ロシアの「カザン」ってどんなところ?6つの魅力を紹介!

カザンと言ってもピンと来ない人が多いでしょう。

しかし、実はロシアに長期的に滞在したいなら、カザンは選択肢の一つとして考えるべき場所なのです。

なぜなら、人口125万人のカザンはロシアの西部に位置している、暮らしやすい大都市の一つだから。

カザンはタタールスタン共和国の首都です。

ロシアで最大の少数民族であるタタール人の文化の中心地となっています。

そんなカザンの魅力を在住経験者の目線からご紹介します。

最後までお付き合いください。

1.カザンがロシアのスポーツ首都

今のカザンは、ロシアのスポーツ首都として有名です。

それには2つの理由があります。

1)世界レベルの試合が開催されているから

毎年、カザンはいろいろな国際大会の開催地として選ばれています。

2013年の第27回ユニバーシアード競技大会、2015年世界水泳選手権、2017年FIFAコンフェデレーションズカップが全部カザンで行われました。

それらは規模が一番大きいイベントですが、その他の試合が数えきれないほど多いです。

カザンに住んでいれば、誰よりも早くチケットを買うこともできます。

しかも大会のボランティア活動に参加すると、無料で試合を観戦できるのです。

もちろん、大会記念Tシャツやお土産ももらえますよ。

スポーツ観戦が好きな人にとってカザンは天国だと言っても過言ではありません。

2)ロシアで珍しいスポーツの施設が増えてきているから

スポーツは観戦より、自分がする方が好きな人もいるでしょう。

そういう人にとってもカザンはふさわしいところとなっています。

というのは、ロシアでなかなかできないスポーツの施設が多いからです。

危険が大好きで、もっと怖いものに挑戦したな…と思ったら、あなたにぴったり合うエクストリームスポーツ公園が設置されています。

オートレースの迫力に魅了され、自分もやってみたいという人にはオートレース場がおすすめ。

なじみ深い野球をやりたいなら、野球場に行くこともできます。

その他、スカイダイビング施設や熱気球クラブなど、一つの市にしてはスポーツの施設が非常に多いのです。

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2.歴史的な建造物が多い

カザンは1005年に成立しましたので、古代時代の遺跡が数多く残っています。

例えば、バウマン通りやスタロタタルスカヤスロボダなどといった場所です。

しかしなかでも一番有名なのは、クレムリンという昔は城塞として使っていた宮殿が挙げられるでしょう。

カザンのクレムリン

クレムリン

カザンといえば真っ先に思い浮かべるのは、クレムリンです。

ロシアのどこに行っても、クレムリンに必ず出会えます。

カザンのクレムリンは、11世紀から12世紀の間に建設された、カザン市内で最古の建造物です。

2020年に世界遺産に登録されました。

クレムリンは年中無休なので、いつでも、しかも無料で入れます。

城壁と塔に囲まれており、正門がスパスカヤ塔という、監視塔です。

その高さが46.6メートルで、展望台も設置されています。

16世紀半ばに、ロシアがカザンハン国を征服しました。

それをきっかけに、スパスカヤ塔が建造されたわけです。

そのほかの重要な建造物としてシュユンベキ塔があります。

シュユンベキ塔は、17世紀半ばに建造された斜塔のことです。

高さが56メートルで、約3.5度の角度で傾いています。

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3.多文化が共存している

カザンは、タタール人というテュルク系民族の中心地です。

タタール人はタタール語を話し、主にイスラム教を信仰しています。

市の人口の約半分はロシア人で約半分はタタール人ですが、他にも115以上の民族が暮らしています。

その大半がテュルク系民族とフィン・ウゴル系民族です。

カザンはタタールスタン共和国という地方の首都ですが、タタールスタンの公用語はロシア語とタタール語。

街を歩いていても、タタール語の言葉をよく耳にします。

バスや電車内のアナウンスが、ロシア語・タタール語・英語で流れることが多いです。

ロシア人とタタール人が言語や宗教などで違いますが、それでも平和に共存しています。

共存のシンボルは、ブラゴベシチェンスキー大聖堂とクル・シャーリフモスクです。

教会とモスクの建造物がお互いに近くにあります。

距離が約500メートルしかありません。

これはカザンにしか見られない、まれなケース。

本来は教会とモスクがこんなに近くにあると、教役者が奉神礼などの実行を断るのが一般的なのです。

しかしカザンの場合はそうではなく、人々はモスクと教会が近くにあっても、そこにお祈りに行きます。

このように、カザンは寛容の町だといえるでしょう。

4.水量の豊富な河川が流れている

カザンは、ヨーロッパで最長の川、ヴォルガ川に面しています。

日本で一番長い信濃川の延長は367キロですが、ヴォルガ川はその10倍の長さで延長が3,530キロ。

ヴォルガ川はロシア国内で「ロシアの母なる川」と呼ばれています。

ヴォルガ川が歴史的に果たした役割は大きかったと認められているのです。

その川のおかげで景色の観賞・川遊び・観光船ツアー・釣りを楽しめます。

カザン最大の橋として完成したミレニアム橋からの景色が特にきれいです。

カザンの観光船ツアーの中で「黄金の環」というものが一番人気。

そのツアーに参加したら、ウラジミールなどロシアで最古の地域を訪れることができます。

ブリーム・フナ・ラッド・ノーザンパイク・オオナマズ・ブリークなど、捕れる魚の種類も豊富です。

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5.物価が安く、商品の質が良い

モスクワやサンクトペテルブルクに比べて、カザンは物価が安いです。

カザン市内で一番安いスーパー「ポベーダ」を参考に、以下に値段をまとめましたので、活用してください。

食品 値段
牛乳 1リットル 40円
パン 500グラム 40円
1キロ 50円
チーズ 1キロ 600円
鶏肉 1キロ 160円
豚肉 1キロ 450円
牛肉 1キロ 300円
メロン 1キロ 60円
ストレート果汁100%ジュース (リンゴ) 1リットル 70円

また、カザン市内には牛乳製造の会社が数多くあるので、最寄りの店で安い乳製品を買えます。

しかも牛が化学肥料や農薬を使わない牧草で健康的に飼育されているのです。

そういう牛からできた牛乳は健康に良いことがわかるでしょう。

カザンの街を歩いていると食品を売るお婆さんをよく目にしますが、そういうお婆さんの作った牛乳が特に新鮮でおいしいです。

乳製品に限った話ではありません。

野菜や果物の産地が近くにあるので、環境に優しい食品がいっぱい食べられます。

6.道路の質が良い

カザンの道路は理想的だと言っても過言ではありません。

というのは、それらが国際大会をきっかけに改善されたからです。

日本とあまり変わりはないかもしれませんが、ロシアの道路にしてはかなり整備がかなり進んでいます。

実はロシアでは、質の悪い道路が交通事故の原因なのです。

わだちと穴が多いため、運転が上手い人でも事故に遭うことがあります。

日本は交通事故件数がロシアより多いと言われていますが、致命的な結果を招くことは割と少ないでしょう。

それに比べて、ロシアでは事故に遭ったら終わりだと考えてもよい事態なのです。

それを考えると、カザンはとても安全な地域だということがわかります。

事故に遭うのではないかという不安もなくなるので、快適な運転を楽しめるのです。

ちなみに、カザンとモスクワを結ぶ道路も質の面で優れています。

車でカザンからモスクワまで行くと約8時間かかるので、遠いと感じる人が多いと思いますが、ロシアの広さを考えると割と近いのです。

カザンからモスクワまで安心して移動できるという点も魅力的でしょう。

まとめ

この記事では、カザンの6つの魅力について話しました。

カザンはあまり知られていない地域かもしれません。

しかし実は、ロシアの地域にしては安全で、物価が安いといったメリットが多いです。

ロシアの長期滞在を考えているのであれば、カザンも視野に入れたほうが良いでしょう。

一度、カザンをロシアの移住先として考えてみませんか。

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