憧れのバリ島での長期滞在。
ですがその動機は例えば、旅行で訪れて島の雰囲気が気に入ったとか、インドネシアの芸能・文化に興味があったからなど、人さまざま。
駐在員などを除き、全く訪れた経験がないのにバリ島で長期滞在するという方はさすがにいないと思います。
ですが旅行で訪れたバリ島と、いざ住んでみてのバリ島は印象が全然違ったという滞在者の声もちらほら。
スムーズにバリ島での生活がスタートできるよう、できれば事前に時間と費用に都合をつけて「プチ移住」をしてみることをおススメします。
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1ヶ月間のバリ島プチ移住の費用内訳
インドネシアの入国に当たってノービザで滞在できるのは現状、30日間になります。
つまりこの1ヶ月という期間を利用して、バリ島でプチ移住をしてみるのはいかがでしょうか。
そこで誰もが気になる、プチ移住に当たっての大まかな費用をご紹介しますね。
航空券・・・約60,000円~100,000円
まずは何よりも往復の航空券の手配です。
現在、日本からバリ島への直行便は
- ガルーダインドネシア航空
- 格安航空会社エアアジア
の2社が就航しています。
両者を比較する上で一つ気をつけてほしいのは、預け荷物など、航空券の代金以外の分に関して。
一見するとエアアジアの方が安い料金で提示がされますが、1ヶ月の滞在となると大きなスーツケースが何個かは必要になってくると思われます。この預け荷物の加算代金がかなり高いのです。
また、約7時間という長時間のフライトになりますので、シートピッチが狭いエアアジアを敬遠される方もいます。
料金だけではなく乗り心地など、総合的に判断してフライトを選択するのが良いかもしれません。
参考:
滞在費・・・60,000円~100,000円
1ヶ月という短期間でしたら、普段の旅行で利用するようなホテルでも良いと思います。
バリ島では「ロスメン」と呼ばれる格安の宿泊施設があり、1泊3,000円程度で朝食付きの快適な部屋に滞在することができます。
また、日本で事前に予約した上で、1ヶ月間バリ島のレンタルハウスで生活するのも貴重な体験になります。
例えば、次にご紹介するデンパサール地区の不動産屋さんでは、バリ島各地域での賃貸アパートを1ヶ月50,000円前後から紹介しています。
日本人スタッフも常勤しているので、日本出発前に希望の条件等を色々相談されるのも良いと思われます。
※バリ島各エリアの豊富な賃貸物件の紹介だけでなく、物件内覧ツアーなどユニークな取り組みも実施しています。
食費などその他・・・80,000円~100,000円
その他の主要支出として挙げられるのが、毎日の食費関係です。
本格的な長期滞在前のプチ旅行ですので、メインは自炊か、ワルンなどでの外食になるでしょう。
夫婦2人の場合、少なくとも1日2,000円は見ておいてください。
・考慮したいのはバリ島での交通費
最近のガソリン代の高騰により、特にタクシーの料金が現在大幅に値上がりしております。
バリ島各地を見て回る場合でしたら、ある程度の交通費に関しての予算を組んでおいて損はないでしょう。
1ヶ月間のバリ島プチ移住の費用総額
このように挙げていくと、1ヶ月間のバリ島プチ移住の総額は、だいたい
200,000円~300,000円
が目安になってきますね。
もちろんゴージャスな1ヶ月間の滞在にしようなら、上限は算出できません。
ですが本格的な長期滞在の前のプチ移住という形ですので、ここはぜひ、地元バリ島の生活の目線にたった滞在を体験してみてくださいね。
プチ移住におススメする主要エリア① ウブド
神々が住むといわれ、今日まで独特の歴史・文化が育まれてきた神秘の島バリ島。
その中でも島中部に位置するウブドは、最もその影響を色濃く残しているエリアということができます。
この街でプチ移住を経験するのでしたら、ぜひレンタルハウスを借りることをおススメします。
後に紹介するクタやレギャンなどの都市部に比べ敷地が広く、快適な住まいを見つけることができます。
ウブド中心部では至るところに「RENT A HOUSE」の看板が目に留まります。
山間部にあるため朝晩はフリースがなければ寒いくらいの気温になることもしばしばです。
気候や住まいに関しては、バリ島の中でもトップクラスで暮らしやすいエリアと言えるでしょう。
欠点をあげるなら
一方で、このエリアの欠点をあえて挙げるならば、主要都市へのアクセスが不便なことです。
バリ島のデンパサール国際空港やクタなどの主要都市へは、タクシーで1時間半前後かかります。
ウブド自体はそんなに大きな街ではないため、大きな買い物などが必要な際はどうしても都市部に出向く必要が出てきてしまうのです。
毎度のタクシー代も決して安い金額ではないため、ウブドで長期滞在をお考えでしたらレンタカーやレンタルバイクを借りることが必須になってきます。
プチ移住におススメする主要エリア② クタ・レギャン
バリ島で最も賑やかで、長期滞在者だけでなく旅行者にも人気のエリアのクタ・レギャン。
何をするにもどこへ行くにも便利な場所にあり、バリ島を代表する観光スポットです。
この街でのプチ滞在に当たっては、ぜひアクティブに毎日を過ごしてみてください。
クタの繁華街やメインストリートで街歩きをしてみると、バリ島の大体の物価が肌で感じることができるでしょう。
また、時には少しお洒落なレギャンエリアまで足を延ばし、贅沢にエステやアフタヌーンティを楽しんでみるのも素敵なプチ滞在の過ごし方だと思います。
バリ島を訪れる外国人にとっては大きな魅力がある街クタ・レギャン地区ですが、残念ながら治安に関しては島の中でも決して良いエリアとは言えません。
参考記事:「インドネシアの治安情報。バリ島やジャカルタで注意すべきポイント」
スリや置き引きなどの金銭にからむ話はたびたび耳にします。そして特に最近多いのはバイクでの事故に関して。
島の中でも圧倒的に渋滞が激しいエリアですので、それと比例するような形で事故が多発しているのです。
クタ・レギャンエリアでプチ移住を検討されている方は、ぜひ現地の治安情報を気にしておくことが賢明と言えるのではないでしょうか。
プチ移住におススメのその他のエリア 商都「デンパサール」とビーチエリアの「サヌール」
商都:デンパサール
特にこれといった観光名所等はないのですが、デンパサールでのプチ移住体験は、どのエリアよりも生のバリ島での生活を体験できると言っても過言ではありません。
大きな市場やローカルなデパート、各公共施設が集中するバリ島の商都です。
観光よりも滞在をメインにしている、何度かバリ島を訪れたことのあるリピーターの日本人におススメするエリアです。
ビーチエリア:サヌール
そして最後にご紹介するのは、「サヌール」というビーチエリアになります。クタのビーチは有名ですが、それより観光地化されていなく、穏やかな時間が街全体に漂う、ローカル色の濃いエリアです。
またこれまで挙げましたクタやレギャン、ウブド、デンパサールなどの各主要都市へもそれぞれ30分前後で行ける立地も魅力です。
まだ長期滞在のエリアを決めかねていて、一ヶ月で色々なエリアを見て回ろうという方には、サヌールは便利な街ではないでしょうか。
このように、バリ島では誰もが知る有名な観光地からローカル色豊かなエリアまで、様々な長期滞在先の候補が挙げられます。
そして実は同じモノの値段でも、バリ島のエリアによって全然違うのですよ!
前にも触れましたがバリ島は一部スーパーを除き、基本、定価という概念が存在しない島です。
バリ島の物価については、こちらの記事「バリ島の5種類50品目の物価一覧を大公開」に記載しています。
観光地クタで買ったミネラルウォーターが、デンパサールのコンビニで半値で売っていたなんて話もよくあることです。
1ヶ月間あれば、色々なエリアを体験することができます。
ぜひ皆さまもこのバリ島へのプチ移住で様々な体験をし、自分だけのお気に入りの長期滞在先エリアを見つけてみてくださいね。
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