オーストラリアへ移住したいと考えている方の中で、
- オーストラリアに家族がいるわけでもないし
- オーストラリア人と結婚する訳ではないし
- スポンサーになってくれる人もいない、
という方は自分の力で永住権を獲得するしかありません。
オーストラリアの永住権が取れる職業や年齢制限についてお伝えしていきます。
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1.技術独立永住権って?
オーストラリア移民局が出している技能職業リストに掲載されている職業に一定以上従事している人が対象となる永住ビザです。
オーストラリアの労働市場で必要とされている、若くて技能のある人は移住できますという感じです。
2. どんな職業があるの?
SOL(Skilled Occupations List:移住必要職業リスト)に掲載されている職業には以下のようなものがあります。
通常、年に数回改訂されるので自分が申請する時に、ちゃんとその職業が含まれているか確認する必要があります。
下記は主なものを挙げているので、これが全てではありません。
- エンジニア
測量技師、建築家、化学、土木、物質科学、機械、電気、工業、航空、農業、林業、プログラマー、SE、自動車整備士、大工など - 医療関係
医師(内科医、病理、眼科、小児科など)、看護師(手術、精神、発達障害、老年、家族、救急など)、助産師、医療管理者、獣医など - 教育、研究関係
幼稚園教諭、小学校教諭、聴覚障者・視覚障害者の先生、特別支援教諭、物理学者など - 経済
会計士、税理士、会計検査官など - その他
地図製作者、シェフ、カイロプロテック治療師、バリスタ、ガラス屋など
上記に記したもの以外にも追加されるものがあります。
詳しくはオーストラリアの移民局のホームページなどで随時確認してくださいね。
思っていたより、幅広く募集されていませんか?資格があって手に職があって実務経験が豊富な方は永住権獲得にも有利です。
医療関係においては医師は診療科別とジェネラルでの募集です。
看護師は日本の病院では分野まで分けて細かく募集されることはありませんが、独立永住権の場合はどんな分野が足りていないかによって細かく分類して記載されています。
3. 申請の条件や審査基準は?
ビザの申請者は、オーストラリアにおいて申請者の技術がどれだけ役に立ち、経済に貢献できるかを審査してもらわなければいけません。
申請前に最低限クリアしなければならない3項目
- 年齢
申請時に18歳以上49歳未満 - 英語力
IELTSの各セクション(リーディング、ライティング、リスニング、スピーキング)で6ポイント以上取得。 - 技術職業査定
申請者の職業がオーストラリアの専門職業リスト(Skilled Occupation List)に掲載されていること。
この条件を満たした上で、ポイント制の審査を通らなければ独立永住権は取得できません。
ポイントの計算基準
- 年齢:0、15、25、30ポイント
25歳~32歳のポイントが一番高くなっています。 - 英語力:0、10、20ポイント
IELTSのポイントが各セクション8点以上で20ポイントです。 - オーストラリア国内外における実務経験:5、10、15、20ポイント
申請する職業での実務経験が長ければ長いほどポイントが高くなります。 - 資格・学位:10、15、20ポイント
オーストラリア国外の教育機関でもオーストラリア政府に認定されていればポイントがある。博士号を持っていると最高の20ポイント - オーストラリア国内における修学:0、5ポイント
オーストラリアの教育機関で2年相当のフルタイム・コースの受講をしているかどうか。 - 言語ポイント:0、5ポイント
NAATI(The National Accreditation Authority for Translators and Interpreters)でレベル2以上を習得している。 - 配偶者ポイント:0、5ポイント
申請者の配偶者が申請条件を満たしているかどうか - プロフェッショナルイヤーポイント:0、5ポイント
オーストラリア国内でプロフェッショナルイヤーを修了しているかどうか - 州政府からのスポンサーポイント:0、5ポイント
地方都市ではない地域よりスポンサーを受けることができるかどうか - 配偶者および、地方都市スポンサーポイント:0、10ポイント
地方都市または配偶者からのスポンサーを受けることができるかどうか - 地方都市ポイント:0、5ポイント
移民局の認める地方都市または人口の少ない都市に最低2年居住しており、そこの教育機関に修学していたかどうか
上記のポイントテストで60点以上を獲得する必要があります。
専門職業リストと同様、このポイント基準も変更されることが多いので申請する際は移民局で自分で確認することをお忘れなく!
4. 最後に
オーストラリアは学歴より経験がものを言う社会です。
研究者は別ですが、大学でいくら勉強したと言っても実務経験があることやオーストラリアでの職業コースを追加で終了しなければ技術査定が認められにくい傾向にあります。
語学学校の同級生にも、TAFE(職業専門学校)に入るための試験にパスするために英語を学びに来ている人は多かったです。
そしてなぜか彼らはみんなシェフになるためのコースに行くと言っていました。
筆者が住んでいる地域だけかもしれませんが、そのコースが一番永住権が取りやすいからという理由みたいです。学校が終わってからは、レストランのキッチンでアルバイトをしている子が多かったです。経験も積めるから、、ということなのでしょう。
技術独立永住権取得を目指している方は、とにかく若いうちに行動するのが大事です!
英語力は必須になるので、自分の分野の勉強と並行してIELTSもきっちりやって英語力を身につけるのが近道です。
大変なことも多いですが、夢に向かって頑張ってください!
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