【ドイツ式お祝い方法】誕生日や結婚・出産等の贈り物の選び方とポイント

ドイツに移住すると、日本とは違う文化やしきたりについて気になると思います。

ドイツ人の友達が増えてくれば聞くこともできるかもしれませんが、生活習慣のように日常的に学んでいけることと違い、急に必要になるのが「お祝い」などのシーン。

お誕生日やクリスマス、結婚式や進学のお祝いなどは何をお贈りしたら良いのでしょうか?

日本ではお祝いといえばお金を包んだりしますが、ドイツの常識とはどのようなものなのでしょうか。

相場は?どのように渡すべき?など、気になるポイントをチェックしてみましょう。

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ドイツ人とメッセージカード

ドイツの方の贈り物はとにかく「物より気持ちが大事」という考え方です。

そしてとても質素な(シンプルな)イメージです。

日本ではお祝いといえば相場の金額があり、だいたいみんな同じような相場で贈り物をしますが、ドイツはあまり贈り物にお金をかけません。

気持ちが何より大切なのです!その気持ちが伝わるものって一体なんでしょうか。

ドイツでは親しい友人や家族などにはメッセージカードを送って思いを伝えます。

ですのでスーパーや文房具屋さん、花屋さんやドラッグストアでもカードを買うことができます。

カードと言っても様々ありますが、これもイラストや写真だけのシンプルなものが多いように感じます。

日本にあるような開けるとイラストが飛び出るものや、音楽の鳴るものなど凝ったカードを探してもなかなか見つかりません。

ですので、日本からそういったカードを買ってきてお祝いの際などに使うと大変喜ばれますし、何より気持ちが伝わるのではないでしょうか。

シーンを問わず、しかも気軽に贈ることができるものですので贈り手としても選びやすいですね。

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シチュエーション別で贈り物を考えてみましょう

お誕生日・クリスマスなどでの贈答品

一番頻繁にあるのがお誕生日やクリスマスなどのパーティにお呼ばれすることではないでしょうか。

ドイツの方はホームパーティが好きですし、お誕生日会などは主役(お誕生日の人)がパーティーをセッティングします。

私のお誕生日だからみんな来てね、というわけです。気軽に呼んでもらうことも多いでしょう。

そういった場面では金銭での「お祝い」を贈ることはほとんどありません。

気軽に、お花やワイン、ケーキ、メッセージカードなどでOKです。

あまり高価なものを贈り合う習慣がそもそもありませんし、逆に気を遣わせてしまいますので、差し入れ程度の贈りものが良いでしょう。

恋人同士でも高価なプレゼント交換はせず、お花やレストランでの夕食でお祝いすることが多いようです。

日本ではブランド物を贈りあったり、夜景の見えるオシャレなレストランでお祝い…なんていう話も聞きますが、ドイツではほとんど聞いたことがありません。

ちょっとがっかり、なんて声も聞こえてきそうですが、とても堅実なドイツ人らしい気がします。

進学のお祝いは?

親族ではなく、お友達のお子さんなどが学校に入学する時などお祝いを贈る必要があるのでしょうか?

日本でも同じだと思いますが、これも気持ちを贈る程度で大丈夫です。

金銭ではなく、お菓子の詰め合わせやお花などを贈ると喜ばれるでしょう。

ヨーロッパでは入学時に文房具を支給される学校が多くあり(地域によっても違うようです)、ノートや鉛筆は支給されることが多いとのこと。

しかしもちろんそれはシンプルで至ってノーマルなものですので、日本とは違いかわいいキャラクターの文房具などはあまりないドイツですので、日本のキャラクターもののペンやノートをあげるとお子さんはとても喜んでくれます。

またドイツでは日本のアニメが放映していたり、漫画が売っていたりするので、子供たちの多くは日本の有名なアニメキャラクターなどを知っていますし、男女問わずプレゼントすることができます。

結婚のお祝いは?

結婚式に呼ばれた場合のお祝いの相場はどのようなものなのでしょうか?

日本では披露宴にお呼ばれした場合にご祝儀としてお金を包むのが通常ですが、ドイツではプレゼントの中にお金を入れて贈るということが多いようです。

通常は日常生活で使えるもの(キッチン用品など)を希望を聞いて贈るのですが、すでに十分揃っているカップルには逆にモノを送っては迷惑になってしまう場合もあります。

そういう場合はお祝いのカードや花束、植木などにお金を飾って贈るのです。おしゃれですね!

日本のように御祝儀袋なんてものがありませんので、オブジェに絡ませたりするようです。

植木の土の部分をコインで埋め尽くしていたり、鍵付きの宝箱に1ユーロと2ユーロコインを総額300ユーロ分入れて、マトリョーシカのように何重にも箱やプチプチなどで包装して送ったという話も聞いたことがあります。

お札ではなくコインでお金を贈ることもメジャーな贈り方で、みなさん工夫していらっしゃいますね。

しかし、日本の御祝儀袋はとても綺麗で芸術的ですので、それはそれでとても喜んでもらえるものでもあります。

手元にあれば、日本人らしく御祝儀袋を利用してお贈りするのも悪くないでしょう。

おおよそですが、金額はかなり親しいご友人で300ユーロほど、普通のご友人には50ユーロ〜150 ユーロほどが多いようですが、ご自身のお気持ちで大丈夫です。

ドイツでは「よそはよそ、うちはうち」という考えの方が多い気がします。「平均」という考え方より、私はこれを贈りたい、と思う気持ちの方が重要視されているのではないでしょうか。

次に結婚式には呼ばれていないけれども、新居のパーティーなどでなにか贈り物をしたい場合はどうでしょうか。

先ほども記述しましたが、結婚のお祝いにはキッチン用品を送るのがメジャーなプレゼントとされています。

ですので、相手に聞いてしまうというのも一つの手です。

どんなものが欲しいか?食器は十分揃っているか?カラトリーなどで欲しいものはあるか?聞いてみてはいかがでしょう。

直接聞くことは失礼なのではないかと心配になる方もいるかもしれませんが、その心配ご無用です。

出産のお祝いは?

出産のお祝いは何が喜ばれるでしょうか?

これはほとんど日本と変わりがありません。

オムツケーキ(ベービーケーキなどとも呼ばれるようですが)はドイツにもあります。

日本にもあるような可愛らしいぬいぐるみがついたものから、まさかのシャンパン付きのものまで!スタイや汗拭き用のタオルなど日本製のものはドイツに無い「可愛らしさ」 ということで喜ばれたという話をきいたことがあります。

また迷った時はギフトカードを贈るのもアリではないでしょうか。

スーパーや化粧品店、コーヒーショップなど最近はどこでも置いていますので、お子さんのおむつが買えるドラッグストアやおもちゃ屋さんなどのギフトカードをプレゼントすると喜ばれるでしょう。

現金を贈りあう習慣があまり無いドイツですが、メッセージカードにギフトカードを添えて…という方はいますし、お店でもそういったシチュエーションを想定したデザインのギフトカードを販売しているところも多く見られます。

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さいごに

いくつか思いつくシチュエーション別に分けてみましたが、いかがでしょうか?

ドイツの人は質素倹約、そして堅実な方が多いので、高価な贈り物よりもメッセージカードやお花などが何よりも喜ばれます

ご祝儀もちょっと変わった形でお渡しするのがドイツ流!

贈り物が必要なシーンがありましたら、参考になさってください。

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