ある日突然夫のシンガポール赴任が決まったら、あなたはどのように感じるでしょうか?待ってました!という感じでしょうか。それとも戸惑う?
ワクワクするけど、イメージがわかず不安!というかまず何をしたらいいの?!となる方も多いのではないでしょうか。
もしあなたが海外生活を望んでいなかったとしても、せっかくのチャンス。楽しまないと損ですよね。気持ち良くシンガポール生活のスタートを切るために、まずは準備をしっかり行うことから始めましょう!
今回はシンガポール生活をスタートするにあたって必須の準備についてお伝えします。
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1. ビザの準備
働く本人はEmployment Pass(EP)、帯同する家族はDependent Pass(DP)を取得しなければなりません。
基本的には会社が主導で進めてくれることになるかと思います。
申請に必要な書類は以下です。
Employment Pass(EP)取得に必要なもの
- 英文の卒業証明書
- パスポートコピー
- 英文職務経歴書 →会社が作成してくれることもあります
- Employment Pass申請書
Dependent Pass(DP)取得に必要なもの
- 戸籍謄本
- 英文の結婚証明書(配偶者)→現地の大使館で手続き
- 英文の出生証明書(子供) →現地の大使館で手続き
- パスポートのコピー
- Dependent Pass申請書
書類が揃ったら会社から提出をしてもらいます。
EP、DPのカードの作成はシンガポールに行ってから、書類を持って、Clarke Quay(クラークキー)にあるMOM(人材開発省)へ行きます(要予約)。
必要書類を提出し、カウンターで写真をとってもらったら1週間後には会社にカードが届いて完了です。
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2. 健康診断・予防接種
こちらも会社が主導で進めてくれるかと思います。
シンガポールに行く前に健康診断をしっかり行い、安心して新生活をスタートさせましょう。
予防接種については基本的にはA型肝炎、B型肝炎、破傷風を打つ必要があります。
これらの予防接種を子供も頃にしたことがあるかによって、回数や種類など変わる可能性がありますので記憶にない方は調べておいた方が良いでしょう。
また、場合によっては渡航までに2回打つ必要があり、間を1ヶ月あけなければなりませんし、予防接種の時期は余裕を持って予約することをオススメします。
インフルエンザの予防接種は任意であることが多いですが、シンガポールは1年中インフルエンザにかかる可能性があり、1年に2回予防接種を打つと安心だそうです。
打たなくてもかからない方ももちろん多いですが心配な方やお子さんがいらっしゃる方は売っておくとより安心です。
3. 歯の治療
シンガポールにももちろん歯科はありますし、日本の先生に診てもらえる病院もたくさんありますが、治療費が日本に比べかなり高額です。
初診の際には初診料も加わりますので日本では千円以下でできるような歯の検査と洗浄のみで2万円!なんていう話もよく聞きます。
そして虫歯だけではなくて親知らずにも注意が必要です。
親知らずは、今は痛みもないしいずれ抜けばいいだろう〜と思っていたら、シンガポールに駐在中に痛くなって急遽抜歯!となる恐れもありますよね。
その場合、病院にもよりますが5万円前後かかってしまうこともあるのです。
健保から3割戻ってくるとはいえかなりの高額、会社によっては歯の治療は保険適用外としている保険に加入している場合もありますのでチェックしておきましょう。
できる限り日本で治療を済ませ、不安のない状態で渡航するのが得策かと思います。
4. 引っ越し準備
海外に引っ越す際、渡航先に持っていくもの、日本に置いていくもの(実家に送る、もしくは貸し倉庫などに保管)、捨てるものの3つに荷物を分類する必要があります。
持っていくべきかどうか悩むものも多いので早めに準備を始めましょう。
ここでは持っていくか悩みがちな2点について記載しておきます。
衣類
夏服を持っていくのはもちろんですが、パーカーやカーディガンやシャツなどの長袖のものも必ず持って行きましょう。
屋内な年中蒸し暑いシンガポールですが、屋内は常に冷房で冷えきっていて肌寒いので長袖の服は重宝します。
そして、冬に日本に一時帰国することになった時のためにコートやニットなどの冬物も数点持ってきておくと便利です。(持ってくるのを忘れてもシンガポールの服屋さんも冬になれば冬服をたくさん売っていますので購入は可能です。)
家電
こちらについても悩む方が多いのではないでしょうか。
シンガポールの家電ショップでなんでも揃いますがお気に入りのものや買ったばかりのものについては当然シンガポールでも使用したいと思うはず。その場合は日本とシンガポールでは電圧に違いがありますので変圧機を購入しなければなりません。
電子レンジや炊飯器、冷蔵庫等の電圧の高い家電をシンガポールで使用したい場合、変圧機も10kgほどの大きなものが必要になり、価格も3万円ほどのものが多いです。
また、日本人が住まいとして選ぶことが多いコンドミニアムは、家具や家電付きの場合がほとんどです。
冷蔵庫、洗濯機、掃除機などは備え付けられている場合が多いので足りないものだけシンガポールで揃えてしまうのもオススメです。
炊飯器については日本ならでは踊り炊きや土鍋で炊いたような炊き上がりなどの高性能なものはシンガポールでは手に入りづらいもしくは高額になりますのでこだわりのある方は持って行くのが良いでしょう。
5. 必要なものを多めにストック
シンガポールでは日系のスーパーやローカルスーパーのジャパンコーナーで簡単に日本の食材や調味料が手に入ります。
ですがその多くは日本よりは少し割高。
また、引越し先の近所に日系のスーパーがない可能性もありますので、絶対使うものや日本にしか売っていないこだわりのものなどあれば多めに購入し持って行っておくと安心です。
駐在妻に聞いたシンガポールに持って行ったものリスト
食料品
- 米(シンガポールにも売ってますが割高、かつ種類が限られます)
- 調味料(ほんだし、ごま油、調理酒、生姜・からし・わさびのチューブ、七味唐辛子など)
- お茶(緑茶・麦茶など)
- お湯を入れるだけで作れるスープ(売っていますが割高なので。引越してすぐの忙しい時期に重宝します)
- カレーやシチューのルー(売っていますが割高かつ種類が少なめなのでこだわりのメーカーなどあれば)
- お茶漬け・ふりかけ・鰹節・海苔など
生活用品
- クイックルワイパー(日本で手に入るものの方が品質が良いです)
- バルサン(虫が多い国なので最初に焚いておくと安心。殺虫剤はローカルスーパーでも豊富に揃いますがバルサンはなかなか見つけられません)
- コンタクト
- 化粧品(売っていますが割高なので買っておいて損はないです)
救急セット
必要になってから買いに行こうとすると焦るのであらかじめ準備しておきましょう
- いつも飲んでる薬があればかかりつけの病院で多めに処方してもらっておく
- 風邪薬、頭痛薬、腹痛止め、胃薬、酔い止め、マスク、消毒液などドラックストアで一通り揃えておく
6. 駐在先のコミュニティーをチェック
家族で一緒に引っ越すとはいえ知り合いのいない土地、ましてや海外での生活となれば不安や寂しさを感じる方も多いはず。
ですが日本にいる時からどのようなコミュニティーがあるのか少しでも把握しておけば不安を減らすことができます。むしろ新しい出会いの予感にワクワクの方が大きくなるかもしれません♪
想定できる主なコミュニティー
夫の会社関係
同じタイミングでシンガポールに赴任する方の家族構成やすでに赴任している方の情報を旦那さんから確認しておきましょう。
思わぬ共通点があったりして引越し前に日本で仲良くなっておければラッキーですね。
また、シンガポールに移り住んでからも会社によっては家族も参加のイベントがあったり、駐在員の妻が集まって年に数回ランチやお茶をする奥様会があることも多いので要チェックです。
日本人会
シンガポールには日本人会というものが存在します。子供を学校に通わせる場合は入会が必須。
それ意外の方は任意ですが会社によっては入会が義務付けられていることもあります。
会館には日本の図書館や日本食のレストランから日本人のクリニックやカラオケルームまであり、多くの日本人が出入りしているので友人もできやすいです。
イベントやボランティア、カルチャースクールなどもあるので引越し前に色々調べてみると良いでしょう。
習い事
シンガポールには子供の習い事から奥様向きの習い事まで様々な種類が豊富にあります。
大人に人気なのはダントツで英会話。
週に数回通うとクラスメートと自然に仲良くなれます。
その他、お料理、テニス、ヨガ、ダンスなども人気が高い習い事。趣味をより深めるも良し、新しいことに挑戦するのも良し。どんな毎日にしようかと思いを巡らせるのも楽しみの一つです。
インターネットを活用する
シンガポールには様々な日本人サークルがあり、日本からでもインターネットで詳細を調べたり問い合わせたりすることができます。
生まれ年、出身校、出身地など共通点がある人で集まるサークルや、テニス、フットサル、ゴルフ、読書など趣味系のサークルなどもあり、習い事よりも手軽に楽しめます。ま入会すると一気に知りあいが増えること間違いなしです!
また、最近ではインターネットの仲間募集の掲示板を活用し、引越し前に友達を作っておくこともできます。
また、インスタグラムで#シンガポール在住、#シンガポールライフ、などのタグで検索しどのような人がどのような生活を送っているのか見たりするのも新生活が想像しやすくなってオススメ!
中にはインスタグラムを通じて友人になった、という方も珍しくありません。
まとめ
以上が6つの必須準備です。いかがでしたでしょうか?
申請など少し面倒なこともありますが、それを乗り越えれば楽しい新生活が待っています!
しっかりと準備を行い安心して新生活を始めましょう。みなさまが良いスタートを切れることを願っています!
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