海外のスーパーは日本のスーパーと商品の品ぞろえも規模もシステムも違い、日本では見たことのない物もたくさんあって、お店の中を見て回るだけでもワクワクしますね。
しかし、日常生活に必要なものの買い出しをするとなると、のんびり見ているだけという訳にはいきません。
ポーランド在住の日本人がポーランドのスーパーに行って驚いた5つの事、スーパーでのお買い物方法を、実際にお店に入るところからの実況形式でご紹介します。
今回はポーランドに多数あるドイツ系のスーパーKauflandでのお買い物が実例です。
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①買い物カートにチェーンがついている!
ポーランドのスーパーの入り口にあるカート置き場のカートを使う場合、カートはチェーンで他のカートと繋がっており、お金を入れないと外れない仕組みになっています。
入れるお金は、カートにもよりますが、Kauflandの場合ポーランドの通貨1ズオチ効果、2ズオチ硬貨、1ユーロ硬貨の3種類から選べます。(2017年2月時点、1ズオチは27.8円です)
写真の黒い部分に硬貨を入れるとカートが外れ、お買い物に使用できます。
買い物が終わったら同じ場所に戻し、奥のカートのチェーンと連結させれば入れたお金は戻ってきますのでご心配なく。
初めて見た時は驚きましたが、オーロッパでは一般的な仕組みのようです。
チェーンをつける目的はカートをお客さんがきちんと元の場所に戻すのを促すためでしょうか。たとえ少額でも、お金が戻ってくるとなれば、皆きちんとカートを戻してくれますよね。
お買い物にカートを使いたい場合は入店前に小銭を用意しておかないとカートが使えないのでご注意くださいね。
②自分で量ってシールをペタリ!
ポーランドのスーパーの青果コーナーではよく見かけるシステムなのですが、好きな果物や野菜を自分で売り場付近にあるビニール袋に入れ、これまた売り場付近に設置されている量りのような器械(写真をご参照ください)に乗せて、該当する青果のボタンを押すと、重さに応じて値段が表示されたシールが出てきます。
対象商品は、果物、野菜、ナッツ、ドライフルーツ等 量り売りの食品です。ポーランドの商品は1㎏当たりの単価が表示されているので、青果以外にも例えば異なるメーカーの重さの違うバターのどれがお値打ちか等の比較がしやすくて便利です。
器械のスクリーンに商品が絵と言葉で表示されているので、自分の乗せた商品のボタンを選んで押すだけです。
一見簡単そうにみえますが、例えばリンゴでも数種類あって名前と値段が違っていたりするので、自分の選んだ商品の棚で商品名をきっちり確認する必要があります要注意です。
量りの前でボタンを迷っていたら後ろに行列ができたりしますのでご注意ください。
そういう場合は後ろで待っている人に「どのボタンか教えてくれませんか?」とお願いするのも手です。ポーランド人は親切な人が多いのいで、質問すれば嫌な顔をせずに助けてくれる人が多いです。
お願いするにも多少のポーランド語は必要となるので最初は大変ですが、使ってこそ語学力もアップします。困ったときは思い切って誰かに話しかけて、ジャンジャン助けてもらいましよう。
お肉売り場は会話が必須
ポーランドのスーパーを訪れれば、お肉、ハム、ソーセージ売り場の広大さと種類の豊富さにきっと驚かれることでしょう。
写真のように数メートルもの距離にずらーっと肉製品が並んでいる様子は圧巻です。このコーナーは対面式になっていて、係の人に注文して必要なものを必要なだけ量って切り分けてもらいます。
お肉の切り方などのお願いも、「とんかつ用にスライスして欲しい」とか、「1㎏のお肉を3つの塊に切って欲しい」「油の少ないところを入れて」等、お店の人の性格や忙しさにもよりますが多少なら希望を伝えてお願いできるのが嬉しいところです。
問題は、あまりに種類が多すぎて、どれを選んだらいいのやら途方に暮れてしまうところです。商品の名札を見てもピンとこないことも多々。
そんなときはお店の人に相談します。「子供用に柔らかいハムがいいの」や「こんな料理の煮込み用のお肉、どれがいいかしら??」等といったように、買い物客のみなさんはお店の人と会話し、分からなけれ調理法等も教えてもらったりしながら買っています。
お店の人との会話もお買い物の醍醐味ですね。
会話を始める時は、「ジェン ドブレ!(こんにちは)」とあいさつから始めるのがマナーです。
日本では店員さんは丁寧な対応が当然で店員さんよりお客さんの方が上といった感じがありますが、ポーランドでは対等です。
もちろん皆という訳ではありませんが、店員さんの方が偉そうな態度だったり! 衝撃的ですが、それも文化の違いですね。受け入れていくしかありません。
④レジの前にコンベアー
お買い物を終え、レジで買った商品の支払いをします。そこでまずびっくりするのが、レジの前にコンベアー。
ポーランドのスーパーでは、買い物した商品はお客さんが自分でレジの前のコンベアーに並べます。
コンベアーの商品はレジの係の人のところまで流れて行き、順番にバーコードを読み取ってもらいます。日本のように籠をどさっとレジにおいてはいけませんのでご注意くださいね。
そして、レジを通った商品は、またお客さんが自分で持参したエコバックに詰めます。
袋がない場合は有料でレジのところで購入できます。店員さんは商品を袋に詰めてくれません。店員さんは基本座って悠々とレジ打ちのみです。
なので、大量にお買い物をする場合、どんどんレジを通ってくる商品を急いでエコバックに詰める作業を必死でこなすことになります。
レジ台が狭い場合、商品がレジ台に溢れます。お会計が済めば、まだ商品を全部袋に入れ終えていなくても、次の人の商品がどんどんやってきます。大変!!
毎回お買い物はちょっとした戦いです。
そこで朗報
この記事を読んでいる方がまだ日本にいらっしゃるのならば、移住の荷物に是非日本のスーパーのマイバスケット(筆者はイオンのマイバスケットを愛用しています)を持って来られる事をお勧めします。
エコバックに詰める作業よりも、籠にどんどん入れていく作業は数倍早くて快適です。
詰め終わった後の支払いも余裕をもって対応できます。
ポーランド人のお友達にも「それいいわねー。いい考え!どこで買ったの?」と大好評です。
⑤支払いはカードが便利
ポーランドでは、ある程度の大きさのお店ならカードが使えます。
カードといってもクレジットカードではなく、銀行のカードをレジで器械に提示するとその場で直接銀行口座から引き落とされるという便利な仕組みです。(当然、会計に必要な分の現金が口座に入っていない時はカードが通りませんが。)
使い方は簡単
レジで「カード払いでお願いします」と意思表示し、会計後にカードを器械に近づけてるとセンサーが反応します。「ピッ」と鳴れば完了。
その後銀行カードの4桁の暗証番号を入力しOKボタン(緑色のボタン)を押せばお支払い完了です。50ズオチ以下の買い物ならば 暗証番号の入力さえも不要です。
カード1枚持っていれば、現金がなくてもお買い物ができ、おつりの小銭も増えずにとっても便利ですので、ポーランドに住まれる方は是非活用してみてください。
大手銀行のカードならばどこの銀行のカードでも使えるはずです。 とてもいいシステムで便利!日本でも普及すれば便利ですよね。
まとめ
ポーランドのスーパでのお買い物事情、いかがでしたか?
少しでも雰囲気を味わっていただけたなら幸いです。
今回は‘Kauflandでのお買い物事情を取り上げましたが、お店によって雰囲気や商品のラインナップも違うので、目的別にスーパーを使い分けるのも楽しいですね。
機会がありましたら、スーパー事情の続編として、日本食材はどこで買う? どこのお店で何がオススメ?等の情報も発信させていただきたいと思います。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
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