グアムといえば、日本人には馴染みのある島でしょう。
日本から飛行機で4時間ほどの、海外にしては近距離ですし、南国的な天気のゆっくりしたグアムで仕事をしてみたいと考える人もいるのでは?
ここでは、グアムで仕事をするために役立つ情報をお届けしたいと思います。
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グアムで働いている日本人の主な仕事は?
グアムの主な産業は観光になります。
グアムで日本人が就いている仕事の多くも観光関係で、日本人観光客に関わる仕事をしている人が最も多いでしょう。
日本の旅行会社やウェディング会社が数多くありますし、グアムのホテルやレストランには日本人スタッフが働いているところもたくさんあります。
また、観光客向けのアクティビティー会社やブランドショップなどの小売業で仕事をしている人もいます。
グアムで仕事をしている日本人は、主に3つの滞在ステータスで仕事をしている状況に分けられます。
1.駐在員として
ひとつは、駐在員として日本の企業からグアムへ海外赴任している人、またはその家族でしょう。
2.永住権保持者として
結婚などで永住権、もしくは市民権を持ち、グアムで働いている人もいます。
3.自営業者として
また、自営業としてグアムで商売をしている人もいます。これらのステータスは、グアムに滞在するためのビザで分けられます。
滞在してグアムで仕事をしている人同士でも、プライベートで仲良くしていないければ、どんなステータスで滞在しているのかわからないことも多くあります。
しかし、一番多いパターンは駐在の人でしょう。
グアムは、アメリカのビザを取得!
海外で仕事をすることを考えたときには、まずはビザのことが気になるでしょう。グアムはアメリカの準州になり、仕事をするにはアメリカのビザを取得することになります。
Lビザ(駐在員)
日本からの駐在員として赴任する場合には、管理職としてL-1Aビザを取得するのが一般的です。(または、特殊な技能を有する者としてのL-1Bビザがあります。)
会社が管理職にふさわしいと判断し、管理職に相当する賃金を約束してビザの申請をすることになるでしょう。
学歴・職歴、賃金が管理職として低いとアメリカ大使館で判断された場合には、ビザ申請が却下されることもあります。
大統領や大使が変わる時期には、ビザの判断基準や申請の細かな手順が変わる傾向にありますので、注意する必要があります。
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グリーンカード(永住権)
アメリカのグリーンカード(永住権)は、結婚や年1回ある抽選などで持っている日本人もいます。
グリーンカードがあれば、特に制限なくグアムで仕事ができるでしょう。
年に1回のグリーンカードの抽選は、日本人なら誰でも応募できます。
グアムで仕事をしつつ、完全永住を目指して、毎年抽選に応募している人もたくさんいます。
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E2・投資家ビザを取得
自営業としてグアムで仕事を始めようとしたときには、投資家ビザのE2ビザを申請するのが一般的です。
ビザ申請の時点で、ある程度の投資をすでにグアムにしている状況になければ、現在はビザの取得が困難だとされています。
たとえば、すでに店舗の場所を決めて内装工事をしている段階であり、そのための投資を証明できる場合なども相当します。
しかし、ビザ取得のための投資額ははっきりとは明示されていません。
しっかりしたビジネスプランも提示できなければ、先行投資をしていたとしてもビザ申請が却下されることがあります。
また、持ち株率についても指定があるので、第三者からの増資や株発行を考えているならしっかり確認おきましょう。
アメリカのビザの取得は、簡単ではないことを覚えておきましょう。
グアムで仕事をしたいならば、グアムの弁護士を使ってビザ申請の用意をするほうが有利になるともいわれています。
グアムの弁護士の中にも、移住を専門分野にしている事務所がいくつかあるので、時々で現地で聞き込みをしているのがいいでしょう。
グアムの給料の水準は?
駐在員として赴任している日本人は、月給だけで4,000ドルを超えていなければビザ申請で却下される要因になりかねないといわれています。
自営業の人も、管理職と同じくらい収入を上げていないとビザの更新が難しくなることが考えられます。
投資家ビザは、アメリカ大使館の判断で1,3,5年の区切りで発行されています。
グリーンカードでグアムに住んで仕事をしている人なら、日本語を話すことが有利になる職種であれば、時給が現地の人よりは多くなります。
グアムの現在の最低賃金は$8.25ですが、日本人なら$10台はもらっている人が多いでしょう。
ビザでグアムに滞在し仕事をしている人は、そう給料水準は低くないですが、家賃や光熱費が意外に高くつくので、出費も多いと考えておきましょう。
日本人が未経験でできる仕事はある?
グアムでの仕事では、職種によって、経験よりも英語・日本語の読み書きができることが有利になることがあります。
話せるだけでも有利にはなりますが、接客などかなり職種が限られてしまいますし、給料はそれほど良くないことが考えられるでしょう。
ほとんどが日本人相手で日本語がメインの仕事でも、英語の読み書きができなければ、昇進できない傾向にあります。
また、ビザの申請をしてグアムで仕事をすることを考えているなら、アメリカ大使館の面接で管理職なりの、または自営業の責任者なりの同じ職種や管理職の経験を求める面接官もいます。
ビザ申請が伴うときには、未経験の仕事ではないほうが有利といえます。
関連記事:日本人が海外で働ける職種一覧(体験談付き)!有望分野や変わり種も
グアムの仕事の探し方
グアムにすでに住んでいる日本人は、グアム現地の日本語新聞:
グアム新聞:https://www.guam-shinbun.com/
に目を通すことが多いでしょう。
ホテルやレストラン、ウェディング会社などなら、その企業のホームページでチェックすることも多くあります。
また、住んでいる人の間で頼りになる仕事探しの一番が、知人の紹介です。
ですから、仕事を探すときには、まずは周囲の人に仕事を探していることを伝えるのが多いのが実状です。
日本からグアムでの仕事を探すときにも、オンラインでグアム新聞がチェックできます。
グアムにある各ホテルなどのホームページをチェックするのもいいでしょう。
自営業で仕事を始めた人も多くグアムにはいますが、自営を始める前からグアムに住んでいた人が多いです。
何度も日本とグアムを行き来して準備を進めて、ビザ申請、自営での仕事のスタートに至る人もいますが、どちらかというと少ない印象です。
職探しで気をつけるべき、抑えておくべきこと
グアムでの職探しで、まずネックになるのはビザ、どういうステータスでグアムに滞在できるかということでしょう。
駐在員であれば、住宅や現地での保険、日本での福利厚生などについても確認が必要になります。
グアム駐在の為に雇用されるなら、ビザを取得できなかった時の対応についても話し合っておく必要があるかもしれません。
グアムは、家賃・光熱費・物価が安くはありません。
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また、医療面・教育面でも日本に比べると、かなり劣ります。
家族を連れてグアムで仕事をしようと思うなら、家族ともよく話し合いましょう。
仕事を始めれば、グアムで日本人相手の仕事でも現地スタッフとの関わりをも持つことがほとんどです。
そうなると、暖かい島国特有のゆったりした時間が仕事中にも流れることがあり、いらいらすることもあるかも知れません。グアムでの仕事のペースに慣れるには、ちょっと時間がかかるでしょう。
実際にグアムで仕事をしている日本人の中には、在住歴が長い人も多くいます。
長く仕事をしている人が職場で近くにいれば、会社の雰囲気や仕事の進め方を聞いてみるといいでしょう。
駐在員としてグアムで仕事をする人は、ビザや会社都合などで5年くらいの滞在でグアムを去ってしまう人がほとんどです。
それでもグアムで仕事をしたいと思うのは?
会社の辞令などで、たまたまグアムで仕事をすることになった人は除き、自分の意志でグアムでの仕事を選んでいる人の多くは、日本に近い海外としてグアムを選んだという理由を挙げる人が多いです。
- 英語が使えるところや温暖なところ
- あまり都会ではないところ
にグアムの魅力を挙げる人もいます。
グアムで仕事をすることに決めた理由はそれぞれでも、グアムで働いている人は仕事も日常も楽しんでいる人が多いのは確かでしょう。
グアムでの仕事まとめ
ほとんどの人がグアムに駐在で仕事をするのが一般的ですが、中には数年間のグアム通いで自営業を始めた人、学生として留学し今は駐在会社員で働く人などもいます。
アメリカのビザを取得するのは簡単ではありませんが、本当にグアムで仕事をしたいという夢を実現している人もいます。
しっかり計画と準備をすれば、実現可能できるでしょう。
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