知らないと会社で浮いた存在に。日本と違う中国の働き方、考え方。

留学後にそのまま海外で就職活動をしたり、日本の勤め先から海外赴任を命じられたり。

グローバル化が当たり前となった今では、海外で働く機会が年々増えてきています。

特に中国は日本との距離も近く、さまざまな業界のビジネスが展開されているので、中国で就職活動をしたり中国へ赴任したりすることもよくある話です。

実際に中国にはおよそ12万人もの日本人が住んでいて、海外に住む日本人の数がアメリカに次いで2番目に多い国となっています。

「経済成長のスピードが早い中国で就職したい」

「中国でのビジネスを強化するために、中国への赴任を命じられた」

といったように、中国で働くことになった方。

日本とは違う、中国の働き方・考え方を知っておかないと、同僚やビジネスパートナーなどとうまくいかず困ったことになってしまうかもしれません。

今回は、日本人と中国人の働き方や考え方の違いについてご紹介します。

出勤当日に浮いてしまったり、自分の価値観だけで行動して後悔したりせず、気持ち良く働きましょう。

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合理的で、結果主義な中国人

中国では人口が多い分、幼い頃から競争が激しいからか、結果主義の考え方が非常に強いです。

また、中国の経済成長のスピードを反映するかのように、仕事のスピードも日本と比較すると早く感じられます。

結果主義だからこそ、細かいことやプロセスにはあまりこだわらずに、スピーディーに仕事をこなせているのかもしれません。

例えば、パワーポイントを使って提案書を作る場合。

日本では「フォントが統一されているか」「グラフの位置は中央か」など、提案の内容以外の細かいところまで気を使います。

中国では結果主義の思考が強いため、内容が伝わるものであれば細かいところは気にしません。

日本だと上司や取引先に指摘されそうな、フォントの統一やグラフの位置の調整がされてない場合もよくあります。

中国では、日本のように細かいところまで丁寧に作業をするより、スピード・結果を求められることが多いのです。

そのようなやり方に慣れている同僚や部下へのふるまいには注意が必要。

細かいところまで丁寧にすることに気を取られていると、効率が悪いと判断されてしまうかもしれません。

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早い決断、早い行動

仕事のスピードが早い中国は、決断や行動も早いです。

例えば何かを決断するとき。

日本では、失敗したときのリスクや問題が起きてしまったときの対応策などを、事前にすべて予測して決断します。

中国でももちろんリスクを考慮して決断しますが、まずは必要最低限のリスクだけ考慮して判断することが多いです。

決断が早いからこそ、行動に移すのも早く、社会全体がスピーディーに動いているのかもしれません。

決断が早いため、実際に行動していく上で問題が起きてしまったときの軌道修正も得意です。

山登りで例えると、事前に天候やルートを細かく確認して、スケジュールに沿って着々と進んでいくのが日本。

災害リスクや危険ルートは避けるものの、とりあえず登ってみるのが中国です。

中国で仕事をするにあたって、そういった進め方の違いで取引先や同僚とうまくいかないことは避けたいもの。

あまり慎重になりすぎず、早い決断・早い行動で進めれば、臨機応変に対応できることをアピールできるかもしれません。

中国人は残業しない。時間についての考え方

最近は日本でも残業に対する考え方が変わってきたので、残業時間は減ってきたのではないでしょうか。

中国では日本よりもプライベートの時間を大切にする人が多く、通常は残業をしません。

労働時間は雇用契約に記載されている通り、開始時間ぴったりに出勤し、終了時間ぴったりに退勤するのは当たり前とされています。

例えば、大都市では遠方からの出勤も珍しくありません。

出勤時間1時間以内は近い方で、1時間以上かけて出勤している人もいます。

実際に私は上海で勤務していますが、同僚には1時間以上かけて新幹線(高鉄)で出勤している人もいるぐらいです。

通勤時間が長いので、なおさらプライベート時間を大切にしたいと思うのかもしれません。

毎日残業をしていたら効率が悪いと思われたり、緊急以外の残業依頼をすると不快感を与えたりしてしまうので、できるだけ避けることが賢明です。

昇進昇給について

仕事をする上で、昇進や昇給もモチベーションを保つ要因の1つ。

日本の大企業では、最近は能力主義の考え方が取り入れられ、若くして出世している人も増えてきました。

しかし現在でも終身雇用制度が見られるところもまだあり、勤続年数が長い社員が昇進しているケースもあります。

中国では、能力主義の傾向が強く、能力があれば若くても出世が可能です。

ただし優秀な人材が多く、競争が非常に激しいので、誰もが出世できるというわけではありません。

管理職などある程度の役職についていなければ、転職するなど環境を変えてトライすることも1つです。

実際に中国では転職が当たり前なので、会社として良い人材は昇進させないと、より高い給料の条件を出す他社へ流れてしまう可能性も高くなってしまいます。

そういった人材流出のリスクも考慮して、能力の高い社員が昇進・昇給していく仕組みができあがっているように見受けられるのです。

厳しい競争社会の中でもし昇進がなかったとしても、昇給については必ず気をつけましょう。

中国の経済成長率は高く、商品やサービスなどの物価は上昇傾向にあり、家賃も毎年10%ほど上昇することがあります。

日本の物価はほぼ横ばいなので、毎年2~3%の昇給でも嬉しく感じるでしょう。

しかし中国で毎年2~3%だけの昇給であれば、気づかないうちにどんどん生活水準が下がってしまったなんてことになるかもしれません。

そのような事情を考慮せずに独自の昇給基準を設定している会社もあるので、できるだけ事前に確認しましょう。

大事にしている、面子について

面子という言葉は、中国語も日本語も意味は同じものになります。

ただし、日本人と中国人とで、面子へのこだわりは大きく異なるのです。

中国人にとっての面子は、名誉・社会的地位、つまりその人の人生で成し遂げた結果を意味しています。

結果主義の中国人にとって面子は非常に大切なもので、面子を潰されることは死ぬほどの恥だと言っても過言ではありません。

日本人が面子を潰された場合、羞恥心・自己嫌悪など、いい思いはしないですが一時的なものだと思います。

しかし中国人は面子を潰された場合、長年忘れられないぐらいの恥となってしまうのです。

例えば、何か問題が起きた場合でも、特定の社員を他の社員の前で叱ったりすることは絶対に避けましょう。

叱られた社員は面子を潰されたと感じ、あなたとの関係性が悪くなってしまいます。

他の社員がいる前で叱るのではなく、個室で話し合いましょう。

中国人との人間関係において、相手の面子を潰さないこと、相手の面子を立てることは非常に大切です。

日本とは面子に対する考えが全く違うので、日本で当たり前のようにしていた行動が、中国人との人間関係において悪い影響をあたえてしまう場合もあります。

特に会社では、人間関係が仕事へ影響をあたえることが多いです。

同僚や取引先の中国人に対して何かをする場合、何かをされた場合、考えて行動すること。

相手の面子を潰す行動にならないか、相手の面子を立てられているかを考慮することで良い人間関係が保てます。

何でも正直ではっきりと言う中国人

日本人は自己主張をすることはあまりありません。

自己主張をするよりは、思いやりや譲り合い、遠慮など他人との協調が大切にされています。

中国人はその反対で、イエス・ノーがはっきりしていて、自己主張が強いです。

コミュニケーションを取るにあたって表現の仕方に違いがあります。

中国人と一緒に仕事をするときに「日本人らしい表現」では誤解を招いたり、うまく伝わらなかったりする場合があるのです。

あなたが上司で部下に中国人がいる場合は、指示の出し方やフィードバックの言い方はなるべくはっきりと伝えるようにしましょう。

日本人らしい丁寧で相手を気遣った言い方だと、あなたが本来伝えたいことが伝わらない可能性が高いです。

例えば、「なるべく早く」ではなく「一番に優先して」、「できるだけ」は「必ず」など基準が曖昧ではなく誰が聞いてもわかる言葉に置き換えることをおすすめします。

日本語でよく使う、「ちょっと」や「~かもしれない」、「~したほうがいい」などの和らげる表現もなるべく避けましょう。

なるべくはっきりと、誤解がないように伝えることを心がけると、言葉や表現のせいで仕事がスムーズにいかないことを減らせます。

まとめ

以上、日本人と中国人の働き方の違いを紹介しました。

中国で就職を考えている、あるいは中国で仕事をすることになったという人は、今回ご紹介した内容にも気をつけてみると、よりうまく仕事ができるかもしれません。

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