留学をしたいけれどどこの国がいいのか。
ここでは太平洋に浮かぶ島、別名「世界一幸福度の高い国」フィジー滞在歴のあるKさんから、フィジー留学についてご紹介しましょう。
今回は特に最近注目されているフィジーへの高校留学についてご紹介します。
フィジーの高校留学で学べることや留学後の進路などを、フィジー滞在経験のあるKの実体験を通じて、リアルなフィジー高校留学の実態をお伝えします。
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高校留学について
「高校で留学する意味ってあるのかな。」
「留学に興味はあるけれど英語力に自信がなくて海外に滞在するなんて出来なさそう。」
といった質問・相談を受けることがあります。
小学校の英語授業導入の必須や訪日外国人の大幅な増加など、日常生活において英語は必要不可欠になってきています。
自分自身も中高時代の留学を体験したことから、視野を広げることができ、現在も海外を飛び回る仕事に従事することができています。
国際マインドを根付かせるためにも早い段階での留学はとてもおすすめです。
フィジーの留学受け入れ校の種類
フィジーでは、受け入れ先の高校は多様です。
フィジー教育省認定校(現地校)
1つ目は、現地校と呼ばれるフィジー教育省認定校という選択肢です。
日本の高校に通っていて途中から編入することも可能で、卒業後のAO入試や帰国子女枠での大学進学に有利です。
英語はなんと英検4級レベルから受け入れ可能ですが、数年の滞在によって英語を飛躍的に上達することが可能です。
日本のエージェントが日本語で諸手続きしてくれることから、親もより安心して留学の準備を進めることもできておすすめです。
私立学校のフィジー教育省認定校
2つ目は、私立学校であるフィジー教育省認定校に通う方法です。
フィジアン・インディアンに加え欧米人、韓国人などもおり非常に国際的な環境で学ぶことができます。
クラスも公立高校とは違い学力別にクラスが分かれているため、自分のレベルにあったクラスで自分のペースを保ちながら学ぶことが可能です。
最初は語学学校のように英語に特化して勉強するコースもあります。
インターナショナルスクール
3つ目は、インターナショナルスクールに通う方法です。
IBプログラムのスコアにより世界中の大学を受験することが実現します。
フィジーでは公立、私立学校に通う高校生の方が主流であります。
数ある国からフィジーを選ぶメリット
欧米・オセアニアなど留学先は世界中にたくさんあります。
フィジーを留学先に選ぶメリットをご紹介しましょう。
フィジー人の国民性
1つ目に、フィジー人の国民性です。
フィジー人はとてもおおらかでゆっくり英語を話します。
英語を話すことに慣れていない日本人も、英語をアウトプットする機会が増えます。
実際にフィジーで生活していると、バス停やスーパーのレジを並んでいるときなどいたるところでフィジー人は気さくに話しかけてくれます。
タクシーも、相乗りすることが多く自然と英語を聞いたり話したりする環境があります。
また、フィジー人は温厚ですぐに打ち解けることができ、友達としてうちに招待してくれたり家族を紹介してくれたりと交流の場もどんどん広がっていくため、語学のみならずフィジーの文化を学ぶ大きなきっかけになります。
費用面
2つ目に、費用面です。
公立高校の方が費用は安くインターナショナルスクールの方が高い傾向にありますが、時期やコースの平均として2週間の短期留学であれば約9万円、1年間の長期留学であっても年間約140万程度の費用ですみます。
欧米などの留学先に比べ、2分の1から3分の2程度であることからも、現地でアクティビィティなどにも参加することに費やす資金が増えたりと、より留学を充実させることができます。
さらに、兄弟姉妹減額制度を採用しており兄弟で留学しやすいユニークな制度なども導入されています。
フィジーでの滞在方法
3つ目に、フィジーでの滞在方法です。
フィジーは、フィジアンとインディアンが人口の約50%をそれぞれ占めています。
フィジーの高校の滞在スタイルは寮やホテルもありますが、主にホームステイであることから、フィジアンやインディアンの暮らしを体験することができます。
毎日がユニークな異文化体験で、1つの国にいながらさまざまな文化に密着することができます。
フィジアンの生活では、南太平洋に古くから根付いてるポリネシア文化を引き継いだ生活様式が今でも残っており、インディアンではヒンドゥー教に則った生活がなされているなど、日本での通常の高校生活ではなかなか味わえない異文化を肌で感じることができます。
フィジーを選ぶデメリット
フィジー留学を選ぶメリットはたくさんありますが、同時にデメリットも多少あります。
リアルな環境をご紹介しましょう。
私が感じるフィジー留学においてのデメリットはインフラの整備の不十分さです。フィジーでは断水や停電は日常茶飯事です。
したがって、真夏でもエアコン、扇風機のない中で授業を受けたり、給水車がないと水が確保できないような環境で過ごさなければなりません。
しかし、このような体験は日本では当たり前であることにも感謝し、自分を見つめ直す大切なきっかけになるでしょう。
高校生活はどんなものなのか
実際にフィジーに留学した高校生はどんな生活を送っているのでしょう。
フィジーの高校はセカンダリースクールと呼ばれるもので、14歳から18歳の学生がいます。
フィジーの高校は週5日、8時から15時まで授業があります。
フィジーの高校にはフィジアンとインディアンが大半を占めるため、毎日の祈りの時間があったり、英語のみならずフィジー語やヒンドゥー語を勉強できるクラスもあります。
また、農業や設計、会計などの授業など、日本でなかなか選択できないような専門技術を学べる授業も多く、常に目的意識を持って勉強することができます。
学校での勉強が終われば日本のような毎日行われる厳しい部活のようなものはなく、自由に参加できるスポーツクラブがあったり、ボランティア活動に力を入れている学生もいます。
長期高校留学後の進路
みなさんが気になっていることの1つとして、高校の長期留学をしたあとの進路だと思います。
海外の高校で生活することで進路は大きく広がります。
日本の大学に進学する場合、帰国子女入試や、AO入試などの推薦入試を採用している大学がたくさん存在していることから、自分の学びたい分野にあった学校を選ぶことができます。
また、オーストラリアやアメリカなど他の国へ大学進学をすることも、高校生活を英語漬けの環境で過ごしたからこそより可能になるでしょう。
最近増加しているのが、インターンシップへの参加です。
より専門的な分野を学びたい方や、大学進学をせず働くための即戦力を付けたい方へ、有給インターンシップへの参加が人気です。
フィジーにはインターンシップ制度が増加しているため、フィジーに引き続き滞在しながら働く方法もあり、またオーストラリアなど近隣諸国に移動する学生も多いです。
まとめ
早い段階で海外生活を送ることは自分自身を確実に成長させてくれると共に、視野を広げることができます。
日常生活・学校生活において、実際に言語や初めて知る文化に触れることで、新しい価値観を得ることができるでしょう。
世界で一番幸福な国と呼ばれるフィジーで高校留学を体験してみてはいかがでしょうか。
思い切って高校留学に踏み切ることで将来進みたい道がより明確になるでしょう。
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