現地在住者が明かすトルコの本当の治安事情。各地域の特徴と安全対策

トルコの治安

トルコと言えば一時期テロがあったりクーデター未遂が起こったりとあまりいい話題がなかった時期もありましたが、ここ最近(2018年時点)は目立ったテロなどもなく治安は安定しています。

では実際のトルコの詳しい治安状況はどういったものでしょうか。

ここでは、トルコ現地在住者からトルコの各エリアごとの治安や安全対策をご紹介したいと思います。

まずトルコ在住者が気をつけていることは地域の特性を知り、

  • デモ等に近寄らない。
  • 大使館や総領事館、警察にすぐ連絡できるようにする
  • スラム等の治安が悪い場所へは行かない
  • 地方では露出の多い服装は控える。
  • お酒を飲んで酩酊しない

です。

では、具体的に解説していきたいと思います。

トルコ最大の都市・イスタンブールの治安はどうなの?

イスタンブールは言わずと知れたトルコ最大の街です。

オスマン帝国の首都でイスタンブール歴史地区は世界遺産にも登録される観光都市でありヨーロッパでも指折りの大都市です。

一時期テロやデモが頻発し、クーデター未遂の中心地ともなりました。

そう言ってしまうと驚かせてしまうかもしれませんが、現在はイスタンブールの治安も非常に安定しています

街の至る所に警察官や軍隊が配置されていて、他の街と変わらない平穏な日常生活を送ることができます。

トルコ人は基本的に親切な人が多く、困っている人を見るとすぐ助けてくれる人が多いです。日本人からすると少しおせっかいに見えてしまうかもしれませんが、それもトルコ人の良さです。

そして、これはテロなどが頻発するずっと以前から設置されていたのですが、ショッピングセンターや外資系ホテル、国鉄の駅、銀行など人が集まる場所には手荷物検査があり、地下鉄の駅にも警備員が常駐しているので安心して利用できます

また空港では空港の建物に入るためのセキュリティーチェックもあって、これはトルコ全土の空港で以前から実施されています。

こういったことからイスタンブールは比較的に安心して生活できる街と言えます。

世界中の日本人と繋がるコミュニティ

人生が世界へ広がるコミュニティ「せかいじゅうサロン(無料)」へ招待します

人脈ネットワークの構築、情報収集、新しいことへのチャレンジと出会いが待っています

ただし小さな犯罪には気を付ける必要がある

イスタンブールも指折りの観光地ですので、タクシーでメーターを誤魔化されたり、スリ、置き引き等はトルコ人も被害にあう人が多いと言われていますので注意が必要です

更に痴漢被害も多く、満員電車やバスなどは日本と同様に痴漢がたくさんいます。

ただしここイスタンブールっ子の女の人も強いので毅然と立ち向かっていき言い合いになっている光景をよく見かけます。

そして、これは男性に注意していただきたいのが、男性も痴漢やレイプの被害にあう可能性があるということです。

電車やバスはもちろん、公衆トイレや公衆浴場などで襲われてしまったりする人も残念ながらいますので注意してください。

【期間限定】プレゼント

世界どこにいても仕事と収入が作れるオンラインスキル講座を無料配布中

プレゼント受取りページへ

イスタンブールの危険エリア・タルラバシュ

そんなイスタンブールで近寄ってはいけないエリアはどこでしょうか?

実は、観光客が多い新市街イスティクラール通りのすぐ近くにあります

イスティクラール通りを北側に下ったタルラバシュというエリアはイスタンブールでも指折りの危ないエリアと言われています。

現在イスティクラール通りに近いエリアは再開発が行われていて、治安が良い方向に改善していますが、再開発から取り残されているエリアはマフィアの拠点、薬物の蔓延はもちろんテロ組織も潜伏していると言われイスタンブールっ子ですら近寄りません

興味本位で出歩くのも危険なので絶対に立ち入らないようにしましょう。

他にも基本的にイスタンブールはヨーロッパの様な街ですが、スラムになると雰囲気は一変します

特に難民の流入でそういった場所の更なる治安悪化が現在問題になっています。

明らかに違う雰囲気の裏通りなどは慣れない間は近寄らないほうが賢明です。

地中海、エーゲ海沿いの治安事情。治安は良いが軽犯罪には注意

沿岸沿いと言えば

  • イズミール
  • アンタルヤ
  • ボドルム
  • メルシン

等の都市やリゾート地があります。

最近ではヨーロッパなどで話題のリゾート地ということもあり、夏には世界各地から観光客がやってきます。

治安も比較的良いと言われていて、観光で経済的にも潤っていることも治安がいい理由の一つです。

リゾート地にはナイトクラブやビーチバーもあり、夜遅くまで賑わっているのでヨーロッパのリゾートと大差はないと言えるでしょう。

ただし、ここも観光客向けのスリや置き引き、詐欺などには注意が必要です。

更に最近は難民が増えているので、しつこい物乞いなどにトルコ人も悩まされています。

また難民が集まる場所はその場所だけぐっと治安が悪くなる傾向があるので注意が必要です。興味本位でも用事がない限りは近づかないほうが良いでしょう。

【特別公開】せかいじゅう運営者が教える

世界どこにいても仕事と収入が作れるWEBマーケタースキル講座を期間限定で無料配布中

プレゼント受け取りページへ

トルコ内陸部の治安(アンカラ、コンヤ、カッパドキアのネヴシェヒル)

内陸の主要都市は

  • アンカラ
  • コンヤ

などがあります。

またカッパドキアで有名な

  • ネヴシェヒル

などもありますね。

トルコ内陸部の特徴は宗教的に保守的な地域が多いということです。

特にコンヤはトルコでも保守的な地域と言われていますので、外国人が住むには難しいかもしれません。

治安の面では特に問題はありません。

小さな犯罪には気を付ける必要はありますが、イスタンブールや沿岸部のリゾート地の様に多いわけではありませんので、最低限気を付けていればいいでしょう。

ただし保守的な人が多く住んでいるので、女の人は露出の多い服は避けたりと生活するうえで気を付けることがいくつかあるので、外国人には息苦しく感じることがあるかもしれません。

治安は比較的良いとは言っても、スラム街には近づかないようにしましょう。

アンカラであればママック等が有名ですが、治安の良い場所ではないので不用意に近づくとトラブルに巻き込まれる可能性があります。

黒海沿い・サムスンの治安

黒海沿いはサムスンなど大きな街がありますが、日本ではそこまで有名ではありませんね。

黒海沿いのリゾートもいくつかあり観光地としても国内では有名です。

昔ながらのトルコを垣間見れる街も多いのが特徴と言えます。

ここはテロなどの治安という面では心配する必要はありませんが、場所的に旧ソ連圏の国と国境を接していたり、ウクライナやロシアと黒海を面して近い位置にあるため、ロシア系の人が多く住んでいます

残念ながらそれがちょっとした問題を引き起こしていることもあります。

ロシアやウクライナから売春を目的に滞在している人もいたり、その売春ビジネスに関わるマフィアがいたりとトルコでも問題になることがあります。

そういった人達には関わらないことが一番なので声を掛けられても無視をしましょう。

一番気をつけたい!東部と東部国境地帯・ガジアンテップの治安

一番気を付けたいのはこの地域と言えます。

大きな街はガジアンテップなどがあります。

ここはシリアやイラク、イランとの国境に面している地域で一時期はニュースでも頻繁に報道された地域です。

残念ながらシリアへの陸路での密入国ルート、シリアからの難民の避難ルートになっているので治安が良いとは言えません。

現在でも国境沿いではにらみ合いが続いており、小さな戦闘が起こることも珍しくはありません。

観光スポットもないことはないのですが、今のこのような状況では行くことはおすすめできませんし、外国人が街を歩いていると警察や軍隊に声を掛けられることも多くあります。

日本の外務省も東部にはレベル2の注意情報を出しています。

シリア国境に近いエリアには渡航中止勧告、国境エリアには退避勧告を出しているので、用事がない限りは近づかないようにしましょう。

特にシリア国境近くの街には今でもISISやその他のテロ組織の残党が潜伏していたりと危険なエリアでもあります。

その他の注意点

地域別にはこういった状況です。

更に警察や軍隊の施設、トルコ政党関係の建物には用事がない限り近づかないというのが重要です。

これはトルコ国内のどこにでも言えることなのですが、こういった施設はテロの標的になりやすく不用意に近づかないようにしましょう。

その他にもアメリカ大使館や領事館なども狙われる可能性が高いと言われているので注意が必要です。

またデモもトルコ各地で起こる可能性があり、よく警察と衝突している映像が流れています。

デモ隊に近づくと関係者だと間違われて拘束されたり、デモ隊から攻撃される可能性もあります。

こういった情報は日本大使館から在住者向けに、どこでどういったデモが発生する可能性があるか、テロの可能性があるかどうかといった情報がメールで配信されるので、トルコに滞在するときは必ず在留届を出しておきましょう。

URL:外務省の在留届ページ

最後に、トルコでは警察や軍隊関係者や関連施設、鉄道の駅、橋などはカメラで撮影することは禁止されています。もし見つかれば拘束されて処罰される対象になるので気を付けてください。

万が一の連絡先とフレーズ

最後にトルコでの緊急連絡先や万が一の時に役立つトルコ語を書いておきますので、是非トルコの生活の際はどこかにメモしておいてください。

トルコでの緊急連絡先

  • 在イスタンブール日本総領事館 4.Levent
    +90-212-317-4600
  • 在アンカラ日本大使館 G.O.P
    +90-312-446-0500
  • 警察(全土共通番号、局番無し)
    155
  • 消防(全土共通番号、局番無し)
    110
  • 救急車(全土共通、局番無し)
    112

緊急時のトルコ語のフレーズと意味

  • İmdat!! イムダット!!
    助けて!!
  • Yapma!!ヤプマ!!
    やめろ!!
  • Ben karakol gitmek istiyorum ベン カラコル ギトゥメッキ イスティヨルム
    警察署へ行きたいです
  • Polisi arayabilir misiniz? ポリシ アラヤビリル ミスィニズ
    警察を呼んでください
  • Kendimi iyi hissetmiyorum. ケンディミ イイ ヒッセトゥミヨルム
    具合が悪いです

トルコの治安まとめ

トルコと言えば治安が悪いと言われることも多いのが事実ですがそんなこともありません。

実際にテロが頻発しているときでもイスタンブールには多くの日本人が住んでいましたので過剰に反応して委縮する必要はありません。

最低限の以下のことに気を付ければ問題なく生活できます。

もう一度、トルコ在住者の安全対策をまとめておきます。

  • デモ等に近寄らない。
  • 大使館や総領事館、警察にすぐ連絡できるようにする
  • スラム等の治安が悪い場所へは行かない
  • 地方では露出の多い服装は控える。
  • お酒を飲んで酩酊しない

こういったことはどこの国でもそうだと思いますが、トルコでも例外ではありません。

治安が良いと言っても日本ではないので日本の常識は全く通用しません。

こういったことを注意していれば無用なトラブルを避けて安全に生活できます。

そしてこの記事を読んで是非トルコでの生活を満喫していただければと思います。

世界中の日本人が参加する「せかいじゅうサロン」

海外移住コミュニティ

世界へ広がる海外移住コミュニティ

世界中の日本人同士が繋がり、情報提供したり、チャレンジしたり、互助できるコミュニティ「せかいじゅうサロン」

参加無料。気軽に繋がってください。(2022年6月時点:参加者3600名超えました)

世界中を目指すメンバー集まれ!

【特別公開】世界で自由にひとりIT起業

WEBマーケティングスキルは「世界どこでも働けるワークスタイル」を可能に。

1年で海外居住資金も作れるWEBスキル講座を無料配布中↓