インフレ年率20%!アルゼンチンの物価と生活費をイメージしよう

アルゼンチンの物価と生活費

アルゼンチンは先進国ではないものの、物価の安い国ではありません。

また日本人には馴染みのないインフレも年率20〜40%と高いため、長期滞在や移住前にあらかじめ物価と値上げのイメージをつかんでおきましょう。

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アルゼンチンの通貨と注意点

アルゼンチンの通貨はアルゼンチンペソです。

紙幣は

  • 2ペソ
  • 5ペソ
  • 10ペソ
  • 20ペソ
  • 50ペソ
  • 100ペソ
  • 200ペソ札

とありますが、インフレの影響から最近500ペソ札ができました。

これに伴い大量のニセ札も出回っているため、現地で500ペソ札を受け取る際には本物か確認することをお勧めします

確認方法は銀行などで両替をする時に教えてもらいましょう。

※ここに記載する価格は2017年9月現在のもので、1ペソ=6.26円です。料金、価格は日常的に値上がりしていくのでご留意ください。

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日用品と食料品

毎日の生活に欠かせない物は全般的に日本よりやや安いぐらいですが、予期せぬところで驚くような値段も目にします。

特に輸入品はカートに入れる前にしっかり価格をチェックして、レジで慌てないようにしましょう。

首都の大型スーパーの例

Carrefourなどの外資系スーパーは価格帯が高めです。商品もメーカーにより値段に幅があるので、ここではローカル系スーパーの標準的な価格をピックアップします。

品目 物価
牛乳1リットル 25ペソ(157円)
お米(日本米に似たタイプ)1kg 39ペソ (245円)
オレンジ1kg 20ペソ (125円)
卵 6個入り 15ペソ (100円)
オリーブオイル 500ml 160ペソ (1000円)
牛挽肉 500g 45ペソ (282円)
ワインフルボトル 80ペソ(500円)
トイレットペーパー 80m x 4 45ペソ (280円)

スーパーのネット通販サイトを覗いてみると、他にも色々な商品の値段が分かります。

COTO digital:https://www.cotodigital3.com.ar/sitios/cdigi/

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インフレのある生活とは?

アルゼンチンでは昨日まで20ペソだった牛乳が突然24ペソに、45ペソだったクラッカーが60ペソになっているのが当たり前です。

去年は500ペソで済んだ買い物が、今年は700ペソになってしまう、

お金の価値がどんどん下がっていく感覚は、日本人には馴染みがないため意外とストレスに感じるかもしれません。

あらかじめ心の準備をしておきましょう。

アルゼンチンで賢く買い物するには

カードで無利子の分割払いにすると、インフレが進む分、割安で買えることになるため、大きな買い物からスーパーでの日常的な買い物もカードで支払う人が多いです

また、慣れてきたらスーパーよりも安い商店を利用するのも手です。

ブエノスアイレス住宅事情

アルゼンチンで家を借りるのは簡単ではありません

敷金礼金に加え、担保となる不動産を所有する保証人が2〜3名必要だからです。

そこで、長期滞在、語学留学、また移住を考えている方にも、最初に暮らす場所として最も現実的な選択肢をご紹介します。

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家具付き物件で生活スタート

ブエノスアイレスには外国人向けの家具付き物件が多くあります。

ワンルームマンションで月650ドル、1ベッドルームで月850ドル程度の物件ならサービスに期待できるでしょう

料金には光熱費、インターネット代、週1回のシーツ交換などが含まれ、食器や調理器具なども揃っていて便利です。

日割り、週割料金のある物件なら1ヶ月以下の滞在にも使えます。

下記のサイトで多くの物件を紹介しています。

料金表示は2通りで、

  • $00.00はアルゼンチンペソ
  • U$S00.00は米ドル

です。

ワンルームは「monoambiente」、1ベッドルームは「2 ambientes」となります。

賃貸物件紹介サイトzonaprop

学生メインのシェアハウス

語学・タンゴ留学をするのであれば、学生向けのシェアハウスで一部屋だけ借りるオプションも。

月300ドルぐらいから個室がありますが、シャワールームやキッチンは共同です。

シェアメイトの年齢層が若いこと、持ち物の管理をしっかりする必要があることは覚えておきましょう。

現地の友達を作りたい方には良い選択肢と言えそうです。

学生用シェアハウスの紹介サイトenbuenosaires

不動産物件を購入するなら

首都の中心地でマンションを購入するなら、

  • ワンルームで900万円から
  • 1DKで1500万円から
  • 2DKで2000万円

ぐらいからというイメージです。

中心地から離れれば、広い庭つき、プールつきの物件も2500万〜4000万円で見つかります。

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公共料金と基礎経費

先に挙げたシェアハウスや家具付き物件の料金には光熱費やインターネット代が含まれているため、個別に計算する必要はありませんが、参考までに筆者の今月の諸経費をご紹介します。(一軒家で三人暮らし)

水道代: 391ペソ(2440円)
ガス代: 625ペソ(3900円)
電気代: 303ペソ(1890円)
不動産税: 209ペソ(1300円)
インターネット代: 668ペソ(4180円)
携帯電話代: 300ペソ(1880円)

公共料金は地域や家の広さによっても変わりますが、一人暮らしであれば月15000円程度で収まるでしょう

アルゼンチンのバス、地下鉄、タクシー

ブエノスアイレス市内のバスは6ペソ(38円)から。

料金は距離によるので、乗車時に行き先を告げてSUBEというカードで支払います。

地下鉄は距離に関係なく一律7.5ペソ(47円)ですが、40回分以上を1度にチャージすると4.5ペソ(28円)まで安くなります。

タクシーの初乗りは昼間なら27.77ペソ(174円)。ただしブエノス市内はデモなどで頻繁に道路封鎖が行われるため、突然迂回されたり、封鎖の影響で渋滞になったりと、予想以上に高くつくことが多いので要注意です。

外食と交際費

意外と高いのが外食です。値段の割に内容に納得できないお店もあるので、悔しい思いをしないためにも、現地の人たちからお勧めの場所を教えてもらいましょう。

ランチはお弁当持参が主流

  • 小綺麗なカフェのランチメニューで160ペソ(1000円)
  • レストランで200ペソ(1250円)
  • マクドナルドのセットメニューも150ペソ(930円)

はするので、職場や学校にお弁当を持参する人が多いです。

テイクアウトのお店で好きなものを量り売りするサービスも人気があり、120ペソ(750円)ぐらいでお腹一杯になります。

お茶代などの交際費

  • コーヒー1杯が45ぺそ(280円)
  • 国産ビール500mlが40ペソ(250円)
  • レストランでディナーするなら1人300〜500ペソ(1880〜3130円)

が2017年現在の相場ですが、日本料理店などはもっと高いです。

料金の10%程度をチップとして払うことをお忘れなく

アルゼンチンでびっくりするほど高い物

輸入品は高関税のため日本以上に高額です。他国で生活経験のある現地の人が口を揃えて言う、アルゼンチンの”Absurdoな(馬鹿げた)値段”の一例を挙げてみます。

ナイキのキッズスニーカー: 7500円(日本価格 2900〜3900円)
iPad Air2 128gb: 9万3900円 (日本価格 4万8000円)
クリニークのファンデーション: 5100円 (日本価格 2700円)

衣料品、靴、家電製品、車などの輸入品は驚くほど高く、国産品は質がイマイチなのに安くはありません。

特に国産の家電製品には、部品がプラスチックのため1年ももたないような物もあります。

筆者の洗濯機は5年、ハンドミキサーは1年、ドライヤーは2週間(!)で使えなくなりました。

富裕層のアルゼンチン人が隣国チリで爆買いするのがブームになっているほど、価格の公正さに疑問を感じることは多いです。

ブエノスアイレス在住者の平均収入とインフレ率

ここまで見て、アルゼンチンの物価は高くない、むしろ生活しやすいと感じた方もいたかもしれん。

ですが現地の給与額を知れば印象は少し変わるはずです。

2017年の最低賃金 8860ペソ(5万4000円)
最低時給 44.30ペソ(277円)
首都在住者の平均給与額 16000ペソ(10万160円)

この金額は2018年から24%増えることが決まっていますが、2017年のインフレ率も22%程度と言われているため、所得が増えたと単純には喜べません。

今年こそ20%代のインフレに収まりそうですが、2016年にはなんと年率40%のインフレとなったため、毎年25%程度しかお給料が上がらない一般市民の生活はかなり厳しいものとなりました。

アルゼンチンペソと米ドルのレート

長期滞在はともかく移住を考えるのであれば、外貨で受け取れる仕事を見つけることをお勧めします。

インフレ率は高いですが、ドルとアルゼンチンペソのレートもこの10年で大きく変わり、2007年には1ドル3.32ペソだったのが、2017年現在では1ドル17.54ペソとなっています。

アルゼンチンで1ヶ月滞在する費用はどのぐらい?

2つのケースで予想される1ヶ月の生活費を出してみました。

ケース1:一人でシェアハウスを借りた場合

シェアハウス 5100ペソ (3万2900円)
食費 5000ペソ (3万1300円)
交際費 2000ぺソ (1万2520円)
交通費 1000ペソ(タクシー代含 6260円)

合計:13100ペソ(8万2980円)

ケース2:2人でマンションをシェアした場合

1ベッドルーム 11000ペソ (6万8860円)
食費2人分 7000ペソ (4万3820円)
交際費2人分 3000ペソ (1万8780円)
交通費 2人分 1500ペソ (タクシー代含 9390円)

合計:22500÷2=1人11250ペソ(7万425円)

いずれも多めに見積りましたが、物価が日常的にどんどん上がっていく国がアルゼンチンなので、ある程度余裕のある予算を組んで、ゆとりを持って滞在を楽しんでください。

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