フィジー共和国に11ヶ月間、英語留学した山本貴さんにフィジーへ留学する魅力や現地生活について聞いてみました。
ぼくがフィジーへ英語留学した理由
日本もグローバルの時代に入って、英語の教育が進んでいるなかで、自分自身は英語の力が全然足りませんでした。
社会人として就職した後も、英語が必要となるシーンはあり、英語が話せため、ボディランゲージで外国人に理解していただくという対応にしかできなくて、それが自分にとって悔しかったことが一つの理由です。
そして、せっかくに日本に来ていただいたのに、こんな形でしか返せなかった事に不甲斐なさを感じました。
フィジーという国&留学先としてフィジーを選んだ2つの理由
フィジー島は、香川県と同じくらいの規模で、約88万人が住んでいません。
大きさは、四国より少し小さいくらいの面積(フィジー:18,274km²、四国:18,800 km²)で、車で5時間くらいで1周まわれてしまう大きさです。
公用語は、英語が第一言語になっていますが、フィジー語やヒンデゥー語も話されています。
フィジーでは主に、観光業や農業で成り立っていて、観光で得る収入は2億7000万ドルにのぼりようです。フィジー人の平均収入は30,000円前後。
留学先としては、アメリカ、オーストラリア、カナダが人気国としてありますが、主に2つの理由でフィジー留学を選びました。
1つ目:フィジーは留学費用が安い!
フィジー留学は他国への留学費用に比べて、3分の1くらいになることです。
1年間のフィジー留学費用はトータル100万円ちょっとです。
物価も安いため、先進国より格段に安くなります。
現地の生活費用がどれくらいになるか、この後にご紹介いたします。
また、これは補足ですが、日本の留学エージェントの数が少ないので、まだまだ穴場であると思います。最近は、韓国や中国の進出も相次いでいるようです。
2つ目:フィジーの治安
最近では、ネットでもフィリピン留学が目立っていますが、フィリピンとフィジーの大きな違いは銃所持国か、銃不所持国かという点です。
安全面という点で、命に変えられるものはないと個人的には感じていました。
もちろん、留学先ということで危険な地域への留学というのはあまりないと思いますが、昔からフィリピンマフィアと言われていた時代もありましたし、フィリピン人の友人に聞いても、銃を持っている人は持っていると聞いていました。
それに対し、フィジーは警察官ですら銃を所持してはいけない国です。
安全面を考えて、ぼくはフィジーを選びました。
フィジー現地の肌で感じた実際のフィジーの治安
一言でいえば安全でした。
海外生活の基本である、高額なお金を持ち歩かない、貴重品を持ち歩かない、ということを守っていれば、強盗といった犯罪に巻き込まれることはないと言えるでしょう。
フィジーで英語を学ぶ環境
学校にいる間は、英語しか話してはいけないというルールがありましたので、環境としては良かったと思います。
もし、母国語を話すと反省文を書いたり、何度もルールを破ると帰国させられるという環境でしたので、良かったです。
英語教育の中身に関しても、会話が中心の学習でしたので、刺激になりましたし、自分のなかで英語が変わったな、という感覚はあります。
英語学校は、1クラス平均10人くらいで、英語のレベル毎にクラスが分けられていて、学習者としては取り組みやすいと思います。
11ヶ月後、語学学校へ通った結果・・
当初は、英語でなんて表現するかを考えたり、英単語自体を知らなかったので、会話しようにもできませんでした。
11ヶ月後は、日常会話については、考えなくてもスラっと英語がでるようになりました。
実際に、フィジー現地の英語ネイティブの人たちともしっかりと会話ができるまで成長しています。
1つだけデメリットも?
語学学校の90%が日本人(それ以外は韓国人とか)でしたので、その点が嫌な方にはオススメできないかもしれません。
フィジーへ留学する魅力
フィジー人との会話は魅力的
フィジー人は積極的にコミュニケーションをはかってきます。
まったく知らない人でも「こんにちは」「今日はどう?」と聞いてきます。
誰とでも会話がスムーズにでき、生の英語を学べるチャンスがたくさんあります。
のんびりな国民性
僕自身は、東京で働いていましたので、毎日めまぐるしく、せかせか働いていました。
フィジー留学してからは、のんびり生きるということの良さ・利点を個人的に見つけました。
日本では、働き方改革とか、サービス残業の話は取り上げられていますが、フィジーはそういう価値観はありません。
定時で帰り、自分たちのために働く、というスタイルなんですね。
最初に、それを見たときに、なんで残業しないんだろう、と思っていました。レストランも夜8〜9時には閉まっているんですね。(疲れたから閉めるとか、ごはんがあるから閉めるとかです)
日本人からすると、不思議かもしれませんが、フィジー人は彼らの生活が第一で商売をしている、このスタイルが成り立っているというところが、ぼくのなかで発見で、新たな気づきではありました。
海が綺麗
フィジーは南国の島なので、海が綺麗です。
エメラルドブルーがどの島に行っても見れるというのは好きなところです。
本島から船で20分いけば、そんな場所がたくさんあります。
個人的には10箇所の島にいきましたが、どの海も透き通っていて、シュノーケリングをすれば、たくさんの熱帯魚がいます。
フィジーのデメリットは?
食事は美味しいがカロリーが高い
女性にはあまりオススメできないかもしれませんが、フィジーの食事は美味しいんですが、すべてに炭水化物が含まれています。
主食は、芋なんですが、芋と米とヌードルが一緒にでてきます。
フィジーは発展途上の国で、収入の少ない人が生き延びるために、一食でしっかりカロリーを取れるメニューになっているんですね。
時間がルーズ
フィジー人には「時間通り」という単語はありません。
10時集合でも、10時半や11時に来ます。
自分たちの気分にあわせて、行動します。
フィジー留学にかかった費用
家賃 〜月30,000円〜
フィジーではホームステイ、学生寮1人部屋、学生寮4人部屋の3つが主にあると思います。
・ホームステイ
フィジーではホームステイは1泊1200円程度で(3食付き)です。
これが一番高いかなと思います。
家によっては独自のルール(宗教的なこと、門限など)がありますので、ルールによっては厳しい場合があると思います。
・学生寮の一人部屋
1泊1000円程度、自分で食事を作らなくてはいけません。
こちらは自由度が高いです。
滞在期間が長い方は、こちらが個人的にはオススメです。
・学生寮の四人部屋
6畳くらいに二段ベッドが2つある形で、格安になりますが、どちらかといえば短期滞在向けだと思います。
2番目の学生寮一人部屋を選べば、月30,000円程度になると思います。
食費 〜月10,000円程度〜
1ヶ月で10,000〜15,000円です。
この金額があれば、贅沢な食事ができると思います。
移動費 〜月2,000円程度〜
・バス
市内だけの移動であれば、35円です。
バスは二種類あって、市内バスと遠くにいく高速バスになります。
・タクシー
初乗りが110円で、1メーターごとに3〜4円進んでいくイメージです。
スーパーマーケットで買い物して重いときは、タクシーをすぐに使っていました(笑)
タクシーの注意点は、夜乗るときは注意で、この相場を抑えたうえで、夜は少し高めで伝えるイメージです。
交通費は合計2,000円〜3,000円です。
通信料&Wifi 〜月1,500円〜
フィジーではメインの会社がボーダフォンで、月1,500円で通信料が8Gです。
最初にポケットWiFiを購入して、これが2,000円です。
購入したあとは、月々の使用にあわせたプランを購入するイメージです。
・支払い
支払いは、ボーダフォンショップに行き、現金で支払いをします。
毎月行かなくてはいけませんので、忘れずに支払いを済ませましょう、
娯楽費
・旅行
フィジーに留学している間は、旅行に行きたいということもあると思います。
島に一泊二日でいく場合は、10,000円〜25,000円くらいかかります。
・映画館
映画館は、1回350円くらいです。
日本で上映される前の映画なんかもありました。もちろん、全部英語なので、勉強の一環としても良いと思います。
・ナイトクラブ
金曜の夜や土曜の夜にいくことはあるかもしれませんが、門限がありますので、あまり遅くまではいれないと思います。
1回1,000円くらいあれば、ビール3杯くらいは飲めると思います。
フィジーの医療事情は?
フィジーは24時間やっている薬屋さんがありました。
病院も公共の病院であれば、無料でした。(診察カードの発行などは有)
ただ、大きな病気とかになると対処が難しいので、日本の保険には別途入っておくことをオススメします。
個人的には、これに20万円くらいかかりました。
留学費用では、この保険の占める割合は大きかったですね。
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フィジーは日本人の移住先としてはあり?
フィジーにもアジア街というところがあって、そこには日本人は住んでいます。
主に、日系の旅行会社さんや、ホテルのヒルトンやシェラトンといった受付で活躍されている方もいるようです。
あとは、退職された方で、個人で島を買って観光地化したという方もいるようです。
ただ、ビザまでは取れるようなのですが、働くという点においては難しい点も多いようです。
例えば、自分で起業して、オフィスを置くとなった場合に、フィジーではオフィスを置く場所にもルールがあります。
フィジーに在住していない人は、すべての場所にオフィスを構えることができるわけではなく、街から離れた田舎である疎外的な場所になってしまうようで、これがネックになるのではないかと思います。
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フィジー留学や長期滞在前に準備しておきたいこと
プライドを捨てる
自分は日本人だというプライドを持って、その感覚でいると、すぐに帰ってしまうことになると思います。
実際に、そのような人を何人も見ました。
受け入れる心構えを持ってくることが大切です。
紫外線対策は重要
日やけどめは重要です。
日本人の紫外線クリームとフィジーの紫外線クリームは全然違います。
日本のものは30と言われていますが、フィジーは100とかなんです。
だから、この100のものをつけると日本人の肌だと荒れてしまいます。
ですので、自分の肌にあった、できる限り強いものを用意しておくことをオススメします。
日本食のレトルトは欲しい
フィジーで、日本食の外食を食べると3〜4倍高いのと、日本の食材はほとんど売っていませんので、日本からレトルト系はスーツケースに入る分だけ持っていっていくと良いです。
さいごに
留学したいけど時間がない、お金がない、という方もいらっしゃると思いますが、いけるチャンスがあれば絶対に留学してほしいと思います。
リスクなしで、できることはないと思います。
フィジー留学は1年で100万円くらいでいけますし、数ヶ月であれば数十万円でいけます。
生き方、考え方、など日本とまったく違って新しい自分を発見できると思います。
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