憧れのイギリス留学。
語学留学から大学院留学まで、また短期から長期まで、留学の形態は様々ですが、イギリスに留学するには、ビザの手配から学校への入学手続き、住居の手配など様々な準備が必要になってきます。
今回は、留学準備としてやるべきことをまとめました。
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イギリスでの語学学校への入学手続き
ビザの関係上、現在イギリスに留学する場合、入国する前に学校の確定、入学手続きを行っておく必要があります。
また、学校から入学許可証を取得する必要があります。
通常、入学手続きは以下の通りとなります。
入学申請(申請書類は学校の指示に従う)
- 費用(入学料、授業料等)の支払い
- 学校からの入学許可受理
なお、ビザの申請手続きにあたり、学校からの入学許可書の原本が必要となる場合もあります。
学校に入学許可書の原本の郵送を必ず依頼してください。
また授業料は通う学校によって、千差万別です。
語学学校の場合は、格安のイギリス語学学校も多くありますので、よくリサーチをして学校を確定するようにしてください。
なお、ビザ手配の関係上、通学先の学校がブリティッシュカウンシルに認定されている必要がありますので、注意してください。
イギリスへの航空券手配
渡航日が確定したら航空券の手配が必要です。
なお、6ヶ月未満の短期留学の場合は到着空港でビザを受理するため(⒋の項目で詳しく説明)、復路の航空券の提示を求められます。
そのため、短期留学の場合は必ず往復航空券を手配するようにしてください。
イギリスでの滞在先の確定
留学するにあたり、現地の住居を決める必要があります。
現地に着いてから数日ホテル等に滞在して住居を探すこともできますが、慣れない土地での住まい探しは簡単ではありません。
そのため、事前に住居を確定させておくことをお勧めします。
イギリス留学の場合、
- ホームステイ
- 学校併設の寮
- フラットシェア
などが人気のアコモデーションとなります。
学校によってはコース申し込みの際にアコモデーションの申し込みが可能ですので、初めての留学の場合は、学校に依頼すると、手続きが楽になります。
ホームステイ
イギリス人家庭に滞在するため、常に英語を話す機会に恵まれます。
通常個室を与えられるので、プライバシーは守られますが、キッチンやバスルームは共同となります。
学校の寮
寮によっては、シングルールームのほか、2人部屋、4人部屋など、複数名で部屋をシェアする場合もあります。
勉強している仲間が近くにいることで勉強を助け合ったりすることが可能です。
なお、通常キッチンやバスルームは共同となります。
フラットシェア
家賃の高いイギリスでは、一人暮らしより、複数名でフラット(日本のマンションやアパートに相当)シェアが学生の間で人気があります。
最近ではフラットメイトを探すウェブサイトが多くあります。
またイギリス在住の日本人向けのサイトもいくつかあり、そのようなサイトでもフラットを探すことが可能です。
なお、フラットシェアを含め、イギリスの多くのアコモデーションはすべて家具付きであり、改めて家具などを購入する必要はありません。
イギリスのビザ手配
イギリスに学生として滞在するには学生ビザを取得する必要があります。
学生ビザにもいくつか種類があり、留学形態にあったビザの取得が必要です。
1)Short-Term Student Visa(6ヶ月未満)
語学学校への6ヶ月未満の留学の場合には「Short-Term Student Visa(6ヶ月未満)」を取得します。
「Short-Term Student Visa(6ヶ月未満)」は事前の申請が必要なく、必要書類を入国審査の際に提示して、その場で取得できます。(申請料は必要はりません。)
必要書類:
- 学校からの入学許可証原本(ビザレター)
- 滞在費用証明書(ロンドンの場合は月1265ポンド、ロンドン以外は1015ポンドの資金証明が必要です。)親名義の書類を提示する場合は別途スポンサーレターと戸籍謄本とそれらの翻訳が必要です。
- 滞在先の詳細及びその証明書
- 復路航空券もしくはその控え
- クレジットカード、現金
注意点:
- ビザの延長、切り替えは不可
- 就労禁止(アルバイト、インターシップ、無給の仕事も不可)
- 扶養家族・同行ビザの発行は不可
- 出席率85パーセント以上を保持する必要あり
なお、ブリティッシュカウンシル認定校で30日未満の就学をする場合、学生ビザを取得していなくても就学が可能ですが、この場合、あくまでも観光と並行しての学習が可能ということであり、たとえ30日未満でも就学をメインにする場合は学生ビザを取得しておいたほうが良いとされています。
2)Short-Term Student Visa(11ヶ月未満)
語学学校に6ヶ月以上11ヶ月未満通う場合は、「Short-Term Student Visa(11ヶ月未満)」の取得が必要で、このビザは渡英前に取得しておく必要があります。
必要書類:
- パスポート
- 古いパスポート(できれば過去10年の記録が入っているもの)
- 証明写真2枚(35×45、カラー、2枚)、なお、生体認証(指紋とデジタル写真)を提出する場合は、当証明写真の提出は必要ありませんが、自国以外
- 申請する場合は必要と成ります。
- 入学証明書(6ヶ月以上のコースであることが証明できるもの)
- 滞在費用証明書(3〜6ヶ月分)または口座明細書(取引明細書)、なお、通帳の1ページ目は英訳が必要です。(ロンドンの場合は月1265ポンド、ロンドン以外は1015ポンドの資金証明が必要です。)
- 在職証明書もしくは在学証明書(これらの書類は必須ではありませんが、提出する場合は英訳が必要です。)
- 申請費(170ポンド)
- 予定表(留学計画表、滞在先の詳細など
注意点:
- ビザの延長、切り替えは不可
- 就労禁止(アルバイト、インターシップ、無給の仕事も不可)
- 扶養家族・同行ビザの発行は不可
- 当該ビザは語学学校に通う場合のみ適用
- Health Surcharge Fee (当該ビザの場合は150ポンド)の支払いが必要
- 入国10日以内に郵便局にてBiometric Residence Permit の受け取りが必要
ビザ申請手続き手順:
オンライン申請ページで登録を行い、アカウント作成を行います。
申請用紙作成、申請料金(150ポンド)支払い後、オンライン上でビザ申請センターの予約を行います。
3)Tier4 Visa
「Tier 4 Visa」は1年以上語学学校に通う場合、またはファーザーエデュケーション(大学や大学院等)で学ぶ場合に取得するVisaで、事前の申請が必要です。
必要書類:
- パスポート(現在、過去のものもすべて)
- 学校からのCAS(入学許可番号)。入学手続き完了後に学校より送付されてきます。
- IELS成績表。必要スコアは学校に寄って異なります。
- 資金証明の書類。28日間以上必要金額が本人口座に入っている必要があります。(ロンドンの場合は月1265ポンド、ロンドン以外は1015ポンドの資金証明が必要です。)
- 戸籍謄本
- 顔写真1枚(オンラインで作成した申請書
- 予約確認票
注意点:
- 滞在期間はコース内容によって異なります。
- 就労に関しては、ターム中は週20時間まで、長期休暇中はフルタイムでの勤務が可能となります。なお、大学併設の付属英語コースに通う場合は、週10時間までの就労となります。
- Health Surcharge Fee (当該ビザの場合は150ポンド)の支払いが必要
- 入国10日以内に郵便局にてBiometric Residence Permit の受け取りが必要
ビザ申請手続き手順:
オンライン申請ページで登録を行い、アカウント作成を行います。
申請用紙作成、申請料金(328ポンド)支払い後、オンライン上でビザ申請センターの予約を行います。
イギリス留学の準備まとめ
留学確定後の主な手続きは上記の通りとなります。
出発前に多くの準備をする必要があり、また留学エージェントなどに手続きを依頼することも可能ですが、準備も留学の一環と思って、ぜひ楽しくご自身で準備を進めて、楽しく実りある留学生活につなげてみてください。
なお、最近イギリスのビザは取得条件や取得方法などが頻繁に変わります。
ホームオフィスの公式サイトなどを手続き開始前にしっかりと確認するようにしてください。
ホームオフィス公式サイト:
https://www.gov.uk/government/organisations/uk-visas-and-immigration
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