨーロッパ旅行が、フランスに住めば気軽に、安く、短時間ですることが可能です。
9. フランスの田舎は美しい
フランスの田舎を訪れたことはありますか?パリの観光でフランス観光を終わらせている方、とてももったいないです。
フランス人は「パリは観光にはいいけど住むにはあまりよくないね。フランスの田舎こそがフランスの良さを知るのには最高の場所だよ」とよく言います。
というのもフランスの田舎にはとても美しい街や村、城や自然がたくさんあるんです!
フランスは農業大国ということもあり、牧草地や農場がたくさんあります。
少しパリから離れると牛がのんびりと草をはんでいるようなおだやかな田園風景が広がり、時間がゆったりと流れています。
そんな地域には少し歩くだけで絵本の中の世界に迷い込んだかのように感じるかわいい村や城もたくさんあります。また自然の中でサイクリングやカヤック、スキーを楽しむなど、アウトドアをするにも最適な環境です。
しかし日本からの旅行では日数が限られており、このような田舎をゆっくり訪れることは難しくなっています。
地域によって気候や建物、文化、街の雰囲気などが全く異なるフランスの田舎を満喫できるのも、フランスに住んでいるからこそできる贅沢なのです。
フランス移住の魅力まとめ
フランス移住の9つの利点、いかがでしたでしょうか。
たしかにテロの危険は日本と比べると高いかもしれません。
しかし一日一日の人生の質は圧倒的にフランスのほうが高いと思います。
起きるか起きないわからないテロのリスクにおびえるよりも、多くの価値があるフランスへの移住を考えてみてはいかがでしょうか。
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