海外に住もうと思ったら、一体どのくらいの期間が滞在可能でしょう。
「よく聞くビザと居住許可は何が違う?」
許可申請と聞くとちょっと難しそうで面倒そうですが、書類さえちゃんとそろっていれば簡単であっという間です。
エストニアは日本から遠い国ですが、ビザ取得は実は日本人にとっても優しいのです。
ここではエストニアのビザを
- どんな種類があるのか?
- どうやって申請するのか?
- どのくらい滞在可能なのか?
をお伝えしたいと思います。
【エストニアの関連記事はこちら】
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エストニアは90日間(3ヶ月)はパスポートのみ(ビザなし)で滞在可能
シェンゲン協定により日本人は90日間(3ヶ月間)エストニアに滞在が可能です。
他のシェンゲン協定加盟国に滞在した場合はその期間も含めての3ヶ月となりますが、それでもとてもお得な気持ちになります。(他のシェンゲン協定加盟国に先に入国した場合はその日からの計算になるので注意が必要です。)
しかし、エストニアでの就労等の営利目的などの際は90日以内の滞在でも査証が必要となります。
3ヶ月あれば結構のんびりできますし一度来てみる価値ありだと思います。
では、次に、90日以上のエストニア滞在について解説していきます。
エストニアには2つの滞在方法がある(一時居住許可とD-typeビザ)
エストニアには、大きく2種類のスタイルがあります。
- 一時居住許可
- D-typeビザ
です。
一時居住許可は、仕事などの関係で、エストニアに一年を越えて、長期間居住する場合は取得する必要があります。
一方、D-typeビザは、留学や短期のワーキングホリデーなどで一年以内の滞在で取得をします。
では、それぞれ解説していきます。
一時居住許可・RESIDENCE PERMIT(1年以上~)
6ヶ月間に90日以上滞在し、エストニア内で報酬が発生する場合は、エストニアの居住許可が必要です。
普通は居住許可が得られる人数には毎年人口の0.1%の人が取得できるという取り決めがあり、各国から移住しようとしても許可されない可能性があります。(日本とアメリカでは、その取り決めが適用されず無制限に許可が得られます。)
エストニアの一時居住許可には、主に8種類の居住許可があります。
8種類の居住許可
- 婚姻関係に基づく一時許可申請
(最初に申請して得られる滞在期間は1年~5年) - 親族(親と子供)の移住
(最初に申請して得られる滞在期間は1年~5年) - 異なる事項により居住許可を得ていたがその活動が終了した際に延長して滞在する
(最初に申請して得られる滞在期間は1年~5年) - 就学
(最初に申請して得られる滞在期間は1年~5年) - 就労
(最初は2年間で次回から延長可能) - 起業、経営、投資
(最長5年) - 犯罪者
(刑期終了まで) - 充分な収入がある場合の理由変更申請(extension of residence permiti in existence of legal income)
エストニアの居住許可を申請してから、審査に2ヶ月かかり、必要書類も多数あるため、既に長期渡航が決まっている場合は日本で書類を事前に用意するのが良いでしょう。
(なるべく初めの一か月で申請するとフリーで滞在可能な3ヶ月以内に許可が降りるので望ましい)
婚姻証明書や出生証明書、会社の雇用証明書、銀行の口座明細(最近6ヶ月の収入状況)などの書類がそれぞれの申請理由により必要で、全て英語もしくはエストニア語で翻訳がされてないといけません。
また、市役所からの所得証明や源泉徴収票は昨年の記録になるので使用できません。
英文の婚姻、出生証明(10EUR)などは在エストニア日本国大使館で英文のものを入手可能です。
90日間は免除取り決めがあるため、居住許可の申請は、通常はエストニアに入国してから取得するようにアドバイスされます。
2011年から新IDカード、居住許可カードが導入され身分証替わりにもなります。
また、IT国家らしくパソコンなどでIDカードリーダーを使用し、ネットでいろいろな手続きや照会が可能で便利です。
ネットバンキングはもちろん個人情報の照会などはこのIDカードで可能です。日本でいう在留カードと同じなので常に携帯する方が良いでしょう。
エストニアの永住権について
エストニアで永住権を取得するには、最初は必ず一時居住許可を得ることになります。
そして、次回から長期居住許可になります。
この際、それにはエストニア語の試験などがあります。
エストニア警察署のホームページで必要情報は確認しよう
それぞれの必要書類など居住許可に必要な情報は
エストニア警察署:https://www2.politsei.ee/en/
を確認しましょう。
現地での申請先も警察署の窓口です。
警察署は銀行の窓口の様になっていてエストニア国籍の人がパスポート申請するなど、いろいろな事務手続きができる日本の県庁のような感じです。
書類に不備が無く手続きがスムーズに行けば二か月を待たなくても、IDカードを取得できることもあります。
日付は申請から二か月になります。
申請書にはEメールアドレスを書く欄があり必須なのでそのメール宛てに、申請の結果などが送られてきます。
D‐TYPE SHENGEN VISA 長期滞在ビザ(1年間)
エストニアでの就学、就労が可能で1ヶ月程度で取得可能であり割と簡単に取得できます。
在外公館(在日エストニア大使館など)で発給可能です。
農業の期間限定労働やインターンなど、ワークビザが発給されないケースなどもD‐VISAは就労できるため、短期労働などにむいています。
以前はフリーで滞在可能な3ヶ月+ビザの6ヶ月の滞在でしたが一年間に延長されたようです。
申請必要書類(英訳かエストニア訳)
- ビザの期限+3ヶ月の有効期限のあるパスポート
- 申請書
- 写真(35×45mm)
- 最低30,000EURの保証があるエストニアやシェンゲンエリア対象の保険
- 旅行の目的、滞在先を示す書類
(雇用先からの確認書類、滞在先からの確認書類) - ビザの期限切れ前にシェンゲンエリアから出ることを示す書類
(帰国の航空券など) - 滞在と帰国が可能である残高証明書(1日当たり94EURが目安)
- ビザ申請料80EUR
詳細は下記のホームページで確認可能です。
Ministry of Foreign Affairs:http://vm.ee/en
エストニアの滞在ビザまとめ
以上、エストニア滞在には大きく2種類のスタイルがあることを紹介しました。
日本で書類を作成の際は翻訳をした際、その公文書の公印にはアポスティーユ認証が必要だっりして、作成に日数がかかりますので、出国前に必要書類をそろえるのは早めにするほうがよいでしょう。
この他、EU内に国籍がある人に対してはもっと必要書類や制限が少なく、簡単に居住許可が得られます。
窓口なども英語の流暢な方がほとんどなので、エストニア語が話せなくても英語がある程度わかれば、手続きも簡単で良心的だと思います。
物価が安く自然豊かな北欧エストニアにぜひ住んでみてはいかがでしょう?
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