タイ移住におすすめの海辺の町シラチャの魅力5選

シラチャという町の名前を知っている日本人はそう多くはないでしょう。

しかしこのタイ東南部の町は多くの日本人が生活している日本人にとって住みやすい街のひとつなのです。

タイへの移住を考えているなら、バンコクやチェンマイだけでなく、シラチャも候補地にいれてみてはいかがでしょうか。

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シラチャとは

シラチャとはタイの東岸、欧米人の多いリゾート地パタヤの少し北に位置する海辺の小さな町です。

正式にはチョンブリー県シラチャ郡といいます。

バンコクからは車で1時間半~2時間(渋滞による)。タクシーなら片道2,000バーツ(約6,000円)ほど、バスなら100バーツ強で移動できます。

10年前にはあたり一帯に何もなかったと言われるシラチャですが、日本企業の進出により大きく発展を遂げ、現在ではタイでも有数の大都市となりました

近隣に多い日本企業の工業団地のベッドタウンとしての性格が強く、そのために日本人には非常に住みやすい町となっています。

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1.学校・病院など|日本人向けのサービスの充実

日本企業の駐在員たちは家族ぐるみで転勤してくることが多いので、大人はもちろん小さいお子さんと一緒に暮らすにも不便はありません。

いろんな施設がそろっているし、それぞれ日本人向けの手厚いサービスが設けられていることが多いです。

コンドミニアム

日本からの移住者・滞在者はほとんどがサービスアパートメントやコンドミニアムに住むことになるでしょう。

シラチャでは現在住宅の建設ラッシュで、新しく清潔なコンドミニアムが次々と建てられています。

またシラチャの中心街には不動産屋さんが2軒あり、どちらも日本語スタッフが対応してくれます。

学校

シラチャーには世界最大規模といわれる日本人学校「泰日協会学校」のシラチャ校があります。

バンコク校に比べると定員に余裕があり、バンコクからはるばるシラチャ校に通う生徒も少なくないのだそうです。

通学にはスクールバスがコンドミニアムまで迎えに来てくれます。シラチャには公文式の塾もあるので、学校の授業のフォローに利用するといいでしょう。

病院

シラチャには日本人向けの医療通訳サービスを行なっている病院は2つあります。

サミティベート病院とパヤタイ病院です。

便利な場所にあるのはパヤタイですが、建物のきれいさやサービスの質から、サミティベートの方が日本人には人気があります。

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2.買い物|デパートから市場までミニマムにまとまった便利さ

シラチャ群は広く、郊外には観光地として有名なカオキアオ動物園やゴルフ場などもありますが、生活圏としては非常にミニマムにまとまっています。

北端のサミティベート病院から南端のイオンモールまでトゥクトゥクに乗っても、おそらく50バーツ(約150円)ほどで済むのではないでしょうか。

そんな狭い範囲でありながら、そこにぎゅっと集まったお店は実に多種多様です。

ロビンソン・シラチャ店

タイ全国に展開するデパートチェーン。

食料品から日用品、家具・家電まで生活必需品はたいていそろいます。

100均ならぬ60バーツ均のダイソーやスターバックス、映画館なども併設されていて、証明写真を撮ってくれる写真店があるのも便利。

食料品はタイの食材が主ですが、欧米人や日本人向けの食材も売っていて、日本のスーパーより品ぞろえは豊富かもしれません。

イオンモール

日本人に馴染みのある野菜・米・魚・精肉が安定して手に入るスーパーと日本食レストラン、日本人向けの書店・薬局が一緒になった商業施設。

まだ新しくてきれいです。

市場(タラ―ト)

タイ人たちも利用するローカルの市場。

肉・魚・野菜・果物・ハーブなど、何でも売っていてスーパーよりかなり安価。日本では売られていないような珍しい食材も手に入ります。

この他にもシラチャの中心部であるロビンソン周辺には、日本食材のお店や日本人向けのパン屋さん、日本食レストラン、マッサージ店、漫画喫茶などもあります。またタイ語や英語の語学学校も充実しているので、そこでタイ語を学んだり、就労ビザを持っていれば逆に教えることもできます。

3.治安の良さ・安全さ|デモや水害の影響の少ない地域

バンコクと比べてシラチャのもっとも優れている点は、治安の良さです。

タイの情勢はいまだ安定しているとは言えず、いつデモやクーデターが起こっても不思議ではありません。2016年には国民から絶大な人気を得ていたプミポン国王が亡くなったこともあり、情勢の悪化も予想されています。

しかしそういった情勢の悪化の影響を受けるのは主に首都バンコクであり、バンコクから100km離れたシラチャでは、インターネットやテレビの回線が遮断された程度でした。

また犯罪の発生率もバンコクに比べると極めて低く、基本的にのどかな街です。

そしてタイといえば町中が浸水するような洪水も有名ですが、南部の町ではその心配はほとんどありません。タイ東北部の山間に位置するチェンマイなどと比べると、これは安心して住める理由の1つとなるのではないでしょうか。

4.日本人コミュニティ|コンドミニアムの連絡網や習い事

日本人が多く住み、かつ同じ様な家族構成の世帯が多いとあって、日本人世帯同士の繋がりも非常に密です。

多くのコンドミニアムで連絡網が作成され、有事の際はもちろんのこと、子供達の学校についてや駐在員妻の習い事の情報などの交換にも生かされています。

普段は特につきあいを必要としない人でも、火事などの災害などを想定して連絡網には参加しておいた方が無難です。

また日本食材や日用品の充実でいえばどうしても首都バンコクには及びませんが、週1のペースでバンコクから行商の軽トラが各コンドミニアムを回っています。このサービスにはあらかじめ注文をとるものもあるので、そんな時も連絡網への参加が必須となります。

コンドミニアムが決まったら、エレベーター前などの掲示板をよく見て、連絡網やコミュニティの情報を集めましょう。

5.景色・自然|雄大なタイランド湾を臨む絶景

タイへの移住に何を求めるかにもよりますが、海岸線の長いこの南国に住むからには、海を臨んで生活ができるというのは大きな魅力ではないでしょうか。

シラチャはタイランド湾に沿うように発展した町で、多くのコンドミニアムがオーシャンビューを臨む場所に建てられています。

また海沿いには町の人々が集う広い公園があったり、近くの小島(ロイ島。一応観光地)まで歩いて渡れる橋があったり、さらにその小島から湾内の別の島まで船が出ていたりします。

町全体で見れば日本人が多いとはいえ、タイ人たちが集う海岸沿いは何とも言えないのどかさがあります。コンドミニアムの窓から夕焼けを眺められるのが、シラチャに住む上での一番の贅沢かもしれません。

私はこの町に住んでから、スマホのフォルダが海と空の写真でいっぱいになってしまいました。

まとめ|タイらしさと便利さを味わえるのどかな町

一言で言えば海辺の田舎町であるシラチャ。便利といってもバンコクほどではない代わりに海と自然があり、海のきれいさではパタヤには及びませんが日本人には便利な環境がそろっています。タイでバリバリ働く!という人には向かないでしょうが、物価も比較的安くてのんびり暮らすにはいい街です。

個人的にはシラチャの羽目を外しすぎないソンクランが気に入っています。
バックパッカーの多いバンコクや白人の多いパタヤでは誰であろうと巻き込まれてしまうようなので…。

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