日本の常識というものは、海外に住んでみるとあまりに通じないことが多く驚かされるとはよく言いますね。
また私たちが日本という国で育った中で得た概念で色々なことを判断しているということもわかるでしょう。
メキシコ移住も例外ではなく、日本では考えもしない事が起こったり、しなければならなかったりと移住したての時期は誰もが困惑したり、不安になったりするものです。
ではメキシコ移住前に知っておきたい大切なことを5つご紹介しましょう。
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メキシコ人のあいさつの仕方
日本ではお辞儀をしたり、握手をしたりしてあいさつするのが普通ですがメキシコでは時と場合によって少し異なります。
ビジネスシーンも含め、初対面の人とのあいさつは日本人のようにお辞儀はしないもののメキシコでも握手をするのは実は一般的なんです。
男性同士では握手にとどまります。
ただ、女性同士の場合は親しみを込めて、ほほとほほを合わせて挨拶することが多いでしょう。また男性が女性にほほを合わせてくることもあるかもしれません。
メキシコ人と親しくなると女性同士の場合は毎回ほほを合わせてあいさつします。また、ほほを合わせる際に軽く抱擁することもあります。
男性同士は親しくなってもほほをあわせることはなく、手と手を打ちあったり抱擁するようにし背中をポンポンと叩いてあいさつするのが一般的です。
どちらにしても始めのうちは相手がどのようにあいさつしてくるかを待つほうがよいでしょう。
人によって握手をしたりキス(ほほとほほを合わせる)をしたりと異なるからです。
これらのあいさつの仕方に慣れるのは日本人の私たちにはなかなか時間がかかってしまうかもしれませんが、彼らも文化の違う日本人ということを理解していますので、あまり神経質になることはないでしょう。
水道水は飲めない
メキシコでは基本的に水道水は飲料水としては飲めません。
通常飲料用に飲むお水はどの家庭も20リットルの大きなボトルで買っています。
これらの20リットルのボトルはスーパーやコンビニエンスストアなどに売っていますが、お店に空になったボトルを持って行くと次の20リットルのお水をボトルが値段を差し引いて買えますので(何ペソか)、大きなボトルを買うときは常にお店で交換するものと考えて、捨てないようにしましょう。
実は、水道水は沸騰させれば料理にも使えます。これには個人差もありますが、コーヒーやスープを作る時に水道水を使って作る家庭も多くあります。
また、小さいお子さんのいる家庭は子供が水道水を飲んでしまわないように注意しましょう。
水道水を飲んでしまってA型肝炎になるケースもありますので、十分注意が必要です。
料理をする時に注意すること
メキシコに移住してしばらくすれば、メキシコ料理作りに挑戦する機会もあるかもしれません。
メキシコでは豆を使った料理がとても多く、スーパーでも多種の豆がパックで売られています。
そこで、気を付けたいのが袋の中に混ざっている「石」です。
メキシコでは豆の袋の中に当たり前のように小さな石が混ざっています。
ですから調理する前は必ずテーブルやボールに少しずつ豆をだして石がないか確認しなければなりません。大きいものでは直径1センチくらいの石もありますので豆を料理する機会がある時は気をつけましょう。
また、メキシコでは野菜や果物は日本のように洗浄されパックにされては売られていませんので、普通は洗剤を付けたスポンジでりんごやナシなどを洗ってから食べます。
また、レタスやブドウなどは水に浸して、野菜、果物専用の殺菌液を適量いれてから食べるのもとても一般的です。この雑菌液はどこのスーパーにも野菜・果物売り場においてあります。
知っておきたいメキシコ人の性格、国民性
それぞれの国に国民性というものはあると考える人もいれば、ないと考える人もいるでしょう。
ここでは全てではなく一般的なメキシコ人としてお話しすることにします。
メキシコ人の良い点
メキシコ人の良いところ、それは彼らは陽気であまり物事を気にしないところです。
ただ、長所は短所になりえると言われるように、彼らの物事を気にせずのんびりしたところは日本人にとっては少し難しいところがあるかもしれません。
特に彼らは時間にはかなりルーズな国民で有名です。
時間にきっちりしている日本人にとっては彼らの時間の感覚に慣れるまでは少しイライラっとしてしまうこともあるかもしれません。
友達どおしの約束なら5分か10分は遅れても当たり前です。そこで、もちろん日本人でも10分や15分なら遅れる人もいるのですが、メキシコ人の場合は15分以上遅れても「遅れる」という知らせしないこと、またあまり近い関係の人でなければ約束をすっぽかしてしまうこともあるところです。
このすっぽかし行為はもしあなたがメキシコでビジネスを始めたらよく見ることになるかもしれません。
例えば、メキシコ人のポテンシャルな顧客があなたの商品を褒め、是非あなたとビジネスをしたい、是非購入したいと言ってきます。それだけではなく後日また会う約束までします。
でも、その人はその日の約束に現れません。連絡さえないのです。そしてそのまま音沙汰梨なし。。
実は彼らは何らかの理由であなたの商品を気に入らなかったのでしょう。
ただ正直に言いにくく、「悪い知らせなら正直に言わないほうがまし」という精神で後日に会う約束までしてしまったのです。
これは日本人からすれば、どうして正直に言わないの?
どうして時間の無駄をさせるの?
となりますが、彼らはNOというのがとても言いにくい国民なんです。
日本のサービスとの違い
さて、メキシコ移住を夢見ていざメキシコに住んでも見えてくるのは日本のサービスの良さばかりなんてこともあるかもしれません。
日本のサービスの良さは有名ですね。
だからそのサービスに慣れてしまっている日本人は海外に出ると、色々なことに不敏を感じてしまうのです。ただこれは都市によって違いがあります。
メキシコシティやモンテレイなどの大都市では銀行やお店などのサービスは遅くもなく、そこまで悪くはないようです。
カリブ海付近など温かい場所に住む人達はやはりのんびりしています。
スーパー、銀行、役所など様々な場所で待つのは当たり前になっていますが、特に役所などでは半日待たされることもありますので何をするにも時間に余裕を見て行動することをおすすめします。
スーパに買い物にする時に気を付けなければいけないのが、なるべくメキシコの給料日である毎月15日と31日を避けることです。
これらの日には給料日を待っていた人々がざっとスーパーにやってきますのでとにかく混んでいます。
都市にもよるとは思いますがレジで待つ時は30分ということもあり得、買い物自体にも時間がかかってしまいますのでできればこれらの日は避けて買い物する方がよいでしょう。
メキシコ移住前に知りたいことまとめ
メキシコ移住も、はじめは見るもの聞くもの全てが新しく生活の中での様々な状況に慣れるまで時間がかかることもあるかもしれませんが、海外生活ではそれらの時間もなるべく楽しむよう試みることが大切です。
日本のよさばかり見えてしまい時もあるかもしれませんが、そこで気持ちをうまく切り替え「文化の違い」があることを理解することが大切です。
メキシコ移住に限らず世界のどこに住んだとしても海外で暮らすということを自分の人生の最大の経験にできるようにできるだけ事をポジティブに受け入れられたらいいですね。
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