トロント大学(University of Toronto)はカナダの第一の都市、トロントを代表する大規模な4年制の総合大学です。
実は学部によっては、かの有名な日本にある東京大学よりも上のランキングに位置することもあることもあるのですね。
今回はトロント大学に通うカナダ留学生にトロント大学の魅力と入学方法をお聞きしました。
上の写真:トロント大学セントジョージキャンパス
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でもそんな優秀な大学に日本で生まれ育ったバリバリの日本人が留学することなんて可能なの?
という質問ですが、簡潔に言うと答えは、『可能です』。
日本人だけにかかわらず、ここトロントは世界中の国からの移民が住んでいる文化が混ざり合う街なのですね。
そのような街の中心にキャンパスを置くトロント大学にももちろん莫大な数の留学生がいて、もちろん日本人のように英語が母国語じゃなくても優秀な成績を収めている人たちもたくさんいます。
ということで、もちろん私たち日本人にもトロント大学で勉強することは可能です!
英語については、トロント大学のUndergraduate プログラムに入りたい場合はTOEFLなどの英語のテストをパスする必要があり、その最低スコアは現在100でそのうちライティングで22以上を取っている必要があります。
この100というスコアは、もうすでにTOEFLを受けたことがある方たちはわかると思いますが、日本人で高校まで普通の学校に行った人にとってはかなり高いと思います。
しかし、これくらいの英語力が必要、ということでいざ入ってからついていけない(汗)、というケースよりはしっかりと用意できていいですね。
また、入学の基準には達しているが英語だけが足りていない、という生徒のためにトロント大学では英語の語学プログラムも設けているので、それを使うことも可能です。
じゃあ早くどうやって入るか教えてよ!
ここまでグダグダと基本的な情報を紹介してきましたがでは、筆者自身が実際どうやってトロント大学に入学までに行き着けたのか、そのプロセスを順番に紹介していきたいと思います。
写真:筆者が通ったカレッジの付近
2年カレッジから編入!
私自身は、高校を卒業すると同時にすぐにトロント大学に願書を応募してラッキーなことに受かった人なのですが、4年ストレートで通うのは金銭的に厳しすぎて、結局1ヶ月トロント大学のクラスをとった後、やっぱり先にカレッジに行き、そこからトランスファーするという道を選びました。
この方法は、一年で400万以上学費がかかるトロント大学のプログラムに比べて、一年130万のカレッジを二年分ということで、約500万ほど節約することができるのでオススメですよ!これは大きいですね。。。
また、この方法の利点はお金だけではありません。
英語の面でも、基本的にカレッジはトロント大学に比べて低めの最低スコアを求めていて、トロントではそのスコアはTOEFLで81な学校が圧倒的です。なんだが現実的で希望が広がりますね(笑)
通常はカレッジからトランスファーしてくる人には英語のテストは求めませんので、結果81のスコアでトロント大学に編入することができるわけです。
どんなカレッジに行けば編入できるの?
トロントにはいくつか代表的なカレッジがあります。
- George Brown College
- Humber College
- Seneca College
- Centennial College
などが主なところだと思いますが、トロント大学に編入したい場合、基本的に上記の同市内のカレッジからの単位は認められます。
もちろんこれらのカレッジに行って卒業したからといってトロント大学への入学の保証はできませんが、良い成績をおさめていれば可能性は大です。
その成績とはほぼストレートA, 最低でもB plus, GPAでいうと3.7 から 4.0の平均は必要です。
先ほど述べたように100パーセント編入の保証はありませんが、もし上記のような成績をおさめていれば90パーセントは入学が認められる可能性があると私は思います。
基本的に欧米の大学は日本の大学ほど入学の基準は厳しくありません、がかわりに入ってから卒業が大変です。
願書はどうやるの?
具体的な願書の出し方ですが、私が最初に高校卒業の時点で願書を出した時はなにも留学エイジェントなどを使いませんでしたので普通に学校のサイトのAdmission のところにいってオンラインアプリケーションで出願しました。
全てとはいいませんがオンラインのところが圧倒的に多いと思います。
オンラインといっても必要書類は郵便で求められることもありますのでしっかりと書類類は原本の用意が必要です。
書類のリストは基本的に、
- 高校の卒業証明書(英文訳共に)
- 成績表(英文訳共に)
- 英語のテストの証明(Toeflなど)
- 出願動機のエッセイなど(求められることもあります)
- 先生からの紹介レターなど(あるといいです)
これらが基本に出願に必要な書類です。
学部によってはその他に必要な場合もあります。英文訳に関しては、通っている学校の英語の先生に頼んで翻訳してもらいましょう。
先ほど留学エイジェントなどは一切使わなかったといいましたが、私は留学する場合、すべて自分一人でやることを強くお勧めします。
第一に他会社などを使うとお金もかかりますし、結局自分で願書も送れないようでは、ここにきてから生活していくことなんて不可能だと思います。
なお、願書は基本的に1年のいつ送っても受け付けてもらえますが、締め切りはしっかりと確認しましょう。
締め切りを逃すと入りたかったセミスターから始められない可能性があります。
また、編入の場合の願書の出し方も基本的に同じです。
Trasfer students の欄に応募するだけですね。
また、通っているカレッジによっては学校から直接応募できる可能性もありますので学校に確認してみましょう。
願書を送ったら
これはもう待つのみです!
受かっても落ちても学校側から連絡がくるはずなのでひたすら待ちましょう。
通常このプロセスは1から3ヶ月ほどかかります。
大学生活はどんな感じ?
出願を考えている時はモチベーションが必要ですよね!そんなあなたに素晴らしいトロント大学での大学生活を少しご紹介したいと思います!
まず、友達! これが大きいです。
最初にのべたようにここトロントの街には世界中からの人が集まっていて大学に通っていると自然にいろんな文化を学ぶチャンスがあります。
私自身、フランス、ドイツ、ベネズエラ、ブラジル、香港、韓国、中国など世界各国からきている友達がいて彼らと過ごす毎日はとても新鮮で楽しいです。
また、私自身言語に興味があって、フランス語をネイティブの友達からちゃっかり教えてもらったりしていて走行しているうちに気付いたら日常生活レベルまではたどり着きました(笑)ですので、言語交換などにも興味ある人はここトロント大学は絶好なチャンスの場と言えるともいます。
写真:トロント大学のRobarts Library
授業はとてもアクティブでクリエイティブ!
欧米の学校でよく言われることですが、日本の学校と違い積極性を求めるものが多く、ディスカッションなども頻繁に行われることがあります。
日本出身のわたしにとって最初は戸惑いましたが、慣れてくると自分の意見を言えるってとても楽しいことです!
また、あまり喋るのは苦手という人でも、全部が全部ディスカッションということはないのでクラスを取る前に友達や教授に聞いたりすることで避けることができます。
もう一つのポイント、クリエイティビティですが、これも日本の学校とは180度違う点です。
大学ですが、時に宿題で絵を描く課題が出たりするのですよ!
小学校じゃないですよ、大学です、アートのクラスじゃないですよ、哲学科です!(笑)
絵を描くといってももちろんクラスの内容にしっかり基づいたテーマであり、内容を膨らませる課題なのですがこのような想像力を必要とするユニークな課題もしばしば登場して、レポートでうんざりしているわたしのような人にはとても楽しい課題です!
寮生活も最高
寮も学校に慣れてくるまではわたしはおすすめします。
なぜかというとなんといっても友達を作るのには最適だからです!
週末になるとロビーなどでパーティーなどもあってそこにいくと簡単に友達をみつけることができますよ。
飲んで飲んで飲みまくって翌日具合悪くなるというおきまりのパターンですが飲み過ぎには十分気をつけてくださいね(笑)みんな授業とパーティーのバランスをうまく保っています!
可能性は無限大!!
今回のトロント大学に関する記事、いかがだったでしょうか?
ここで勉強することを考えている人は、ぜひあきらめないで行動してみてください!
難しいようで意外とチャンスは転がっていますよ。
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