アジアの中心的な都市として発展した香港。正式名称は中華人民共和国香港特別行政区。
今回は、活気溢れる香港へ、旦那さんの仕事の帯同という形で、香港へ移り住み3年間暮らすmomocacoさんに、香港生活での役立つ情報や移住する魅力についてお聞きしましたので、紹介いたします。
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香港では子育てしながら、働くスタイルができる
香港の特徴として、帯同ビザ、正式名称「Dependant Visa(扶養家族ビザ)」で働けるというところが大きな特徴です。私の知る限りオーストラリアと香港は、このビザで働けます。
ですので、香港では駐在の妻の方の多くが働いています。
私は在宅で、フリーペーパーのリライトや取材関係、日本企業の現地進出の展示会のお手伝いなどの仕事をしています。
主婦でもできる。香港で仕事を探す方法
仕事は口コミや香港の掲示板などがありますので、働きたい人はちょっとした仕事をここで探すことができます。
香港掲示板:https://kaigai-bbs.com/chn/hkg/
香港の給与情報
現地採用スタッフに関する給与についての情報を参考情報として。
もちろんスキルによりますが、一般的な事務(要英語力)の場合、1ヶ月 HKD15,000〜17,000(約23万〜26万円)です。
ここから毎年税金10%を個人で支払う形のようです。(香港では保険も税金も個人払いです。)
在住者が語る「香港移住の魅力」
1. 最強のパワースポットもある!あがる香港で運気アップ
よく気分が上がる香港と言われますが、運気も上がると思います。街中がパワースポットなんです。
それはなぜかというと、香港は建物もすべてが風水で作られた街なんです。旦那がゼネコンなので聞きますが、施工する日にちなども決められています。
ビクトリア湾という香港の真ん中に海があり、そこは龍が水を飲みにくると言われています。
そして、その周囲にある建物は、龍が通りやすいように全部斜めになったりしているんですね。
最強のパワースポット・香港公園
街全体が運気アップの場所ですが、そのなかでも香港公園がお勧めです。
世界の名だたる金融機関のオフィスに囲まれているオアシスなんです。
お金が回っている!それができる国が香港
住んですごく感じたことは、香港はお金がまわっているということ。
香港=お金、というイメージを持っている方もいるかもしれませんが、香港は金払いがすごくいいです。
がっつり稼いで、がっつり使う、という点をひしひし感じました。
なぜ、香港では稼げるのか?
香港という場は、共働きしやすい環境が整っているからだと思います。独身でも、結婚していても、働きやすい環境があるんですね。
この点に感動しました。
実は、日本人のシングルマザーで子供を連れて香港へ移住する方は結構います。英語ができれば、本当に働きやすいんですね。その理由は・・
2. 家事から解放されるヘルパーの存在
一番は、ヘルパーさん、こちらではあまさんと言います。
月曜から土曜までずっと家事(すべての家事と子供も見てくれる)をやってくれて、1ヶ月で4,000〜5,000ドル(日本円で6〜7万円)くらいです。
周囲の香港人、日本人の家庭を見て、80%以上は雇っている印象です。
インドネシア人とフィリピン人のヘルパーが働きやすい環境
ヘルパーさんは、インドネシアやフィリピンからの人ですが、香港の凄いところは、ヘルパーさん達が働く環境が整っていることです。
労働組合も組織されていますし、香港へ入国するときに、一通りの教育を受ける機関も整っています。
香港政府がその点を整備し、後押ししているんですね。
面白い光景・ヘルパーがたむろう公園!でも政府がバックアップ
日曜日は香港人がくつろげないくらい、公園がヘルパーさんでいっぱいになります。上野公園の花見のようです(笑)
臨時で床屋があったり、煮炊きする人もいれば、ファッションショーしたり、フィリピン人はミサやっていたり・・
翌日はゴミがすごいですが、香港はこれを清掃する香港人を配置しています。
つまり、政府は香港経済を支えているのは、外国人労働者のヘルパーさんのおかげというマインドがあるんですね。こういうところは香港はすごくいいな〜と思います。
旦那がシンガポールに在住した経験がありますが、シンガポールではヘルパーを見下していると言っていましたね。
私がインドネシアで生活しているときも、周囲の大学生へ将来の夢を聞くと、香港やシンガポールでヘルパーをしたいという子が多かったです。収入が何倍にもなりますからね。
このヘルパー制度が確立したのもここ15年くらいですが、日本も参考になると思います。
洗濯も必要ない洗濯屋さんの存在
香港は狭いので、洗濯機がない家が多いです。
45リットルの袋に衣類を詰めて持っていくと、当日の夕方には綺麗に仕上がっています。
これで500円くらいです。洗濯、干す、乾燥の必要がまったくないんです。
香港では、分業体制がしっかりできています。
周りのママで、一年間でキッチンに立ったことがあるのは3回、という人もいます。
3. とにかくおせっかいな香港人
香港人はとにかく放っておいてくれません。おせっかいが世界を救うと思っています(笑)
私は小さな子供がいますが、香港在住3年間で、席を譲られなかったことが一度もありません。
子供は宝だと思われています。
面白い話だと、私が子供を抱いていたときに、隣にいた女性が座っている男性に「あんた立ちなさい!」と言ったり、となりの車両から「隣の車両の席が空いているから来て!」と言われたり。
子供だけじゃなく、分からない表情をするとジェスチャーで教えてくれたりします。
孤独にさせてくれないのが香港の魅力ですね。
4. 海外へのアクセスが抜群
とにかく海外どこへ行くにも近いです。
1時間あれば、ベトナムも行ける、台湾に行ける、韓国にも行ける。
LCCがたくさん飛んでいます。
例えば、本日、LCCの香港エクスプレスを調べていたら、石垣島行きが10円でした。
先月はプーケットへ行きました。
日本の常識を超えたセールスをするので、ぜひチェックしてみることをお勧めします。日本のLCCでは考えられない価格ですよ。
香港エクスプレス:http://www.hkexpress.com/ja
香港エクスプレスの羽田便もとても安いです。
ですので、周囲の友人は頻繁に海外へ行っていますね。
5. 日本人なら英語があればOK
香港は英語を使える人が多いので、英語がある程度できれば、まったく問題ないです。
英語、広東語、中国語、この3つを多くの人が使えます。
英語を学ぶ学校情報
イギリス系の学校が人気ですが、しっかり学びたい方は良いと思います。
個人的にお勧めなのは、やはり「ランゲージエクスチェンジ」ですね。日本語を覚えたい香港人はたくさんいます。
今現在、私は二人とランゲージエクスチェンジをして、英語と広東語を学んでいます。
6. 香港は日本が大好き!
香港ではセブンイレブンやサンクスといったコンビニがありますが、日本の雑誌が日本語のまま売られているくらい日本が好きなんですね。
翻訳されていないのに、売られているのは凄いです。
特に、若い世代は日本が好きです。アニメだけじゃなく、日本人のファッションなども好きですね。香港で渋谷の109も出店されています。
そして、日本のアイドルも大好きですね。
7. 女性が強い!尽くされる
これは女性にとっての情報になりますが、香港は女性が強く、男性がとにかく女性に尽くします。
日本人女性で香港人の男性パートナーの方もたくさんいます。
香港で苦労する点はどんなところ?
住居費用が高い
香港では住居費用がとても高いです。
ニューヨークの次に高いと言われています。
私たち駐在員だと会社から出ますが、月45万円くらい払っています。
駐在ではなく、現地採用の場合は、住居に一番苦労すると思います。
例えば、中国本土よりの地域に住み費用を抑えるか、シェアしながらコストを抑える形でしょう。
医療費が高い
普通に西洋医学の病院いけば、ものすごく高いです。
歯医者もとても高いです。
例えば、セラミックを入れるのに、日本なら6万円だったんですが、こちらだと15万円と言われました。
駐在員はよいですが、現地採用の方は気になるところだと思います。
香港での賢い生活術を公開!
香港では生活家電・家具は買わなくてよい!
これから香港生活をスタートしたい方は、facebookも活用できます。
「香港 – あげます、譲ります」
というグループがありますので、検索してみてください。
香港は赴任される方も多いので、2月、3月はものすごく家電のあげます情報が多くでます。
ここに欲しい情報を書いておくと、もらえたりします。
私も自慢じゃないですが、家電は一つも買っていません(笑)。もらいました。
香港で最初に言われた言葉
「香港は待っていれば、必ず手に入る。」
香港にすごく長く住んでいる幼稚園の先生に最初にこの言葉を言われました。
うそでしょう、と最初は思っていましたが、本当に手に入りました。
ですので、移住される方は、買う必要は全くないと思います。
スマホのバスアプリは必須で入れよう!
公共のアプリでシティバスのアプリがあります。
香港は、バスの移動が非常に安いのが特徴です。
例えば、吉祥寺から三鷹まで一駅区間で、200円ちょっとはすると思いますが、香港は50円くらいでバスに乗れます。
とっても安いです。
お年寄りのシニアパス、子供も半額になるので、さらに安くなります。
天気アプリで日々チェック
香港は台風がよくきて、台風がくると会社と学校が休みになります。
これは段階がありまして、政府から発令がありますと、外出禁止になります。
このシグナル(1、3、8〜)は段階あって、シグナル3は幼稚園も行けなくなります。シグナル8は会社も休み、公共機関も止まります。
面白いのは、このシグナルは外れたりするのですが、それでも会社は休みです。
日本のように、個人の判断に委ねていないので、とても楽です。
医療費が高いから東洋医学の漢方を活用しよう
漢方茶屋さんが街にたくさんあります。
風邪をひいても病院にいくのではなく、まずは漢方茶屋さんに行きます。
そうすると、軽い診断をしてくれて、漢方茶を出してくれるんですね。
一杯20ドルくらいなので、病院よりすごく安いです。
効果はすごくありますよ、だから漢方茶屋さんが香港ではたくさんあるんですね。
こちらの人は、この流れで体をケアする人が多いです。
あとは、漢方医もいますので、見てもらうことがお勧めで、これでことが足りています。
香港移住の前に知ってほしいルール
子供は一人にできない
12才以下の子供を一人にしてはいけないという法律があります。
一人にすると捕まります。
お子さんを連れて香港へ行くかたは、このあたりは絶対に知っておいてくださいね。
中国からの人さらいがいるの注意!
子供を一人にしてはいけない、というルールに関連しますが、中国の影響で「人買い」がいます。
ようは、子供を誘拐して、中国へ連れていくんです。
これは日本大使館からも情報がでています。
こちらでは、子供を手をつないで歩くというは大事です。中学生くらいの子供でも、香港人はよく手をつないでいます。
観光客の日本人も注意が必要です。多くの観光客が感覚としてないので、ときどき危ないな〜と思います。
天気シグナルはチェックしよう
先ほど、紹介したように、天気が目まぐるしく変わりますので、シグナルには注意しましょう。
多くの方は、かばんの中に傘をいれて、持ち歩いています。
最後に
海外生活をしていると落ち込むこと、しんどくなることは誰だってあります。
海外生活が長い方から頂いたアドバイスですが、私が気をつけていることは「どこに行っても、自分が好きだなと思う場所を探すこと」です。
ここのカフェは落ち着く、ここの海辺は良いなど、どこに行ってもあると思いますので、住み始めたら早い段階で見つけることが大事です。
日本には帰れないので、辛くなったときに帰る場所を探しておくことは大事にしています。
私はスタンレーという海辺の街だったりします。
Dependant Visa(扶養家族ビザ)情報の参考サイト
香港BS:https://hongkong-bs.com/visa/dependant/
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