トルコのおいしい食文化。驚く味付けと病みつきになるトルコ料理の数々

トルコのおいしい食文化。驚く味付けと病みつきになるトルコ料理の数々

トルコの食べ物と言うと、ドネルケバブ、シシケバブ、伸びるアイスクリームなどを思い浮かべる方がほとんどではないでしょうか?

しかしそれだけではありません。「世界三大料理」のひとつに挙げられるトルコ料理はもっともっと奥深いものなのです。

ここではトルコで、毎日トルコ人と接し料理を作り続ける主婦が、トルコの家庭料理や日常の食生活に焦点を当て、グルメ記事にはあまり載っていないようなトルコの食事情や食文化を紹介いたします。

目からウロコの味付けも慣れれば病みつき。

この記事を読んだ後にはきっとトルコ料理を食べてみたくなるはずです。

トルコの主食はパン。食卓の名脇役、でも時には主役級

トルコ人の主食はパン。

トルコパンと呼ばれる小太りのフランスパンのようなパンが大好物のトルコ人、食卓にはトルコパンが毎食必ず出てきます。

トルコ人の主食はパン

たとえ米料理があっても、パスタやラザーニャを食べる時でもあくまでもそれらは「おかず」や「副菜」的な感覚なので、主食のパンが必要なのです。

中華料理店でもパンを注文するほどトルコ人にとってパンは食生活に欠かせないものなのです。

街のいたるところに焼きたてのパン屋さんがあり、特に朝と夕方のパンが焼き上がる時間帯には行列ができるほど。街中パンの香りが漂います。

香ばしく中がふわふわのトルコパン、シンプルだけど美味。

たとえ、おかずがなくてもパンをオリーブオイルに浸して食べたり、バターやチーズと食べるだけでも大満足。とにかく焼きたてのおいしいパンがあればトルコ人は幸せなのです。

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紅茶のない生活はありえない

紅茶のことはトルコ語で「チャイ(Çay)」。

小さいチューリップの花のようなグラスにお砂糖をいっぱい入れて飲むのがトルコ流。主食のパン同様チャイはトルコ人の生活には切ってもきれないものなのです。

トルコの紅茶、チャイ

チャイを飲まないと1日が始まらない、チャイを飲むと気持ちがリラックス、チャイがあると会話が弾む、喧嘩をしてもチャイを飲んだら仲直り、チャイがない1日なんてとても考えられないのです。

最低でも1日5回の紅茶タイム

朝、目覚めたらまずチャイを作ります。

トルコのチャイは蒸らすのに時間がかかるので朝食に間に合うように朝一番の仕事はチャイの準備です。

朝食が終わりひと仕事したら休憩にチャイ、昼食後や夕食の後もチャイ、もちろん3時のおやつの時間にもチャイを飲むので、1日最低5回はチャイを飲みます。

あとは時間がある時や気が向いた時にチャイを飲む、これがトルコ人の日課です。

家に招待されたなら、、、

そんなチャイ好きのトルコ人がもしあなたに「チャイを飲みに来て!」と言って家に招待したのなら、それは単に紅茶を飲みに来てね、と言う意味ではありません。

家に着くとテーブルの上に食べ物がズラリと並んでいる光景を目にするはずです。

チャイに誘うということは、パイやピザなどの温かい食べ物と冷たいスナック類、そして甘いお菓子類をひと通り用意して接待するということなのです。

トルコ人はおもてなし精神旺盛なので空腹で行かないと食べきれないかもしれません。どうぞ覚悟してくださいね。

ちなみに「コーヒーを飲みに来て!」と言われた場合は通常、簡単なクッキーやケーキが出てくる程度です。もっと気軽なおしゃべりに誘われているという感覚でお考えください。

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ヨーグルトはデザートではありません

ヨーグルトはトルコが発祥の地ということをご存知ですか?

トルコ民族が遊牧時代にミルクから偶然ヨーグルトを作った、と言うのが始まりです。

つまりトルコ人とヨーグルトはデザートがない時代からの長年のお付き合いなのです。

最近では欧米諸国の影響もあり朝食でヨーグルトに蜂蜜を入れて食べる人もいらっしゃいますが、基本的にはヨーグルトは食事の時の食べ物なのです。

ヨーグルトは万能な一品

トルコではヨーグルトをとにかく何にでもかけて食べます。

肉にも野菜にもパスタにも、温かいものにも冷たいものにも、上からそのままたっぷりかけるのです。

食卓の品数が少ない時は、ボウルにヨーグルトをそのまま山盛りに入れて並べ、ひとつの主菜として食べます。トルコの家庭の冷蔵庫には必ず1,500〜2,000mlの特大ヨーグルトが常備されています。

トルコはヨーグルト発祥の地

ヨーグルトにひと手間かける

チャイ同様国民的飲み物として人気のアイラン(Ayran)は、ヨーグルトに塩と水を入れて泡が立つまで撹拌した飲み物です。

肉料理を食べる時の飲み物としてレストランでは欠かせません。

もちろんマーケットでパックや容器に入って販売されていますし、マクドナルドのメニューにもあるほど。いつでも気軽に味わえます。

ヨーグルトと乾燥ミントの組み合わせ

さらに意外な組み合わせですが、ヨーグルトと乾燥ミントのコンビが大人気です。

夏ならキュウリに塩とヨーグルトと乾燥ミントを混ぜて冷たくひやすと前菜ジャジュク(Cacık)の出来上がりです。

冬なら温かいヨーグルトスープまたはヤイラ(Yayla)スープとも呼ばれるヨーグルトと乾燥ミントがたっぷり入ったスープがあります。

実はほとんどの外国人が最初この組み合わせに「歯磨き粉みたい」、と驚くのですが、食べた後には大好物になってしまう不思議なスープです。

ヨーグルトとガーリックの組み合わせ

もう一つの意外な組み合わせがヨーグルトとガーリックです。

塩と潰したガーリックをヨーグルトに混ぜるだけで美味しい万能ソースに早変わり。

驚くことにこれがまた大人気の味、病みつきになる人も多いほどです。

何にでもかけて食べられるのですが、面白いところではフライドポテトにたっぷりとこのヨーグルトガーリックソースをかけるというもの。美味しいのに低料金でお腹もいっぱいになる節約メニューの代表です。

未知のスパイスもいっぱい

驚くほどのスパイスの種類の多さです。

トルコは至る所にスパイス専門店があり、日本では聞いたことがないようなスパイスもたくさん販売されています。

各家庭の台所にも各種スパイスがズラリと並び、トルコ料理の美味しさの秘密となっています。

トルコのスパイス

・クミンというスパイス

スパイスの中でよく使われるものにクミン(Kimyon)があります。特に鶏肉や豆料理によく使われるのですが独特の香りがトルコ料理らしさをプラス。

下の写真はアルナブト ジエリ(Arunavut ciğeri)と言う料理で、揚げたレバーにクミンとチリパウダー、付け合わせは玉ねぎにスマク(Sumak)と呼ばれるウルシの果実からできたスパイスとフレーク状のチリペッパーを混ぜたものです。

トルコのスパイスフード「アルナブト ジエリ(Arunavut ciğeri)」

・シナモン

面白いところではシナモン(Tarçın)が挙げられます。

トルコではシナモンはデザート以外にも米料理や肉料理でよく使います。

有名なブドウの葉のオリーブオイル冷製ドルマ(Zeytinyağlı yaprak Sarma)やレバー入りピラフ(İçli pilav)などお米を使った料理には必ずシナモンが入っています。また、肉料理の隠し味にもシナモンが重宝されています。

食べてもシナモンの味はしませんが、お米の甘みを優しく醸し出している、そんなフワッとした味わいが加味されています。

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スープの種類がたくさん

トルコ料理は美味しいだけでなく、料理の種類の多さが世界一と言われるほどたくさんの品数の料理があります。

その中でも目に引くのがスープの種類の多さです。

1番人気はレンズ豆のスープ(Mercimek çorbası)、野菜たっぷり栄養満点スープです。野菜の種類や分量によって各家庭やレストランでの味が異なります。レンズ豆のスープが「おふくろの味」の代名詞になることもあるほどです。

おもしろいスープとしてはケルレパチャスープ(Kelle Paça çorbası 写真下)、羊の蹄と頭の肉入りスープで生ガーリックと酢をたっぷり入れて飲みます。きっともうこのあたりで味の想像が困難になっているかもしれませんが、トルコ人の大好きなスープの上位にランクされています。

トルコのスープ「ケルレパチャスープ(Kelle Paça çorbası )」

お酒を飲んだ後に特に好まれるのが、イシケンべスープ(İşkembe çorbası)

羊または牛の胃袋入りのスープで上述ケルレパチャ同様生ガーリックと酢を入れて飲むのが定番。特に繁華街ではイシケンべスープ専門店も多く、お酒を飲んだ人のために夜遅くから朝方まで開店しています。お酒の後だけでなく、胃の調子が弱っている時や夏バテなどにも効くそうです。

トルコのスープはどれもボリューム満点、病気になったらまずはスープで栄養補給。朝食にスープを飲む人もいるほどトルコ人はスープが大好きなのです。

週末の朝食パーティーが懇親の場

トルコ人にとって週末の朝食は特別です。

家族の絆や友情を深める場として朝食パーティーが開かれます。

朝食という名のブランチ

朝食といっても週末ということもあり、だいたい集まる時間帯は10時くらい、そして13〜14時くらいまでのんびりと食事とおしゃべりを楽しむのが一般的。

時間的にも食事内容的にもどちらかというとブランチ的な感覚ですが、トルコではあくまで朝食という名で呼ばれています。

レストランやホテルも週末の朝食バイキングや特別セットメニューなどに力を入れているのでどこも独自の趣向を凝らして集客に余念がありません。お店の名誉をかけてメニューや値段設定をするほどです。

朝食メニューの内容

卵やハムや惣菜類など一般的な朝食メニューはもちろんですが、他国と異なるトルコ独特の朝食メニューとして欠かせないのは、オリーブ各種と白チーズ。

特にチーズの種類の多さがお店の自慢度にもつながります。

パンはいつものトルコパンの他にシミット(Simit)と呼ばれるゴマ付きパンやモチモチとしたピデパンがトルコらしいパンの代表です。

バイキング式のところなら粉物料理の種類も多く、ボレク(Börek)と呼ばれるトルコパイやギョズレメ(Gözleme)と呼ばれるトルコクレープがあります。中身の具がそれぞれチーズやほうれん草、ひき肉やポテト入りのものなど豊富な味が楽しめます。

トルコの朝食
出典:Wikipedia

理由はなんでもオーケー

お友達を呼んで家で朝食パーティーをしたり、レストランやホテルの朝食バイキングでのんびりしたり。

朝食パーティーは家族や大勢で会う時の週末の過ごし方の1番人気で、特別な日のお祝いや学校のPTAの懇親会なども週末の朝食パーティーで楽しむことがほとんどです。

トルコで暮らし始めたならば必ず週末の朝食パーティーを経験する機会があるはずです。お得で美味しい朝食をぜひお楽しみください。

トルコ・自宅の夕食

家庭の冷蔵庫に常備されているものはオリーブオイルの冷製各種。

野菜や豆類をオリーブオイルで煮る料理で、前菜用に2〜3種類作り置きしておきます。

家庭料理のメインはトマトを使った煮物がよく作られます。

もともとトルコ料理は羊肉が主に使われていましたが、いまは牛肉や鶏肉、七面鳥も同様に使われています。値段的には鶏肉が最安値なので家庭の強い味方です。

トルコの夕食

尚、トルコのほとんどの人がイスラム教徒なので豚を食べる習慣はありません。

体重増加要注意!おいしいトルコの食事情

奥深いトルコの食事情のほんの一部を紹介しました。

トルコ料理は世界中の人達から好まれているからこそ世界三大料理に選ばれているのです。日本人観光客も在住者もほとんどの皆さんはトルコ料理が大好き。

今回ちょっと不思議な味かと思われるようなものも紹介いたしましたが、食べていくうちに癖になる方もいるはずです。

美味しため、つい食べすぎてしまいそうですが、トルコ滞在中はぜひトルコ料理をご堪能ください。

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