フィジーの携帯電話事情は日本とは大きく違います。
筆者が、最初フィジーに降り立った際には携帯電話事情が一切わからず大変苦労しました。
比較的物価の安いフィジーですが、携帯電話に関する費用はあまり安くありません。
そのような条件の中でも、きちんとフィジーの携帯事情を把握することで、お得にスムーズ、ストレスフリーで携帯電話を使用することができます。
今回はそのコツを、フィジーに在住していた筆者の実体験を通じてご案内しましょう。
携帯電話をフィジーで手に入れる方法
フィジーでは携帯会社に契約して月額を払う形式よりもプリペイド式で使用残量がなくなったら都度チャージする形式が主流です。
iPhoneのような高額のスマートフォンから10ドル(約500円)程度で買える日本でいうガラケーのような最低限の機能が付いているだけの携帯電話もあります。
実際私は、10ドル程度の電話を買いました。
しかしこの携帯電話はフィジー国内での通話とテキストの送受信のみの使用にしました。
インターネットは現地で格安のポケットwifiを購入し、都度ポケットwifiにチャージして日本から持参したiPhoneで利用しました。
フィジーの電波状況はあまり良くないので重宝しました。
フィジーのSIMカード事情
日本から持参した携帯をそのまま利用する場合、SIMフリーの端末であれば現地のショップでSIMを購入し、SIM交換でそのまま利用するのがお得に利用できるお勧めの方法です。
ドコモやソフトバンクのキャリアはフィジーでの海外通信にも対応していますが、利用料金が高く、数日間の旅行で利用する以外にはあまりおすすめできません。
また、街中のホテルなどはWi-Fiが完備されていますが、外出先でもインターネットを使いたい場合はやはりSIMカードを購入するのが便利です。
通信環境は3Gと4G LTEが対応をしていて、通信エリアも観光で行くような一般的な場所であればほとんどがカバーされています。圏外になってしまって困る、という事はほとんどありません。
SIMデータ追加のチャージ方法やポケットWifiの利用方法
SIMカードのデータ量を使い切ってしまった時は、トップアップと呼ばれる金額チャージをします。
チャージは街中のさまざまなところで対応しており、チャージをする場所に困る事はありません。
また、携帯本体だけではなく、ポケットWiFi(モバイルルーター)も現地で入手できます。
フィジーで一般的なキャリアのvodafoneショップだと、ルーター本体は65ドル(約3,250円)ほどで購入する事ができ、プリペイド式のデータSIMを別途購入すれば通信が利用できます。
注意点として、現地購入したポケットWi-Fiはフィジーでしか使用できません。第3国でも使いたい場合は、SIMロックを解除する必要があることを覚えておきましょう。
携帯端末の購入は2択
スマホは近年フィジーでも普及してきており、100ドル(約5,000円)ぐらいから購入が可能です。
但し、現地で流通しているスマホは、ほぼSamsungかHuaweiの2択となります。
SIMカードの入手と利用方法
フィジーには4つの通信サービス会社があります。
- Vodafone
- Digicel
- FIJI LINK
- tfl
の4社です。
SIMカードを購入できる最もわかりやすい場所は、フィジーの玄関口・ナンディ国際空港です。
到着ゲートを出てすぐのところにVodafone、Digicel2社のキャリアショップがあり、SIMカードの購入が可能です。
mini SIM、micro SIM、nano SIMとカードの種類も3つ全てが揃っています。
フィジーでの滞在期間と利用する通信料を考慮しながらどのプラン(データパック)にするか選びます。
一部のプランを紹介・Vodafone Fijiの場合:
データ通信と通話がセットになったプランが多く、
- データ通信のみの場合、15日間利用可能な8GBプランで65ドル(約3,250円)
- 30日間利用可能なデータ通信10GBと通話15ドルがセットになったプランで70ドル(約3,500円)
といったようなものがあります。
Digicelの場合:
- データ通信のみで、4GBで29ドル(約1,450円)
- データ通信5GBと国内通話100分、SMS100通、国際通話100分の4つがセットで49ドル(約2,450円)
などがあります。
通信速度については、Vodafone Fijiの方が速く快適な傾向です。
また両社のSIMともにテザリングにも対応しています。
各社のウェブサイトは下記のリンクを参照してください。(FIJI LINKはサイト無し)
また、この空港キャリアショップはアクセスが抜群なだけではなく、店員さんの対応面でもここはおすすめです。
空港内のショップだけあって街中のスタッフよりも親切で優秀な方が多いようです。
SIMの販売だけではなく設定まで店員さんが設定してくれます。
SIMを購入し、スマホを店員さんに渡せば、SIMの入れ替え、現地のネットワークへのアクセス設定も行ってくれます。
データ通信に音声通話が付いたプランを選べば、日本国内と変わらず電話をする事が可能です。
もし空港で時間がなく購入ができなかったら?
都会のショップや大きなショッピングモールに併設された店舗の方が対応も良く、信頼度も高いのでそういったところに行かれることをおすすめします。
カード以外にもフラッシュネットと呼ばれるパソコン向けのUSB型Wi-Fiもあります。
フラッシュネット本体を購入し、パソコンのUSBポートに差し込みセッティングすれと、インターネットを利用できるようになります。
価格はvodafoneで、1GBのデータ容量付のもので39ドル(約1,950円)で購入できます。
プリペイド式になっているので、データ容量を使い切ったらあとからチャージをして使用できます。
フィジーのWifi環境
フィジーでは他の国と同様、リゾートホテルや大きめのカフェなどではWi-Fi環境が整っているのがほとんどです。
カフェでは店先に「free Wi-Fi」の看板がみられます。
一方、年々フリーWifiの普及が進み、少しずつスピードも改善されてはいるものの、日本のWi-Fiと比較すると環境が遅れている部分もあり、接続面や通信速度は期待できないという難点もあります。
具体的には、通信状態が良くない、時間の制限がある、接続手順が不明瞭、怪しいWi-Fiに接続してしまうと個人情報が抜き取られてしまう等、不便や注意が生じることもあります。
特に、大容量のファイルをアップロードしようとしたりすると、途方もない時間がかかったりすることがあるので注意が必要です。
おすすめWifiスポット
環境が良く「使える」Wi-Fiスポットとしては、留学生や旅行者が多く集まるカフェやレストラン、マクドナルドなどはアクセスが良くおすすめです。
お店ではドリンクや食事をオーダーすると、30分~1時間ほどフリーWi-Fiを利用できる、というのが一般的です。
フィジーの玄関口ナンディ国際空港では、以前は無料でWi-Fiを利用できましたが、2019年5月時点は30分で5ドル(約250円)と有料化されました。
また、ホテルであっても完全にフリーではなく利用料金がかかる場合もあります。
比較的安めに利用できるWi-Fiスポットとしては、ネットカフェがあります。1時間3ドル(約150円)ほどで利用が可能です。
全体的な注意点としてはやはり通信速度などの環境面です。
フリーWi-Fiでも、ポケットWi-Fiでも、現地で購入できるSIMであっても、時間や場所によって通信速度が遅くなることがありますので、余裕をもって利用する心構えが必要です。
注意点
フィジーは330の島からなる国であり、メインアイランド以外は無人島に近い島も多くあります。そういった場所ではほとんどの場合free-wifiが使えません。
また、SIMカードも販売されていない場合も多いです。
プリペイドカードは比較的手に入りやすいですが肝心な時に残量がなくなってしまってインターネットに接続出来なくなったり連絡が取れなくなってしまわないように十分注意してください。
フィジーの携帯利用方法まとめ
フィジーの携帯事情は日本とは異なる点が多いです。
しかしSNSの普及やスマートフォン所持率の上昇によりフィジーの生活において携帯電話は欠かせません。
ライフスタイルや滞在期間に合わせてみなさんにとって最善の方法を選べるようにしましょう。
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