バリ島移住が日本人にオススメな5つの理由

きれいなビーチ、神秘的な森、独特の文化、あたたかいホスピタリティ…神々が宿る島ともいわれ、世界的な観光地として旅行者を魅了し続けているバリ島。

(バリ島の面積は約5600km2(日本の愛媛県と同程度)で、人口は320万人(静岡県の人口と同程度)です。

今、その魅力にハマり、バリに通い詰めている人も多く、年間23万人の日本人が渡航しています。

旅行者として訪れているだけでは満足できず、「あぁ、バリ島に暮らしたい…」と心の底から思った人も、少なくはないでしょう。

バリ島は、一つの島の中にさまざまな特徴を持つエリアを兼ね備えています。

  • ショッピングモールやおしゃれなカフェやナイトスポットの立ち並ぶ賑やかな市街地
  • イルカや色とりどりの魚に逢えるダイビングスポット
  • 有名なサーフィンのポイント
  • 美しい夕焼けを眺めることができるビーチなどを擁する海
  • 伝統舞踊や絵画など、歴史と芸術を色濃く感じるエリア
  • 崇高な信仰心に基づいた神秘的なエリア

など、たくさんの魅力にあふれています。

現在、日本人のリタイア組から、若い世代まで年々増加傾向にあります。

そんなバリ島に、での暮らしを夢見る方々のために、今回はバリ島移住の魅力を分析してみたいと思います。

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やはりバリは物価が安い!

東南アジアへの移住の魅力を語る際、やはりその物価の安さは外せません。

バリ島の場合も、日本に比べたら格段にコストを抑えて生活することができます

では、バリでの食費、交通費、住居費、人件費などを例に具体的に解説したいと思います。

食費

ワルンと呼ばれる大衆食堂がそこら中にあり、外食するにもテイクアウトして家で食べるにも困りません。

一食100円前後とお財布に優しい価格で、肉や魚などの主菜、野菜などの副菜、それとごはんがしっかり食べられます。

なお、観光客相手のおしゃれなレストランで食べようと思ったらそれなりのお値段になるので注意してくださいね。

自炊派も、市場や現地のスーパーで材料を調達すれば、安く済ませることができますよ。

交通費

炎天下の町を歩くのはつらいですが、バリ島ではタクシーの運賃もとってもお手頃です。

ブルーバードタクシーにのれば、メーター使用なのでぼったくられる心配もありません。

また、最近はタクシー以外にも

  • GO-JEK(バイクタクシー予約アプリ)
  • UBER
  • Grab(配車アプリ)

など、低価格で利便性のよい交通手段が続々と誕生しており、バリ島内の近距離の移動でも気軽に利用できます。

住居費/家賃

バリ島は、家賃も格安です。

とにかく節約したい人向けのコスやロスメンの1ヶ月の家賃は8,000円以下に抑えられますし、ちょっと贅沢をしてプール付きの高級な一軒家に住みたいと思っても、月3万円程度で借りることができます。

インドネシアで賃貸物件を借りる際は、1年分をまとめて支払う場合が多いのですが、日本のような敷金や礼金などの支払いは不要であり、家具があらかじめ備えられている物件が多くあるため、引っ越しに伴う出費も抑えることができるのも、大きなメリットです。

人件費

バリ島は日本と違ってメイドさんや運転手を手軽に雇うことができるのは、人件費が安いインドネシアならではの魅力です。

リタイアメントビザでのバリ移住などで、毎日家事に追われることなくのんびり暮らしたい人、来客や行事が立て込んでいて家事の手伝いを頼みたい場合や、遠方への外出に、車をチャーターして出かけたい場合など、短時間からでも気軽に人を雇うことができます。

せっかくのバリ島生活、あまり肉体的負担がなくのんびり暮らせるのはうれしいですね。

バリの生活費の参考記事:

バリ島での生活費を徹底解剖!2つのライフスタイル別に紹介

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バリ島は過ごしやすい気候

赤道直下に位置しているインドネシアは、典型的な熱帯雨林気候です。

一般的には

  • 4月~9月頃は乾季
  • 10月~3月頃は雨季

とされています。

雨季といっても、日本の梅雨のように1日中シトシトと降り続けることはあまりなく、どちらかというと激しい雨が短時間にザーっと降り、しばらくすると落ち着く、という感じです。

年間を通して南国らしい気候のインドネシアでは、基本的に1年中半袖にサンダルで生活することができ、衣替えや暖房の必要がない、シンプルな暮らしが送れます。

日本の冬につきものの肌や唇の乾燥やしもやけ、手荒れ等とも無縁で、うっかりうたた寝してしまっても風邪をひいてしまうこともありません。

ただ、気候の蒸し暑さとは相反して、建物や乗り物の中では冷房が効きすぎていることも往々にしてあるので、羽織るものを持ち歩くなど、注意が必要です。

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日本が恋しくなっても大丈夫!食べ物やテレビ、コミュニティも充実

バリ島の移住生活の中では、日本が恋しくなることもあるでしょう。

日本の食事も食べられる

でも、日本人が多く暮らし、日本のスーパーもあるバリ島では、少し割高になりますが日本の食品や調味料なども簡単に手に入れることができるので、安心です。

また、日本人が経営する美味しい日本食レストランが数多くあるのもうれしいポイントですね。

日本のテレビも楽しめる

テレビ番組も、インドネシアの衛生放送サービス「Indovision」に加入すれば、いろいろな日本のテレビ番組を24時間楽しむことができます。

NHKだけでなく、「Wakuwaku Japan」「Gem」というチャンネルでは、日本と同時上映の最新のドラマやアニメを放送することがあるし、「Red」「Celestial Movies」といったアジア映画専門チャンネルでも、日本映画を放送することがあります。

これで、雨季であまり外出できないときや夜間も楽しく過ごせますね。

日本人会で交流

さらに、バリ島にはジャカルタやスラバヤなどの大都市のように、日本人会があり、同じ趣味を持つ人との交流や、バリ島で暮らす上での情報収集などにもぴったりです。

特に、リタイアメントビザなどでバリに滞在する人などは、ガラリと生活をバリに同調させるのはなかなか難しいので、移住する上で、このように日本とのつながりを持てることは重要なポイントであると思います。

宗教的制約がない

インドネシアの人口の約9割はイスラム教徒です。

そのため、イスラム教でタブーとされている豚肉は、インドネシアではあまり手に入りません

しかし、バリ島はインドネシアの他の島と違ってヒンズー教徒が多い島であり、豚肉が日常的に食されているため、気軽に手に入れたり、食堂で食べたりすることができます

また、ビールなどのアルコール飲料も、インドネシアでは2015年に施行された規制により、購入できる店が非常に少なくなりました。

しかし、海外からの観光客が多いバリ島では、アルコール飲料も手に入れやすいのです

また、イスラム教徒の前ではあまり好ましくないとされている肌を露出したファッションも、気にせずに開放的に楽しめます。

このように、インドネシアであるにも関わらず、宗教的な制約をほとんど受けずに暮らせるのがバリ島の魅力であると言えます。

バリでは医療施設も充実

移住して生活するにあたって、医療施設は重要な問題になります。

以前は、バリ島の医療施設は決して充実しているとは言い難いものでした。

しかし、最近ではデンパサールなどには大きな総合病院もできて、病気やケガにすぐに対応してもらえるようになりました。

また、南部エリアには、日本語の通じるインターナショナルクリニックもいくつかあり、24時間365日対応で、患者の受け入れを行っています。

ただ、いくら以前より設備が整ってきたといっても、症状が重篤な場合や高度な医療技術を必要とする手術や治療に関しては、バリ島内では難しいため、シンガポールやタイ、マレーシアあるいは日本に渡航して治療することとなります。

このような不測の高額医療費負担を少しでも軽減させるため、ぜひ海外旅行保険に入っておくことをおすすめします。

バリ島移住のまとめ

リタイア世代の方々も、近年はビザの発給手続きから移住後のアフターサービスまで、エージェントによりさまざまなサポートが受けられるようになり、バリ島でのセカンドライフが以前より送りやすくなりました。

また、現地で仕事をしながら暮らす若い世代も増えてきました。

インドネシア人は子供が大好きなので、日本より子育てがしやすいという声も多く聞きます。

このように、さまざまな世代を魅了し、受け入れてくれるバリ島。

もちろんなにもかも便利に整備された日本と比べると、不便な面だらけですが、美しい景観と神秘的な雰囲気に包まれ、こころもからだも癒されて健全に暮らせるのがバリ島移住の最大の魅力だと思います。

追記 バリ島の治安について

つい先日、バリ島にロングステイ中の日本人夫婦が強盗に殺害されるという痛ましい事件が起きました。

バリ島への移住は、上述したような魅力にあふれていますが、日本ほど治安が良くないのも事実です。どんなに現地になじんでいても、私達は外国人であり、インドネシア人にとって、日本人は経済的に裕福であると見られがちであり、窃盗や強盗などの標的にされる可能性があることを充分に認識し、自己防衛する意識を常に持つことを忘れないようにしましょう。

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