フィジーは「世界一幸福度が高い国」といわれている国です。
フィジー在住の筆者は、実際にフィジーに移住してのんびりしたり人の温かさに触れる中で本当に素晴らしい国だと肌で感じます。
しかし、フィジー滞在において、健康面で気をつけるポイントがありますので紹介したいと思います。
安全に過ごすポイントをおさえることで、よりフィジーでの生活を満喫できるようにしましょう。
1. デング熱に注意
みなさんデング熱という病気をご存知ですか?
デング熱とは、主に蚊によって媒介されるウイルスであり、ワクチンなどで予防することができません。
また、デング熱にかかってしまうと、高熱や節々の痛み、発疹などの症状がでます。
デング熱で入院する患者は非常に多いですので蚊に刺されないようにしっかりと対策することが重要です。
公園や自然の多いところでは、暑くても長ズボンを履いたり、羽織物を身につけることで肌の露出を極力しないようにしましょう。
また、就寝時には蚊帳をはると安心です。
蚊帳(かや)をはっても寝苦しいこともなく、簡単にタウンで購入できますよ。
また、虫除けスプレーを使用することも有効ですが、気をつけていただきたいのが日本製のものは効かないことが多いという点です。
そのため、現地のスプレーを使用することをおすすめします。
また、早めにデング熱かもしれないと感じたらすぐに病院にいくようにしましょう。
デング熱による死亡例が毎年ありますが、きちんと早い段階で適切な処置をすれば治ります。自己判断しないようにしてください。
また、病院付近には、デング熱を媒介する蚊が多いため極力近づかないほうが安全です。
2. 魚中毒に注意
次に注意していただきたいのが、シガテラという毒を蓄積している魚による中毒症状です。
ローカルの人々もシガテラを持っている魚を食べてしまい、入院してしまったという事例が後を絶たないため、注意が必要です。
またこの毒の恐いところは、加熱処理をしても毒が取り除けないということです。
また、中毒の症状として、数時間後に激しい吐き気と下痢、腹痛が数日続き、合わせて徐脈や低血圧を引き起こすこともあります。
魚の見た目では、判断がつかないため予防方法は残念ながらないのですが、魚を購入する場所を工夫しましょう。
市場には多くの魚が販売されていますが、基本的にはスーパーで購入したりレストランで食べるようにし、フィジーであればグルーパーという魚はなるべく避けたほうがいいかもしれません。
しかし、こちらも死に至るケースは多くないため、あまり神経質になりすぎないようにしましょうね。
3. 飲料水に注意
フィジーでは、本島のヴィチ・レブ島では水道水は飲んでも問題ないとされています。
しかし、やはり日本の水事情とは基準が違うため、渡航してすぐの時はミネラルウォーターを飲んでいたほうが安心です。
基本的に水は安全なのですが、水道管が古い場合は断水後の水は飲まないほうがいいです。
フィジーは330もの離島があり、本島以外の水事情は全く違いますので、離島に行く際にはミネラルウォーターを常に飲むようにしてくださいね。
フィジーには海外セレブや日本でも人気の「フィジーウォーター」があり、日本で買うよりも断然安く購入できますので、この機会にフィジーウォーターを楽しむのもいいですね。
フィジーウォーターとは、フィジーに降った雨が数百年かかって火山岩層によって濾過されたものを組み上げられたとても貴重な水です。
もし、長期滞在で、毎回ミネラルウォーターを買うのが勿体ないという方は、「ミネラル・ポット」という濾過型のウォーターサーバーが経済的でおすすめですよ。
4. フィジーの文化・カバに注意
カバとはフィジーを始め南太平洋諸国で愛用される嗜好品です。
ヤンゴーナの木の根を粉末にして水と混ぜ合わせた伝統的な飲料です。
フィジーの人々は儀式の際や、また人が集まる際には「カバセッション」といって皆でカバを楽しみます。
現地の人々と交流する中で、必ずカバを飲む機会がありますが、飲み過ぎには注意です。カバを飲み過ぎてしまうと、舌がしびれたような症状を感じたり、二日酔いのような症状になることもあります。
お酒ではありませんが、お酒と同様飲み過ぎ注意でカバを楽しみましょう。
カバは安全ですが、時折船の中でのカバなど、カバを作る過程で使用する濾過用の布巾や、混ぜる際に使用する水、ためておく容器などの衛生状況が良くない場合があるので、適宜注意するように心がけておいてくださいね。
といっても、フィジーの人々と距離を縮めるきっかけにもなるので、これもあまり神経質にならずカバを楽しんでいきましょう。
5.フィジーは頻繁に断水!事前に備えよう
断水は比較的頻繁に起こります。
数時間予告されて断水される場合もあれば、水道管の故障で数日全く水が使えないことがあります。
その際にそなえて常日頃からタンクに水を溜めておくようにしましょう。
断水時も給水車により水が供給されることがありますが、この水は基本的に地下水を引き上げたものなので、渡航して間もない方や下痢しやすい方は控えた方が無難です。
また、断水が数日続くと街も、不衛生になったり、自分自身も手を洗えなかったりと衛生状況が悪くなるため、ミネラルウォーターの常備やアルコール消毒も適宜心がけておくとより安心ですよ。
6.病院で気をつけること
フィジーに長期で滞在していると病院にいくこともあるかもしれません。
サブサブ島など、本島からかなりはなれた離島では、日本人でも治療費がかからないといった制度がある島もあります。
しかし、本島では治療費はかかってきますので、海外保険には必ず加入するようにしましょう。
また、万が一入院してしまった際には相部屋の場合は特に貴重品の管理に気をつけておいてくださいね。シャワーなどで部屋を離れる際も必ず貴重品は携行しましょう。
また、ナースコールはあってないようなものです。もし何かあればナースコールは使用しますが、看護師がこなければ自分で看護師のところにいく方が早く処置してもらえる場合が多いです。こちらも参考にしてみてくださいね。
7. 温泉で気をつけること
サブサブ島などでは、小さな温泉が湧いている観光スポットがあります。
温泉ということでついテンションが上がってしまいそうですが、とても熱いため絶対に触れないようにしてくださいね。
特に柵や注意書きもないため、やけどしてしまう人が後を絶たないという実態もあります。
こちらも気をつけておきたいポイントと言えます。
8. 野犬に注意
フィジーには野犬が非常に多いです。
しかし、いきなり襲ってくることは滅多にないため、道端で野犬の集団に遭遇してもあまりパニックにならないようにしましょう。
目を合わせずゆっくり静かに通過すれば大丈夫ですし、避けられるようであれば別の道を使うのもいいでしょう。
また、長期滞在でどうしても心配という方は狂犬病のワクチンもありますので、日本で接種しておくと安心です。
狂犬病でなくても野犬はどんな病気を持っているか分かりませんので、一見可愛く見える子犬などがいても触ったりしなようにしてくださいね。
まとめ
フィジーでの滞在を安全なものにするポイントをお伝えしましたが、基本的にフィジーは過ごしやすい国です。
万が一に備えておくことで、安全に暮らせるように気をつけていきましょう。
少しのポイントに気をつけるだけで、治安も良いためトラブルなく十分生活できますよ。
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